第二次大本事件の裁判弁護資料作成に奔走した木庭次守の王仁三郎研究を掲載してゆく。木庭次守の著作は多数に及ぶ。教学研鑽所研究誌『大本教学』の論文やその後の書籍出版よりも前に,ガリ版刷りや邦文タイプの簡易印刷が多い。僕が父から直接譲り受けたものもあるが,隅田光さん存命中ではあるが呆け症状が出たドサクサで叔父の松田宏さんから譲り受けたものもある。日本タニハ文化研究所にはほぼすべてが揃っているが未整理であり,さし当たり手許のものを入力して公開したいと考えている。並行して英文化もする。
小学生の時,子供の日にどこかに連れて行けと駄々をこねたら,大本本部のみづほ会館の父の研究室に連れて行かれた。目の前の大きな縦長のガラス戸から,緑の牛松山と盆地底を流れる白く輝く保津川を見渡すことができた。白髪抜きをせよとのことで,子供の日に嫌々ながらの白髪抜きである。父は執筆し,ぼくは背中側から白髪抜き。隣室では,女性が邦文タイプをされていた。この方が東京都杉並区から奉仕されていた鈴木倶子さんである。別室からお兄さんが原稿チェックの確認で来られた。不思議な印象を持ったので誰かと父に聞くと,ノーベル賞受賞者の湯川秀樹さんの息子さんということであった。May 18, 2020記
ボランティアとして,資料の入力,さらには,英文化を実施して頂ける方を募集致します。トップページの「お問い合わせ」からお知らせ下さい。青空文庫同様,分担などについて明記します。なお,完成次第,キンドル版での公開を考えております。