アップルLiDAR測量Parts 1&2 キンドル版作成記録 records of kindle publishing Apple’s LiDAR measurements Parts 1&2
はじめに 追記 2024年11月21日: これを記述したのは今年の正月だったのか。このページの最後に,12.5 2024年11月20日追記,を配した。キンドル本にアップして大変驚いたものであった。図表などのリンクに跳んでも,リンク元のミニページが左下に見えているので,リンク元に戻ることができるのである。この機能はぼくのワード原稿の構造によるものか,これと無関係に実現できているのかはわからない。このページでの関心はいつにこの実現であったので,このページでは無駄に不安になって種々の作業をしている。ほぼ無意味とも言えるような文章になっているが,記念?に残しつつ,無駄な迷いについては,前もってコメントを追加しておこうと思うのである。状況の変化に合わせて本文にも変更を加えている。 記録しなくても良いようなものなんだけど根が真面目なためか記録してしまう。これまでKindle本を3冊出したが,今回は図表を結構含むので不安がある。以前からこの書式には関心があって,本ウェブサイトでもそのコンテンツを幾つかアップしているが,自分のサイトでも失念していて新たに読み込むのも結構大変だ。もう情報収集は十分だ。今年度は文学論集Vol.73, Nos. 1&2, 3にそれぞれ1本投稿している。種々格納場所が変わっているので,リンク切れの場合は,テキストで検索して頂きたい。 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part1 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2 なお,Nos. 1&2(combined number, Sep. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」が掲載されていて,第Ⅰ章にあたる。No. 3(Dec. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2」があって,第Ⅱ章〜第Ⅳ章にあたる。Part 3は先日投稿した。関西大学文学論集Vol. 74, No. 4に掲載予定である。 1. Microsoft Wordファイルの編集 ご担当の印刷会社スタッフがかなり優れた方(々)で,いずれも四校まで対処頂き,そのご指摘に誘発されて,未熟な部分が改善されたので,このキンドル版の出発点は四校を経た完成論文のMicrosoft Wordファイルである。キンドル版の作成には,macでは問題がありWindowsマシーンのOffice2016を使用した。論文作成は,1&2合併号はmac sierraのOffice2016,3号はMacBook Airを購入したのでmac sonomaのOffice2023を使用している。前者のOfficeは使えなくなって新たに購入したが,キンドルには同じ対応を期待している。 macでの論文作成時にキンドル版発行を意識していて,文学論集のレイアウトにおよそ従う形で,図1に見えるように,ホームタブに表示されているスタイルを登録してきた。つまり,見出し1,見出し2,見出し3,地の文,図表キャプション,文末脚注である。なお,ページサイズは小さくA5。 WindowsのOfficeでも,macでのスタイルが継承されている。ありがたい。macでは,アウトラインプロセッサーを使用して,キンドル用に見出しなどを登録して作成してきた。図1左のナビゲーションペーンにはアウトラインが見える。 1.1 図表(イメージ)とキャプションの配置 追記 2024年11月21日: 文学論集のParts 1&2では,図表を本文に埋め込む形をとったことでこの種の問題が生じた。Part 3ではKindle版を見据えて,図表は本文の最後にまとめたので,問題は無くなった。 1. タイトル「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」と著者名を削除して,「はじめに」の章から始まるようにした。2. 図の配置は印刷物ではテキストの関係を考慮しつつ,適宜配置できるが,キンドル版のリフロー型の場合,テキストとの関係をできるだけ関係なくした方がいい。行間に配置するということである。Macでは慣れていてもWindowsではなかなか見つからない。書式 > 配置 > 行内だ。図上のタップして,右クリックすると,文字列の折り返し,というのがあって,行内,を選んでも同じだな。 図表番号もすでに挿入している。一環して図を行内にしておくと問題ないが,それ以外だと図表番号が乱れるという経験をした。右クリックすると,図表番号の挿入,があって,これに従って入力すると,Kindleで生かされるのではないか,と期待している。全図表の確認をする。 図2では,図がテキストを分割しているので,図3のように,図を下方にドラッグして,「図4キャプション」がセットの形になるように,整えてみた。 図4では,どうも行内になっていないので,行内にすると,図5のように崩れるので,図6のように「図8」本体を上の方に位置する「図8キャプション」にドラッグアンドドロップした。 図7には,「図11キャプション」がソフトリターンで2行に配されているが,キンドル版ではどうなるのか。後に確認する必要がある。(a), (b)の図の説明を本文中にしても問題がないと思われる。 表は,Kindle版からすると図とほぼ同じではあるが,表のキャプションは表画像の上に配置されるので,簡単ではないように思われる。