iPhone用自炊テキストリーダー bReader self-catering text reader for iPhone: bReader

はじめに

 飯塚弘明氏のWebサイトでは以前,青空文庫書式を備えたアプリ『霊界物語』があった。これをiPhone4Gにダウンロードして,睡眠の合間,合間に読んでいた。新たな4Gをアップルから得たのであるが,他のiPhoneとの管理が面倒で,ゴミ箱になげてしまった。かなり前,何らかの理由でこのアプリは彼のサイトから削除されてしまった。なお,霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~ にはWebの形で,掲載されている。なお,Kindle本で『霊界物語 完全版』(上),(下) 皇道出版,があり,以前,購入したが,三ページほど進むとフリーズして,嫌になって,(上)は削除してしまった。一昨日,入院中の深夜に,Kindleで検索したが上下ともに掲載されていない。何らかの理由があったのであろう。
 幸い,macにも飯塚弘明氏のテキストコンテンツを,ダウンロードしていた。昨晩,これを外部ディスクから見つけ出したが日付は2011年春になっている。このテキストをiPhoneで読めるアプリはないかと探してみたら,bReader 青空文庫,があった。これは自炊コンテンツにも対応している。ぼくは青空文庫は豊平(ほうへい)文庫(有限会社快技庵「高橋政明」作成)で読んでいる。使い易いが,自炊ファイルには対応していない。

bReader 青空文庫

 アップルストアで,bReaderで検索すると,bReader cloudもヒットするが,ここで求めるのは,「bReader – 青空文庫」である。https://www.apple.com/jp/app-store/ で検索するが対応していない。つまりダウンロードできない。iPhoneのApp Storeでなら,ダウンロードして,使うことができるが,アップルアカウントで登録しているメールは届かない。490円と680円があり,後者だと思うが,なにか,購入できたのか,どうか,わからないが,とにかく,使えている。アップルが求めるセキュリティについて,この会社は報告義務を怠っているらしい。

 何もダウンロードしなくても,取り扱い説明書 v1.4.0というファイルが2本見られて,黄色の「説明書」アイコンの方はコンテンツがあるが,茶色の「取り扱い説明書」を選ぶとアプリが終了するので,最上段の「編集」をタップして,このアイコンを選んで,「本を削除 (1)」をタップした。

 ここでの自炊テキストファイルは,飯塚弘明氏のコンテンツである。これをiPhoneのbReaderに登録するのである。このbReader青空文庫の説明書の記述とぼくの環境では必ずしも対応していなかった。
 図1はmacでiTunesを開いた様子である。macのそばにiPhone 12 Proを置いておくと,ブルーツースでお互いに自動で認識されるが,されない場合,iPhone > 設定 > Bluetooth オン,をタップすると,ぼくのiPhoneに関連したブルーツース機器のリストが表示される。ぼくのmacはSynchro5.localが対応するが,<未接続>の場合,タップすると,<接続済み>に替わる。
 図1の左上の,♫ミュージック,の右隣に,iPhoneのアイコンが見える。これをクリックすると,図2が現れる。左のペーンの,ファイル共有,を選ぶと,右隣のメーンペーンにAcrobat以下が表示され,bReaderが見える。これをクリックすると,このアプリに保存されている書類が見えている。
 当初はRead_me_0125.zipだけであったが,iPhoneの方でこのzipファイルをタップしたので,解凍して,read_me_0125というフォルダが現れている。ここには「説明書」ファイルだけが入っている。
 図2では,「bREADERの書類」には,さらに,霊界物語oni.comというフォルダも見える。これは,macのデスクトップに置いていたフォルダを,この「bREADERの書類」の中に,ドラッグアンドドロップした結果である。このように,自炊書類は簡単にドラッグアンドドロップで,macからiPhoneにコピペできるのである。

図1 iTunesでのリスト

図2 iTunesでのiPhoneのアプリ表示

 bReader内に運んだ霊界物語oni.comフォルダのファイル群はどこにあるのか。iPhone同梱のアップルのアプリ「ファイル」をタップすると,ブラウズ表示される。場所の欄には,iCloud Drive,このiPhone内,最近削除した項目,が見え,このiPhone内,をタップすると,Acrobat,bREADER,COCOA,FireFox,スーバー地形,などがある。このうち,bREADERを選んで表示されたのが図3である。

