さくらからエックスサーバーレンタルサーバーへの乗り換え 9: WordPress移行4 migrating WordPress site from Sakura to XServer 4

はじめに

 やっとここまできた。このページでこのテーマは終了したいものである。エックスサーバーの本契約 Mar. 11, 2025 をしてもう一ヵ月,窓前では,白梅の開花をみていまやソメイヨシノの葉桜も終わりに近い。最大二日ぐらいで移行が完了すると考えていた。まあ学びの期間であった。このページでは移行過程をスクリーンショットを並べて示したいと思っている。ただ,現在,さくらレンタルサーバーにアップロードしているがこの移行プロセスの追加更新はXServerからのアップロードに引き継がれるはずである。

 残された移行プロセスは次のよう。

1 XServerで,さくらから移行した独自ドメインmotochan.infoにWordPress(テーマ: Lightning)をインストールする。

2 無料版Plug-inのUpdraftPlusをインストールする。

3 XServerの無料SSL secure sockets layer を実行する。WordPressからログアウト。

4 このWordPressにブラウザーで開く。https://motochan.infoなのか,https://motochan.info/public_htmlなのか確かめる。アクセスできるかではあるが。さくらurlは,https://motochan.info/wp でのアクセスが必要なので。もちろん,この段階ではネームサーバーの変更はしてはならない。

5 CommanderOneでwp-config.phpを参照しSearch-Replace DBアプリが求めるデータベース関係のパラメータを取得する。

6 以上まで問題なければ,XServerのサポートに確認をした方がいいだろう。問題があれば,もちろんXServerのサポートにヘルプ依頼だな。

7 さくらから毎日バックアップをとっているGoogle DriveにXServerのUpdraftPlusから復元する。これが出来ない仕様ならば,いちど,Google Driveからバックアップを macにダウンロードする必要があるかもしれない。

8 Search-Replace DBアプリのフォルダ名を変えて,CommanderOneを使って,wp-config.phpがある階層に,Search-Replace DBアプリフォルダをコピーする。

9 Search-Replace DBを使って一連の作業を実行し成功すれば,Search-Replace DBアプリフォルダを削除する。

10 XServerの「動作確認URL」機能を使って表示チェック。

11 ブラウザーでドメイン名を入力してアクセス。表示に問題がなければいいのだが。

12 ドメインのネームサーバーを変更。

1. XServerで独自ドメインmotochan.infoにWordPress(テーマ: Lightning)をインストール

1.1 XServer提供の簡単インストール

エックスサーバーのユーザーに提供されている,サーバーパネルより「WordPress簡単インストール」を実施する。データベースなど一切,オプションを設定しない。テーマはぼくがさくらで現在選択しているLightningを選択する。

WordPress簡単インストール設定例からぼくの場合を。

サーバーID: ぼくのエックスサーバーでの名前(xsample )

ドメイン名:motochan.info

インストールディレクトリー:/home/xsample/motochan.info/public_html/

サイトurl: https://motochan.info/wp

以上。

簡単インストール前の設定で,「子テーマをインストールする」のオプションがあって,Perplexityに質問した。その回答が次。

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LightningはWordPressのテーマであり、子テーマではありません。しかし、Lightningテーマには親テーマとして利用できる設計があり、それを基にカスタマイズするための子テーマ(lightning-child)を作成・使用することが推奨されています。
子テーマの役割とLightningの場合
• Lightningテーマ: 親テーマとして機能し、デザインや機能が豊富に用意されています。
• Lightning子テーマ: Lightningをベースにカスタマイズを行うために作成されるもの。親テーマのアップデートによる影響を受けず、安全にカスタマイズが可能です。
子テーマの使用方法
1. Lightningの子テーマを公式サイトや提供元からダウンロードします.
2. WordPress管理画面で「外観」→「テーマ」→「新規追加」から子テーマをアップロードし、有効化します.
3. 子テーマ内のstyle.cssfunctions.phpを編集して、デザインや機能をカスタマイズします.
したがって、Lightning自体は親テーマですが、カスタマイズする際には子テーマを利用することが一般的です。

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 さくらからの移行ではバックアップを利用するので,テーマ選択は意味がない可能性が大である。

1.2 motochan.info/wpへのインストール

 https://motochan.info/wpはさくらで現在公開中のWebサイトのurlである。図1と図2はWordPress簡単インストールの入力画面の上部と下部である。ぼくのこのWebページの地の文で明記しているサイト名を一応伏せている。

