エックスサーバーでの二つのWordPressサイトのバックアップ案 a Backup plan for two WordPress sites on Xserver

はじめに  2025年5月28日の時点でのバックアップ案を述べる。日々のバックアップはエックサーバーの企業努力に委ね,週単位のバックアップはWPvivid Proを使ったリモートストレージ Google Drive 100GBに,という形である。 1. 日々の方はエックスサーバーのバックアップサービス利用  いやー,驚いた。エックスサーバーには何も申し込まなくても,自動で毎日,まるまるバックアップされているようだ。しかもサイトの復元費用は発生しない。以前は5000円ほどだったそうであるが。 しかも復元能力は大容量でも対応できているそうである。実際に復元する事態になった際には,わからないにしても。不安ではある。 エックスサーバーの次のページに掲載されている。サーバーデータを毎日自動で保存し、一定期間データを保持する。「自動バックアップ」 https://www.xserver.ne.jp/functions/service_backup.php。サーバー領域データ(Web・メールデータ)は,/home/(サーバーID)がバックアップの対象だ。対象外のディレクトリとしては,キャッシュやpluginなどがある。 バックアップそのものの忌避事案は,MySQLデータベースについての下記に該当するような場合である。・破損等によりバックアップ処理が行えないデータベース・保有するデータベーステーブルの数が「1,000」を超えるデータベース・バックアップの処理に大きな負荷がかかったり、処理が長時間に及ぶようなデータベースだ。 さて,上記3項目のうち,ぼくがエックスサーバーで運用しているワードプレスサイトのデータベースのテーブル数を知りたくて,両サイトのデータベースにログインしテーブル数を確かめて,motochan.infoは39テーブル,motochan.infoは37テーブル,であることがわかった。さくらインターネットで運営していたWordPressのデータベースは3GBを超えていたが,試行錯誤しつつ,現在では,infoで728.5 /5000 MB,siteでは800.4 / 5000MB に過ぎない。テーブル数は激減し全く問題はなくなった。  というわけで,エックスサーバーの日々のバックアップを信頼して良いことになる。 以上,2025年5月29日。 2. 週単位の方はWPvivid Proを使ってG Drive利用    

