ドローン測量の限界の一例 an example of the limitation of drone measurements

はじめに  共同研究者の一人beがドローンを飛ばして光波測距儀での測量についてはプリズムをボクが移動し,測点の記載を実施した。それはもう2020年春のことである。2018年と2019年にはkaさんと海岸地形の光波測距儀での測量などを実施した。両方のデータの整合性を取る必要があって,ドローン測量をここ1カ月以上に渡って,検討してきた。  これはドローン測量のほぼファイナルな結果である。残念ながら期待した結果は得られていない。この結果に至るまでのやり取りなどや分析の詳細はプライベートページに掲載されている。まだ研究成果を発表するまでには時間が必要で,公開できない内容を多く含むためである。 ortho.tifの限界  図1は,Agisoft Metashapeで作成されたオルソ写真と光波測距儀で求めた8点の位置のずれを示している。ビューワーはGoogle Earth (Pro)である。グーグルアースで表示されている画像はモザイク写真であり,写真画像で正確な位置を捉えることはできないので注意が必要である。  画像とは関係なくグーグルアース画像での位置情報,繰り返すが画像とは関係のない,グーグルアース座標系での位置情報の精度は高い。グーグルアースプロの限界 の「GEProの位置精度」の章に示すように,地球面上の位置精度は1〜2mほどと言えるだろう。  それゆえ,光波測距儀で得たgcp候補8点のうち採用した7点の位置は正しくグーグルアースにプロットされる。光波測距儀はノンプリズム対応のもので8点のうち2点はプリズムの設置が困難な場所であった。ドローン測量結果の位置決めはgcp7点を使用した。ドローン測量でえた空中写真で同地点で複数の写真にgcp位置を同定しており,ドローン測量結果はgcpとの対応が取られていて,グーグルアース上では,オルソ写真の画像上のgcp位置と一致する筈であった。ボクは当然一致すると考えていた。  ところが,図1に示したように,gcp8点(図1の中央列のc点はドローン測量結果には使用されていないが球面位置情報は正しいので掲載した)のいずれも一致していない。図1では黄線分でズレを示しているが解像度が低くて見にくい。オルソ写真の位置と光波測距儀で決定した位置のズレを示している。参考データとしてGoogle画像で示されたスケールを使ってそのズレ値を例えば,e:1.3mなどと示している。Google画像での距離精度は低いがオルソ写真と光波測距儀での座標から得られた点のズレなので,精度はグーグルアースの精度ほど低くはないのであるが。  で,図1の右端の画像はオルソ画像域全体のなかでの,ズレの傾向を示している。この画像の右下隅に方位ホウィールが見える。研究対象域は海岸線付近なので,gcpの点a,f, b,gに注目すると,1.85m±0.35mほど,北に変位している。  これまで,種々の計算処理をしてきており,これ以上の対処は難しい。海岸地形の研究の観点からすると,このオルソ画像をいわばインデックスマップとして使わざるを得ないのである。このインデックスマップに,以前に測量したポイントの座標系を平行移動または回転などして行かざるを得ないのである。 今後の作業は思って  このオルソ写真というか,ドローン測量結果が使えるかどうかは,別の観点から,評価する必要がある。この海岸で2018年または2019年に測量した結果,特に海抜高度が完全に一致しているかどうかである。球面位置はこのオルソに合わせるにしても,海抜高度に問題があれば,使えない。  3DオブジェクトのPLYを使って,次に評価したいと思う。 以上,0:16,Dec. 24, 2023, to Christmas Eve。 グーグルアースから離脱か,Qgisか  ズレ,1.0〜2.2mは,そういえば,グーグルアースの誤差範囲である。参考:グーグルアースプロの限界。 図1ではgcpとオルソのズレは同じではないので,オルソ全体のズレだけでなく,gcpの個々のズレもある。グーグルアースの限界に基づくものと考えれば,納得もゆく。  今日,be氏に電話して,Qgisにプロットしてもらうことにした。ぼくはGrassGISであるが,Qgisのユーザーは多く,簡便であり,Qgisにシフトした方がいいと思う。ゲームなどでも利用される3DオブジェクトのFBXやUSDZなどにも対応しているかも知れない。その確認もお願いした。  ぼくはCloudCompareで,海岸線付近の高度情報を調べることになる。 以上,Dec. 24, 2023記。

仮想メモリが不足 insufficient virtual memory error

はじめに  Adobe Illustratorで画像をいくつか配置(import)して,illustratorファイルを保存して,画像を書き出し(export)する際に問題があってpngファイルで出力できず,jpgで何とか出力して,そのjpgファイルをAdobe Photoshopで作業をして,ウェブページ用にファイルを出力しようとした際に,このエラーメッセージが出た。当初,仮想メモリ不足かと考えたが,納得が行かない。この問題を簡単にこのページでまとめたいと思う。 1. メッセージの意味すること  Adobe Photoshopの「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーのトラブルシューティング には,二種類の解決策がある。1「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが発生した場合、仮想記憶ディスクとして使用されているハードドライブ(1 台または複数台)で、タスクを実行するのに必要なストレージの空き領域が不足していることがある。その解決案が詳細に示されている。 2ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定: ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定する:場合によっては、ドキュメントの単位に不一致があるため、「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが表示されることがあります。このような場合を避けるには、ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定します。さらに、ドキュメントの切り抜き中またはカンバスサイズの調整中に単位の設定を確認します。 2. Adobe Illustratorに画像を配置する際の注意点  ぼくのmacは,HDの空き容量が400GB余りあるので,メモリー不足ではない。この話の流れとは違うが,外付けHDを仮想記憶ディスクに設定できるという情報には興味を引かれた。 で,図1を作成する過程に問題があるということに,気付いた。このことをここに示したいと思う。  図1では,画像を斜めにしたりして配置しているが,それは問題ではない。 Adobe Illustratorに画像を配置して(取り込んで),その画像を下地にして,文字などを追加するという作業は,日々実施している。一般に,A4の枠を用意しても,画像はその何倍もあって,しかも図1のように,複数の画像を取り込む。図1には,赤色や黄色の矢印などの線分が画像の上に配置されている。この作業過程を経た画像ファイルをAdobe Photoshopで作業中に仮想メモリの不足エラーがあった。  原因はぼくが手抜きをしたことに起因しているようである。Illustratorの例えばA4枠に画像を複数配置する際に,個々の画像はA4枠をはるかに超えるサイズで配置される。以前は,画像を縮小して,A4枠内で作業を実施していた。 ところが,この種の作業に慣れてくると,A4枠を無視して,画像を大幅に縮小せずに,画像間の配置だけ考えて,適当に矩形域を想定して,メーンツールのアートボード(shift + O(オー))アイコンをクリックして,その想定枠で,作業を続けることになってしまったのである。これが元凶である。  場合によっては、ドキュメントの単位に不一致があるため、「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが表示されることがあります,このメッセージは,意味深長である。ぼくのように,Adobe Illustratorが用意した枠を無視して,作業することで,このトラブルが引き起こされるのである。ウェブでも印刷でもA4などの従来の枠を超えることで,Adobe Illustratorの開発ヒストリーを想像すると,このトラブルを招来する。  B0サイズでもなんでも既存のサイズの上で作業を進めて,ファイナルで,その枠内の一部にアートボードを設定して,出力するのは問題ないように経験的に感じている。 おわりに  要するに,Adobe Illustratorの枠内で作業をすれば,この種のトラブルは生じないということである。 以上,Dec. 23, 2023記。

