霊界物語三神系時代別活動表 the chronological activity chart of three lineages of deities in the “ReikaiMonogatari” , Onisaburo’s Mythological Narratives

0. はじめに  最初のデジタル化,英訳する対象として,このテーマを選んだ。これは,第二次大本事件の証拠資料として提出されたものであり,聖師出所後,聖師によって「あゝ王仁が書いたのか」とされたものである。さらに,この内容は霊界物語の中軸を示したもので,メーンキャストの繋がりが一目瞭然となっている。  英訳をする上で,かなりの困難に直面するであろうが,全体像に取り組むことができるので,英訳での首尾一貫性も生まれると思う。このページには,テキストの入力過程で生じる疑問や,英訳に関する工夫なども示したいと思う。  元文献の入力結果と英訳は,いずれもAdobe Portable Decumnets Format (PDF) ファイルで提供する。さくらサーバーでのWordPressは1ファイルあたり5MBに限定されている。それゆえ,新たなWebサイトが必要で,SeaMonkeyで作成して,この新たなWebサイトにアップロードし,このWordPressからのリンクを張っている。他方,キンドル版での無料公開も予定している。 1. あゝ王仁が書いたのか(霊界物語三神系時代別活動表)  「木庭次守編,1988. 『新月のかけ』(p. 263-264)」の「あゝ王仁が書いたのか(霊界物語三神系時代別活動表)」を以下,引用する。八幡書店から発行されている木庭次守編『新月の光』でも見ることができ,下記はそのテキストを利用している。一部,元晴が修正(削除と追加)している。八幡書店から購入できない場合は,当方に在庫があるので,当方にご連絡頂きたい。実費でお送りします。Jul. 19, 2020記 以下引用———————————————— 聖師様が昭和十七年八月七日、八年の拘置生活を過ごして、保釈で出所されて、亀岡の中矢田の大本農園の有悲閣二階に、夫人の二代教主と住居されました。「木庭に会いたい」との使者がありましたので、参上致しました。京都地方裁判所に証拠として提出した「霊界物語三神系時代別活動表」を差し上げますと、掛図になっている表をひらいて御覧になり、「アア王仁が書いたのか」と喜んで受けとって頂き、床の間にかけられました。 思えば昭和十三年の秋のこと、京都市中京区高倉通丸太町下ルの赤塚源二郎弁護士の裏にあった、大本裁判事務所で、弁護の事務に従事していた。ところが赤塚弁護士から木庭に「林逸朗弁護士が、京都に下宿して、大本の文献を皆読破して弁護をするといって着手されたが、『霊界物語』第一巻を半分読まれて、「大本は神様が多すぎる。神様の系図をつくらぬと弁護は出来ない」と東京に帰ってしまったから、木庭さんが、『霊界物語』の神様の系図をまとめてもらいたい」とのことであった。 私は早速引きうけて、『霊界物語』の拝読にかかりました。私は大本第二次事件で検挙拘留されるまでに、二回しか読了していませんので、三回目の拝読によってしましたが、神系表はなかなかまとまらなかった。ある日赤塚弁護士に招かれて行きますと「明日出来ないと証拠提出の日がなくなる」とのことであった。 その夜、下宿(京都市左京区松ケ崎正田町二十一番地の児島広光氏宅)で、著者の出口王仁三郎聖師に対すべく,瑞霊苑のみろく神像の写真を御神体として,真剣に祈っていますと、頭の上から、不思議な尊い力が、グングンと這入ってまいりました。これこそ聖師の聖霊の帰神だと感じまして、たちまちすぐに墨をすりって、筆をとって,一晩で「霊界物語三神系時代別活動表」を書きあげました。て、翌日,赤塚弁護士へ手渡し致しますと、した。その後,すぐに赤塚弁護士は裁判所に提出した。て帰り、その際に,庄司直治裁判長はが「よほどふるい信者が書いたのでしょうと言っていましたよ」という感想を洩らししたと,赤塚弁護士からお聞きしたのことであった。さらに説明書も書いてほしいと依頼されのことで、同説明書を書きました。 神がかり状態で、一晩で書きあげられたのは、全く出口王仁三郎聖師の聖霊の感応と思っていましたが、聖師様に差しあげたところ、一目見て「あゝ王仁が書いたのか」と申されたので、益々確信を得ました。 私にとって「霊界物語三神系時代別活動表」は、聖師の聖霊にみたされて書かされた上に聖師自ら校閲して頂いた尊い文献である。