ドローン測量の限界の一例 an example of the limitation of drone measurements

はじめに  共同研究者の一人beがドローンを飛ばして光波測距儀での測量についてはプリズムをボクが移動し,測点の記載を実施した。それはもう2020年春のことである。2018年と2019年にはkaさんと海岸地形の光波測距儀での測量などを実施した。両方のデータの整合性を取る必要があって,ドローン測量をここ1カ月以上に渡って,検討してきた。  これはドローン測量のほぼファイナルな結果である。残念ながら期待した結果は得られていない。この結果に至るまでのやり取りなどや分析の詳細はプライベートページに掲載されている。まだ研究成果を発表するまでには時間が必要で,公開できない内容を多く含むためである。 ortho.tifの限界  図1は,Agisoft Metashapeで作成されたオルソ写真と光波測距儀で求めた8点の位置のずれを示している。ビューワーはGoogle Earth (Pro)である。グーグルアースで表示されている画像はモザイク写真であり,写真画像で正確な位置を捉えることはできないので注意が必要である。  画像とは関係なくグーグルアース画像での位置情報,繰り返すが画像とは関係のない,グーグルアース座標系での位置情報の精度は高い。グーグルアースプロの限界 の「GEProの位置精度」の章に示すように,地球面上の位置精度は1〜2mほどと言えるだろう。  それゆえ,光波測距儀で得たgcp候補8点のうち採用した7点の位置は正しくグーグルアースにプロットされる。光波測距儀はノンプリズム対応のもので8点のうち2点はプリズムの設置が困難な場所であった。ドローン測量結果の位置決めはgcp7点を使用した。ドローン測量でえた空中写真で同地点で複数の写真にgcp位置を同定しており,ドローン測量結果はgcpとの対応が取られていて,グーグルアース上では,オルソ写真の画像上のgcp位置と一致する筈であった。ボクは当然一致すると考えていた。  ところが,図1に示したように,gcp8点(図1の中央列のc点はドローン測量結果には使用されていないが球面位置情報は正しいので掲載した)のいずれも一致していない。図1では黄線分でズレを示しているが解像度が低くて見にくい。オルソ写真の位置と光波測距儀で決定した位置のズレを示している。参考データとしてGoogle画像で示されたスケールを使ってそのズレ値を例えば,e:1.3mなどと示している。Google画像での距離精度は低いがオルソ写真と光波測距儀での座標から得られた点のズレなので,精度はグーグルアースの精度ほど低くはないのであるが。  で,図1の右端の画像はオルソ画像域全体のなかでの,ズレの傾向を示している。この画像の右下隅に方位ホウィールが見える。研究対象域は海岸線付近なので,gcpの点a,f, b,gに注目すると,1.85m±0.35mほど,北に変位している。  これまで,種々の計算処理をしてきており,これ以上の対処は難しい。海岸地形の研究の観点からすると,このオルソ画像をいわばインデックスマップとして使わざるを得ないのである。このインデックスマップに,以前に測量したポイントの座標系を平行移動または回転などして行かざるを得ないのである。 今後の作業は思って  このオルソ写真というか,ドローン測量結果が使えるかどうかは,別の観点から,評価する必要がある。この海岸で2018年または2019年に測量した結果,特に海抜高度が完全に一致しているかどうかである。球面位置はこのオルソに合わせるにしても,海抜高度に問題があれば,使えない。  3DオブジェクトのPLYを使って,次に評価したいと思う。 以上,0:16,Dec. 24, 2023, to Christmas Eve。 グーグルアースから離脱か,Qgisか  ズレ,1.0〜2.2mは,そういえば,グーグルアースの誤差範囲である。参考:グーグルアースプロの限界。 図1ではgcpとオルソのズレは同じではないので,オルソ全体のズレだけでなく,gcpの個々のズレもある。グーグルアースの限界に基づくものと考えれば,納得もゆく。  今日,be氏に電話して,Qgisにプロットしてもらうことにした。ぼくはGrassGISであるが,Qgisのユーザーは多く,簡便であり,Qgisにシフトした方がいいと思う。ゲームなどでも利用される3DオブジェクトのFBXやUSDZなどにも対応しているかも知れない。その確認もお願いした。  ぼくはCloudCompareで,海岸線付近の高度情報を調べることになる。 以上,Dec. 24, 2023記。