macのWi-Fiボタンが押せない cannot push a button of wifi on mac

1. 事の起こり  mac OS sierraでは,Windows 10とmacの間で,快適にファイル共有をしていた。月に1度ほどMacBook Pro(early 2014)がシュンと電源が落ちるので,愛用した専門的アプリが使えなくなることを承知?で,MacBook AIRに移行した。その後,それなりにファイル共有が使えたが,Sonoma内の最新のアップデートのあと,使用環境が気になって,ぼくのWebページを参考にしつつ,システム設定の,共有とネットワークを触っていた。とくに特別なことはしていない。が,気づいたら,自宅のWi-Fiが使えない。Windowsマシーンやアイフォーンでは問題がない。Wi-FiのボタンがOFFのままでさわれない。  例によって,アップルケアに電話した。MacBook AirのWi-Fiは繋がらないので,アイフォーンのカメラを使っての,指導である。スタッフには丁寧に対応頂いたが,その指導は不適切であった。タイムマシーンで最新のバックアップ(不具合を含んでいる)をとってから初期化すると,その段階でWi-Fiと繋がったので,その後はアップルのダウンロードサイトからmac OS venturaをダウンロードして,タイムマシーンの最新のバックアップを使って,復元した。その復元が完了した時点で,また,Wi-Fiが繋がらない。まあ,当然ではある。この点をスタッフは指摘して頂けなかった。この過程はスタッフの指導によるものである。もちろん,最新のバックアップを取る段階にはサポートは終了している。  また振り出しに戻った。ふとアップルのサポートページで見た情報を実行したら,無事,Wi-Fiが復旧した。続くiCloudの再登録ができなかったが,まあ,よしとした。で,Wi-Fiも繋がったしネット検索をしようとした時に気づいた。キーボードが全く反応しない。マウスの矢印だけが使える状態だ。iCloudの再登録ができなかったのは,このキーボードが原因だったんだ。  このキーボードのトラブルの問題は結局,最初のファイル共有の作業に基づくと考えて,タイムマシーンでより古いバックアップを復元するしかないと考えた。で,一応と,アップルケアに昨晩の午後8時前に電話。以前は午後7時までだったが,今は午後9時までだ。現代社会で最も信じられないサービスはこのアップルケアだと思う。感謝だ。で,ぼくの状況を伝えて,古いバックアップを使うというプロセスの指導をいただくことになった。タイムマシーンの移行を実行しようとするが,キーボードが使えないので実行できない。  それでシステム設定のキーボードの設定のご指導を受けたら,キーボードが使えるようになったのおである。Wi-Fiも使えるし,キーボードも使える。解決したということで,アップルケアの勝利であった。ところが。 2. アップルケア一人目のサポートに乗って: 無意味な初期化とリストア  意味はないのだが,失敗過程を一応,ここに,記録する。図1のようにWi-Fiボタンが反応しない。図1は再起動を繰り返した際の様子だ。図2は最新のバックアップを実行した際の様子。  さて,図3の情報に従って初期化しようとするが,図4のようにサインアウトができない。Wi-Fiと繋がっていないからである。  そこでパワーキーを長押しして,ディスクユーティリティを使うことになる。図5の画面が見えるので,オプションを選ぶ。図6のように,macのハードディスク Macintosh HD ボリュームを選び,消去アイコンを選択する。その結果が図7である。 なお,アップルケアでは,このMacintosh HD ボリュームの下位のMacintosh HD, Dataについて,下位から最上位のMacintosh HD ボリューム,まで,First Aidを実行した。意味がなかったのであるが。  図8ではMacを消去命令,図9や消去中。図10は消去が終わった段階で出てきたWi-Fi設定画面。  図11ではApple IDを入力,図12ではactivated,図13ではタイムマシーンの選択したのであるが。 図14でリストアを選び,図15で外部ハードディスクを選び,そして,図16で最新のバックアップ(問題あり)を選んだ。トラブル前の,Dec. 10のものを選ぶべきであった。  図17でmacOSを選ばざるを得ず,図18でまた図13に戻った。Venturaしかない。このMacBook AirはもともとSonomaが入っていた。 図19のように,Venturaはこの前のOSだ。まずはこれをインストールするしか,選択肢がない。  図20ではVenturaのインストール,図21のWi-Fi設定までに多様な選択があった。そして図22は,バックアップを使って復元だ。Windowsユーザーも可能なようだなあ。  図23は復元対象の内蔵SSDの選択だ。図24はタイムマシーンのバックアップの選択,そして図25は構成カテゴリーの選択だ。ここではOSしか入っていないので,すべてを選ぶことになるが。  図26, 27ではタイムマシーンで復元。そしてログインしてのちに,図28のようにメールなどを取り込むことに。ここまでは問題ないが。  さて,図29のように,この段階でWi-Fiが使えなくなった。で,図30のように,またパワーキーの長押しをして,図31のように,Disk First Aidなーんてね。  図32でみるとなんか自宅の5Gにチェックが入っている。で,リスタートしたけど,図33のように,やっぱり,Wi-Fiできなーい。で,ネット検索していたら,図34の情報を見つけた。  図34のアップルのサポートに従った。ネットワークから新しいサービスを選択して,念願のWi-Fiが使えるようになった。うれしーい。アップルケアのおじさんは最初からこれを紹介してくれたらよかったんだなあ。ネット上にはこれに関する書き込みは見ていない。図36のようにApple IDは入力できない。そしてネット検索をしようとするとキーボードが反応しない。図37がエディターを開いても入力できないことがわかった。つまり,図35のサービス名を変えることができなかった時からこの症状は始まっていたのだ。 3. アップルケア二人目のサポート: キーボード入力  1.事の起こり,で示したように,トラブルが生じた後の「最新のバックアップ」を使ったのが,このトラブル回避ができなかった理由と考えて,アップルケア(以前お世話になった少し若い方ではないか)に電話した。ぼくの方針で実行しようとしたが,キーボードが使えないと進めない。そこで,キーボードの修復から始めることに。  ご指導内容は次のようだ。システム設定 > キーボード > テキスト入力 > 入力ソース,で,編集した。つまり,もともとのUSなどを選んで➖ボタンを押して削除するのだが,USだけは削除できない。➕ボタンを押して,削除した日本語入力ソースを復活させて,USを選んで➖ボタンを押すと,削除できた。そして,USを含めてもともとの入力ソースの➕ボタンを押して復活させた。 その結果,キーボードが使えるようになった。Wi-Fiも生きている。それでアップルケアは終了した。ありがたい。 4. FileMaker  ネットで購入した幾つかのアプリなどは再認証が必要だった。ファイルメーカーだけはどうしても無理。これは困った。とにかく覚書や住所録などがアイフォーン以外は全部入っている。これを見るのに,古いMacBook Proが必要になるのでかなり面倒なこと。  OSによるものではないかと半ば諦めも感じつつ,Venturaのアップデート。これにはまずはダウンロード(8.44GB)に1時間ほどかかったか。13.6.3だ。Sonoma 14.2へのアップグレードは結構早かった。10分ほどか。そして,ファイルメーカーを立ち上げると,お見事。でしたあ。 以上,Dec. 14, 2023記。