図1 WordPress簡単インストール入力画面の上部
図2 WordPress簡単インストール入力画面の下部

 図3は実行結果を示している。さくらからエックスサーバーに移行した独自ドメイン motochan.infoにノータッチのWordPressをインストールしたはずであるが,https://motochan.info/wp をクリックすると,現在公開中のさくらのサーバーのサイトに繋がってしまうのである。https://motochan.info/wp としているが,https://motochan.info/wp につながるのである。さくらのダッシュボードにもログインできる。

図3 実行結果

  ぼくはエックスサーバーにWordPressをインストールしたら,エックスサーバーの独自ドメインをSSL化できるのではと考えたが図4の表記に見えるように,無理だった。

図4 エックスサーバーのネームサーバーへの変更が要求される

 それで,WordPress簡単インストールに用意されている削除機能を使って,図5のように,XServerのWordPressを削除した。

図5 XServerのWordPressを削除

 そして,サブディレクトリーなしの場合を作成し機能しないので削除し,サブディレクトリー wp2の作成したのである。機能しないと考えたのは誤りで,ネット上に公開されるのには時間がかかるようだ。忘れてしまった。2025年4月13日の午後6頃前にアップロードしたから,すでに7時間が経過するが,https://motochan.info/wp2をブラウザーで入力すると,「Not Found The requested URL was not found on this server.」となる。このthis serverはさくらのサーバーのようだ。

以上,2025年4月14日深夜。

1.3 サポートに質問

 回答は二日ほど後になるので,明日月曜日に見てもらうように今,メモ書きしてみよう。

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まずは,「経緯」をご説明し,お尋ねしたいことを「質問」として後に示します。

経緯:

 サクラレンタルサーバーからエックスサーバーへの移転すべく,ほぼ一ヵ月前にエックスサーバーのスタンダード版に3年契約をしました。お任せや簡単移行には対応せず,手作業での移行のために,学んでいます。で,UpdraftPlusを利用したサイト移転(引っ越し)方法 https://highfivecreate.com/blog/tips/6097.html#i-2が最も適切と考えています。

 さくらのサーバーでのWordPressのUpdraftPlusを使ってGoogle Drive (100GB)にバックアップを毎日(三日分)実施しています。これをエックスサーバーにインポートします。ただ,その前にエックスサーバーでWordPressをインストールし,UpdraftPlusをインストールする必要があります。

質問1:

 WordPress簡単インストールを使って,さくらから独自ドメイン motochan.infoにインストールしました。urlは,https://motochan.info/wp2 になります。ファイルマネージャーでみますとインストールされています。

ブラウザーでは「Not Found The requested URL was not found on this server.」となります。このthis serverはサクラレンタルサーバーと考えられます。

 ブラウザーでWordPressを開いてUpdraftPlusをインストールできますでしょうか。

質問2:

 エックスサーバーの「動作確認URL」で可能なのでしょうか。

質問3:

 さくらからXServerへの移行は,同じurlを望んでいます。https://motochan.info/wp 。しかし,WordPress簡単インストールを使って,https://motochan.info/wp を作成しますと,サクラレンタルサーバーに繋がってしまい,インストールしたエックスサーバーに入ることができず,https://motochan.info/wp2 と敢えてサブディレクトリーを変えて,インストールしました。これでは,さくらのものとurlが異なりますので,ぼくの希望とは多少ずれることになります。(後掲のごとく致し方ないかと思います)

質問4:

 エックスサーバーのワードプレスにUpdraftPlusにインストールができたとして,さらに,Google Driveのバックアップをインポートして復元することができたとして,その後,Search and Replace DBを使って,さくらのurlなどを置換することになりますが,このパネルでの

Replace 「移行前のurl」 with 「移行後のurl」

の部分で,「移行前のurl」=「移行後のurl」となって,実行ができないのではないか(できないでしょうね)と危惧しています。

質問5:

 このように考えますと,移行前と移行後では,urlを変えざる得ず,

「移行前のurl」: https://motochan.info/wp ←サクラレンタルサーバー

「移行後のurl」: https://motochan.info/wp2 ←エックスサーバー

とするしかないのか,と思われます。サブディレクトリーが異なれば,別のurlと考えることができれば問題ないかと?