この「表1」と「表2」のいずれも,行間に設定すると,図8のように,大きく崩れてしまう。 図のドラッグアンドドロップはうまくいかず,試行錯誤では,表1キャプションは移動が可能であった。「直線距離50m追尾」という項目名のすぐしたに表を配置するのは奇妙なので,段落「表2に係わる〜に達している。」を表1のすぐ上に配置するのが妥当と考えたが誤りで,表1は,図8の一行目に見える「直線距離50m追尾」に隣接する前段の「表面の垂直高度分布の追尾」に属する内容なので,項目「直線距離50m追尾」よりも上位に配置する必要がある。前段の「表面の垂直高度分布の追尾」の本文の下方にハードリターンを数個作って,ここに表1全体を移動する必要があった。まずは「表1キャプション」をドラッグアンドドロップして,このすぐ下に表(実はイメージ)本体をドラッグアンドドロップしてゆくことになった。 表2は,「直線距離50m追尾」,「閉じたループの距離追尾」,「ドリフト補正性能」という3項に係わるもので,読む過程を考えると,結局,表1のすぐ下に配置した方が良いようである。実際,出来上がった印刷もそうなっている。そこで表1の下方にハードリターンを何個か置いて,まずは「表2キャプション」と表本体をドラッグアンドドロップすることになるはずだ。図9がそれだ。 これで図表の配置は一応,出来上がった,というか,確認そして修正できたのである。 1.2 図表と本文を目次で繋げば 追記 2024年11月21日: 「12.5 2024年11月21日追記」に示したように,実はもうこの必要性はないが,目次は必要だ。「1.3 目次の作成」はする必要がある。 Kindle本の読みやすさを高める工夫の一つとして,改ページがあるだろう。 キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ ,の,2. MS-Word原稿完成とプレビューワーでの確認前に,の,5 ページ区切りを追加する,を参照して欲しい。 章単位で区分するのはわかりやすいが,図表がある場合は,そう簡単ではない。本文中に図表を引用していて,その図表がそのテキストの傍ではない場合,リンクで跳んで,元に戻るリンクを用意するというのはいいと思う。しかし,リンクで跳ぶのは簡単だが,そのリンクに戻る形は図の方では限度がある。まあ2回ぐらいか。という意味では,跳ぶ前の場所に戻るという形をあっさりと切り捨てるのもいいかと思う。読者は読んでいたページ番号を記憶しておく必要がある。まあ,そういう形だろうねえ。 ぼくのこの本は図が多くて図をじっくり見ながら文章を読む必要がある。紙の本が一番いいが,PDFでも何とかなるだろうが,リフロー型のKindle本でこの種の本はかなり読みにくいのではないか,そう思う。PDFで紙媒体で購入する方がいいかも知れない。PDFでのダウンロードもいいかも知れないがこれはキンドル版では無い形だ。 Kindle本は,固定型というのもある,紙の絵本みたいな感じで,ほんまに読みにくい。読むという感じではなくて,ボール紙に貼り付けられたモザイクを指で動かして,左の隅っこ,右の下,という感じでみる。図を参照するのに,一つのボール紙とテキストが一緒のところであれば,まあ,使えるかも知れないけど,テキストと関連する図は一枚のボール紙には貼れない。使えないねえ。 さきほど,風呂に入っていて,気付いたのだけど,図表をひとまとめにする。目次ですぐに関心のある図表に跳んで,また,リフロー型のテキストに戻るというのは,いま,読んでいるリフロー型のテキストの章節などを目次の名称からすぐに戻れるのであれば,問題ないだろうなあ。ということはテキストの章節や項も多い方がいいかも知れない。目次を介して繋げて,集中力を切らさずに読めるようにするということだ。トライしたいと思う。 これまで整えてきたファイルは凍結して,これをダビングして,改編してゆくことにした。 で,新たなMicrosoft Wordファイルの「おわりに」の後に,図表リンク,なるものを作成した。図10である。図のキャプションを手入力を始めたがこれがWindowsになれていないから大変で,ファイル共有して,macで作成したテキストを運んで,コピペして作成した。書式が結構揃っていないことにビックリした。Windowsの表示は生々しくて,テキスト配置の構造がよく見える。macでは見えない。macは人に優しいのであろうが。とにかくWindowsで書式を整えた。こういう環境の違いがmacのOfficeとキンドル版が対応しない理由ではないか,と思ったりした。 これから何をするのか。この個々の図表の小見出しに図表をコピペしてゆくことになる。 このウェブページの流れから外れるが次に。Windowsとmacの共有設定はすでに前の代のMacBookPro(sierra)で設定していた。Sonomaが入っているMacBookAIRで,ぼくのウェブページで記述した方法で,Windowsのスクリーンショットフォルダーをmacでも見えるようにする過程で,MacBookAIRのWi-Fiが使えなくなって初期化までしてしまう結果になった。やっと復旧したので,もうSonomaではファイル共有の設定の更新作業をしたくない。そこで次善の策を実行した。それが図11である。Mac_Win_Sharedのフォルダーにスクリーンショット・ショートカット(macのエイリアスにあたる)をコピペした。これをクリックすると,スクリーンショットのフォルダーの中味が見えて,操作ができるようになる。