積み上げ資料から脱却 escape from paper pileup using unique chest shelves
はじめに
ずっとそうだった。一つの仕事を開始する前に部屋の掃除,そして作業開始。使った資料が机上に積み上がり,足元に散乱してゆく。少し前に使った資料が見つからない。部屋全体がゴミの山になってゆく。精神的なバランスも欠くようになる。こういう羽目には何度も陥り,収納ケースを調達して,安心するがそれはすぐにゴミ同様になってゆく。
で,今回もそういう例になる可能性はあるが,またまた期待している。昨日までやっていたテーマはあまりに長くかかって,他の締め切りをクリアできなくなった。いいのかわるいのか,締め切りは次号回しというチャンスを得て,その後,半月,現在の仕事をやっと中断する段取りができた。
で,これまでやってきた仕事の途中で,このユニーク本棚を購入して,作業続行したのだが,ちっちゃくて溢れる資料をなんとかこの棚に収めて,結構うまくいった。このテーマのユニーク本棚はそのままにして,締め切りすぎのテーマで仕事をするべく,あらたにこのユニーク本棚を追加注文。十日前ぐらいに届いたがやっと,昨日,組み立てた。結構,組み立てがストレスになる。二つ目の作業で要領をほぼ掴んだので,ここに忘れないように,記録することにした。
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1. 組み立て
材質は図1に示したように,合板だ。5mm厚ぐらいの薄い板が固めた木屑層の上に貼られている。まあ,プリントよりはいいだろう。たぶんプリントではないのではないか。わからない。プラスチック板かもしれない。燃やせばわかるが。図2のもともとの穴の位置だと組み立てた際にずれるので,手作業で穴を大きくして,コーナンでより太い木ネジ(図3)を買ってきて代替したが,図4のように改善策は失敗だった。ぼくのような拘っていても意味はない。他の製品に比べて割安なのだから。次に購入したものの組み立ての際は,まったくこういうことに拘らなくなった。部材の加工は日本ではないだろう。穴開けた後のクズも取っていないことも多々ある。
縦長の側面部材を2枚立てて,その間にに棚を緩く固定するという手法を使った。上段から下段に進めて行った。
2回目購入。図5〜7の作業は厳しかったので,側面板1枚にまずは棚を繋ぐ手法をとった。図8〜10と,下段から上段を接続。
片側面を床に置いて(図11),残りの側面をこれに載せて木ネジを締めた(図12)。完成したが,図13のように側面と棚板の間に隙間が見える。
2. 木ダボが回転軸
図14のように,棚板は背板とでセットになって,15度程度背中側に回転させて利用する。図11を見ると理解できるであろう。この形がおしゃれで本の背表紙も見やすくなる。視界がいい。図14の棚板の側面に見える突起は木ダボという。英語起源か。
ウィキペディア:ダボ(太枘、駄枘)は、木工事や石工事において木材や石材同士をつなぎ合わせる際に、部材間のずれを防ぐために接合面の両方に穴をあけて差し込まれる小片である[1][2]。英語ではdowel、ドイツ語ではHolzdübelと呼ばれる。
説明書にはこのダボをまずは棚板に接続するように指示しているが,誤りである。図14のように,棚板と背板を木ネジ2本で接続したあとで,ダボを入れた方がよい。両方の板を木ネジで接続する際には,両方の板の側面端を床に置いて木ネジを捩じ込むので,ダボがあると不安定で邪魔になる。両板の接続後に,ダボを軽く金槌で叩いて穴底にあたるまで入れ込むことになる。
図14の①〜③の意味: ① 棚板のネジ穴に木ネジを差し込み,床に置く。② 背板を垂直にして,ネジ穴を木ネジの上に置く。③ そのまま,180度回転して,木ネジを締める。
なお木ダボは側板の穴に入れて,これを軸にして直角になった「棚板+背板」を回転させて,側板の穴に木ネジを差し込んで「棚板+背板」の側面の穴に入れて木ネジを締めることになる。
3. 利用
図15,図16は,完成した勇姿。廉価だが17kgもあって重厚感がある。図17の赤いテーブルとその周辺にあった書類はきれいに片付いた。図17は収納前。キャスターがついているので,ベランダの出入りの抵抗感も少なくなる。年2回ほどしか掃除していない。エアコンの室外機があるだけの場所になっている。
以上,2024年10月2日記。作業は昨日だった。