iPhone紛失騒動 an iPhone missing squall

はじめに

 今日は満を持して,昨日僕のデータベースにアップしたペーパーを読もうと思ったら,奥さんがiPhoneを無くしたという。電話で呼び出しても呼び出し音が聞こえない。確かにぼくが呼び出しても聞こえなかった。「消音モードを昨晩の電話に関わって敢えてオンにしてしまったのではないか」という問いかけに,「絶対に無い」ということで,これまでの経験を踏まえて納得した。見つからない時は,電話呼び出しで見つけてきたという成功体験がある。
 近所のマックスバリューまでの往復路と,携帯を契約したソフトバンクにも立ち寄ったが,解決できない。往路では,僕のiPhoneで呼び出しつつ歩いたのであるが,道端から残念ながら呼び出し音は聞こえてこない。ソフトバンクでは,ワイモバイルに契約を替えた時点で,そういうサービスはしないとのこと。マックスバリューの受付でも一応存否を確認した。「探す」アプリはインストールしていたが,その使い方がわからなかった。macでも探すことができるのに,それもしなかった。で,結局,エプロンのポケットにあった。直前記憶の喪失の結果であった。これに類することは,この奥さんには数日前にもあって,カードがないないと騒いで,結局,ぼくがバッグから見つけた。で,今後のこともあるので,ここに対処法を示すことにした。

 このiPhone紛失騒ぎで,改めてiPhoneを探す方法を確認したのである。パソコン(当方はmac)から探す方法と,ふうふ互いのiPhoneから探す方法を,以下に示す。

1 iPhoneに適切な名前をつける

 iPhoneユーザー間のデバイス名表示の混乱を避けるために,元々のiPhoneの名称を変えた方がいいと判断した。

 1.1 設定アプリを開いて,一般/情報,と進む。「名前」をタップする。次の画面で,編集できる。そして,一般に戻る。
 1.2 これで完了の筈で,macでsearchしても,新たな名称に変更されている。だが,「設定」アプリ画面トップのiPhone所有者の情報を開いて,最下部のiPhoneの名称を見ると,変更されていない。電源を切っても解決しない。
 1.3 それで,「設定」アプリを開くとトップに見えるiPhoneユーザーをタップして,その最下部に表示されている「サインアウト」をプッシュした。iCloudへの仮データ移動などの確認があった。ぼくの場合,数十Gigaの音楽関係の音声mp3やムービーmp4が入っているが,ほぼ数分で完了した。設定や個人情報がiCloudに保存されるだけのようだ。
 1.4 そして改めて,サインインするのであるが,iPad Proのパスワードの請求などに対して調べる手間はあったが,無事サインインできた。
 とはいえ,さしあたり,airpodsのペアリングが外れている。設定/Bluetooth,はオンにはなっているのであるが。AirPodsのケースを開いて,「Bluetooth」を開くだけでAirPodsについては「接続済み」となっていて,ペアリングが戻る。

2 macから探す

 https://www.icloud.com/find に入る。iCloudの「iPhoneを探す」,で,Apple IDを入力する。自らのiPhoneでは無い場合は,パスワードも入力する必要がある。すぐに見つかって,Googleマップに表示される。この地図の上方欄外には,「すべてのデバイス」という見出しもある。


3 私のiPhoneから他人のiPhoneを探す

探すアプリ
設定アプリ

いずれのiPhoneにもアップルの「探す」アプリをインストールしておく必要がある。


 「探す」アプリを開くと,「最後の位置情報を送信をオンにしてください」とアラートが出るので,これに承諾する必要がある。これをするとバッテリー切れのあとでも24時間以内であれば,探すことができる。
 さて,「設定」アプリに戻って,トップのiPhoneユーザーをタップして,「探す」をタップして,iPhoneを探す,をオンにして,現在地はもちろん「このデバイス」で,「位置情報を共有」をアクティブにして,友達として,家族などを登録しておく。特に紛失する可能性が高い人のiPhoneにはこの友達登録は必要である。
 そして,「探す」アプリを開くと,最下部に,左から右へ,「人を探す」,「デバイスを探す」,「自分」という選択肢がある。「デバイスを探す」は今設定しているiPhoneであって,意味がわからないので別の使い方があるのだろうが,この機能がわからない。
 「自分」を開くと,最下部に,「友達を助ける」,という選択肢がある。これを選ぶと,iPhoneの所有者で無い者が,このデバイスを利用して,紛失したデバイスを探すことができるのである。これをタップすると,最下部に小さく「別のApple IDを使用」が表示されているので,これを選ぶと,iPhoneの所有者で無い者が自らのiPhoneの位置を表示させることができる。この地図の下方に,デバイス名が出るので,それをタップすると,三つの選択肢が現れる。「サウンド再生」,「紛失モード」,「iPhoneを消去」,である。「サウンド再生」をタップすると,消音モードがオンであっても,甲高いピッピッピッピッピッという音が生じるので,地図で見たあとに,思いあたる場所に行って,これを実行すれば,発見することができる訳である。なお,地図上の位置は建物一つ余りズレている。「iPhoneを消去」機能を使うと,iPhoneの中味の情報を削除できる。この回復は結構面倒らしいが。

 AirPodsなどペアリングしているアパラタスapparatus類の紛失の際は,「自分」を開いてすぐにログインできる。

おわりに

 「探す」Search アプリをインストールしているにも関わらず,今回のような事態に使えなかった。次に起こりうる事件への対処については「自信」が芽生えた。偏にentirely奥さんに深く感謝したい。直前記憶の喪失の一つは,いわば「無意識」での日常的動作で頻発するのであるが,意識的に同じ場所に置く,指差確認喚呼する,とかの工夫で,ある程度は対処できるように思うのだが。

Jan. 11, 2021記