アップルLiDAR測量Parts 1&2 キンドル版作成記録 records of kindle publishing Apple’s LiDAR measurements Parts 1&2

はじめに 追記 2024年11月21日: これを記述したのは今年の正月だったのか。このページの最後に,12.5 2024年11月20日追記,を配した。キンドル本にアップして大変驚いたものであった。図表などのリンクに跳んでも,リンク元のミニページが左下に見えているので,リンク元に戻ることができるのである。この機能はぼくのワード原稿の構造によるものか,これと無関係に実現できているのかはわからない。このページでの関心はいつにこの実現であったので,このページでは無駄に不安になって種々の作業をしている。ほぼ無意味とも言えるような文章になっているが,記念?に残しつつ,無駄な迷いについては,前もってコメントを追加しておこうと思うのである。状況の変化に合わせて本文にも変更を加えている。  記録しなくても良いようなものなんだけど根が真面目なためか記録してしまう。これまでKindle本を3冊出したが,今回は図表を結構含むので不安がある。以前からこの書式には関心があって,本ウェブサイトでもそのコンテンツを幾つかアップしているが,自分のサイトでも失念していて新たに読み込むのも結構大変だ。もう情報収集は十分だ。今年度は文学論集Vol.73, Nos. 1&2, 3にそれぞれ1本投稿している。種々格納場所が変わっているので,リンク切れの場合は,テキストで検索して頂きたい。 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part1 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2  なお,Nos. 1&2(combined number, Sep. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」が掲載されていて,第Ⅰ章にあたる。No. 3(Dec. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2」があって,第Ⅱ章〜第Ⅳ章にあたる。Part 3は先日投稿した。関西大学文学論集Vol. 74, No. 4に掲載予定である。 1. Microsoft Wordファイルの編集  ご担当の印刷会社スタッフがかなり優れた方(々)で,いずれも四校まで対処頂き,そのご指摘に誘発されて,未熟な部分が改善されたので,このキンドル版の出発点は四校を経た完成論文のMicrosoft Wordファイルである。キンドル版の作成には,macでは問題がありWindowsマシーンのOffice2016を使用した。論文作成は,1&2合併号はmac sierraのOffice2016,3号はMacBook Airを購入したのでmac sonomaのOffice2023を使用している。前者のOfficeは使えなくなって新たに購入したが,キンドルには同じ対応を期待している。  macでの論文作成時にキンドル版発行を意識していて,文学論集のレイアウトにおよそ従う形で,図1に見えるように,ホームタブに表示されているスタイルを登録してきた。つまり,見出し1,見出し2,見出し3,地の文,図表キャプション,文末脚注である。なお,ページサイズは小さくA5。  WindowsのOfficeでも,macでのスタイルが継承されている。ありがたい。macでは,アウトラインプロセッサーを使用して,キンドル用に見出しなどを登録して作成してきた。図1左のナビゲーションペーンにはアウトラインが見える。 1.1 図表(イメージ)とキャプションの配置 追記 2024年11月21日: 文学論集のParts 1&2では,図表を本文に埋め込む形をとったことでこの種の問題が生じた。Part 3ではKindle版を見据えて,図表は本文の最後にまとめたので,問題は無くなった。 1. タイトル「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」と著者名を削除して,「はじめに」の章から始まるようにした。2. 図の配置は印刷物ではテキストの関係を考慮しつつ,適宜配置できるが,キンドル版のリフロー型の場合,テキストとの関係をできるだけ関係なくした方がいい。行間に配置するということである。Macでは慣れていてもWindowsではなかなか見つからない。書式 > 配置 > 行内だ。図上のタップして,右クリックすると,文字列の折り返し,というのがあって,行内,を選んでも同じだな。 図表番号もすでに挿入している。一環して図を行内にしておくと問題ないが,それ以外だと図表番号が乱れるという経験をした。右クリックすると,図表番号の挿入,があって,これに従って入力すると,Kindleで生かされるのではないか,と期待している。全図表の確認をする。  図2では,図がテキストを分割しているので,図3のように,図を下方にドラッグして,「図4キャプション」がセットの形になるように,整えてみた。  図4では,どうも行内になっていないので,行内にすると,図5のように崩れるので,図6のように「図8」本体を上の方に位置する「図8キャプション」にドラッグアンドドロップした。  図7には,「図11キャプション」がソフトリターンで2行に配されているが,キンドル版ではどうなるのか。後に確認する必要がある。(a), (b)の図の説明を本文中にしても問題がないと思われる。  表は,Kindle版からすると図とほぼ同じではあるが,表のキャプションは表画像の上に配置されるので,簡単ではないように思われる。この「表1」と「表2」のいずれも,行間に設定すると,図8のように,大きく崩れてしまう。 図のドラッグアンドドロップはうまくいかず,試行錯誤では,表1キャプションは移動が可能であった。「直線距離50m追尾」という項目名のすぐしたに表を配置するのは奇妙なので,段落「表2に係わる〜に達している。」を表1のすぐ上に配置するのが妥当と考えたが誤りで,表1は,図8の一行目に見える「直線距離50m追尾」に隣接する前段の「表面の垂直高度分布の追尾」に属する内容なので,項目「直線距離50m追尾」よりも上位に配置する必要がある。前段の「表面の垂直高度分布の追尾」の本文の下方にハードリターンを数個作って,ここに表1全体を移動する必要があった。まずは「表1キャプション」をドラッグアンドドロップして,このすぐ下に表(実はイメージ)本体をドラッグアンドドロップしてゆくことになった。 表2は,「直線距離50m追尾」,「閉じたループの距離追尾」,「ドリフト補正性能」という3項に係わるもので,読む過程を考えると,結局,表1のすぐ下に配置した方が良いようである。実際,出来上がった印刷もそうなっている。そこで表1の下方にハードリターンを何個か置いて,まずは「表2キャプション」と表本体をドラッグアンドドロップすることになるはずだ。図9がそれだ。  これで図表の配置は一応,出来上がった,というか,確認そして修正できたのである。 1.2 図表と本文を目次で繋げば 追記 2024年11月21日: 「12.5 2024年11月21日追記」に示したように,実はもうこの必要性はないが,目次は必要だ。「1.3 目次の作成」はする必要がある。  Kindle本の読みやすさを高める工夫の一つとして,改ページがあるだろう。 キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ ,の,2. MS-Word原稿完成とプレビューワーでの確認前に,の,5 ページ区切りを追加する,を参照して欲しい。  章単位で区分するのはわかりやすいが,図表がある場合は,そう簡単ではない。本文中に図表を引用していて,その図表がそのテキストの傍ではない場合,リンクで跳んで,元に戻るリンクを用意するというのはいいと思う。しかし,リンクで跳ぶのは簡単だが,そのリンクに戻る形は図の方では限度がある。まあ2回ぐらいか。という意味では,跳ぶ前の場所に戻るという形をあっさりと切り捨てるのもいいかと思う。読者は読んでいたページ番号を記憶しておく必要がある。まあ,そういう形だろうねえ。 ぼくのこの本は図が多くて図をじっくり見ながら文章を読む必要がある。紙の本が一番いいが,PDFでも何とかなるだろうが,リフロー型のKindle本でこの種の本はかなり読みにくいのではないか,そう思う。PDFで紙媒体で購入する方がいいかも知れない。