高額な後期高齢者医療保険料にびっくり Stunned by costly medical premiums for seniors!
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はじめに
「後期高齢者」になって,何だか,この世の居心地が悪くなってきていた。やたらと行政から無心される。どこかの年金も七十八歳だったからか大きく減額されるという連絡もあったが,確かめる気持ちも起きない。
6月末ぐらいだったか,「後期高齢者医療資格確認書」という紙片が送られてきて,昨年の紙片を廃棄して,この新たな紙片をキープした。負担割合は7月31日までは2割として,これからは3割だという。1年ぐらいだったか,2割というのがあったが,また3割になった。
マイナンバーに入れ入れ,とうるさい。メリットの内容の意味がわからない。日本行政のセキュリティ能力は無いということもあるが,権力大衆支配の記憶の方が大きい。もう徴兵されることはないが,国家の支配に諂うことはできない。ささやかな庶民の無為の抵抗である。その旗手になろうとした箕面市長は維新好き(??好き)の市民から罷免された。箕面市の低い民度には呆れ返る。
そして,もう一月前ぐらいになるだろうか。保険料は50万円だから払えと振り込み用紙が送られてきた。なにがなんだかわからないので,気にはなったが放置してきた。そして,ぼくが大切にしている「終わらない」仕事に専念できなくなった。
1. 箕面市から送られてきた請求書と案内パンフ
国民をバカにしたパンフと請求書が送られてきた。全4ページだが,図1のページ p. 1 だけに請求書の説明があって,あとの3 pages は支払い方のみである。図2は最終ページ p. 4 であるが,支払い方が書かれているだけで,最下部に問い合わせ先があるので,掲載した。他の情報は請求理由の観点からすると,全く意味がない。


2. 「一人当たりの保険料(年額) = 所得割額(年額)+ 均等割額(年額)」の矛盾
図1だけにこの関連情報がある。図1には,六名の若者と老人が医療関係のアイコンが描かれた茶色の円盤を微笑んで触っている。この絵はまあ権力の意図を表現しているのだろう。
その絵の下に,「令和7年度の保険料はこのように決まります」とあるが,誤魔化し,だ。この嘘っぱちの文がぼくの頭には入らず何か眠くなり放置することになった。
大阪府では次式がでっちあげられている。
式1 一人当たりの保険料(年額) = 所得割額(年額)+ 均等割額(年額)
式2 所得割額(年額)= 賦課のもととなる所得金額✖️11.75%
式3 均等割額 = 被保険者一人当たり57,172円
まずはこの三式について,理解しようとしたが,大きな誤魔化しがある。式1を構成する項はそれぞれ独立変数でなければならないはずである。最初から誤魔化すための式だから,この観点はもちろん,欠落している。要するにもともと,種々の税金を差し引いたあとの残金からさらに引き抜こうとしても,引き抜くことができない方々からは無理だから,財政の負担軽減のために,さらに引き抜くことができると判断した「後期高齢者」に対して実質の更なる税金をかけようとする。同世代から引き抜きたいという思惑がある。その金づるの「後期高齢者」年金生活者から抜き取るのが,所得割額(年額),である。
所得割額(年額)は,均等割額(年額)を超えている者から収奪する項であるから,所得割額(年額)>均等割額(年額),なので,実は,所得割額(年額)⊇ 均等割額(年額)なのである。それゆえ,式1は成り立たないのである。
3.「 賦課のもととなる所得金額」の誤魔化し
式2を再掲する。
式2 所得割額(年額)= 賦課のもととなる所得金額✖️11.75%
ここで,何故,11.75%なのか,全く記されていない。この数字は簡単に増やすことができる。ファシズム的パラメータである。
図1の最下段には,
「※2 賦課のもととなる所得金額」とあって,ぼくの場合は,公的年金の場合に当たる。
式4 公的年金の場合:年金収入ー公的年金等控除額
として,他の場合を併せて,「基礎控除額」となっている。
この式4をぼくに当てはめて計算した結果と,請求書に示された「賦課のもととなる所得金額」が全然合わない。つまり,
式5 賦課のもととなる所得金額 ≫「年金収入ー公的年金等控除額」+ 149万円余
なのである。ネットで調べる気がしないが,どうも,「基礎控除額」は全く使用されず,一律金だけ,差し引いているらしい。つまり,「基礎控除額」は,全く無視されているのである。大きな嘘を平気で,国民用のパンプに記述しているのである。
これ以上の詳細はアホらしいので書かない。
おわりに
はじめて,「税金」なるものに,素朴な疑問をもち,ちょっと調べてみた。その結果,いかに「税金」なるものが根拠ないものであるかを知った。大阪府が2年に1回決めているという。まさか大阪府独自じゃないだろう。
政治や行政の担当者がいかにええ加減で何も考えていないことを知った。数字合わせをしているだけ。トランプなどの金持ちが税金が高額なのに頭にきて,国際支援,福利厚生などを片っ端から破壊している状況は,この側面もあるだろうと想像している。
さきほど,郵便局に行って支払ってきた。権力に逆らえない。ぼくはそれなりに社会貢献などを意識しつつ,退職後の活動をしてきたが,多少意欲を削がれた形ではある。
いくらドーネーションしても,回避できない。年金生活者から,所得税,固定資産税,都市計画税などなどの税金をふんだくって,個としての社会活動などを阻止する権力が許せない。
以上,2025年8月22日。