引用終わり————————————————  この引用文中の活動表とその説明書が,リンクする予定のファイルである。ぼくは,父に神様の存在を確信した体験を尋ねたことがあった。上述の「頭の上から、不思議な尊い力が、グングンと這入ってまいりました。これこそ聖師の聖霊の帰神だと感じまして」の部分に関連してであるが,実は「瑞霊苑のみろく神像が小さくなって眉間(みけん)から入った」という体験を伝えてくれました。  これに関連して,次の三つのタイトルがある。まずは,「月日のお蔭で眼が見える」(p. 173) 以下引用———————————————— 昭和十三年のことである。大本事件の弁護の方針が立建たず、困っていた時のこと。下宿の床の間に、熊本県三玉村の聖師と等身大のミロク神像の写真を額に入れて礼拝していたが、その由を真剣にお願いした。 その夜の夢に暗い中から「月日のお蔭で眼が見えるのに、自分が見えると思っている」と大きな声が聞こえて眼がさめた。その意味が判らずに、朝の礼拝中に「その意味を知らして下さい」とお願いしていると、「大本の日は開祖であり、月は聖師である。弁護には、開祖と聖師の文献だけを使うように」とのことが判った。弁論の方針を証拠には開祖と聖師の文敵だけを使うこととした。 後日、神諭に関する書類証拠を作成することとなり、早速、共同墓地に移された綾部の開祖の奥都城に参拝して、その由を祈願したところ、たちまち啓示があった。それより大声で『神霊界』掲載の「大本神諭」を音読した。その中にの「ふでさき」があってに、 「つきひのおかげでめがみえるのに、いまのじんみんわわれがみえるようにまんしんいたしてをるぞよ」とあるのには吃驚してしまった。闇の中から夢の中で聞こえてきたのは、艮の金神の雷声であったのである。この弁論の大方針によって、証拠を提出し、弁論要旨を作成することができたのである。引用終わり———————————————— 次に,「木庭に言ってある」(昭和十九年)(p. 446)以下引用———————————————— 内海健朗氏が家(亀岡町横町一番地、大審院大本裁判事務所の高橋法律事務所)にみえて、「聖師様におたずねしたら、皆、木庭に言ってあるから、木庭に聞くようにと言われるから聞きにきた」と申されますが何のことか判りませんので、「私は判りません」と申しますと、木庭の膝を叩いて「聖師様が今申されたから来たのだ」と言われますが、はっきり致しませんので、お答えすることが出来ませんでした。後日、天恩郷の照明館におられた内海氏へ「霊界物語三神系時代別活動表」を差し上げますと、「私が聖師様におたずねしたのはこの事だ」と大変喜んで頂きました。 聖師が昭和十七年八月七日、大本農園に保釈出所帰宅されてからは、昭和二十三年一月十九日御昇天まで、始終お会いしては、度々数時間にわたり、御教示を拝受したことは実に有難いことでありました。引用終わり————————————————  内海健郎氏は,ネット情報によれば,合資會社内海組代表で海軍などに艦船も寄付している。当時の大本幹部の一人である。 最後に,「弁論要旨」(大審院上告申請書など 昭和十九年)(p. 446-447) 以下引用———————————————— 「大本教義と予審終結決定教義」を昭和十四年四月に弁護士十六人に配布しますと、大阪の三木善建弁護士が忽ちみえて使わしてほしいとの申し出があり,それに快諾しました。、これに基づいて作成された弁論要旨を見せて項き,多少訂正させて頂きました。それがのを、第一審の弁論に使われました。 控訴審の弁論にあたっては、信者の弁護士へは受持の弁護の資料を提供した。三木善建弁護士は大阪から、木庭の住所(京都市)まで通うから、すべて口述してほしいとて、大阪から木庭のところまで通われて、木庭の口述を三木弁護士が筆記し騰写して、裁判長に渡し読みあげて弁論をされた。 大審院の弁護の上告趣意書も、三木善建弁護士は今度は、大本農園の聖師の家に宿泊して、亀岡町横町の木庭の家に通って、木庭の口述を筆録して完成させられた。聖師の御守護のたまもので、弁護士の疑問に即答し、文献を明示することが出来た。 控訴審の弁論要旨と大審院の上告趣意書の中の、三木善建弁護士受持のものは、すべて木庭次守の口述、三木善建氏の筆録によって完成したものである。引用終わり————————————————  以上,第二次大本事件の「教え」に関わる裁判資料は,木庭次守が作成したことがわかる。第二次大本事件が始まる昭和十年には若干十八歳,昭和二十年では二十八歳。