図3 iPhoneの「ファイル」> このiPhone内 > bREADER

図4 bReader内のリスト

図5 A > セピア2

 bREADERアプリを開くと最初に現れるのが,図4である。霊界物語oni.comのフォルダは表示されず,直接ファイル群が示されているのである。
 テキスト表示の限界を調べてみた。字のサイズは,豊平文庫などよりも自由で,スワイプだけで調整できる。ぼくは闇のなかで,寝ながらiPhone読書をするので,黒地に白文字が読みやすい。これはKindle本や豊平文庫などは選択可能である。残念ながら,このbREADERでは黒地の選択はなくて,図5のようにセピア2までが限界である。テキストの色を変換する機能が無いために,限られた選択肢になってしまっているのだろう。
 ちなみに同梱されている説明書にしても,同様の限界があった。つまり,青空文庫をダウンロードしても同じだろう。図4の最上段のメニューで,ダウンロードを選択して,青空文庫をダウンロードしても,同様であった。ぼくからすると,このbREADERは青空文庫を読むツールとしては使えない。
 当該の霊界物語には目次が設定されていない。不便ではある。青空文庫組版案内 を通じて目次作成は可能ではあるが,まあ,触らずに置こう。簡便に実行するには次のサイトが参考になる。
WebページをWordのファイルにしたい
Word で作成した文書を HTML 形式で保存する方法

 なお,このアプリは文中のタームを選んで,辞書で調べることが可能で,大辞泉や大辞林に対応しているとのことであった。実際に試してみると,スーバー大辞林,ウィズダム英和辞典/ウィズダム和英辞典,超級クラウン中日辞典/クラウン日中辞典,さらには,Web検索,に対応しているようであった。さらに,管理をタップすると,イタリア語,ロシア語,ポーランド語,韓国語,ヒンディー語,フランス語,ドイツ語などもあった。独仏語があるのはありがたい。

おわりに

 このアプリは自ら作成したテキストはもちろん,PDFなどにも対応しているようだ。アップルのブックよりも高機能かも知れない。検索機能に「しおり」が含まれるがPDFのしおりが反映されるのかも知れない。自炊ファイルのリーダーとしての可能性は高いように思われる。

以上,Oct. 30, 2022記。

 

 




前立腺がん prostate cancer

はじめに

 勤務先の年一回の健診で,PSAが4.0になって以来,このPSAさんとは長く付き合ってきた。これが何かもわからなかった。10月24日,病院で,図2のPSA値の結果から,生検を受けることになって,明日,入院なので,PSA値の意味と生検の中味を調べてみた。
 mid 17th century: via French from modern Latin prostata, from Greek prostatēs ‘one that stands before,’ from pro ‘before’ + statos ‘standing.’

1 PSAと前立腺がん

 PSA値が高いぼくからみて参考になったのは次のサイトである。
前立腺がん PSAとは/前立腺特異抗原 prostate specific antigen

 このサイトで,PSA FT比(Free-Total PSA比、エフティー比),という項目があり,次のように示されている。

図1 PSA FT比(Free-Total PSA比、エフティー比)

 一般的に前立腺がん細胞の中にはFree-PSAが少なく、逆に良性の前立腺細胞はFree-PSAを多く含むことが知られています。したがって、PSA FT比が小さい(つまりFree-PSAが少ない)ほど、前立腺がんが存在する可能性が高く、PSA FT比が高い(つまりFree-PSAが多い)ほど、前立腺肥大症などによりPSAが上昇している可能性が高いと判断されます。何%であれば“がん”が存在するという明確な数値はありませんが、PSA FT比が10%未満であれば前立腺がんの可能性が高く、20%以上であれば前立腺肥大などによるPSA上昇の可能性が高いと言われています。10−20%の間の場合、どちらとも言えません。この検査のみで前立腺がんの有無を確定することはできませんが、他の検査と併せて、がんの可能性を判断します。

