和室敷居設置コンセントの更新 Renewal of sockets on Japanese threshold sills

はじめに

写真1 埋め込みコンセント

 写真1のように,敷居コンセントがかなり劣化している。問題無く使用出来るが,火災などが心配である。そこで,スケールの下方に見えるようにプラスチック板を外してみた。

 本体を抜こうとしたが,大工さんだろうか,余りにキッチリと穴開けされていて,大きな工具を使って外そうとしたが外れない。畳を外して,側面から対処しないと外せないようだ。

 日和って,プラスチック板だけ交換も考えているが,本体を含めたものより高い。楽天では送料で儲けているとしか思えないニッチなビジネスをしている。楽天の社長が送料無料とぶち上げた理由もわかる。楽天のお店はかなり怪しいものが多い。アマゾンやヨドバシの方が安いのだが,プラスチック板だけは販売されていない。

 作業の準備

写真2 全イメージ
写真3 設置ガイド
写真4 パナソニックからのサイズ情報

 写真2と写真3は,パナソニック(Panasonic) 扉付和室コンセント ミルキーホワイト WF2000W,でアマゾンで検索した際に現れるページから拝借した。このページが一番安い。660円で送料は原則無料。楽天やモノタロウなどはこの2倍だ。

 思えば,写真2がもともとのコンセントの姿であった。写真3の設置ガイドからすると単に電線を底の穴に入れるだけだ。配電盤のヒューズを切って作業すればいいのだが。写真4の図面の単位はmmである。

 畳を剥がすのが億劫。次のサイト,畳の剥がし方教えてください,から抽出した文が次のもの。

畳の際の部分、角部分に、畳と畳の間に、ハサミを2,3センチ差し込み、釘を抜く様な感じでこねて見て下さい、畳の角部分が持ち上がります、指にの引っ掛かりが少ない場合は、10センチ位横にずらす同様に、ハサミでこねます、後は素手で持ち上げます。
あまり深くハサミを差し込むとハサミが折れる事も有ります、注意して下さい。(ハサミは子供用の紙切りハサミで大丈夫です)

写真5 畳上げ

追加 Dec. 23, 2020: ピンぼけだけど,畳上げ専用?の金具をタニハの道具箱から見つけて,畳の角に入れて,少しずらした写真。簡単に畳上げができた。上記アドバイスは正解である。ハサミでもやってみたが,この専用の薄い金具が当然ながら,簡単であった。

 さて,前述のアマゾンのページから注文しようとすると,送料が410円で,計1076円となった。ヨドバシカメラで探すと,710円で送料無料を見つけた,パナソニック Panasonic WF2000W [扉付和室コンセント ホワイト]。同じヨドバシカメラでも,¥499 + ¥680 配送料,もあるので注意だな。

以上,Dec. 15, 2020。

交換実施

 昨日,昨日,試行錯誤しながら,交換した。今後はこの作業はできるようになったが,たぶん,もうしないだろう。交換過程でわかったが,本体の劣化は全く無かった。それで上面のプラスチック板だけ交換することにした。アイランド三間の南側にそれぞれ2個設置されていて,中之間の2個と,西之間と東之間の中之間寄りのそれぞれ1個,計4個が風化している。1個は昨日交換したので,あと3個。ネットで検索しなおし,パナソニックにもプラスチック板だけでもメーカーが省エネの観点から販売すべきでないかといったご注意を申し上げたりした。

 モノタロウからDec. 22に玄関レールや戸車などを注文しており,今月の注文の送料が無料になる。ヨドバシではなくて,モノタロウのサイトで検索すると,「パナソニック電工 扉付和室コンセント WF2000W ミルキーホワイト 1個」が,税抜¥599であった。3個だと300円以上,安い。本日,注文した。以下,交換過程を示す。

写真6 敷居に埋め込まれたコンセント
写真7 配電盤
写真8 旧コンセントを外す

 写真6のように,本体はキッチリと埋め込まれている。このコンセント本体を外すこと自体苦労した。この写真のコンセントのそばには,二つのビスが見える。これは本体から抜いたものである。コンセント本体を外すには,まずはこのビスを抜く必要がある。このビスを抜いた跡のネジ穴は,中央のプラグ差し込み口に近接した二つの丸穴に当たる。この2本のビスを外すと,電極ストッパーが組み込まれた銅板の爪を,電極銅線からリリースすることになる。

 ズボラをして,新たなコンセントを電極に刺そうとしたら,パチンと大きな音が発声。仕方なく,写真7の配電場に向かった。ブレーカーのサブスウィッチの対応関係がわからない。下段の左から三番目の本館というマジックインクのメモのサブブレーカーを切ると,敷居コンセント6個すべてで,通電しなくなった。

 写真8は本体を外したところである。敷居の凹みには,銅線の二つの電極が見える。

写真9 電極が見えている
写真10 削って設置
写真11 完成

 写真9では新たなコンセントを入れようとしたが余りに窮屈で入らない様子を示している。そこで,写真10に見えるように,写真に見える本体下方をノミで削りおとした。ただその結果,本体を設置できたが,本体を敷居で留める木ネジ穴の余裕がかなり厳しくなった。

 写真9の本体上面のプラグ差込口に近接して,本体軸方向の外側には銅板が見え,そこにはそれぞれビス穴がみえる。この穴に近接して本体軸のより外側の同銅板上により小さな穴があり,電極である銅線が飛び出している。ここでの説明は,上述の写真6で説明したビス穴であり,電極である。この銅線の最下方が写真9の下部に見えている。新たなコンセントに銅線を入れるには,本体を逆さまにして,電極穴に電極の銅線をガイドする必要がある。設置当初時は銅線は長く,ガイドは容易であったろう。その時には,ガイドの後に銅線を切断したものと思われるからである。

おわりに

 写真11のように何とか新しいコンセントを設置した。なお,フタの位置決めの際には,プラグを差して,最も適当な場所を模索する必要がある。前述のように,あとは3個のコンセントのプラスチックのフタを交換することで済む。

Dec. 23, 2020