はじめに さくらからエックスサーバーレンタルサーバーへの乗り換え 2 から続く。エックスサーバーの勧誘ページはぼくのような頭の固いものには理解しがたい。仮契約をして本契約まで10日の余裕があって,現行のウェブサイトの機能や表現などが再現できるかを調べることが可能な期間とされているのであるが,本契約をしないとぼくが求める環境にならない。そう,やっと,理解した。自ら工夫してきたウェブサイト運営者ならばこの猶予期間は重要なのだろうが,ぼくのようにただただWordPress利用者に提供されているテーマのユーザーの場合,意味がない。 さくらレンタルサーバースタンダードのドメイン使用料が年間5000円に跳ね上がったこと,サーバーの許容容量がプラグインBackWPupの災のために300GBの限界に達したことを契機にレンタルサーバーの乗り換えを決心したぼくには,猶予期間は不要なのである。このページに書いているが,エックスサーバースタンダードの費用は,3年間(36ヶ月)で35,640円になった。990円/月である。 さくらは現在,月々のサーバー使用料は660円/月で,ドメイン料5000円/年(3年更新:15,508円)を併せると,1090円/月になる。このように考えるとエックスレンタルサーバーは,さくらレンタルサーバー100円安いだけである。しかし,ドメイン使用料が高額なのが納得いかなかったのである。エックスサーバーがさくらに比べるとかなり高速と聞いている。さくらを使っていて,画像の表示が遅いのに辟易していた。ぼくが使っているWi-Fiそのもの遅いのかもしれないとは思う。ストーレージ容量がさくらは300GB,エックスサーバーは500GBで,ぼくの使用料からすると,結構大きな差である。さくらでは電話サポートはない。エックスサーバーでは電話サポートがある。今日,電話してみて,2回目にはスタッフと話すことができた。話した印象だが技術者のようだ。サポート担当日が割り当てられているのではないか。回答は必ずしもぼくの求めるものではなかった。ぼくの技術力?を誤解されたのかもしれない,言い換えると,ぼくがぼく自身よりも知識があると勘違いされたのでは,ぼくの言葉遣いゆえと僕は思っている。とにかく,電話でスタッフと話すことができることはユーザーからすると非常に大きなことである。 エックスサーバーのサイトでは,仮契約者には限界を感じてきたのであるが,本契約に誘導する流れがない。ぼくは誘導して欲しかった。しかし,限界があって本契約に誘導されてゆくのも,嫌らしいとも思えなくもない。そういう意味ではエックスサーバーはいい会社である。キャンペーンはちょっと怪しい会社にも見える。さくらはそういうキャンペーンがない。さくらの方がいいようにも見える。勤務先のサーバーから,民間のウェブサイトに移る際に,両サイトを見たはずであるが,そういう印象もあったのではないか。とにかく,本契約したいのに,その入り口がが見つからなかったのである。 1. 独自ドメイン永久無料特典の取得のために 同じページに,「独自ドメイン永久無料特典」と「初年次無料で翌年から料金発生」が記されている。下手すると後者になってしまうという危惧があった。そこでXServerユーザーコミュニティへに質問機会を利用した。回答があれば,登録しているメールアドレスに連絡があるという。16:23に質問した。その際の内容が図1である。 17:25にメールがきた。ほぼ1時間後である。回答者の名はなく,回答内容だけが表示されていた。それを次に示す。 ———————————————— 「XServer ユーザーコミュニティ」をご利用いただきありがとうございます。購読中の質問に新しい返信がありました。 ────────────────────独自ドメイン永久無料特典を使用するにはどうすれば? 紛らわしいですが、「独自ドメイン永久無料特典」と「独自ドメイン1年無料特典」は異なる特典です。 どちらもサーバーを新規契約した時の特典となることに注意してください。 独自ドメイン永久無料特典 独自ドメイン1年無料特典 詳しくは、上記公式ページに書いています。(特典の受け取り方も記載) ただし、初めて契約する人などはよくわからないかもしれません。 ■独自ドメイン永久無料特典 スタンダードプランの場合、契約期間が12か月で永久無料の独自ドメインが1個、24か月以上で2個もらえます。 このドメインは、サーバーを契約している間はドメインの更新費用が一切かからずずっと無料で利用できます。(だから永久無料) ただし、もらえるドメインの種類には制限があるので要注意です。(どのドメインでもOKではない) ■独自ドメイン1年無料特典 一方、「独自ドメイン1年無料特典」は、契約期間に関わらずサーバーの新規契約時にもらえる特典ですが、1年間だけは無料で2年目以降は更新費用がかります。 両方とも同じような特典ですが、併用できるかどうかはわかりません。