 この情報をぼくのものと付き合わせると,Free-Total比 = 1.61/5.57 x 100 = 28.90 (%) となって,がんではなく,前立腺肥大などによるPSA上昇の可能性が高い となる。一昨日の検査結果であるが,担当医からこの説明は一切無かった。不信感が芽生えている。

図2 ぼくのF/T比

 造影剤を入れたMRI検査(2年前?),触診,超音波(一昨日)などの検査はすでに受けているが,その情報の評価は知らされていない。ぼくが自己診断できるのはこれだけ。今日は6時間絶食で,単純MRI検査を受ける予定。

2 前立腺針生検とは

 前掲のサイトでは,ターゲットフォーカスの手法が取られているが,箕面市立病院のWebサイトでは,従来型の手法でするようだ。今日のMRI検査の際に検査技師の方に質問したら,従来型であることが確定した。
箕面市立病院泌尿器科の前立腺がんについて では, 図3と合わせて,「肛門から超音波の道具を挿入して前立腺を直接観察しながら、細い針を前立腺に直接刺して糸状の組織を採取してくるものです。当科では1泊2日入院で検査」という簡便な記述がある。

図3 箕面市立病院の生検システム

 この箕面市立病院の情報は,ほぼ2013年当時のもので,10年近く前である。ただ,図3の設備は変わっていない印象を受ける。超音波発信プローブもすっごく,ふるーい。
 まあ,28日にわかることである。まったく不要な地下鉄延伸に対応して,この市立病院は新船場に移転するようなので,機器更新が遅れている可能性が高い。

 なお,東京国際大堀病院では,MRI-超音波弾性融合画像前立腺生検システム『UroNav』,が導入されており,このページに説明がある。

以上,Oct. 26, 2020記。

3 前立腺針生検を受けて

 10月27日,9時10分にお願いしたタクシーで市立病院まで行き,9時半には入院手続きの窓口で手続きをして,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査で1時間待機して,また入院窓口に戻って,4階までエレベーターで向かう。西病棟スタッフステーション窓口で更に手続きをして,478号室へ。四人部屋ですでに三名が入居済み。ぼくのベッドは今朝まで別の方が居たようだ。12時過ぎに昼食を摂った。その撮影は忘れた。

 夕焼けを見ようと,午後5時過ぎにステーションそばのラウンジに出かけた(図5,6)。

図5 北方向の箕面山地の西よりの夕焼け

図6 同東よりの風景でわが家も何とか見えるか

 明日は手術(針生検)だ。体がだるい。看護婦さんは夜勤に交替。図7,8の写真撮影の後,高田医師が顔を出した。午後7時だったか8時だったか。

図7 我が室(右手前)からスタッフステーションを望む

図8 針生検前夜のわが家方面

 図9は手術前夜の夕食だ。これが3日間で,一番ご馳走だった。図10は手術日の朝食だ。牛乳の代わりにオレンジジュースだ。ごはんはぼくの日常食べる量の2倍以上だが,おかずは少ない。手術のために昼食抜きだ。午前10時ぐらいだったか,浣腸を受けた。実はそれ以来,手術後の水状のもの以来,この29日土曜日の夜まで未だ大は出ていない。

図9 27日夕食

図10 28日朝食

 図11は手術前(左手の棚の薄い緑色のものが受け取っていた手術着),図12は手術後。予定では2時半ぐらいからの手術であったが,27日の午後,午後4時ぐらいからと知らされた。28日になって早まって12時過ぎからとなった。ぼくの前の患者さんに対する高田医師の手術が予定より早く進んだためであった。高田医師は一体いつ昼食を摂るのか。外来でも午後2時すぎでもずっとやってる。手術室のなかで,「おつかれでは?」と聞いてしまった。