仮想メモリが不足 insufficient virtual memory error

はじめに  Adobe Illustratorで画像をいくつか配置(import)して,illustratorファイルを保存して,画像を書き出し(export)する際に問題があってpngファイルで出力できず,jpgで何とか出力して,そのjpgファイルをAdobe Photoshopで作業をして,ウェブページ用にファイルを出力しようとした際に,このエラーメッセージが出た。当初,仮想メモリ不足かと考えたが,納得が行かない。この問題を簡単にこのページでまとめたいと思う。 1. メッセージの意味すること  Adobe Photoshopの「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーのトラブルシューティング には,二種類の解決策がある。1「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが発生した場合、仮想記憶ディスクとして使用されているハードドライブ(1 台または複数台)で、タスクを実行するのに必要なストレージの空き領域が不足していることがある。その解決案が詳細に示されている。 2ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定: ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定する:場合によっては、ドキュメントの単位に不一致があるため、「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが表示されることがあります。このような場合を避けるには、ドキュメントの作成中またはサイズ変更中に正しい単位を設定します。さらに、ドキュメントの切り抜き中またはカンバスサイズの調整中に単位の設定を確認します。 2. Adobe Illustratorに画像を配置する際の注意点  ぼくのmacは,HDの空き容量が400GB余りあるので,メモリー不足ではない。この話の流れとは違うが,外付けHDを仮想記憶ディスクに設定できるという情報には興味を引かれた。 で,図1を作成する過程に問題があるということに,気付いた。このことをここに示したいと思う。  図1では,画像を斜めにしたりして配置しているが,それは問題ではない。 Adobe Illustratorに画像を配置して(取り込んで),その画像を下地にして,文字などを追加するという作業は,日々実施している。一般に,A4の枠を用意しても,画像はその何倍もあって,しかも図1のように,複数の画像を取り込む。図1には,赤色や黄色の矢印などの線分が画像の上に配置されている。この作業過程を経た画像ファイルをAdobe Photoshopで作業中に仮想メモリの不足エラーがあった。  原因はぼくが手抜きをしたことに起因しているようである。Illustratorの例えばA4枠に画像を複数配置する際に,個々の画像はA4枠をはるかに超えるサイズで配置される。以前は,画像を縮小して,A4枠内で作業を実施していた。 ところが,この種の作業に慣れてくると,A4枠を無視して,画像を大幅に縮小せずに,画像間の配置だけ考えて,適当に矩形域を想定して,メーンツールのアートボード(shift + O(オー))アイコンをクリックして,その想定枠で,作業を続けることになってしまったのである。これが元凶である。  場合によっては、ドキュメントの単位に不一致があるため、「仮想記憶ディスクの空き容量不足」エラーが表示されることがあります,このメッセージは,意味深長である。ぼくのように,Adobe Illustratorが用意した枠を無視して,作業することで,このトラブルが引き起こされるのである。ウェブでも印刷でもA4などの従来の枠を超えることで,Adobe Illustratorの開発ヒストリーを想像すると,このトラブルを招来する。  B0サイズでもなんでも既存のサイズの上で作業を進めて,ファイナルで,その枠内の一部にアートボードを設定して,出力するのは問題ないように経験的に感じている。 おわりに  要するに,Adobe Illustratorの枠内で作業をすれば,この種のトラブルは生じないということである。 以上,Dec. 23, 2023記。