質問6:

 移行作業をする際は,サクラレンタルサーバーからのバックアップはGoogle Driveに入っているので,ネームサーバーをエックスサーバーの方に移行しても問題ないというか,その方が上記の問題をクリアできるのではと思ったりしています。

 以上,だらだらと書かせていただきましたが,是非,お助けいただければと存じます。

2025年4月14日深夜

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 この質問のあと,追伸をしている。

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追伸

シャワーをかかっている時に考えたことをご連絡します。

エックスサーバーで,さくらで使用中のドメイン(url: https://motochan.info/wp)と同じものを,エックスサーバーで作成して,ネームサーバーをさわって,エックスサーバーの同名のurlを優先させれば,SSLも設定できるし,

エックスサーバーのWordPressでUpdraftPlusもインストールできるし,Search and Replace DBも使う必要がない,ということではありませんか?

ご指導ください。

2025年4月14日,3時40分AM。

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1.4 ファイルマネージャーで

 図6は,サーバーパネルのトップメニューの上端のメニューの「ファイルマネージャー」を起動させて/home/motochan.info/wp2 を覗いたものである。図6の左ペーンでみると,motochan.infoの一段下位ディレクトリーに,public_htmlがあり,その下位にwp/, wp2/が見える。wp/は一旦作成して,1.1 XServer提供の簡単インストール,で用意されている機能で削除したものである。ファイルマネージャーではwp/フォルダは削除できない。

 CommanderOneでこのフォルダを削除できるであろうが触らない方がいいように思う。サポートから先ほどお返事を得て,wp2/を削除し,wp/に再度,WordPressをインストールするつもりである。

図6 ファイルマネージャーを起動して/home/motochan.info/wp2 を見る

2. サポートから回答 2025年4月14日

 「1.3 サポートに質問」の回答があった。

平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
エックスサーバーサポート xx と申します。

XServerアカウントID : xx
お問合せ番号     : xx

お忙しい中、ご返信をいただきましてありがとうございます。

それぞれのご質問について、ご案内をいたします。

まず、ご質問1~3について、
ネームサーバー変更前(ドメインが現在のサーバーを参照している状態)で
エックスサーバー側のWordPressを同一ドメインで操作されたい場合、
お客様のご利用端末の「hostsファイル」を編集いただくことで、
お客様の端末でのみ、ドメインのWEBサイトがエックスサーバーを
参照するよう設定いただくことが可能です。

詳細は以下のページをご参考ください。

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▼マニュアル:WordPressなどのプログラムを使ったサイトの動作を確認する方法
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_checkproxy.php#link-previous-c
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なお、WordPressのWEBサイトについては
動作確認URLでの確認ができません。

※ 動作確認URLは、単純なHTMLのWEBサイトなど、
  静的コンテンツのみ対応しております。

恐れ入りますが、エックスサーバー側へ同一ドメインでWordPressを
インストールいただき、hostsファイルを編集いただく形で
WEBサイトをご確認くださいますようお願い申し上げます。

上述のご対応にて、質問4~5についてもご解決いただけるかと存じますので、
ご確認くださいますと幸いでございます。

質問6、ならびに、2通目のメールでご連絡いただいた
ネームサーバーのご変更については、
hostsファイルを編集いただき、同一ドメインのWEBサイトについて
エックスサーバー上での構築・動作検証完了後に、
ご対応いただければと存じます。

他社サーバーからエックスサーバーへのサーバーの移転手順については
以下のページで一連の流れをご案内しておりますので、
こちらについても併せてご参考くださいますと幸いでございます。

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▼サーバー移転手順
https://www.xserver.ne.jp/order/order_transfer_server.php
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何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

3. 回答を踏まえて

上記回答のなかの次のアドバイスを実行してみよう。

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恐れ入りますが、エックスサーバー側へ同一ドメインでWordPressを
インストールいただき、hostsファイルを編集いただく形で
WEBサイトをご確認くださいますようお願い申し上げます。

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3.1 改めてさくらのWordPressサイトをXServerに

 とにかく,簡単に実行できるところから。wp/2を削除して,改めて,wp/を作成した。さくらのWordPressの情報と一致させた。サイト名,ユーザー名,パスワードなど。プラグイン CloudSecure WP Securityをデフォルトで選択したままにした。移行完了までのリスクを考慮したためである。UpdraftPlusを利用してのbackupファイルのアップロードと復元に問題がでるかもしれない。その場合は一時,deactivateすれば良いだろう。簡単インストールが4回目ゆえだろう,データベース名は,サーバーID名.wp4となっている。それに,エックスサーバーのお仕着せでWPは日本語版6.7だ。英語版の方が直接的で快適であったが仕方がない。さくらからのドメイン移行のなか,移行プロセスをエックスサーバーに頼っているから仕方がない。