 手術台の比較的そばにはMRIの画像二枚が大きく表示されている。がんであればこの前立腺の画像が汚く暗くなるらしい。ぼくのは綺麗なので心配は少ないとのことであった。局部麻酔薬を午前10時頃に飲んでいた。それが効いていることを確かめて,さらに何とかの注射を尾てい骨のそばにされて,生検手術に入った。まあ,過去の人生で恥ずかしい極地の姿勢での手術であった。十字架にかけられた気分である。ぼくが見たこともない部分も看護婦さんも見ている。
 なお,図3の手術台が使われたが,この写真とは違い,腰より上はベッドで寝る形になっていて,歯医者さんの椅子とは違う。
 超音波発信プローブのそばに採取針が付いていて,それがシュパンッ,とかなんとか音が出て,グサッ,と刺さる。右手で数えたら13回であった。12回と聞いていたので,13回目が終わった後,「13回でしたねえ」と笑いつつ,高田医師に告げた。とにかく,終わった。この夜も高田医師が顔を出してくれた。

図11 針生検手術前

図12 針生検手術後

 帰りは看護婦さんの手押しの車いすであった。尿意が強く,ベッドに戻る前に,トイレ利用をお願いした。看護婦さんが外で待機するなか,とにかく時間がかかった。なかなか出ない。液状の便も出た。ベッドに戻って別の看護婦さんに撮影してもらったのが図12である。この写真を家族にメッセージとラインで送った。すぐに各人から返事があった。すぐに尿意があったが看護婦さんを呼ぶのが悪くて,ほぼ1時間ぐらいは我慢した。トイレに運んでもらったがとにかく出ない。少なくとも1時間余りは坐っていた。出そうなのに出ない。図12の撮影の際に看護婦さんが簡易エコーで膀胱内の尿量を計測していた。それでこの愁訴をしたら,前回の計測と比べてあまり溜まっていないという。本人の尿意は高いのだが。水分を取れといわれて,そのようにしたら,それなりに出るようになった。さきほどのMRIの画像で高田医師にぼくの前立腺肥大の大きさを聞いたら,高田医師の5倍はあるという。前立腺を部分切除せんとあかんのではないか,と心配もしたぐらいであった。

 図13は手術当日28日の夕食である。これが待てず,地下のヤマザキショップで180円のコンビニコーヒーを飲みながら,初日に3袋買った菓子(ナッツ)を一袋一気に食べた。

図13 手術後の夕食

図14 退院日の朝食

以上,Oct. 29, 2022記。

追記 Oct. 30, 2022: 本日,快便。検査入院のストレスは全快かな。

4 検査結果

 本日 Nov. 7, 2022,検査結果の報告を受けた。

図15 病理組織診断報告書 Oct. 28, 2022

1 MRIレポートでは,前立腺がんは指摘できません。内腺は腫大。腫大リンパ節なし。診断は,前立腺がんは指摘できません。BPHとあった。
2 図15の病理組織診断報告書によっても問題が無いということであった。
 また,開業医さんに戻って三ヶ月に1回のモニタリングを受けることになるが,血液検査項目に,PSA値だけでなく,F/T値も一緒に,お願いしようかと思っている。
 ぼくは前立腺がんには今後ならないのか,と主治医さんに聞いたら,10年,20年後になる可能性もあるということであった。

 主治医から結果の報告を受けた際には心に響かなかったが,大起水産で「さけいくら丼」を食べている時,プールで泳いでいる時,スタバでコーヒーを飲んでいる際に,改めて,これまで続けてきたタニハでの片付けや,種々の論文作成プロセスを今後も続けることができると,強く感じた次第であった。11日には,ボストン交響楽団(指揮アンドリス・ネルソンス)による,ショスタコーヴィチ交響曲第5番「革命」,そして,ベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノ内田光子)などを楽しむことができる。

以上,Nov. 7, 2020記。

5 フリーPSA/トータルPSA比 the ratio of free PSA to total PSA ratioの利用をして欲しい

 今日,箕面市立病院から紹介された北千里の医院に行った。退院後,生検された医師から託された手紙をこの北千里の医院に持参した。そして,その場で,今後のモニターの際には, fPSA/tPSA比の検査をお願いしたい旨,伝えた。その医師はご存知無いというので次回資料を持参すると伝えた。そして本日,手渡して,次回はPSA値が高い場合,まずはこの医院で,検査機関に出すPSA比の血液採取をして頂くようにお願いした。手渡した資料は次のものである。
フリーPSA/トータルPSA比(Primary Care)
PSA F/T比 (LSI メディエンス)
Ito, Y., and others, 2020. Calcitonin levels by ECLIA correlate well with RIA values in higher range but are aƒected by sex, TgAb, and renal function in lower range. Endocrine Journal, Vol. 67, No. 7, pp. 759-770.