macのWi-Fiボタンが押せない cannot push a button of wifi on mac

1. 事の起こり  mac OS sierraでは,Windows 10とmacの間で,快適にファイル共有をしていた。月に1度ほどMacBook Pro(early 2014)がシュンと電源が落ちるので,愛用した専門的アプリが使えなくなることを承知?で,MacBook AIRに移行した。その後,それなりにファイル共有が使えたが,Sonoma内の最新のアップデートのあと,使用環境が気になって,ぼくのWebページを参考にしつつ,システム設定の,共有とネットワークを触っていた。とくに特別なことはしていない。が,気づいたら,自宅のWi-Fiが使えない。Windowsマシーンやアイフォーンでは問題がない。Wi-FiのボタンがOFFのままでさわれない。  例によって,アップルケアに電話した。MacBook AirのWi-Fiは繋がらないので,アイフォーンのカメラを使っての,指導である。スタッフには丁寧に対応頂いたが,その指導は不適切であった。タイムマシーンで最新のバックアップ(不具合を含んでいる)をとってから初期化すると,その段階でWi-Fiと繋がったので,その後はアップルのダウンロードサイトからmac OS venturaをダウンロードして,タイムマシーンの最新のバックアップを使って,復元した。その復元が完了した時点で,また,Wi-Fiが繋がらない。まあ,当然ではある。この点をスタッフは指摘して頂けなかった。この過程はスタッフの指導によるものである。もちろん,最新のバックアップを取る段階にはサポートは終了している。  また振り出しに戻った。ふとアップルのサポートページで見た情報を実行したら,無事,Wi-Fiが復旧した。続くiCloudの再登録ができなかったが,まあ,よしとした。で,Wi-Fiも繋がったしネット検索をしようとした時に気づいた。キーボードが全く反応しない。マウスの矢印だけが使える状態だ。iCloudの再登録ができなかったのは,このキーボードが原因だったんだ。  このキーボードのトラブルの問題は結局,最初のファイル共有の作業に基づくと考えて,タイムマシーンでより古いバックアップを復元するしかないと考えた。で,一応と,アップルケアに昨晩の午後8時前に電話。以前は午後7時までだったが,今は午後9時までだ。現代社会で最も信じられないサービスはこのアップルケアだと思う。感謝だ。で,ぼくの状況を伝えて,古いバックアップを使うというプロセスの指導をいただくことになった。タイムマシーンの移行を実行しようとするが,キーボードが使えないので実行できない。  それでシステム設定のキーボードの設定のご指導を受けたら,キーボードが使えるようになったのおである。Wi-Fiも使えるし,キーボードも使える。解決したということで,アップルケアの勝利であった。ところが。 2. アップルケア一人目のサポートに乗って: 無意味な初期化とリストア  意味はないのだが,失敗過程を一応,ここに,記録する。図1のようにWi-Fiボタンが反応しない。図1は再起動を繰り返した際の様子だ。図2は最新のバックアップを実行した際の様子。  さて,図3の情報に従って初期化しようとするが,図4のようにサインアウトができない。Wi-Fiと繋がっていないからである。  そこでパワーキーを長押しして,ディスクユーティリティを使うことになる。図5の画面が見えるので,オプションを選ぶ。図6のように,macのハードディスク Macintosh HD ボリュームを選び,消去アイコンを選択する。その結果が図7である。 なお,アップルケアでは,このMacintosh HD ボリュームの下位のMacintosh HD, Dataについて,下位から最上位のMacintosh HD ボリューム,まで,First Aidを実行した。意味がなかったのであるが。  図8ではMacを消去命令,図9や消去中。図10は消去が終わった段階で出てきたWi-Fi設定画面。  図11ではApple IDを入力,図12ではactivated,図13ではタイムマシーンの選択したのであるが。 図14でリストアを選び,図15で外部ハードディスクを選び,そして,図16で最新のバックアップ(問題あり)を選んだ。トラブル前の,Dec. 10のものを選ぶべきであった。  図17でmacOSを選ばざるを得ず,図18でまた図13に戻った。Venturaしかない。このMacBook AirはもともとSonomaが入っていた。 図19のように,Venturaはこの前のOSだ。まずはこれをインストールするしか,選択肢がない。  図20ではVenturaのインストール,図21のWi-Fi設定までに多様な選択があった。そして図22は,バックアップを使って復元だ。Windowsユーザーも可能なようだなあ。  図23は復元対象の内蔵SSDの選択だ。図24はタイムマシーンのバックアップの選択,そして図25は構成カテゴリーの選択だ。ここではOSしか入っていないので,すべてを選ぶことになるが。  図26, 27ではタイムマシーンで復元。そしてログインしてのちに,図28のようにメールなどを取り込むことに。ここまでは問題ないが。  さて,図29のように,この段階でWi-Fiが使えなくなった。で,図30のように,またパワーキーの長押しをして,図31のように,Disk First Aidなーんてね。  図32でみるとなんか自宅の5Gにチェックが入っている。で,リスタートしたけど,図33のように,やっぱり,Wi-Fiできなーい。で,ネット検索していたら,図34の情報を見つけた。  図34のアップルのサポートに従った。ネットワークから新しいサービスを選択して,念願のWi-Fiが使えるようになった。うれしーい。アップルケアのおじさんは最初からこれを紹介してくれたらよかったんだなあ。ネット上にはこれに関する書き込みは見ていない。図36のようにApple IDは入力できない。そしてネット検索をしようとするとキーボードが反応しない。図37がエディターを開いても入力できないことがわかった。つまり,図35のサービス名を変えることができなかった時からこの症状は始まっていたのだ。 3. アップルケア二人目のサポート: キーボード入力  1.事の起こり,で示したように,トラブルが生じた後の「最新のバックアップ」を使ったのが,このトラブル回避ができなかった理由と考えて,アップルケア(以前お世話になった少し若い方ではないか)に電話した。ぼくの方針で実行しようとしたが,キーボードが使えないと進めない。そこで,キーボードの修復から始めることに。  ご指導内容は次のようだ。システム設定 > キーボード […]

