CloudCompare上のドローン3Dmeshと現地測量の関係 relation between a drone 3Dmesh in CloudCompare and a field survey

 この種の一般的な認識を適宜書き込んで行く。

1. CloudCompareと世界測地系の表現

 世界測地系では,(x, y, z) = (northing, easting, altitude)であるが,CloudCompareでは,(X, Y, Z) = (easting, northing, altitude)であった。確かめた結果である。

図1 沖永良部島大津勘ビーチのGE画像

 図1の赤〇は適当に配置している。マウスの手がスクリーンショット(今後SS)に撮影されていない。だが,最下段右にはその座標値が見える。

図2 国土地理院の経緯度から平面直角座標への換算結果

 国土地理院の経緯度から平面直角座標への換算ツール を使って,図1の地点の経緯度(図1)から,沖永良部島が属する平面直角座標系Ⅰの(x, y)が得られた結果を図2に示している。
 図3にはCloudCompareのpoint list pickingの結果を示している。Points 0 to 2の値と,図2の平面直角座標とを対照すると,冒頭で述べたように,northngとeastingについて,(x, y)と(X,Y)が逆転している。Points 0と2の(X, Y)の値を比較しても,(X, Y) = (easting, northing)に対応しているのがわかる。原点は沖永良部島の北東方面にある。

図3 CloudCompareのpoint list pickingツールを使って


 CloudCompareの座標系は,基礎数学でなじみのあるCartesian coordinate system直交座標系に対応しているのである。

 なお,気になるところがあって,図3のPoint 2のZ値が,0.899945 mとなっていて,中等潮位から1m近く高くなっている。ドローンデータの整理で使用したCP control points情報を確認する必要がある。
 連絡掲示板 > 2 Trials and tribulations on 3D contents 1.3 個別的な確認:沖永良部島大津勘ビーチロック海岸,の方で議論する。

以上,Oct. 27, 2023記。