 この三番目のものが最新の論文であろう。ここで,次の指摘は注目すべきところである。p. 760の抜粋を次に。
The ratio of fPSA to tPSA has been used to improve the PCa detection and the values lower than 0.25 are indicative of PCa. However, the free/total PSA ratio as a PCa biomarker has been questioned for its beneft due to its high false-positive rate in the diagnosis. In order to improve PCa diagnosis, PSA kinetics, PSA density and velocity have also been used, nonetheless they are not good predictors of aggressiveness. 

 とにかく,現状の検査機関を使う限りは,PSA値が4.0〜10.0で,検査過程で増大してゆく場合,この比が悪性のものか,良性の前立腺肥大によるものかを,決定する上でかなり信頼性の高いものであることは確かのようだ。閾値は0.25でこれよりこの比が高い場合は良性と判断され,生検の必要性は無いということだ。ぼくの場合,図2のように,29% > 25% であったので,生検の必要性は無かったということである。統計学的評価でそう言われている。

以上,Dec. 23, 2022記。




自らが作成していないPDFをiPhoneで☑️ how to make a handy PDF on iPhone

はじめに

 自らが作成していないPDFをiPhone(or スマートフォン)で読んで,気になる表現部分にマーキングしてゆく作業を今,している。マーキングには,AppleのBookアプリがいいように思う。ただ,操作ミスか,アプリの問題か,使いにくい。この改善の模索は,自分の文章のチェックにも,役立つと考えて,手法を整理して,ここにまとめたいと思う。

1 自ら作成していないPDFをぼくにとってiPhoneで扱いやすいPDFは?

 自らが作成していないPDFはそのまま,iPhoneで使うことはできない。ぼくの老眼は進んでいるが,大きな字であればメガネ無しでiPhoneを読むことができる。Kindle本や青空文庫はぼくのような老人には凄く優しいと思う。毎晩,就寝中,少なくとも3時間は起きていて,Kindle本や青空文庫を読んでいる。BBCやABCニュースも,夜間や朝方など,どんどん入ってくる。これもiPhoneのテキストサイズ調整で,ほぼ問題なく読むことができる。
 PDFはユーザーに親切ではない。ページサイズが決まっていて,一つのページを上下左右にドラッグしたりスワイプしたりして読まなければならない。しかも人から送られてきたPDFの下地は白地で,寝ながら闇のなかで読むのは,まぶしくて辛い。

 このように考えると,人の小説などの作品は,下地は黒色,縦書きで,4〜5行,15〜18字/行,ということだろうか。作者のスムーズな連絡や自らの作業のためには,本文とほぼ同サイズのページ番号も欲しい。

追記 Oct. 20, 2022: この第2章以下の成果?を踏まえると,用紙を,はがきよりも少し小さくして,行数は5行,文字の大きさは14ポ,そしt字数はWordの方で指定される範囲にすることになるだろう。12字ぐらいかなあ?

2 PDFからテキストで書き出し

 結局,iPhoneで読む場合,個々の人によって違うので,iPhoneで読むだろう人に提供する際には,PDF portable document formatは,不適当ということになる。人に読んで貰う場合は,MS Wordファイルが良い。PDFは役所や学会そして企業などには広く流通しているが,もうこういう形も,ぼくは読む気がしなくなった。オフィシャルなもの限定,という状況だ。

 テキスト形式が最も自由度が高く,ぼくは以前から一番気にいっていたのであるが,MS Wordは,その先進性と長い歴史の故に,新たに次から次と有用な機能が追加されてきたし,他のアプリなどと繋がる便宜性も高く,情報伝達手段として最も優れたものになった。まあ,それゆえに,複雑で,自分が作っていないファイルを改変するのは難しい。そういう意味では,使い勝手は,PDFとさして変わらない。,,,そうなんだ。