アップルLiDAR測量Parts 1&2 キンドル版作成記録 records of kindle publishing Apple’s LiDAR measurements Parts 1&2

はじめに 追記 2024年11月21日: これを記述したのは今年の正月だったのか。このページの最後に,12.5 2024年11月20日追記,を配した。キンドル本にアップして大変驚いたものであった。図表などのリンクに跳んでも,リンク元のミニページが左下に見えているので,リンク元に戻ることができるのである。この機能はぼくのワード原稿の構造によるものか,これと無関係に実現できているのかはわからない。このページでの関心はいつにこの実現であったので,このページでは無駄に不安になって種々の作業をしている。ほぼ無意味とも言えるような文章になっているが,記念?に残しつつ,無駄な迷いについては,前もってコメントを追加しておこうと思うのである。状況の変化に合わせて本文にも変更を加えている。  記録しなくても良いようなものなんだけど根が真面目なためか記録してしまう。これまでKindle本を3冊出したが,今回は図表を結構含むので不安がある。以前からこの書式には関心があって,本ウェブサイトでもそのコンテンツを幾つかアップしているが,自分のサイトでも失念していて新たに読み込むのも結構大変だ。もう情報収集は十分だ。今年度は文学論集Vol.73, Nos. 1&2, 3にそれぞれ1本投稿している。種々格納場所が変わっているので,リンク切れの場合は,テキストで検索して頂きたい。 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part1 フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2  なお,Nos. 1&2(combined number, Sep. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」が掲載されていて,第Ⅰ章にあたる。No. 3(Dec. 2023発行)には,「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 2」があって,第Ⅱ章〜第Ⅳ章にあたる。Part 3は先日投稿した。関西大学文学論集Vol. 74, No. 4に掲載予定である。 1. Microsoft Wordファイルの編集  ご担当の印刷会社スタッフがかなり優れた方(々)で,いずれも四校まで対処頂き,そのご指摘に誘発されて,未熟な部分が改善されたので,このキンドル版の出発点は四校を経た完成論文のMicrosoft Wordファイルである。キンドル版の作成には,macでは問題がありWindowsマシーンのOffice2016を使用した。論文作成は,1&2合併号はmac sierraのOffice2016,3号はMacBook Airを購入したのでmac sonomaのOffice2023を使用している。前者のOfficeは使えなくなって新たに購入したが,キンドルには同じ対応を期待している。  macでの論文作成時にキンドル版発行を意識していて,文学論集のレイアウトにおよそ従う形で,図1に見えるように,ホームタブに表示されているスタイルを登録してきた。つまり,見出し1,見出し2,見出し3,地の文,図表キャプション,文末脚注である。なお,ページサイズは小さくA5。  WindowsのOfficeでも,macでのスタイルが継承されている。ありがたい。macでは,アウトラインプロセッサーを使用して,キンドル用に見出しなどを登録して作成してきた。図1左のナビゲーションペーンにはアウトラインが見える。 