ひさしぶりの投稿 a while since my last post

はじめに  さくらインターネットからエックスサーバーへの移行(蛮行)を開始して以来,幾多の困難を経験してきた。もちろん,ぼくだけの困難である。途中,挫けそうになったこともあった。移行開始日は3月11日である。その後,50日かけて,バックアップの復元に成功して,今日でほぼ,2ヶ月半。  ネット上の情報やサーバーのサポートなどは,全然と言って良いほど役に立ちませんでした。ブレークスルーをもたらしたのは,WPvividとPerplexityと言って良いと思います。 1. 膨張するデータベース  さくらインターネットからエックスサーバーに移行すべく進めてゆく過程で,データベースの内容を知る必要がでてきた。GitHubが提供するおそらく最高峰のエディターVisual Studio Codeを使って,UpdraftPlusで作成したバックアップファイルを解凍して,データベースを参照し,データベースの中身を見ることができた。テキストとスクリプトだけで構成されている。テキストエディターで見ているのであるから当然だ。そのファイルが3GBを超えているのである。  データベースだけでなくWordPressの全ファイルを使ってUpdraftPlusで,エックスサーバーに復元しようとするのであるが,ことごとく失敗した。そうこうするうちに,さくらインターネットから,毎日,データベース規定容量(3GB)オーバーの警告が毎日来るようになった。場合によっては,さくらの方で当方のWordPressサイトを停止するという。コンテンツの削除をするなど処置を取れと。 2. 無料版プラグインWPvivid  このアプリに偶然出会った。ぼくの検索活動では長く引っ掛からなかったものである。このアプリのすごいところは,無料版なのに,復元の際の制限がかかっていないところである。他のアプリには復元の際の容量制限がある。この視点で調べないとこの事実に辿り着けない。多くのWordPressはdatabaseも他のファイルもかなり軽い。特にネット上でこの種のテーマで発信している人々のサイトは軽い。だから,自分の限界からアプリを利用するからわからないのである。  デフォルトで無料版WPvividを使ってもぼくのようにdatabase 3GB超,他のファイルで25GB超のサイトを移行することはできない。Settingsでのパラメータ設定にその鍵があった。 3. データベースの痩身化  この課題についても苦戦した。いま,ここでは,ぼくのWordPressサイトが肥大化した理由をのべる。いま,Mariss Jansons指揮オスロ交響楽団演奏Jean Sibelius 作曲 交響曲第2番第3楽章を聴いながら,思いの出るまま書き綴っている。以前,投稿を作成していて,保存(Publish)をせずに放っておいて,その原稿を失い,頻繁に保存するようになり,それが常態化していた。  保存をするたびにその履歴が蓄積して,データベースが肥大化してゆくのだという(Perplexityさん曰く)。以前,ぼくは父関係の原稿をこのWordPressの固定ページに3ヶ月以上,緊張感をもって,書き連ねていた。公開していることで,このテーマに敵対する読者を想定し,ある問題について。その敵対する関係の方が来訪されたりもした。  ある段階で公開を避けて書き続けた方が良いと考えて,Microsoft Wordに切り替えて,Kindle版発行の作業を進めていた。その作業のいわばピークの時に,サーバー移行を始めたことで,この作品作成は休止中になっている。  のちにわかったのであるが,この原稿がどうもデータベースの肥大化に最も貢献したようである。何度も保存を繰り返してきたからである。時にはひと段落を作成するのに,何十回と保存したかもしれない。失いたくなかったからである。  実は記事作成中にその記事の保存ができなくなった失敗を回避する道を知った。エックスサーバーで,さくらのサイトをテーマから二分する過程で,記事の削除をしている時に,draftという分類があって,ここに失ったと思っていた記事があったのである。このドラフトは,編集してアップロードできるのである。失ったと思ったら,管理画面に入って,PostsかPagesのドラフトを見つければ良いのである。  では,今後,データベースの肥大化を防ぐことができるか。Microsoft Wordのアウトラインプロセッサーで書き込んで,画像なども溜め込んで,一応の完成をみてから,WordPressにコピペするのである。4月末から1ヶ月以上,この手法をとってきた。  ぼくはこのWordPressサイト(https://motochan.info/wp, 二分して新設httops://motochan.site/wp)に新規に追加記事を2025年5月26日,はじめて作成している。Microsoft Wordで書き溜めてきた記事を公開するのはできない可能性がある。気持ちが続かないのである。この記事はMicrosoft Wordではなくて,WordPressに直接書き込んでいる。ぼくの性格に起因するものである。  とにかく,大作をWordPressで書き連ねる手法は自ら首を絞めることになる。その一部を作成するための作業の断片をネット上に公開してゆく形がいいと思う。思考実験をWordPressの記事で示して,その結果も取り込んで大作をMicrosoft Wordのアウトラインプロセッサーで進めてゆくのが最上の流れであろう。  なお,挿入図(のサイズ)はデータベースには影響を与えない。サーバーに用意されている容量は500GBである。いま,バックアップファイルを積み上げている段階で,半分近くを使ってしまった。まあ,ある程度見えてきたら,バックアップファイルの適当な保存容量を決定したいと思っている。 4. WPvivid Proによるバックアップを通じて   無料WPvividではスケジュールバックアップの選択肢が限られている。この点を打開すべく,有料版を購入した。ライフタイムで$99だった。この種のプラグインとしてはかなり格安だ。サブスクリプションしかないし。  さくらインターネットで運用してきたWordPressのサイトをエックスサーバーの二つのドメインに移行または復元して,その後,テーマに応じてコンテンツを削除して,ほぼコンテンツが重ならない状態にした。そして,バックアップを始めたのである。  WPvivid Proは有料版ながら,ぼくが想像したものに比べて,かなり選択肢が限られていた。そのいくつかを次に。 1 バックアップ先の選択肢は,Localhostとremote storage,が用意されているはずであるが,増分バックアップの場合,そのいずれかを選択しなければならない。多様なスケジュールの設定をしたいので,この企業の売りとされる選択肢はぼくからすると魅力がなかった。 2 リモートストレージとしてGoogle Driveをレンタルしているが,100GBに過ぎないのでバックアップ回数は限定される。圧縮ファイルで一つのサイトが14GBほどで2サイトで30GB弱。最大3回分だ。他のコンテンツも少量ある。バックアップには一つのサイトで2時間半もかかる。  なぜ,リモートストレージなのか。Perplexityさんに聴いてみた。過去9年間サクラレンタルサーバを借りていて問題がなかったことを反論とした。 ——— 引用〜 さくらインターネットは長年の実績があり、サーバーの稼働率も99.99%以上と非常に高く、24時間体制の監視やRAID10によるデータ保全、耐震構造や停電対策など、インフラ面での信頼性は非常に高いと評価されています。また、最新のセキュリティ対策も施されており、外部からの攻撃に対しても強固な防御がなされています。 しかし、それでも「サーバーのリスクがゼロになる」わけではありません。どのレンタルサーバーでも、稀にサーバーダウンや障害が発生するリスクは残っています。また、WordPressは世界的なシェアの高さから標的にされやすく、脆弱性を突いた攻撃や不正アクセス、サイト改ざん、マルウェア感染などのリスクは常に存在します。 特にWordPressの場合、システムやプラグインの脆弱性を狙った攻撃が日常的に行われており、アップデートやセキュリティ対策を怠ると、被害に遭う可能性があります[4]。また、万が一サーバー自体が大規模な障害やサイバー攻撃、災害などで利用不能になった場合、サーバー内だけにバックアップがあると復旧が困難になることも考えられます。 まとめると、さくらインターネットのサーバーは非常に安定しており、9年間問題がなかったことは信頼性の証ですが、サーバー障害やセキュリティリスクが完全になくなることはありません。そのため、今後も「バックアップの多重化」や「セキュリティ対策の継続」が重要です。長く問題がなかったとしても、リスクはゼロではないという認識を持ち、備えておくことが推奨されます。 引用〜おわり ———  かなりの説得性があり,リモートストレージ […]