(併用できないとは書いていない) ※確認したい場合は問い合わせをしてください エックスサーバーの問い合わせ先 ———————————————— 誰が書かれたのか,見事に整理されている。<紛らわしいですが、「独自ドメイン永久無料特典」と「独自ドメイン1年無料特典」は異なる特典です。>という見事な回答であった。エックスサーバーへの問い合わせ先のリンクもいただいた。 実はこの回答を待てず,エックスサーバーのウェブサイトを探し回って,サポートの電話番号をやっと見つけて,電話2回目で意外と簡単に繋がった。上記のコミュニティの回答での,<紛らわしいですが、「独自ドメイン永久無料特典」と「独自ドメイン1年無料特典」は異なる特典です。> の説明があって,https://www.xserver.ne.jp のページ(図2)のアクセスを求められた。 このページの最上部の「半額キャッシュバックで実質495円」の部分をタップすると,現在実施されているキャンペーン内容が整理されている。ぼくに関連するところを次に。 ———————————————— ———————————————— ぼくとしては当然,36ヶ月だ。半年後に17,820円がキャッシュバックされるようだ。 で,ぼくの関心は独自ドメイン永久無料特典を受けたいということだ。どこにも書かれていないが,要するに仮契約から本契約をすれば良いということだ。 仮契約でもエックスサーバーのアカウントが得られて,マイページを見ることができるが,このページの最上段に「料金支払い」というタブがあって,これをタップすると図3が現れる。 図3には仮契約のぼくの,サーバー名,サーバー番号,アカウント名などが記されている。ぼくの場合,最下段のすぐ上に契約期間の選択スライダーがあり,36か月を選んだ。 要するにこの入り口を知りたかったのである。当然なのでサポーターもこのことには言及されなかった。これから「お支払い手続きへ進む」のボタンを選択してクレジットカードによって支払いを済ませたのである。 2. 独自ドメイン設定 一昨日,Mar. 11, 2025,に本契約をした。いま, https://secure.xserver.ne.jp/xapanel/login/xcloudpc からログインしてみると図4となっている。ドメインは未だ取得できていない。 ドメイン取得過程で,自ら考えたドメイン名の取得可能性を知ることができる。現在,さくらで利用しているドメイン名motochan.infoを試してみると,当然ながらリジェクトされる。 父が立ち上げたタニハ文化研究所にかかわるコンテンツを主としたいので,ドメイン名:taniha.info,を今,取得してみよう。(この過程は次回記す) 以上,2025年3月14日。 ———————————————— ドメイン取得選択にかかる。taniha.infoを検索すると図5のように,設定可能である。他の選択肢も出ているがぼくの場合,これがベスト。取得 308円/年,の意味不明だが。 ドメイン年毎の更新料が発生している。登録年数をここでは5年としているが,36か月契約なので3年と改めたのだが。 チェックを入れて,「お申し込みの確認とお支払いへ進む」んだ。 Whois初期値設定へ。意味不明のまま。 Whois代理公開設定,の,確認画面が現れる。(図9) Whois代理公開設定,を選んでいることが重要のようだ。 お支払い/請求書発行(図10)だ。契約期間は1年で,取得料金308円だけがある。 図10に始まる支払い実行のあと,エックスサーバーから二つのメールが届いた。このうち,二つ目のメールの内容は濃厚で,無視していたのであるが,本日,改めてみると,どうもこれがエックスサーバーのキャンペーンを受ける上で重要らしいと想像した。これについてはのちに示す。 先に進もうとすると,図11のように「二重払いをしないように」という警告が出た。確かに,誘導されてゆくと,また支払いの流れがあって,何だか変だなあと感じていたのである。つまり,キャンペーンと通常とのコンテンツが同じで,これまで失敗したケースが多々あって,このような警告が用意されたようだ。 それでとにかく,一度ログアウトした上で,ログインした。その結果,図12のように,taniha.infoができている。 で,図12の最下段のSSL証明書に進むと,図13のように,信じられないほど高額だ。 XServerユーザーコミュニティSSL証明書取得に対する疑問,で図14のように質問した。 深夜だったので,返事は寝て起きて後12:35に届いた。とにかく,高いと考えるのがおかしい。当然だという返事。ガックリきて,さくらの方がよかったと反省したりしたけど,三年分を払ってしまった。キャンセルできないとあったがクーリングオフは可能だと思う。 で,独自ドメイン taniha.info登録後に来たメールの中身に別のルートがあるのだろうといま,すがる思いで。 3. 