1.1 図表(イメージ)とキャプションの配置 追記 2024年11月21日: 文学論集のParts 1&2では,図表を本文に埋め込む形をとったことでこの種の問題が生じた。Part 3ではKindle版を見据えて,図表は本文の最後にまとめたので,問題は無くなった。 1. タイトル「フィールド科学のためのアップルLiDAR測量 Part 1」と著者名を削除して,「はじめに」の章から始まるようにした。2. 図の配置は印刷物ではテキストの関係を考慮しつつ,適宜配置できるが,キンドル版のリフロー型の場合,テキストとの関係をできるだけ関係なくした方がいい。行間に配置するということである。Macでは慣れていてもWindowsではなかなか見つからない。書式 > 配置 > 行内だ。図上のタップして,右クリックすると,文字列の折り返し,というのがあって,行内,を選んでも同じだな。 図表番号もすでに挿入している。一環して図を行内にしておくと問題ないが,それ以外だと図表番号が乱れるという経験をした。右クリックすると,図表番号の挿入,があって,これに従って入力すると,Kindleで生かされるのではないか,と期待している。全図表の確認をする。  図2では,図がテキストを分割しているので,図3のように,図を下方にドラッグして,「図4キャプション」がセットの形になるように,整えてみた。  図4では,どうも行内になっていないので,行内にすると,図5のように崩れるので,図6のように「図8」本体を上の方に位置する「図8キャプション」にドラッグアンドドロップした。  図7には,「図11キャプション」がソフトリターンで2行に配されているが,キンドル版ではどうなるのか。後に確認する必要がある。(a), (b)の図の説明を本文中にしても問題がないと思われる。  表は,Kindle版からすると図とほぼ同じではあるが,表のキャプションは表画像の上に配置されるので,簡単ではないように思われる。この「表1」と「表2」のいずれも,行間に設定すると,図8のように,大きく崩れてしまう。 図のドラッグアンドドロップはうまくいかず,試行錯誤では,表1キャプションは移動が可能であった。「直線距離50m追尾」という項目名のすぐしたに表を配置するのは奇妙なので,段落「表2に係わる〜に達している。」を表1のすぐ上に配置するのが妥当と考えたが誤りで,表1は,図8の一行目に見える「直線距離50m追尾」に隣接する前段の「表面の垂直高度分布の追尾」に属する内容なので,項目「直線距離50m追尾」よりも上位に配置する必要がある。前段の「表面の垂直高度分布の追尾」の本文の下方にハードリターンを数個作って,ここに表1全体を移動する必要があった。まずは「表1キャプション」をドラッグアンドドロップして,このすぐ下に表(実はイメージ)本体をドラッグアンドドロップしてゆくことになった。 表2は,「直線距離50m追尾」,「閉じたループの距離追尾」,「ドリフト補正性能」という3項に係わるもので,読む過程を考えると,結局,表1のすぐ下に配置した方が良いようである。実際,出来上がった印刷もそうなっている。そこで表1の下方にハードリターンを何個か置いて,まずは「表2キャプション」と表本体をドラッグアンドドロップすることになるはずだ。図9がそれだ。  これで図表の配置は一応,出来上がった,というか,確認そして修正できたのである。 1.2 図表と本文を目次で繋げば 追記 2024年11月21日: 「12.5 2024年11月21日追記」に示したように,実はもうこの必要性はないが,目次は必要だ。「1.3 目次の作成」はする必要がある。  Kindle本の読みやすさを高める工夫の一つとして,改ページがあるだろう。 キンドル パブリッシング […]