1 今,改変対象とするPDF(821kB,265 pages)をAcrobatで開いて,ファイル > 書き出し形式 > Microsoft Word > Word文書,で出力すると,元のページ数を維持しているが,元の縦書きが,横書きになっている。フォント欄は Arial Unicode,フォントサイズは6になっている。(これは次に示すように単に見かけ上であった)
 Arial Unicodeでは,レイアウトタブで種々選んでも,縦書きにはならない。既存タイトル〜もくじ(タイトル)の区間は,新細明體で,これより後はすべて,Arial Unicodeになっていて,縦書きにならないのである。そこで,全部を選んで,MSゴシック体にした。ゴシック体にしたのはiPhoneでの後後の表示の便宜上のためである。
 繰り返すが,レイアウトではなくて,フォントのために,縦書きにならなかったのである。
 Wordのメーンメニューで,形式 > 文書レイアウト > ページ設定,で,元々の「A5」を「はがき」にして,文書 > タブ: 文字数と行数 > 文字数と行数を指定する,などをしてゆくと文書全体に対して,全く操作ができなくなる。これは作成者のもともとのWordファイルに種々の設定をしていることに起因するもののようで,これは回避できないのである。それゆえ,一度,テキスト形式にしないと行けないのであろう。

2 Acrobat Pro DCで,ファイル > 書き出し形式,で,MS Word形式への出力を止めて,テキスト(アクセシブル, (of a place) able to be reached or entered)出力,すると,元のページ番号が元ページの頭に付いてくる。鬱陶しいのであるが,PDF送付者へのコメントを伝えるのには都合が良い。思いがけない結果であったが,この形を採用することにしたのであるが(次に続く)。

3 MS Wordでテキスト書式ファイルをiPhone用に整える

 PDFからテキスト(アクセシブル, (of a place) able to be reached or entered)出力したが,Wordで開くと,元々のPDFの改ページが残っていて,元々のページ設定を抜け出すことができない。これでは,ぼくの目的からすると全く駄目で,改めて,テキスト(plain)出力した。これをWordで開いた。
 エンコードはMac OS (既定値),オプションはなし,文書方向は左から右。表示されているプレビューには,encodeの問題なし。開くと,57pagesからなる。印刷設定で見ると,A4になっている。それではWordで整えて行く。

図1 タブ: フォント設定

1 Wordで,形式 > 文書のレイアウト,のパネルで,文字方向:縦長,グリッド:文字数と行数を指定する(図2を参照)。パネル下部にみえる,設定対象は,文書全体,になっている。図1のフォントの設定,では,デフォルトではMS明朝,サイズは12ポだ。これをMSゴシックにして,色はみどりを選んで,そのうち,最も薄いものから,2番目を。なぜ,薄い色を選んでいるかは後にわかる。
2 ページ設定,を用いて,用紙サイズを決める。デフォルトはA4であるが,はがき縁なし (100 mm x 148 mm),印刷方向は縦方向に設定する。

追記 Apr. 27, 2023: 新たにファイルが届いた。送付されたPDFで苦労したから,今回はrtfである。これだと自由になるはずであったが,パソコンの機器やMicrosoft Wordアプリの違いが関係していると思われる。キンドル用の設定も邪魔をする。単なるテキストファイルの方がいいのだろう。この場合,種々のコマンドが単なるテキストになるので。
 今回は,「文書のレイアウト」が効かない。で,結論を言うと,用紙設定をして,全ファイルをCommand + Aで選んで,文字のポイント数を16に,色を上記同様の薄い緑色にした。これで裸眼で夜間,読めるサイズになった。18ポだと文字が大きすぎて,一ページで文脈を掴むのが難しくなる。

図2 タブ:文字数と行数

3 図2のように,文字数は18に,行数は5に設定した。その結果,728 pagesにもなった。
4 次に,Wordメーンメニューで,挿入 > ページ番号 で,位置 は ページ下,配置は中央に。