独自ドメインのSSL有効化 前述のように,高額のSSL設定には愕然とした。さくらからエックスサーバー移転すべく三年分を出金した意味がない。さくらのSSL設定の経験からすると納得行かない,という思いで手続きを進めて幸い,まともなSSL有効化に辿りつくことができた。その過程を本章に示す。 独自ドメイン取得後,メールが二通届いた。2番目のメールを読んでみて,いま,SSL有効化に関連がありそうなものを次にコピペする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【XServerドメイン】ドメイン取得完了のお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ドメインに関する情報 【ドメイン名】: taniha.info【利用期限日】: 2026年3月13日【支払期限日】: 2026年2月13日──────────────────── 利用期限日以降も継続してご利用いただく場合は、【支払期限日】までにドメインの更新手続きを行ってください。 【支払期限日】を過ぎてお支払いいただきましても、正常に更新されない場合がございますので、十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。 ※ご利用期限日の約3ヶ月前・2ヶ月前・1ヶ月前に更新案内のメールをお客様のご登録メールアドレス宛に送信いたしております。▼当社サービスでのドメイン利用について 当社サービスでドメイン名をご利用いただくには、1. 対象サービスでのドメイン設定2. ドメインのネームサーバーの設定の2つの作業が必要となります。 ————————————————————▼1. 対象サービスでのドメイン設定について 以下のマニュアルに沿って、対象サービスでのドメイン設定を行ってください。 ◇[エックスサーバー マニュアル] ドメイン設定 https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_setting.php ————————————————————▼2. ドメインのネームサーバーの設定について 以下のマニュアルに沿って、ドメインのネームサーバー設定を対象サービス指定のものに変更してください。 ◇[XServerドメイン マニュアル] ネームサーバーの設定 https://www.xdomain.ne.jp/manual/man_domain_namesever_setting.php ※『エックスサーバー』をご利用の場合は 既にネームサーバー情報を設定済みですので、 お客様にて設定作業を行っていただく必要はございません。 ご不明な点、お気づきの点などがありましたら、当サポートまでお気軽にお問い合わせください。 エックスサーバー サポート 発行者:エックスサーバー株式会社 当メールについてご不明な点がございましたら、 下記カスタマーサポートまでお問い合わせください。 ◇マニュアル・お問い合わせ https://support.xserver.ne.jp/jump/user_support_list.php ──────────────────────────── さて,▼1. 対象サービスでのドメイン設定について,はすでに実行したからメールがあったので,設定の進行という観点では意味がない。▼2. ドメインのネームサーバーの設定について,「※『エックスサーバー』をご利用の場合は既にネームサーバー情報を設定済みですので、お客様にて設定作業を行っていただく必要はございません。」とあり,実行の必要性はない。つまり,この2番目のメールもSSLの有効化に関わる情報はないのである。 さて,SSLの有効化のためには,サーバーパネルにログインする必要がある。そのアドレスは, https://secure.xserver.ne.jp/xapanel/login/xcloudpc/である。さくらのドメイン名を入れてみた時のままだ。さくらで現在ぼくは使っているわけで,ぶつかっていて,それがNS相違と表現されているのである。taniha.xsrv.jpは仮登録の際に自動的に生成されるもので,これは削除できないことになっている。さくらだと, xsrv(XServer)の代わりに,sakuraとなっている。 図15をみると,taniha.xsrv.jp,motochan.info,いずれもSSLがバツになっている。motochan.infoは意味がないので,削除したい。この右端にあるクイックメニュー(⋮)は,vertical ellipsisというものであり,ここから「ドメイン設定」を選択した。 ゴミ箱で削除すると,図17のようなメッセージがきて,「削除する」をタップすることになる。 で,パネルトップを選ぶと,ドメインは,taniha.esrv.jpだけだ。 […]