光波測量結果とグーグルアース画像とを平面座標系で補正する試み aim for suitability correction btw  electro-optical distance measurements and Google Earth’s images using the coordinate plane

1. Google Earthとのつきあい方  光波測距儀設置点をGEPro情報から捉える:後方交会法 では,後方交会法の限界を思い知った結果になった。ドローン測量の際に,公共基準点を捉えられなかったことが今なお,響いている。現地に再度行った方が,よほど人生を生かすことになるはずだが,だらだらと不完全なドローン測量結果を生かすべく,闘っている? ドローン測量と併せて光波測量を実施したが,光波測距儀の設置位置が数メートル規模で確定できない。gpsはこの精度では信頼できない。それではと,Google Earthを使おうとのめり込んだ。この限界については,グーグルアースプロの限界 にぼくが得た情報をまとめている。その結果,Google Earth上で何らかの作業をするのは,狭い範囲の測量情報を取り扱うのは,時間をドブに捨てるのと同じだと,遅ればせながら,わかった。GEが提供するプログラムがあるが,これは児童のお遊びツールとしてのみ,何とか価値があるかも知れない。 2. 平面上での作業を選択  現在の悩みは,前述のように,もともとのドローン測量の周辺的な問題もあるが,Google Earthの画像と光波測距儀のgcpのズレを気にしてしまったことにある。Google Earthの画像が当方の使用目的には不適当であることがわかっても,ドローン測量から得られたortho.tifをGoogleアースに落とした際にほぼGoogle Earthの画像と一致していて,違和感を感じさせないということに意味があると,グーグルアースの画像がモザイク写真であっても,思っている。 このページ作成の前に,前述の後方交会法のページで最後に掲載したGoogle Earthの画像から後方交会法で得たプッシュピンを削除し画像を図1に示す。赤いプッシュピン(電柱byKなどの個別名称)はGoogle Earth上で,現地調査時の現場写真やドローン測量で得られた空中写真に基づいて,手作業で落としたものである。これをここでは仮にGoogle Earth系A〜Fとする。 茶色のプッシュピン(a-GE〜g-GE,-GEを付加しているのは光波測距儀の設置位置を現場写真なろからGE上に落としたことに由来する)は光波測距儀で得られたものである。これをここでは仮に光波系a〜fとする。  今後の作業過程を次に。 ステップ1 光波系a〜f(計7点)とbase-GE(GE画像にプロットした光波測距儀の想定設置位置)(以上,計8点。平面直角座標系1の形)。Google Earth系A〜F(計7点)についてはkml出力して,経緯度(十進角)を平面直角座標系1に一括変換する。 Wikipedia由来か。次の情報を得て,今後は,十進角で表現したい。「十進角(じゅうしんかく、英:Decimal degrees (DD) )とは、角度の表現法の一つである。緯度と経度の地理座標を度分秒法が北緯a度b分c.d秒、東経e度f分g.h秒と表現するのに対して、十進角ではa.bcd度、経度e.fgh度といったように分秒の部分を小数、十進法で表す。」 ステップ2 この二つの系を一つの散布図にプロットして画像出力して,それをイラストレーターに配置する。この一連の作業の目的はGoogle Earthのモザイク写真との整合性を取ることなので,光波系a〜f(計7点)のみ,トレースしてベクトル化して,手作業?で回転および平行移動をする。  なお,この回転と平行移動は現実的でなければならない。平行移動は最大2mほどだろうし,回転は数度以内であろう。光波測距儀では回転軸はコンパスで実行されるが,大山の自衛隊基地のレーダーの影響が考えられるので,数度の回転を要する可能性はある。 ステップ3 ステップ2の結果に基づいて,幾何学的な数値計算を実施する。 ステップ4 その結果に基づいて,光波測量の結果を回転および平行移動を実施する。 ステップ5 ステップ4で得られた結果を十進角に変換してKMLファイルを作成してGoogle Earthに取り込む。 ステップ6 Google Earth上で,ノータッチのGoogle Earth系A〜F(7点)と変換後の光波系a〜fとベース(8点)の整合性を一応,確認する。この作業を通じて,当然,みかけ状の改善は見られるはずである。 3. 計算作業 3.1 ステップ1  Google Earthから出力したKMLをみると,図2のように, 経緯度値が2セット見られる。<LookAt></LookAt>内に,128.5300162650217 27.35264129535775<Point></Point>内に,128.5300076128268,27.35263507066106KML リファレンス には,<LookAt></LookAt>について,次の説明がある。 Feature から派生する要素に関連付ける仮想カメラを定義します。LookAt 要素は、表示対象のオブジェクトに対する「カメラ」の位置を設定します。Google Earth では、ユーザーが [場所] パネルのアイテムや 3D ビューア内のアイコンをダブルクリックすると、「空を飛ぶように」視点が移動し、LookAt で指定した視点のビューに切り替わります。 というわけで,建物南西角の場所は,<Point></Point>内の経緯度を採用する必要がある。 […]