 ファイルマネージャーでみると,wp2/は残っているが空っぽだ。wp/に新たにWordPress関連ファイル群が入っている。今日の日付のファイルは,地のディレクトリーでは,.htaccess (権限644),wp-config.php (権限600)だけ,wp-content/では,plugins, themes, upgrade (三つとも権限755)である。

3.2 hostsファイル編集後にwebサイト確認

 この機能の役割を知るために。意味なしと思いつつ試行してみたい。

3.2.a hostsファイルの一時的変更

 図7〜9に,macOS用ファイルをファインダーで操作した過程を示している。

 /etc/hostsのファイルを操作したプロセスを示す。操作にログインパスワードが必要である。

図7 テキストエディットで編集したあとのhostsをetc/にコピペ(既存hostsと新たなhosts両方を残す)
図8 ドロップしたhostsは「のコピー」が追加される

図9 名称変更して元ファイルをhosts_original,コピペしたのをhostsとした

3.2.b このmacのみでWordPressの操作が可能

 この macのブラウザーで,https://motochan.info/wp,と入力すると,図10のようにテーマLightningが表示される。https://motochan.info/wp/wp-adminを実行すると,さくらのWordPressで使用しているぼくが設定したユーザー名とパスワードで,図11のようにダッシュボードにログインできる。データベース更新,WordPressやテーマの最新バージョンも取得して更新できる。

 懸案のプラグインUpdraftPlusもダウンロード,インストールができるのである。インストールして有効化activateした。もちろんバックアップはしていない。

図10 Lightningのトップが
図11 wp-adminで
図12 UpdraftPlusのインストール

・UpdraftPlus で謳われている移行情報:

 この無料版の UpdraftPlus を使用すると、WordPress サイトを別の Web ホスト、サーバー、またはドメインに簡単に移行できます。

移行するには、データベース、プラグイン、テーマなどをソースサイトからダウンロードし、移行先サイトにアップロードするだけです。

 移行時には、組み込みの検索置換エンジンが古い文字列を識別し、新しい場所を反映するように置換します。UpdraftPlus は、時間を節約し、手作業による移行に伴うリンク切れやファイル紛失のリスクを軽減します。

・実際には:

 UpdraftPlusのメニューを見ると,この移行情報が明記されず,有料版購入を誘っている。$70 (x 150=10,500円)/年である。移行1回で良いので年間契約は不要である。

4. ドメイン移行 第1回

 どうもできそうだ。UpdraftPlusでWordPressサイトをバックアップ&リストアする方法 には無料版での移行法の概略が記されていた。リモートストレージ例はDropBoxだったがぼくはGoogle Driveだ。

 XServerの動作確認URLでの,https://motochan.info/wp のWordPress日本語版に無料版UpdraftPlusをインストールして,このサイトにGoogle Driveにあるさくらレンタルサーバーのhttps://motochan.info/wpのApr. 14(昨日夕)のバックアップファイルをアップロードする作業を実施した。その手順を述べる。

4.1 無料版UpdraftPlusでリモートストレージGoogle Driveのバックアップファイル群をスキャニング

 UpdraftPlusの設定タブの画面を五分割して並べる。図13〜17。

図13 UpdraftPlus設定タブの最上部
図14 UpdraftPlus設定タブの最上部
図15 UpdraftPlus設定タブの中部
図16 UpdraftPlus設定タブの下部
図17 UpdraftPlus設定タブの最下部

 図18はGoogle Driveフォルダー My Drive > UpdraftPlus,の圧縮ファイル群の一部である。トータル38filesで,uploads 1-34 zip,themes.zip,plugins.zip,others.zip,db.gzである。
 データベースファイルのみ-gz圧縮ファイルである。すでに述べたようにこれだけでも解凍するとテキストだけなのに3GBもある。

図18 Google Driveフォルダー:UpdraftPlus

 リモートストレージstorageのうち,図14に見えるように,Google Driveを選択した。バックアップに含めるファイルはすべてである。その目的達成のために1カ所追加したので,図17に見える「変更を保存」ボタンをタップした。それに反応して現れたのが図19のメッセージである。次に図14の「Googleでログイン」ボタンをタップして現れたのが図20である。

図19 「変更を保存」ボタンに反応したメッセージ
図20 「Googleでログイン」ボタンをタップして

 UpdraftPlusがGoogle Driveにsign inする過程を図21〜23に示す。ここまではGoogle Driveでの認証過程(スキャニング)である。