図3 タブ ホームでフッタのページ番号を

5 図3のように,フッタにはページ番号が見えている。任意のページで,ページ番号を選択し,Wordのメーンタブのうち,ホームを選んで,フォントの色を本文同様,みどりのもっとも薄いものから2番目の濃い方を選び,Bold指定(図3)。
6 Wordメーンメニューで,ファイル > 名前を付けて保存,で,PDF形式で出力。

図4 Acrobat PDFを編集 > 背景を追加

7 Acrobat Pro DCで,このPDFを開くと,Wordのページ数同様,728 pagesになっている。ツールの「PDFを編集」を選択し,その右端の,「その他」を選ぶ。その他 > 背景 > 追加。図4の上段の「ソース」の「ファイル」で,Wordから出力したPDFを選択する。そして,おなじ「ソース」で,「背景色の変更」の右手の色表示部分で,ブラックを選び,OKを選択する。その際の画面が,図4である。このOKボタンを押したあと,実行されるが,「不明なエラーが発生しました」,と,必ず出る。まあ,問題がないようだ。

図5 できた

8 図5には,できたPDFの一画面を示している。ぼくにとって,iPhoneで読む適当な字のサイズである。このファイルは,送られてきたPDFが821kBなのに,3.4倍の2.8MBにもなった。元々のページ数は265 pagesで,変換後のページ数は728 pagesで,2.7倍である。

 Wordで文字を薄い緑色にしたのは,黒地にするための準備であった。

4 iPhoneのBookアプリに取り込む作業

 ぼくのmacは,Sierra 10.12.6である。Bookアプリはなく,その前バージョンなのか,iBooksがある。これに取り込むのはただドラッグアンドドロップすればいいのだが,iPhoneのBookアプリに反映されない。 iCloudの連携ができていないようだ。そこで次のような措置を取った。
1 自分のiCloudのメールアドレスにこのPDFを貼付で送る。
2 iPhoneのメーラーで受信し,タップして,ダウンロードした。そして,そのPDFをタップして開く。この画面の,最下段左に,アップロードのアイコンが見えるので,それをタップする。DropboxやAcrobatなどの対応アプリが上から3番目の段に見えているので,右手を見て行くと,オレンジ地に白い開いた本「ブック」が見える。そのアイコンをタップすると取り込まれる。

 以上だ。実は過って,送られてきた元々のPDFを削除した。どこを探しても見つからない。ここには,「ブック」の機能を使って,問題部分にマークしてきた。それが全部消えた。信じられないアホだな。

 で,ファイル App でファイルを削除する/削除したファイルを復元する を見つけた。ただ,iCloud Drive,にも,このiPhone内,にも,最近削除した項目,の中にも無かった。理由はわからない。それで,iCloudはできるだけ使わないようにしてきたのであるが,次のようにした。
 iPhoneの設定で,アプリが並ぶ部分から「ブック」を選ぶと,同期という欄があり,今すぐ読むはON,iCloud DriveはOFFになっている。ここには,「”今すぐ読む”はiCloudアカウントを使って同期されますライブラリに追加したPDFを同期するにはiCloud Driveをお使いください」とある。意味が理解しにくいが,iCloudをONに一応した。ブックでは購入したコンテンツも幾つかあるが,これがiCloudを圧迫することにはならないだろう。
 この同期の欄には,「ほかのデバイスをアップデート」というの1件見える。これを開くと,「以下のデバイスで,ライブラリに対する変更を同期するには,デバイスをIOS 12,macOS 10.14,またはそれ以降にアップデートする必要があります:Synchro5.local MacBook Pro 15」とされている。ぼくのmacは他のデバイスからはSynchro5.localと表示されるし,うまく繋がらないこともある。ぼくのmacはSierra 10.12なので,macOS 10.14以上に対応しない。表示されているボタンのように見える「Synchro5.local MacBook Pro 15」はボタンではない。警告だな。とにかく,独占資本アップルに取り残されてしまう。