PDFでのダウンロードもいいかも知れないがこれはキンドル版では無い形だ。  Kindle本は,固定型というのもある,紙の絵本みたいな感じで,ほんまに読みにくい。読むという感じではなくて,ボール紙に貼り付けられたモザイクを指で動かして,左の隅っこ,右の下,という感じでみる。図を参照するのに,一つのボール紙とテキストが一緒のところであれば,まあ,使えるかも知れないけど,テキストと関連する図は一枚のボール紙には貼れない。使えないねえ。  さきほど,風呂に入っていて,気付いたのだけど,図表をひとまとめにする。目次ですぐに関心のある図表に跳んで,また,リフロー型のテキストに戻るというのは,いま,読んでいるリフロー型のテキストの章節などを目次の名称からすぐに戻れるのであれば,問題ないだろうなあ。ということはテキストの章節や項も多い方がいいかも知れない。目次を介して繋げて,集中力を切らさずに読めるようにするということだ。トライしたいと思う。  これまで整えてきたファイルは凍結して,これをダビングして,改編してゆくことにした。  で,新たなMicrosoft Wordファイルの「おわりに」の後に,図表リンク,なるものを作成した。図10である。図のキャプションを手入力を始めたがこれがWindowsになれていないから大変で,ファイル共有して,macで作成したテキストを運んで,コピペして作成した。書式が結構揃っていないことにビックリした。Windowsの表示は生々しくて,テキスト配置の構造がよく見える。macでは見えない。macは人に優しいのであろうが。とにかくWindowsで書式を整えた。こういう環境の違いがmacのOfficeとキンドル版が対応しない理由ではないか,と思ったりした。  これから何をするのか。この個々の図表の小見出しに図表をコピペしてゆくことになる。  このウェブページの流れから外れるが次に。Windowsとmacの共有設定はすでに前の代のMacBookPro(sierra)で設定していた。Sonomaが入っているMacBookAIRで,ぼくのウェブページで記述した方法で,Windowsのスクリーンショットフォルダーをmacでも見えるようにする過程で,MacBookAIRのWi-Fiが使えなくなって初期化までしてしまう結果になった。やっと復旧したので,もうSonomaではファイル共有の設定の更新作業をしたくない。そこで次善の策を実行した。それが図11である。Mac_Win_Sharedのフォルダーにスクリーンショット・ショートカット(macのエイリアスにあたる)をコピペした。これをクリックすると,スクリーンショットのフォルダーの中味が見えて,操作ができるようになる。新たなスクリーンショット群をここで選んで,Mac_Win_Sharedのフォルダーにドラッグアンドドロップすれば,macのMac_Win_Sharedのフォルダーで見えて,Windowsマシーンでの作業中の画面のスクリーンショットを,macで使えてウェブページで使えることになるのである。これは省力化に大いに繋がったのである。 1.2.1 図表を見出し「図表リンク」に移動  本文の図表を「おわりに」に続く「図表リンク」にコピペするプロセスをここに示す。まずは「図1」を実施した。その結果を図12に示している。正解だ。「図表リンク」では書式を一切触っていない。キンドル版では反映されないことがわかっている?からである。図12のホームタブの見出しの右手の方にスタイルの窓が見えるが,キンドル版になっている。これは以前ぼくが作成したスタイルであるが,自動?でこうなっているのは,ちょっと驚き。  図13から,「図2」を本文から「図表リンク」にコピペするプロセスを示す。図13では「図表リンク」の「図2」の地の文に強制改行を3行入れている。  図14,15では,本文の「図2」のキャプションとイメージを選んで,コピーしている。  図16では,「図表リンク」の見出し「図2」の地の文域にコピペする様子を。その結果,イメージは次のページに溢れ,キャプションは何故か行方不明になっている。こういった溢れだしは普通に生じることである。キンドル版では,Microsoft Wordの書式で各ページを整える必要性はないと思うので,溢れることに問題はない。とにかく,「図表リンク」の名称の左端にカーソルを置いて,改ページを実施した際のようすが図17である。  図18では無事,「図2」のイメージとキャプションが入っている。このようにして図表全部を「図表リンク」に入れた。図19はその最終盤で,文末脚注の上に改ページを作成した。 1.2.2 本文中の図表の削除と節項単位のページ区切り  この本Part 1は,はじめに,第1章,おわりに,文末脚注,で構成されていた。おわりに,と,文末脚注の間に,図表リンクを配置した。ページ区切りは,節,項,単位でも挿入した。このように分割されている方が読みやすいと思う。  次に,本文中の図表を全部削除する。キャプションには文末脚注を付けている場合があり,自動的に番号は更新されてゆく。この段階は終了したが,確認のために,全文を印刷して,すでに出版されているものを基準にして,抜けやダブリが無いか,確認したい。  プリントアウトして,確認した。改ページもうまくいっている。図表も問題なく,移動されている。「図表リンク」内では,見出しと,個々の図表に付属していたキャプションもあって,いわばダブっている。後にこのキャプション部分を削除しようと考えていたが,残した方がいいようだ。図表の書式が正しく反映されているので。ただ,Kindle本にする過程で,キャプションに問題が出てくる可能性がある。この場合,削除せざるを得ないだろう。このキャプションには文末脚注を付けているものがあって,削除する場合は,文末脚注を,見出しの方に移行しないといけない。  あとは,文末脚注と本文が正しく連動しているか,全部をこれから確認したいと思う。文末脚注はすべて問題なかった。図のキャプションの文末脚注の番号も正しく更新されていた。文末脚注のセンサーやスキャナーなどが,センサ,スキャナとなっていて,編集結果が反映されていない部分があったので,全ファイルの表現について,Microsoft Wordが指摘する青い波下線の部分や赤字などのすべてを確認し,修正の必要がある場合は,修正した。問題ない固有名詞や専門用語などの場合は辞書に追加した。  なお,センサーとスキャナーの表現については工学分野の学会誌ではセンサ,スキャナ,と表現されており,修正を戻すというような消耗もあった。 1.2.3 本文中の全図表レーベルにリンクを  さて,本文中のすべての図表番号にハイパーリンクを設定したい。まずは到達点の図表にブックマークを設定する必要があるが,ここでは「図表リンク」の下位の見出しに図表を配置しているので,これがブックマークになるので,ブックマークの設定は必要ない。それゆえ,本文中のすべての図表番号にハイパーリンクを設定するのは極めて容易である。同じ文書内の場所にジャンプするハイパーリンクを追加する にMicrosoftの説明がある。ハイパーリンクの設定箇所はかなりの数に上るが,これから実施する。すべて,図と表で検索して,漏れがないか確認できた。 1.3 目次の作成  キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ の,3.4 Windows マシンで目次作成(成功),に,目次作成法を,書いている。  しかし,図20のように,I.6の見出しだけがゴチになっている。I.7より下位の「表面の⋯⋯⋯⋯」以下は,見出し番号を敢えて入れていないが,見出し3に対応している。これもできればゴチでない方がいいが。で,Word2010 :目次に書式が適用されない(フォントの指定ができない)にヒントを得て,ホーム > スタイルで,見出しの確認をした。I.6も問題なく,見出し2になってはいたが,見出しの書式を再設定した(図21)。そして,目次の更新をすると,図22のように,I.6のゴチは消えた。幸いなるかな。これでキンドル版に対応しているか,チェックだ。 以上,2023/12/13記。 2. Kindle Previewerで確認 キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ を参照してほしい。この,3.4 Windows マシンで目次作成(成功) 以降を実行するのであるが,プレビューアーでMicrosoft Wordファイルを読み込む前に,e. Kindle Previewer […]

