国魂 charisma or divine spirit of the country

 『霊界物語』の中核の一つは,人類史を国魂の観点から捉えていることにある。そのために,これに関連した父の論文をできるだけ早く入力,英訳する必要があると考える。これを考える上で,父の論文以外に次の情報が重要である。

折口信夫, 古代人の思考の基礎
大正から昭和にかけて民俗学、国文学、国学の研究者として活躍した折口信夫の論説。「古代研究」第一部 民俗学篇第二[大岡山書店、1930(昭和5)年]の一編をなす。初出は「民俗学」[1929(昭和4)年、1930(昭和5)年]。古代の貴族の生活が、神道の基礎になっており、古代精神の起って来るところを研究し、古代の論理を尋ねることで、日本の国民性の起りを考察する。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18397_22466.html

津城寛文, 1990. 折口信夫の鎮魂論 : 研究史的位相と歌人の身体感
覚.

https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=41701&file_id=17&file_no=1

王仁三郎ドット・ジェイピー(オニド),霊界物語の「玉」.

https://www.onisavulo.jp/modules/ond/index.php?content_id=222

 国魂の英訳は難しい。折口の上述の論文からすると上のような訳語が考えられ,王仁三郎の世界の出発点的な理解である。玉は国構えを追加すると,国,になるとは父から聞いたことである。

 後に,父の論文を紹介したいと思っている。Jul. 29, 2020