本格的な散布図の作成アプリGnuplot a real tool ,Gnuplot, for making scatter diagrams

1. Gnuplot  Microsoft Excelでは,まともな散布図は作成できない。Microsoftのサイトでも,これに対処するための補助プログラムを提供している。しかしながら,これでも,まともな散布図を作成することはできない。 アップルデバイス付属のNumbersも同様だ。表計算ソフトは,横軸(X軸)が名目軸であるためだ。だから,関数アプリが必要になる。以前はぼくも簡単な散布図作成アプリを作成したし,ある研究者の3D散布図アプリを購入したこともある。いずれも散逸した。OSのアップグレードなどで使えなくなったこともある。 やっぱり,Gnuかあ,という印象だ。ある電子辞書には,「GNU 名《コ》グヌー、グニュー◆Linuxを中心とするUnix風のフリーソフトウェア・システム(を開発するプロジェクト)◆GNUは、GNU’s Not Unix「GNUはUnixじゃない」の略とされる。説明文中に説明されるべき言葉GNUが再び入っていて説明になっていないが、逆説的に無限の精神を象徴◆【URL】http://www.gnu.org/」とある。  グニュープロット Gnuplot homepage では,mac用のアプリも,掲載されている。 ここで,Downloadのリンクをクリックしてインストールとなるが,ぼくにとって,ことは単純ではない。  Tutorial and Guides にはフランス語と日本語のリンクが用意されている。これを開くと,gnuplot のお手伝い がある。ここに,日本語の説明書のリンクが紹介されている。 日本語 の Gnuplot ページ: 2. Content Files for Gnuplot 5 2nd edition  この開発者に敬意を払う意味も込めて,デジタルブックを購入した。このダウンロードサイトには, Content Files for Gnuplot 5 2nd EditionThe files listed here under laptop and tablet formatting contain the exact same content, but are formatted to work best on […]

経緯度座標系↔平面直角座標系 Latitude and longitude coordinate system to or from Plane rectangular coordinate system

1. 国土地理院の座標系変換ツール  地理院ホーム  > 位置の基準・測量情報  > 測量計算サイト には,座標系変換ツールが提供されている。特に多用するのは次の前2者であるが,後2者も有効である。ツール1:平面直角座標への換算 (緯度、経度から平面直角座標へ換算) ツール2 : 緯度、経度への換算 (平面直角座標から緯度、経度へ換算)ツール3:距離と方位角の計算 (緯度、経度から2点間の距離と方位角を求める) ツール4:距離と方向角の計算 (平面直角座標から2点間の距離と方向角を求める)  前2者では,DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算が問題となる。国土地理院の計算サイトでは,DMS(度分秒)の入力が工夫されている。「平面直角座標への変換」ツールでは,次の入力例が示されている。緯度 36° 6′13.58925″ →  360613.58925経度 140° 5′16.27815″ → 1400516.27815DDD MM SS.sssss → DDDMMSS.sssss つまり,度の2〜3桁,分の2桁,秒の2桁+(秒十進)という形である。 この手法を使うことで,DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算が簡便になるのである。相互換算は国土地理院のツールと他のアプリ,例えばGoogle Earth Proなどとの連携が可能になる。換算法を次の章に示す。 なお,Google Earth Proのパス計算機能には,グーグルアースプロの限界 に示しているように,大きな限界がある。それに代わって,後二者のツールを使うことができる。 2. DMS(度分秒)表示とDEG(度10進)表示の相互換算  ワールドウェアのMicrosoftアプリ「エクセルExel」の計算式をここでは確認したい。次のMicrosoftのサイトには, How to convert degrees/minutes/seconds angles to or from decimal angles in Excelが掲載されているが,結局,次の式で問題がないだろう。他のサイトで掲載されているものとも一致している。 2.1 DMS表示からDEG(度10進)表示へ換算 たとえば,DMS(度分秒)表示の値(DDDMMSS.sssss)がエクセルのA6にあるとするとB6にfxの式を入力すれば良い。 テキストを次に示す。=INT(A6/10^4)+INT(MOD(A6,10^4)/100)/60+MOD(A6,100)/60^2 2.2 DEG(度10進)表示からDMS表示へ換算 たとえば,DEG(度10進)表示の値(DDD.ddddddddd)がエクセルのA7にあるとするとB7にfxの式を入力すれば良い。 テキストを次に示す。図と少し異なるがこの方がエクセルが受け入れやすいようだ。MODを使っていない。=VALUE(INT(A7)&TEXT(INT((A7-INT(A7))60),”00″)&TEXT(((A7-INT(A7))60-INT((A7-INT(A7))60))60,”00.000000000″)) 以上,Dec. 2, 2023記。