光波測量結果とグーグルアース画像とを平面座標系で補正する試み aim for suitability correction btw  electro-optical distance measurements and Google Earth’s images using the coordinate plane

1. Google Earthとのつきあい方  光波測距儀設置点をGEPro情報から捉える:後方交会法 では,後方交会法の限界を思い知った結果になった。ドローン測量の際に,公共基準点を捉えられなかったことが今なお,響いている。現地に再度行った方が,よほど人生を生かすことになるはずだが,だらだらと不完全なドローン測量結果を生かすべく,闘っている? ドローン測量と併せて光波測量を実施したが,光波測距儀の設置位置が数メートル規模で確定できない。gpsはこの精度では信頼できない。それではと,Google Earthを使おうとのめり込んだ。この限界については,グーグルアースプロの限界 にぼくが得た情報をまとめている。その結果,Google Earth上で何らかの作業をするのは,狭い範囲の測量情報を取り扱うのは,時間をドブに捨てるのと同じだと,遅ればせながら,わかった。GEが提供するプログラムがあるが,これは児童のお遊びツールとしてのみ,何とか価値があるかも知れない。 2. 平面上での作業を選択  現在の悩みは,前述のように,もともとのドローン測量の周辺的な問題もあるが,Google Earthの画像と光波測距儀のgcpのズレを気にしてしまったことにある。Google Earthの画像が当方の使用目的には不適当であることがわかっても,ドローン測量から得られたortho.tifをGoogleアースに落とした際にほぼGoogle Earthの画像と一致していて,違和感を感じさせないということに意味があると,グーグルアースの画像がモザイク写真であっても,思っている。 このページ作成の前に,前述の後方交会法のページで最後に掲載したGoogle Earthの画像から後方交会法で得たプッシュピンを削除し画像を図1に示す。赤いプッシュピン(電柱byKなどの個別名称)はGoogle Earth上で,現地調査時の現場写真やドローン測量で得られた空中写真に基づいて,手作業で落としたものである。これをここでは仮にGoogle Earth系A〜Fとする。 茶色のプッシュピン(a-GE〜g-GE,-GEを付加しているのは光波測距儀の設置位置を現場写真なろからGE上に落としたことに由来する)は光波測距儀で得られたものである。これをここでは仮に光波系a〜fとする。  今後の作業過程を次に。 ステップ1 光波系a〜f(計7点)とbase-GE(GE画像にプロットした光波測距儀の想定設置位置)(以上,計8点。平面直角座標系1の形)。Google Earth系A〜F(計7点)についてはkml出力して,経緯度(十進角)を平面直角座標系1に一括変換する。 Wikipedia由来か。次の情報を得て,今後は,十進角で表現したい。「十進角(じゅうしんかく、英:Decimal degrees (DD) )とは、角度の表現法の一つである。緯度と経度の地理座標を度分秒法が北緯a度b分c.d秒、東経e度f分g.h秒と表現するのに対して、十進角ではa.bcd度、経度e.fgh度といったように分秒の部分を小数、十進法で表す。」 ステップ2 この二つの系を一つの散布図にプロットして画像出力して,それをイラストレーターに配置する。この一連の作業の目的はGoogle Earthのモザイク写真との整合性を取ることなので,光波系a〜f(計7点)のみ,トレースしてベクトル化して,手作業?で回転および平行移動をする。  なお,この回転と平行移動は現実的でなければならない。平行移動は最大2mほどだろうし,回転は数度以内であろう。光波測距儀では回転軸はコンパスで実行されるが,大山の自衛隊基地のレーダーの影響が考えられるので,数度の回転を要する可能性はある。 ステップ3 ステップ2の結果に基づいて,幾何学的な数値計算を実施する。 ステップ4 その結果に基づいて,光波測量の結果を回転および平行移動を実施する。 ステップ5 ステップ4で得られた結果を十進角に変換してKMLファイルを作成してGoogle Earthに取り込む。 ステップ6 Google Earth上で,ノータッチのGoogle Earth系A〜F(7点)と変換後の光波系a〜fとベース(8点)の整合性を一応,確認する。この作業を通じて,当然,みかけ状の改善は見られるはずである。 3. 計算作業 3.1 ステップ1  Google Earthから出力したKMLをみると,図2のように, 経緯度値が2セット見られる。<LookAt></LookAt>内に,128.5300162650217 27.35264129535775<Point></Point>内に,128.5300076128268,27.35263507066106KML リファレンス には,<LookAt></LookAt>について,次の説明がある。 Feature から派生する要素に関連付ける仮想カメラを定義します。LookAt 要素は、表示対象のオブジェクトに対する「カメラ」の位置を設定します。Google Earth では、ユーザーが [場所] パネルのアイテムや 3D ビューア内のアイコンをダブルクリックすると、「空を飛ぶように」視点が移動し、LookAt で指定した視点のビューに切り替わります。 