野外調査でiPhone写真にドローとメモをするって why not add marking and text to photos in the Photo Library in the field survey

はじめに

 先日May 15,近所の医王岩に出かけた。薬師観音岩と言っても良いかもしれない。徒歩20分余りのところだが,初めての来訪である。自然石を仏や神の像に見立てる文化は世界に共通のものだろうが,この医王岩は追記図3, 4(stereo pictures)に示したように,仏像ないし神像に見えることに,誰も異存は無いだろう。
 その際に撮った写真(追記図3, 4stereo pictures)を自分で見て,一枚岩ではないかも知れないと思い,ハンマーなど持参でMay 17に出かけた。久しぶりのフィールドワークでフィールドノートを忘れて,iPhoneのボイスメモを使って走向傾斜を記録した筈であったが,さて整理をとMay 18に再生したのだが,録音のはじめの部分が聞き取れないし,半時間ほども勝手に録音されていて,独り言やポケット内での摩擦音が中心で,聞いてはみたが何とも時間つぶしで役に立たなかった。大字レベルの録音場所,録音日,それに録音時間は記録されているが,録音時刻が無いのでiPhoneの写真との対応関係が取れない。こういった欠陥を補うアプリが無いか探して見つけたのではあるが,自分の声が聞き取れるのか,かなり疑問に感じた。
 一番いいのは,iPhoneで撮影した写真に書き込めるのがいいと考えて,お絵かきソフトを探して,すごくいいのに出会ったので,それをここにメモしておきたいと思った。

Let’s Draw お絵描きアプリ 4+ 

図1 日本のアップルストアでは利用できない

これをMacBook Proでダウンロードしようとしたがうまく行かない。

 この図1のメッセージはこのところ,よく目にしたものである。これを信じ切っていたが,どうも奇妙だ。それでネット検索したら,iTuneやアップルストアなどからsign outしてmacをリスタートすれば良いという記事があって,実行した。command + option + p + r,もやってはみたが,改善は見られない。iPhoneのApp Storeアプリで実行したら簡単にダウンロードできたのである。このmacの古いOSに由来するようだ。諦めていたvGIS ScanもiPhoneでトライしたらダウンロードできた。かなりこれは重い。
 この Let’s Draw お絵描きアプリ 4+ urecy製ソフトは,「お絵かき&写真に落書き、文字入れ」そのままで,マーキング,と,テキスト入力ができる。直感的に使用できて,軽くて,すごくいい。

 マーキングとテキストを入れて保存すると,写真ライブラリーの末尾に保存されている。一例を次に示す。
1 アプリを開くと,前回使用した写真と,マーキングとテキストが表示される。最下部のメニューの山の風景のようなアイコンをタップすると写真ライブラリーが表示される。その一つを選ぶと,その写真が表示され,直近に作成したマーキングとテキストはそのまま残っている。

2 最下部のメニューの↩️アイコンをタップすると,直近の写真上に描いたマーキングとテキストのヒストリーを辿ってくれて,入力前の状態になる。

3 最下部のパレットアイコンをタップすると,パレットが表示される。直近の写真で最後にさわったままだ。まずはTを選択して,色はマゼンタのままにして,あるジョイントの走向傾斜値N38dE, 62dEを入力すると,テキストが写真上に表示される。これは簡単に指で移動できる。Tとは異なり適当な大きさのドットを選んで黄色にする。測定したジョイントを指でなぞるtrace。

4 最下部右端の○○○を選んで,画像を保存,すると,「画像の保存に成功しました」,とメッセージが出るので,OKをタップする。その直後の画面が図2である。そして,写真ライブラリーを見ると,最後にしっかりと保存されている。それを図3とする。

図2  Let’s Drawでテキストとドロー追加
図3 写真ライブラリーの最後に登録されている

 図2の最下部にメニューが見えている。この編集済み写真は図3の赤丸で囲ったように,写真ライブラリーに登録されている。元の写真はピエールロンサールの右手に見えるので,元写真はこの編集の影響を受けない。

おわりに

 この種のアプリはかなり古くから出現していたであろうから,もっと早く思いつけば良かったとかえすがえす。

以上,May 19, 2023記。