5 ブックでの操作

図6 メニュー表示

図7 メニュー非表示

 図6はiPhoneでのPDF表示例である。図7のようにテキストだけが表示されている画面で,画面の任意の場所をタップすると,図6のように,メニューが出てくる。
・「(小)ああ」をタップすると,画面の明暗と縦スクロールのON-OFFだけである。字のサイズを調整するものではない。PDFファイルの限界故だろう。
・このPDFはテキストブロックの回りにかなりの余裕があるので,スワイプして表示を拡大できる。そして拡大したまま,下にスクロールして行けるので,凄く読みやすい。そのような表示にしているのが図6または図7である。

・虫眼鏡アイコンをクリックすると,ページまたは文章(語句)による検索画面が出る。ページ検索は問題ないが,文章(語句)検索機能は問題がありすぎて使えない。
・左端 < の右隣の目次アイコンをクリックすると,全ページのサムネールが表示される。
・中央のペンマークをクリックすると,このアイコンが白地になり,最下段には,フェルトペンや消しゴムが見える。キーボードを使ったテキスト入力なども可能だ。使う気はしないが。ペンマークを再度タップすると,この最下段のツールは消える。
・図6の右端のしおりマークを選ぶと,ページ全体対応で,上縁右端に赤いしおりが付く。トグルになっている。

追記 Oct. 20, 2022 余りに多くの問題
 メニューのペンマークとしおりをアクティブにするには,それらの上をタップすれば良いはずだが,そのタッチは微妙で,勝手にファイルの最初に飛んでしまう。ゆっくりタップしても反応しない。適度な速度と指先の位置に依存しており,再現性は低く,これでは使えない。画面の傾きも関係しているようで,寝ながらタップするのは更に難しい。他のアプリで,調べたい単語などをプレスして選ぶ場合,縦書きも全く問題ないが,このブックは横書きにしか対応しない。Kindle本には全く対抗できないガラクタである。図7のように何故か文字がすり切れて見える場合もある。

追記 Oct. 20, 2022 オールタナティヴ Adobe Acrobat Reader: PDF書類の管理
 iPhoneにこのAdobeソフトをダウンロードした。Adobeでの登録情報を使用して,使えるようになった。Google DriveのMy Driveに新たにPDF用のフォルダを作成して,現在格闘しているPDFをコピペした。使ってみたが,このannotationなどの機能もすごく使い難い。iPadであれば何とかつかえるかも知れないが。縦書きは認識するのであるが,下線引きにしても縦書きの横ではなくて,個々の文字の下に下線が施される。鉛筆ツールなんかもすごーく使いにくい。「ブック」の方がましだな。1ページに突然戻るってなことは全く無いのだけども。

6 Bookでの作業をmacに

 ブックでのマーキングが終わったので,これを見て,Wordで個々のマーク部分のコメントをしてゆくことになる。作者にはWordファイルだけでなく,ぼくのiPhone用に調整したPDFを併せて送ることになる。

図8 ブックでの「しおりページ」のみの表示

図9 macのAdobe Acrobat Reader上の表示

 図8のように,ブックでは「しおりページ」だけを表示することが可能であるが,これを次の手続きで,macに転送してAcorbat Reader DC(Acrobat Pro DC)で読み込むと,しおりは消えてしまう。マークだけが残っている。例えば図9ではp.13を示しているが,マークは表示されているのである。
 転送手続き
1. Book オープン,2.リストアイコンをタップ,3.アップロードアイコンをタップ,4.Air Dropで自らのmacに転送。

 このことから,「しおり」は消えたがマークが残るPDFと,このPDFのページについてぼくが考えられる修正案を描いたWordファイルを作者に送ることになる。ぼく自身は,iPhoneで「しおりページ」を見ながら作業することになる。

 とにかく,鬱陶しいけどiPhoneのブックを使って,マークしながら読み終わったら,しおりが付いたページを見て,修正箇所などを指摘などすることが可能となった。元の報告そのものにコメントなどをするよりも,このファイルを「ダウンロード済み」リストで見て,このファイルの右下の「…」をタップして,PDFを共有を選んで,メールなどすることができる。もともとのPDF作成者はこれを見て,修正箇所を確認して,修正内容については,ぼくが別途送付する修正リストと対照して,作業ができることになる。

あゝ,疲れた。

以上,Oct. 18, 2022記。