というわけで,建物南西角の場所は,<Point></Point>内の経緯度を採用する必要がある。  国土地理院の平面直角座標系への一括変換では,DMS形式の形に限定されるので,十進角からDMS形式にまずは変換しなければならない。経緯度座標系↔平面直角座標系 にその手法は掲載している。bl2xy.inのファイル内には小数点以下4桁であるが,10桁でも問題なく,計算される。bl2xy.outの平面直角座標系の座標値は小数点以下4桁までに限定される。 3.2 ステップ2  エクセルでの光波系a〜f(計7点)とbase-GE(GE画像にプロットした光波測距儀の想定設置位置)(以上,計8点。平面直角座標系1の形),と,Google Earth系A〜F(計7点)の散布図を作成する。  図3にエクセルで作成した両グループの散布図を作成し,左の修正対象の光波系a〜f(計7点)とbase-GE(計8点)の散布図を,右の固定とみなすGoogle Earth系A〜F(計7点)の散布図にコピペした。  図3右の散布図では,固定側のマーカーを赤い十字マーカーとしている。右の散布図を基図に,イラストレーターでズレの傾向を示す。図3右の散布図を見て,意外とズレが小さいので,方針を修正した。 エクセルの散布図をイラレにコピペすると文字化けする。MS ゴシック,Osaka,Times New Romanに変更すると回避できたという情報があるが,ぼくは全然だめ。Mac Sonoma 14.1での,Microsoft Excel 16.79.2 から,Adobe Illustrator 2023 へのコピペだ。ひょっとするとと,Adobe Caslon Pro (Regular)にしてみると,見事に文字化けしていない。 ついでに言えば,以前のマックでは,エクセルからコピーした図表はすべて,自由に分割,削除ができた,そういうマッキントッシュがあった。今は,ユーザーの使い勝手無視の体制だ。アプリ間の連動性が悪い。マイクロソフトとアドビの間でのやり取りはないのだろうか。いずれもマックアプリメーカーとしては老舗なのに。 3.3 ステップ3  図4の右図はイラストレーターで描いたものである。(base)を頂点として生まれる誤差三角形は細長く,北西部分はF(f)を,南東部分はG(g)の例を描いている。F(f),A(a)では,グーグルアース画像に比べて,(2.998 + 2.559)/2 = 2.7785º,G(g),B(b)では,(2.251 + 1.972)/2 = 2.1115º,となる。  Google Earth系A〜F(計7点)は固定点である。光波系a〜f(計7点)とbase-GE(計8点)は修正が可能である。base-GEを移動すると,光波系a〜f(計7点)も計算式に従って,変わる。iterationの手法を使えば,北西部分と南東部分の各2点の誤差角度の平均値を揃えることは可能である。(base)を最大2mほどだろうか南方に移動すれば一致する筈である。  このプログラムを作成することはできるが,また時間を費やしてしまう。このウェブページの作成の前に予想した通りになった。このページの作業は,モザイク写真で構成されるグーグルアース画像と合わせる作業である。固定点のGoogle Earth系A〜F(計7点)の座標値は,実はモザイク写真と対応しているものではない。ちょっとややこしいく,ぼく自身も吹き飛ばされそうになるが,この座標値はモザイク写真の歪んだ像にプロットしたものである。だから,結局,モザイク写真に振り回されていることになる。もういいんじゃないか,と思う。回転すら必要無いのではないか,と思ったりしてしまう。  でも,それでは,なーんで,ここまでグーグルアース画像との対応を取る「努力」をしてきたのか,と思う。とにかく,(base)の南進作業はやめよう。図4で得られた,回転角をどう生かすかを考えよう。北西部分の2ペアの平均値,南東部分の2ペアの平均値,そしてまとめて4ペアの平均値,いずれかを採用しよう。図1と図4右図を睨んで,結局,まとめて4ペアの平均値,を採用するのが無難であろう。2.445ºだ。  光波系a〜f(計7点)は,反時計回りに2.445º,歪んでいるのだから,時計回りに2.445º回転すれば良いことになる。  さて,図4右図の光波系a〜f(計7点)の,c, d, e, の三点のズレの傾向を確認したい。青い矢印で感覚的にズレを表現しているが,まあ,トレンドとしては悪く無い。  3.4 ステップ4  表2は,光波測距儀のgcp読値を整理したものである。この場の磁気偏角は5º19′W。光波鏡筒軸をコンパスで磁北にゼロセットしてターゲットの方位角を求めて行く。例えば,a点の場合,HR読値: 325º9′50″。磁北は真北に対して5º19′西偏しているので,真北は時計回りに5º19′の位置にある。そこで真北からの水平角(表2の「補正済み真北からの角度」)は,325º9′50″ – 5º19′ = 319º50′50″ となっている。  3.3スタップ3の結果を,表2に反映させる必要がある。HRは光波測距儀の読値だから触らない。rad列の計算式は,「補正済み真北からの角度」の数値を使っている。磁北の西偏を補正するために,「磁北からの読値」から西偏分差し引いたのであるが,これは「磁北からの読値」からすると反時計回りの処理をしたことになる。図4右図の(base)を中心とするして,光波系a〜f(計7点)をいわば,反時計回り↪️に余分に回転した結果と言えるので,5º19′ – 2.445º […]

