キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ hands-on page on the Kindle Publishing Guide

はじめに  ネット上にはキンドル出版の方法に関する情報が溢れている。まあ,当然ではあるが,アマゾンのKDP (Kindle Direct Publishing) サイトが最も充実している。他のサイトは不要とも考えて良いのだろうが。アマゾン提供の表紙作成ツールは日本語には対応せず,日本語で発信したい利用者は手許のMS-Wordなどで原稿ファイルを作成し,Adobe IllustratorやAdobe Photoshopなどで表紙画像ファイルを用意することができれば,その後のキンドル版変換ツールと,多様な機器に対応するプレビューツールは用意されているので,まあ,問題はない。このページではぼくの試行錯誤の結果,成功?を得られた方法を示したいと思う。 追加修正 Jun. 19, 2022: キンドルの情報は,主に時系列の点で重層的であり,現在対応しない情報も残っている。何と言っても,Kindle Createなど日本語ファイルを受けつけないのに,日本語コンテンツには普通に日本語が使えるような書き方が平然とされている。日本のスタッフはこの種の自己批判精神が欠如しているようである。これまで書きためてきたものを大きく修正する。 1. 出版までに必要なキンドル提供ツールのインストール  ぼくのmacはOS 10.12 sierraであり,mac上では,キンドルが提供する現在のツールは使えない。そこで,手持ちのmouseのWindows 10マシーンにインストールすることになる。アマゾンのサイトではぼくのmacでも対応しているように表示されているが,実際にダウンロードすると,mac OS 10.15以降でないと動かない。  後に述べるように,Kindleの解説とは違って,mac MS-Word2016では,目次がKindle Previewer 3に対応しない。幸い,mouseウィンドウズマシンには,他のメーカーと同様,MS Office2016が,袋とじされていた。マックユーザーのぼくとしては残念であるが,macでWord原稿をつくって,その原稿をmouseの方でKindleに対応するように目次を作成して,Kindle Previewerで表示するということになる。  コンテンツを Kindle で利用可能にするまでのサイクル には,一応,キンドル提供のツール情報がある。 1.a Kindle Create (PC 版) のインストール (日本語には対応していない)  はじめに断っておくが,信じられないけど,日本語に対応していない。キンドルのサイトでは明記されていないので,時間の無駄をした。今後対応するだろうから,その期待から,このコンテンツを未だ削除する気持ちにならない。 このインストールを実行する前に下に掲載している 1.c Kindle Previewerのインストール を参照して欲しい。ぼくのmouseのWindows 10の環境では,この1.c Kindle Previewerのインストールで示した手続きを取らないとインストールできなかった。1.a Kindle Create (PC 版または Mac 版) のインストール は,1.c を実行してからなので全く問題無く,インストールできた。 追記 Jun. 19, 2022: 後にわかることではあったが,Kindle Createは日本語ファイルに対応していないので,全く使えない。 macのWindows 10 on Parallels Desktopと,mouseにインストールしたKindle Createは,これから,削除したい。ExplorerでC:\Program Files内を自らの目で探すと見つからないが,検索すると見つかって,それをuninstallすれば良い。アンインストール履歴を見ると,C:\Users\moto\AddData\Local\Amazon\Kindle […]

キンドル版表紙: 記紀スサノヲの歌に隠されたレトリック front page of Kindle version: Recondite rhetoric in the first tanka chanted by Susanowo in the Kojiki and Nihon-shoki

はじめに  昨年末の完成以来,放置していたので,過去のレベルに戻るのに時間がかかった。関西大学文学論集, Vol. 72, Nos. 1&2に, Latest May, 2022に,投稿した。英文タイトルについてはJun. 5に修正の連絡をした。 ××××××××さま———————————————— 遠慮しようかと悩みましたが,編集委員の英語タイトルのチェックがあると思いますし,結局,さらにお手数を煩わせることになると思い,修正版をお送りすることにしました。 本当に申し訳ございません。修正ファイルは,投稿申し込みエクセルファイル一個,と,英語要旨docx一個, pdf一個,計三個です。あらためて変更なしの邦文論文も含めて,zipファイルでお送りします。計五個のファイルになります。 英語のタイトルで,A recondite rhetoric 云々,としておりましたが,Recondite rhetoric 云々,に変更しました。修正ファイルには,「修正Jun05」を末尾に追加しました。 正しいタイトル:Recondite rhetoric in the first tanka, a 31-syllable Japanese poem, chanted by Susanowo, a deity of ferocious nature, in the Kojiki and Nihon-shoki 以下,蛇足: rhetoric,という名詞について,修辞学はuncoutable,修辞コンテンツについてはcountable,と勘違いしておりました。英語関係の辞書はかなり持っていますが,この点だけでも役に立つものはほとんどなかったのですが,比較的最近,十年程前か,購入したCambride Dictionary of American English,が決めてになりました。確認したら2000年発行のものです。もう二十年前に買ったらしい。 高校三年の英語講読担任の優秀な英語の先生(お名前失念)がおられて (その時は優秀とは思わなかったのですが,その時,気付いていたら,ぼくの英語も成長したであろうと思います)研究社の,辞書をクラスでご紹介頂いて,countable or uncoutableという視点に,目を開かされました。(追加: そのご紹介の授業のあとで,教壇に行ってその辞書の詳細を聞き,購入の注文をしました。) rhetricについてもネット上で,英語サイトの実際の用例をかなり調べたつもりでしたが,及びませんでした。 ぼくのこの論文での用法だと,uncountableになります。それで,タイトルの”A”を省くことになります。自分の論文で,Aで始まるものが無かったので,気にいっていましたが,脚下ということになりました。 以上,ながながと失礼しました。2022/06/05 ————————————————  上記の英語の先生は,英語リーダーでぼくの番が回ってきて,ぼくが訳すと,前から訳せ,と言われて,理解できなかった。これが1967年。それがほぼ理解できたのは,Elsevirに初めて投稿して掲載された論文を書いている時であった。1982年発行だから英語の先生のアドバイスから15年後,今からだと,もう40年前になる,のかあ。この前から訳すというのは,高校の先生は生徒に英作させると理解が早まるとも思われるが,当時,英作の受験参考書はあったが,ぼくには全く理解できなかった。おそらく,参考書が悪かったのだろうと思う。熟語や決まり文句ばかりが主であったように思う。全くわからないから,解答を見て,覚えるだけになったし,覚えることもできなかったし。  この論文はぼくの専門分野とは全く異なるが,下記の,スサノヲが初めて詠ったとされる短歌の真意を論じている。この研究の結果,過去の研究成果には深みがなく,誤解のままで,現在まで来たという思いをぼくは持つに至っている。 […]