仙台で過ごした学生時代に私は結婚した。結婚式は父の計らいで,小幡神社宮司上田正昭を斎主とした結婚式をそれぞれの両親立ち会いのもとで挙げており,一昨日は長男が,上田先生のお孫さんで現宮司である倉本貴史さんを斎主にして,やはりそれぞれの両親立ち会いのもとで結婚式を挙げた。
静謐そして神々しい空気に包まれた結婚式だった。快晴のなか,心地よい緊張のなかで,一番暑い時間帯だが,社殿を包む杉林からさわやかな風がながれ,妻は神様が降りてきた,と回想していた。倉本貴史さんには,人々が神とともに生き,神殿で寝起きされた神職もかくありなんといった風情であった。
みいづ舎編纂, 2008.『出口王仁三郎の霊界問答』山口勝人発行.
本殿は,こじんまりとしていて,ご神体がある奥まったお宮までには,傾斜60度ほどの急な階段が付いていて,そこを倉本さんが,忙しく上ったり降りたりする。登り切っても言わば半尻状態でちょこんと座る。式典の間,到底スマホ撮影はできないので,上の書籍扉に掲載されている写真を利用させて頂く。
左の写真は第二次大本事件,聖師出獄後のものである。聖師が座ると幅広く見えているが,ここにお供え用に設置された三段棚が配置されるので,座る幅は自ずと小さくなる。
Jun. 9, 2020記