本格的な散布図の作成アプリGnuplot a real tool ,Gnuplot, for making scatter diagrams

1. Gnuplot  Microsoft Excelでは,まともな散布図は作成できない。Microsoftのサイトでも,これに対処するための補助プログラムを提供している。しかしながら,これでも,まともな散布図を作成することはできない。 アップルデバイス付属のNumbersも同様だ。表計算ソフトは,横軸(X軸)が名目軸であるためだ。だから,関数アプリが必要になる。以前はぼくも簡単な散布図作成アプリを作成したし,ある研究者の3D散布図アプリを購入したこともある。いずれも散逸した。OSのアップグレードなどで使えなくなったこともある。 やっぱり,Gnuかあ,という印象だ。ある電子辞書には,「GNU 名《コ》グヌー、グニュー◆Linuxを中心とするUnix風のフリーソフトウェア・システム(を開発するプロジェクト)◆GNUは、GNU’s Not Unix「GNUはUnixじゃない」の略とされる。説明文中に説明されるべき言葉GNUが再び入っていて説明になっていないが、逆説的に無限の精神を象徴◆【URL】http://www.gnu.org/」とある。  グニュープロット Gnuplot homepage では,mac用のアプリも,掲載されている。 ここで,Downloadのリンクをクリックしてインストールとなるが,ぼくにとって,ことは単純ではない。  Tutorial and Guides にはフランス語と日本語のリンクが用意されている。これを開くと,gnuplot のお手伝い がある。ここに,日本語の説明書のリンクが紹介されている。 日本語 の Gnuplot ページ: 2. Content Files for Gnuplot 5 2nd edition  この開発者に敬意を払う意味も込めて,デジタルブックを購入した。このダウンロードサイトには, Content Files for Gnuplot 5 2nd EditionThe files listed here under laptop and tablet formatting contain the exact same content, but are formatted to work best on typical screen shapes for different devices. You are welcome to view or download both versions if you wish, to see which one works better on your device, or to use the book on your various devices. とある。iPadで読むことになるので,Formatted for Tablets,ファイルも提供されているのはありがたい。このPDFの書誌情報を次に。© 2018, 2020 Lee PhillipsAll rights reserved. No part of this publication may be reproduced, distributed, or […]