新たなスクリーンショット群をここで選んで,Mac_Win_Sharedのフォルダーにドラッグアンドドロップすれば,macのMac_Win_Sharedのフォルダーで見えて,Windowsマシーンでの作業中の画面のスクリーンショットを,macで使えてウェブページで使えることになるのである。これは省力化に大いに繋がったのである。 1.2.1 図表を見出し「図表リンク」に移動 本文の図表を「おわりに」に続く「図表リンク」にコピペするプロセスをここに示す。まずは「図1」を実施した。その結果を図12に示している。正解だ。「図表リンク」では書式を一切触っていない。キンドル版では反映されないことがわかっている?からである。図12のホームタブの見出しの右手の方にスタイルの窓が見えるが,キンドル版になっている。これは以前ぼくが作成したスタイルであるが,自動?でこうなっているのは,ちょっと驚き。 図13から,「図2」を本文から「図表リンク」にコピペするプロセスを示す。図13では「図表リンク」の「図2」の地の文に強制改行を3行入れている。 図14,15では,本文の「図2」のキャプションとイメージを選んで,コピーしている。 図16では,「図表リンク」の見出し「図2」の地の文域にコピペする様子を。その結果,イメージは次のページに溢れ,キャプションは何故か行方不明になっている。こういった溢れだしは普通に生じることである。キンドル版では,Microsoft Wordの書式で各ページを整える必要性はないと思うので,溢れることに問題はない。とにかく,「図表リンク」の名称の左端にカーソルを置いて,改ページを実施した際のようすが図17である。 図18では無事,「図2」のイメージとキャプションが入っている。このようにして図表全部を「図表リンク」に入れた。図19はその最終盤で,文末脚注の上に改ページを作成した。 1.2.2 本文中の図表の削除と節項単位のページ区切り この本Part 1は,はじめに,第1章,おわりに,文末脚注,で構成されていた。おわりに,と,文末脚注の間に,図表リンクを配置した。ページ区切りは,節,項,単位でも挿入した。このように分割されている方が読みやすいと思う。 次に,本文中の図表を全部削除する。キャプションには文末脚注を付けている場合があり,自動的に番号は更新されてゆく。この段階は終了したが,確認のために,全文を印刷して,すでに出版されているものを基準にして,抜けやダブリが無いか,確認したい。 プリントアウトして,確認した。改ページもうまくいっている。図表も問題なく,移動されている。「図表リンク」内では,見出しと,個々の図表に付属していたキャプションもあって,いわばダブっている。後にこのキャプション部分を削除しようと考えていたが,残した方がいいようだ。図表の書式が正しく反映されているので。ただ,Kindle本にする過程で,キャプションに問題が出てくる可能性がある。この場合,削除せざるを得ないだろう。このキャプションには文末脚注を付けているものがあって,削除する場合は,文末脚注を,見出しの方に移行しないといけない。 あとは,文末脚注と本文が正しく連動しているか,全部をこれから確認したいと思う。文末脚注はすべて問題なかった。図のキャプションの文末脚注の番号も正しく更新されていた。文末脚注のセンサーやスキャナーなどが,センサ,スキャナとなっていて,編集結果が反映されていない部分があったので,全ファイルの表現について,Microsoft Wordが指摘する青い波下線の部分や赤字などのすべてを確認し,修正の必要がある場合は,修正した。問題ない固有名詞や専門用語などの場合は辞書に追加した。 なお,センサーとスキャナーの表現については工学分野の学会誌ではセンサ,スキャナ,と表現されており,修正を戻すというような消耗もあった。 1.2.3 本文中の全図表レーベルにリンクを さて,本文中のすべての図表番号にハイパーリンクを設定したい。まずは到達点の図表にブックマークを設定する必要があるが,ここでは「図表リンク」の下位の見出しに図表を配置しているので,これがブックマークになるので,ブックマークの設定は必要ない。それゆえ,本文中のすべての図表番号にハイパーリンクを設定するのは極めて容易である。同じ文書内の場所にジャンプするハイパーリンクを追加する にMicrosoftの説明がある。ハイパーリンクの設定箇所はかなりの数に上るが,これから実施する。すべて,図と表で検索して,漏れがないか確認できた。 1.3 目次の作成 キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ の,3.4 Windows マシンで目次作成(成功),に,目次作成法を,書いている。 しかし,図20のように,I.6の見出しだけがゴチになっている。I.7より下位の「表面の⋯⋯⋯⋯」以下は,見出し番号を敢えて入れていないが,見出し3に対応している。これもできればゴチでない方がいいが。で,Word2010 :目次に書式が適用されない(フォントの指定ができない)にヒントを得て,ホーム > スタイルで,見出しの確認をした。I.6も問題なく,見出し2になってはいたが,見出しの書式を再設定した(図21)。そして,目次の更新をすると,図22のように,I.6のゴチは消えた。幸いなるかな。これでキンドル版に対応しているか,チェックだ。 以上,2023/12/13記。 2. Kindle Previewerで確認 キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ を参照してほしい。この,3.4 Windows マシンで目次作成(成功) 以降を実行するのであるが,プレビューアーでMicrosoft Wordファイルを読み込む前に,e. Kindle Previewer […]