図21 Googleへのsign inでcontinue
図22 Googleへのsign inでcontinue
図23 Googleへのsign inでComplete setup

4.2 Google Driveのバックアップファイルをhttps://motochan.info/wp にアップロード

 図23のメッセージにあるように,https://motochan.info/wpのUpdraftPlusでの作業になる。UpdraftPlusはGoogle Driveのバックアップファイル群を把握したのである。

図24 https://motochan.info/wpのUpdraftPlusでのバックアップ/復元パネルの上部
図25 https://motochan.info/wpのUpdraftPlusでのバックアップ/復元パネルの下部

 Google Driveからhttps://motochan.info/wpのUpdraftPlusでの作業が続く。UpdraftPlus > バックアップ/復元のパネル(図24, 25)の下部(図25)を見ると,「既存のバックアップ(0)」の行の次に,「他のタスク」として,三つのリンクが設定されている。その最後の「リモートストレージを再スキャン Rescan remote storage」を選択する。

 図26は期待したものなので問題ない。図27ではサイトへのアップロードに使用するバックアップ日を選ぶものである。ぼくの目的ではもちろん複数日を選択する意味はない。図27最下部の「すべてを選択」をすると全5日分が選ばれる。なお,Sep. 26, 2024のテーマがなぜ,リストされているのか,わからない。

図26 望むメッセージが
図27 Apr. 14を対象に

 で,図27のAug. 14, 2025の行右端の「復元」ボタンをクリックすることになる。この行には他と同様,データベース〜その他の枠が見えるが,ここで選択はできない。単にメニュー表示に過ぎないのである。図28では復元するコンポーネントが表示されており,図29ではぼくが全部をチェックしたところである。

図28 復元するコンポーネント表示
図29 全部をチェック

 まあ,当然ながら全部のコンポーネントを選択するのであるが,結果的にはすべてをアップロードした段階でエラーが出て,達成できなかった。エラーの原因は時間切れのようなので,分割してアップロードをすべきと考えている。図30はアップロードの過程の一場面で,図31はアップロード終了後のエラー表示である。

 

図30 アップロード過程の一場面
図31 アップロード終了後のエラー表示

 図32の表示から抜け出すためにはキャンセルするしかない。

 updraft_send_command: error: error (Internal Server Error)

図32 抜け出すためにはキャンセルしか

 図33の表示では,赤い「削除」ボタンしかないだろう。図34では,UpdraftPlusによるhttps://motochan.info/wpへの復元結果を削除するのであるが,「リモートストレージからも削除」のチェックを外さないといけない。図35ではその選択を外して,「削除」を実行することになる。

図33 赤い「削除」ボタンを選ぶ
図34 UpdraftPlusによるhttps://motochan.info/wpへの復元結果を削除する必要があるが
図35 Google Driveのバックアップは残す

 図36には,削除結果が示されている。これでさっぱり。

図36 削除結果

4.3 エラーの原因は

 今日,午後5時頃に,ワードプレスから二通のメールが同時に届きました。
一通目 ———————————————
2025/04/14 18:24:09 に xxxx がログインしました。

【ログイン情報】

・日時:2025/04/14 18:24:09

・ユーザー名:xxxx

・IPアドレス:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

・リファラー:xxxxxxxxxxxx

・ユーザーエージェント:Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


CloudSecure WP Security
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二通目————————————————
2025/04/15 00:42:16 にサーバーエラーが発生しました。

【サーバーエラー情報】

・エラータイプ:E_ERROR

・エラーメッセージ:Maximum execution time of 240 seconds exceeded

・エラー箇所:xxxxxxx updraftplus.php:5282


CloudSecure WP Security
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4.3.a CloudSecure WP Securityをinactiveに

 もちろん,セキュリティの観点から種々削除しているが幾つか気づくことがあった。一通目のログイン時間であるが,hostsを編集して,「動作確認URL」機能を使ってmacでログインした時間であるが,Apple M2チップなのに,Intelとなっている。両方のメールに,CloudSecure WP Security,の認証があり,これはエックスサーバーで簡単WordPressインストールにデフォルトで入っていたものであり,これは,inactivateした方がいいだろう。

追記: 2025年4月16日: 上記の二通のエラーメッセージを見ると,「CloudSecure WP Security」の役割が侵入をリジェクトすることではなく,挙動を報告することではないかと想像した。