電子レンジをタニハに introducing a kitchen microwave to Taniha Institute

 ブラックフライデーで何かを買おうと思っていた。タニハに通っているがこの季節,冷たいお握りや弁当を食べている。オーブントースター(厨房を実験室に 図18,では川口さんの来訪に合わせて購入)では暖められない。  アマゾンに掲載されていたが,保証期間の延長がないので,この頃のお得意先になっているJoshinをチェック。1500円ほど高いけど,5年延長保証が廉価であるので,ブラックフライデー対象商品ではないのだけど,次のものを購入。正面の操作盤には,あたため,などのどうにも受け入れにくい表示がなく,日本人が設計したと思われないほど,オシャレだ。これが禍して売れていないようだ? 山善ビズコム では, 15, 180円。マニュアルのダウンロードサイトも見つからない。宣伝部のレベルが低いんだな。エンジニアが良くても。 電子レンジ 18L ブラックYAMAZEN フラットタイプ YRL-F180-B 会員様web価格 12,980 円  図1のように開封して図2の弁当を食べながら,説明書を読んだ。プラスチックごとの暖めができるのはそういう表示がないと駄目だという。買ってきた弁当箱の裏には,図2のように,電子レンジOK,という表記がある。安心だ。  暗くなっても,何とか北ヤードの西部生垣の伐採を完了した。そして,セッティングをした。オーブントースターの横にそのまま並べるスペースが無くて,図3のような配置にした。まあ,問題ない。操作盤がオシャレだ。気にいった。  さて,説明書は極めてシンプル。弁当の暖め参考時間も書かれていない。50Hz地域だと500W,60Hz地域だと600Wとあるが,日本のその区分の情報もない。教えてかんでん,には次のように。————————————————日本で電気が使われるようになったのは、明治時代に入ってからのこと。そのころの日本は、電気をつくるための発電機を、外国から輸入しなければならなかったんだ。そして、東京には「ドイツ製」の発電機が、大阪には「アメリカ製」の発電機がそれぞれ輸入され、電気をつくりはじめたんだ。ところが、東京にやってきたドイツ製の発電機は、周波数が「50Hz」の電気を、大阪にやってきたアメリカ製の発電機は、周波数が「60Hz」の電気をつくる発電機だったんだ。やがて、大阪と東京を中心に「50Hz」と「60Hz」という2つの周波数の電気がたくさんつくられるようになり、そのまま全国に広がってしまったんだ。———————————————— 中学校1年か小学校の時に学校で習っていたのだが,関西はどっちか忘れてしまっていた。60Hzだから600Wだ。ラッキー。 コンビニのあたためはなぜ早い?電子レンジの加熱の仕組み/キッチンは実験室(46・上) に基づくと, レンジの温め時間の計算式 自宅の電子レンジは500Wなのに、レシピは600Wというケースに悩んでいる方は、次のような計算式を参考にしてください。 「600Wを基準とし、500Wは1.2倍、700Wは0.8倍」 これをもとに具体的に計算するとこのような値が目安として出てきます。 600Wで1分=500Wでは1分10秒、700Wでは50秒600Wで2分=500Wでは2分20秒、700Wでは1分40秒 さて,コンビニなどにある業務用の電子レンジは1500Wで20~30秒程度でお弁当を温められます。家で温めると600Wで数分かかるほどの違いです,とあるので,さし当たり,3分としてみようか。  パナソニックのサイトに,【レンジ】手動加熱するときの目安時間 情報が整理されていた。iPhoneのアプリも調べたが,お門違いで,役に立たない。単純な計算式で表示しているだけ。 さし当たり使いそうなパナソニック情報を次に。 常温,冷蔵ともに。  <飲み物> コーヒーだと,1杯 (150ml) レンジ600W, 約1分~1分30秒 お酒(ワインも?),1本(180ml) レンジ600W 約1分  <ごはん・弁当・パン類> お弁当 400g レンジ600W 約1分30秒~2分 スパゲティ・焼きそば レンジ600W 約3~4分  <カレー・シチュー・スープ類> カレー・シチュー 1人(300g) レンジ600W 約2分30秒 ※ラップ有 粒入りスープ 1(180ml) レンジ600W 約1分30秒~2分 ※ラップ有  コーンの粒やあさりなどが入ったスープは具がはねやすいので、「レンジ」500Wで様子を見ながら加熱してください。  台所のキッチンの引き出しからサランラップも見つけて,レンジのそばに置いた。あとは,容器が必要かどうかだなあ。 以上,Dec.4, 2023記。

経緯度座標系↔平面直角座標系 Latitude and longitude coordinate system to or from Plane rectangular coordinate system

1. 国土地理院の座標系変換ツール  地理院ホーム  > 位置の基準・測量情報  > 測量計算サイト には,座標系変換ツールが提供されている。特に多用するのは次の前2者であるが,後2者も有効である。ツール1:平面直角座標への換算 (緯度、経度から平面直角座標へ換算) ツール2 : 緯度、経度への換算 (平面直角座標から緯度、経度へ換算)ツール3:距離と方位角の計算 (緯度、経度から2点間の距離と方位角を求める) ツール4:距離と方向角の計算 (平面直角座標から2点間の距離と方向角を求める)  前2者では,DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算が問題となる。国土地理院の計算サイトでは,DMS(度分秒)の入力が工夫されている。「平面直角座標への変換」ツールでは,次の入力例が示されている。緯度 36° 6′13.58925″ →  360613.58925経度 140° 5′16.27815″ → 1400516.27815DDD MM SS.sssss → DDDMMSS.sssss つまり,度の2〜3桁,分の2桁,秒の2桁+(秒十進)という形である。 この手法を使うことで,DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算が簡便になるのである。相互換算は国土地理院のツールと他のアプリ,例えばGoogle Earth Proなどとの連携が可能になる。換算法を次の章に示す。 なお,Google Earth Proのパス計算機能には,グーグルアースプロの限界 に示しているように,大きな限界がある。それに代わって,後二者のツールを使うことができる。 2. DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算  ワールドウェアのMicrosoftアプリ「エクセルExel」の計算式をここでは確認したい。次のMicrosoftのサイトには, How to convert degrees/minutes/seconds angles to or from decimal angles in Excelが掲載されているが,結局,次の式で問題がないだろう。他のサイトで掲載されているものとも一致している。 2.1 DMS表示からDEG(度10進)表示へ換算 たとえば,DMS(度分秒)表示の値(DDDMMSS.sssss)がエクセルのA6にあるとするとB6にfxの式を入力すれば良い。 テキストを次に示す。=INT(A6/10^4)+INT(MOD(A6,10^4)/100)/60+MOD(A6,100)/60^2 2.2 DEG(度10進)表示からDMS表示へ換算 たとえば,DEG(度10進)表示の値(DDD.ddddddddd)がエクセルのA7にあるとするとB7にfxの式を入力すれば良い。 テキストを次に示す。図と少し異なるがこの方がエクセルが受け入れやすいようだ。MODを使っていない。=VALUE(INT(A7)&TEXT(INT((A7-INT(A7))60),”00″)&TEXT(((A7-INT(A7))60-INT((A7-INT(A7))60))60,”00.000000000″)) 以上,Dec. 2, 2023記。