ただただ驚くが記憶力,体力の点では最高の時で,父は第二次大本事件で貢献することができ,その機会を得て,聖師の文献を学び習得した。この世に生まれた者として幸運だったと思う。 Jul. 19, 2020記 2. 神系の英語表現  『霊界物語』には,多数の神々が登場する。聖師の教えは独一真神Godであるが,その活動のかたちとして多数の神々が表れるのである。その個々の神々の系列をここでは三つの神系に分けている。 神系の「神」についてgodを使うかデーアテーdeityを使うかであるが,deityの第一義に,多神教polytheistic religionでのa god, goddessを指し,性別が無いので,deityを使うのが便宜上,適切と思われる。 神系の「系」は,系統を意味する。発生,血縁,相続というような狭い意味だけではないので,活動の繋がりを含意させるためには,リニージlineageがいいように思われる。Webster’s New Dictionary of Synonyms 1984によれば,”Lineage stresses descent in a line; it evokes therefore the image of a list of persons who in order of generation are descended from a single ancestor.”とある。 その結果,三神系は,three lineages of deitiesとなる。それゆえ,三神系時代別活動表は,the activity chart of three lineages of deities in chronological orderとなる。霊界物語の英語表現はすでに以前作成した次のページに掲載しているが,ここでは,読みそのまま,”Reikaimonogatari”,で表現する。これを入れると,次のようになる。the chronological activity chart of three lineages of deities in “Reikaimonogatari”. 以上,Jul. 19, 2020記 他事があって次にこのサイト作成に戻れるのは未定。 3. 霊界物語神系説明書の一応完成 書誌:木庭次守編,1941提出, 1951改訂. 霊界物語神系説明書.第二次大本事件控訴審裁判資料大本神系説明書第一編, 目次+追記+pp. 1-34. 添付資料: 霊界物語三神系時代別活動表(昭和26年12月28日改訂).  解説書と霊界物語三神系時代別活動表の再入力に,8月18日から本日の9月21日までの1カ月余りを要した。この『大本神系説明書』は二部からなり,ここで公開するのは,その前半である。後半は天祥地瑞に関わるものである。今後の作業の流れを把握するためにも,一旦,この前半での入力作業の完成に合わせて,ファイルのアップロードなどを実施した。説明書はMicrosoft Wordをキンドル版用の書式にして作成している。ボランティア活動に区切りがつけば,キンドル版を公開したいと思っている。  活動表は,現在の常識では表ではなく図にあたる。エクセルなどの表作成ソフトでは作成できず,Adobe Illustratorで5図に分けて作成した。aiファイルをpdf/x形式に変換し,5図を1ファイルにまとめた。キンドル版での図の組み込みを実施していないので,図のプレゼンについての適切な形は未だ不明である。  今後,この資料を英訳し,キンドル版でも公開する予定にしている。さし当たり,文書ファイルと図ファイルをアップロードした。今後,修正する可能性は高いと思うが,そういった作業をまずは始めることができた。このWordPressを使ったWebサイトでは,5MB以上をアップロードできないので,5MBより小さなファイルでもこの木庭次守の文献は,当方が用意した次のサイトにアップロードしてゆく。 https://crescent.motochan.info/ <木庭次守編,1941提出, 1951改訂. 霊界物語神系説明書.第二次大本事件控訴審裁判資料大本神系説明書第一編, 目次+追記+pp. 1-34.> 監修者編集済みPDFファイル Oct. … Continue reading 霊界物語三神系時代別活動表 the chronological activity chart of three lineages of deities in the “ReikaiMonogatari” , Onisaburo’s Mythological Narratives