4.3.b 実行制限時間を延長

・エラー箇所:xxxxxxx updraftplus.php:5282

 Perplexityによれば,主にサーバー容量不足やプラグインの破損、ストレージの問題などが原因で発生することが多いです。まずはサーバーやストレージの空き容量を確認し、プラグインの再インストールや不要ファイルの削除を試してください。それでも解決しない場合は、UpdraftPlusのログファイルを確認し、エラー内容を特定してください,とあるが,この指摘はいずれも当たらないと思う。

・エラータイプ:E_ERROR

 Perplexityによれば,UpdraftPlusの「E_ERROR」は、プラグインや環境の不整合による「致命的エラー」です。エラーメッセージをもとに、バージョンアップや再インストール、リカバリーモードの活用などで対処してください。

・エラーメッセージ:Maximum execution time of 240 seconds exceeded

 Perplexityによれば,UpdraftPlusプラグインの処理(バックアップや復元など)に240秒(4分)以上かかり、PHPの実行時間制限を超えたために処理が強制終了されたことを示すエラーです。
 • PHPの実行時間制限(max_execution_time)
サーバーのPHP設定では、1つのスクリプトが実行できる最大時間(例:240秒)が決められています。これを超えると、セキュリティやサーバー負荷防止のため、処理が自動的に中断されます。

Perplexityにお聞きしたら次のようだ。wp-config.phpファイルで,

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php
//さまざまな設定や定数が並んでいる部分の下に

define(‘WP_MAX_EXECUTION_TIME’, 300);//最大実行時間を300秒に設定

/* That’s all, stop editing! Happy publishing. */


コメント /* That’s all, stop editing! Happy publishing. */ より上にdefine(‘WP_MAX_EXECUTION_TIME’, 300); を追加することで、WordPressの設定として正しく認識されます。追加後はファイルを保存し、サーバーにアップロードしてください。

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4.3.c コンポーネントを分けてアップロード

 ・エラーメッセージ:Maximum execution time of 240 seconds exceeded

このメッセージをどう考えたら良いのか。240/60=4分間だ。実際には20分ほど動いていた。

 テーマとプラグインとその他,データベース,アップロード

という三分割でどうだろうか。とにかく,アップロードが34個の圧縮ファイルからなっているので最も重い。クリアするかだな。34個のファイルを適当に分割できれば一番いいのだけど?

4.3.d WordPressとテーマのバージョンの統一

 図37のように,さくらのWordPressは英語版v.6.7.2である。エックスサーバーの簡単WordPressインストールは日本語版だけに対応している。バージョンが同じでも英語版と日本語版の違いは影響ないだろうか。

 ぼくのこのサイトは基本的に英語で発信する意気込みであったが読者はどうするのかという問題もあった。結果としては操作だけ英語で公開は日本語という形になっている。Pluginsは英語版の方が圧倒的に豊富なのだからと思ってはみても,実際は日本人が使っているもので十分である。

 図37には,reinstall 6.7.2-ja が見える。日本語化してしまった方がいいだろう?

 テーマはさくらでは,Lightningも最新 15.29.6である。UpdraftPlusも最新で1.25.3。

図37 さくらのWordPressは英語版v.6.7.2で

 エックスサーバーの方も改めて確認する必要がある。昨日にアップデートした時には,v.6.7.2-jaであった。hostsの書き換えを昨日実施して,ブラウザーでhttps://motochan.info/wpにアクセスできたが,今朝はできなかった。hostsファイルを開いたままにして,ブラウザートップのurl窓でhttps://motochan.info/wp を入力すると起動できた。

 図38,39はhttps://motochan.info/wp の画面で,図38はUpdraftPlusのバージョン1.25.3,図39ではWordPressのバージョンが6.7.2であり,v.6.7.2-jaへの再インストールのオプションが見える。WordPressのバージョンは,さくらもエックスサーバーも同じではないのか。英語表記と日本語表記の違いがあるが。エックスサーバーのWordPressには日本語パッチが付属しているのではと思う。

 UpdraftPlusのバックアップと復元はシステムに影響を与えないので,エックスサーバーでは日本語表記になる可能性は高いと思う。

図38 https://motochan.info/wpのUpdraftPlusバージョン1.25.3
図39 https://motochan.info/wpのWordPressバージョンが6.7.2

 CommanderOneでwp-config.phpも覗いた方がいいだろう。

以上,2025年4月15, 16日。

4. ドメイン移行 第2回