悩ましいiPhone買い換え my iPhone 12 Pro updated from 7 plus

はじめに

 数日前,Mar. 16, 2021,徳之島の海岸地形の調査中にiPhoneをサンゴ礁前縁のグルーブに落としてしまった。干潮時での潮位計測中である。上着の内ポケットに入れていたが,潮位計測に利用していた棹をグルーブに落下させてしまい,その回収作業中に,iPhoneも落下した。下着のパンツも脱いで素っ裸で,iPhoneだけでなく,まあ,棹も回収した。

 その夜,アップル純正の充電ケーブルを認知しない。サンヨーの充電器に附いていたケーブルは検知するが,放置していたら,充電できていない。そこで,夜中に起きて,部屋の洗面台で水洗いしてバスタオルで拭いた。透明ケースは洗面台に水を貯めて一晩漬けて置いた。翌朝,調査で使用したが炎天下でiPhoneをgpsでの位置観測のために15分ほど放置したら,その後は画面が暗くて操作さえ難しくなった。その夜は画面は見えるようになった。

 今のところ,特に不具合はない。iPhoneの上位機種で型落ちしたiPhone 11の新品がないかと調べたが,全然と言って良いほど安くはない。そこで,現行機種のiPhone 12を調べていたら,Proには,LiDAR機能があることを知った。これは光不足の際,つまり,ナイトモードでの撮影の補助をしているようである。さらには,AR,Augmented Reality 拡張現実,に対応したゲームソフトで,使うためのもののようである。

 このAR機能が,地形計測に使えないか,調べたがそのようなコンテンツはネット上には無かった。iPhoneのようなスマートフォンには,まだ発展途上の技術のようであるが,魅力を感じた。アップルのサイトを見ると,下取りを伴って購入する場合,最大4万円ほどのディスカウントセールを今月までやっているようだ。7 plusの不具合が顕在化する前にと,奥さんに打診したら,激しい抵抗は無かったので,急遽?,購入することにした。そして,買ってしまった。iPhone12Proは明後日届くようだが,その前に,AR技術を利用した地形計測の可能性などを中心に示したいと思う。

1 アップルストア ネット購入

 ぼくは現在,Y!mobileである。このWebサイトを見ると,iPhone12Proは選択肢にないし,SoftBankでもかなり高い。アップルが圧倒的に安いので,アップルストアで予約して脚を運ぶつもりでネットで調べたら,行く必要が無いことがわかった。

 1. 性能確認 https://www.apple.com/jp/iphone-12-pro/
 ProかPro/maxであるが,特にいい写真も撮れないので,迷うことなく,Proにした。

 2. 下取り iPhone 7 Plus 128GBモデル

 https://www.apple.com/jp/trade-in/

 iPhone 7 Plus 128GBモデル: 最大17,200円

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Apple Trade Inの仕組み

  1. 今使っているスマートフォンの下取り額を確認します。
    いくつかの質問に答えるだけで、おおよその下取り額がわかります。
  2. 下取りに出す用意をします。
    あなたが新しいiPhoneを購入したあと、スマートフォンを下取りに出す準備方法を記載したEメールをお送りします。下取りキットもお届けします。
  3. 下取りに出すスマートフォンを14日以内に送ってください。
    下取りに出すスマートフォンがAppleのパートナー会社に到着すると、担当チームがその状態を検査します。すべての確認が済むと下取りは完了です。お知らせいただいた状態とスマートフォンの状態が一致しない場合は、次のステップに関するEメールが届きます。
    スマートフォンの下取り額が一括払いで購入した新しいiPhoneの価格を上回る場合は、差額分のApple StoreギフトカードをEメールでお送りします。

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 ネットから注文したのが,本日,Mar. 20, 2021で,届くのが明後日,Mar. 22, 2021,の予定だから,新品との交換ではなくて,下取りに十分な余裕がある。ありがたい。

 3. 購入 iPhone 12 Pro 256GBモデル
 ProかPro maxか。Proで十分。容量には,128, 256, 512GBがあるが,それぞれ,106,800円,117,800円,139,800円。現有iPhone7plusの容量は128GBで,設定/一般/iPhoneストーレージでみると,使用済みは35.3/128 GBであり,発売まもない2017年10月1日に購入した。使用期間3年半であっても,この程度の使用容量である。アプリとメディアがほぼ同じ容量を使っている。自ら撮影した写真や動画はほぼ全部,Macの写真に移動してきた。LiDARがかなりの容量を喰うようであるが,256GBであれば十分だし,このファイルもMacに移動するだろう。

・iPhone 12 Pro 256GB ゴールド。117,800円(税別)。下取りに出した製品受領後に,100,600円。

・MagSafe対応iPhone 12 & iPhone 12 Proクリアケース 5,500円(税別)

・AppleCareに入る。22,800円(税別)。まだ,請求はない。
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Apple Trade In 今後の流れをご確認ください。
下取りに出すデバイス: iPhone 7 Plus
本人確認に必要な追加情報の提供や配送業者への集荷依頼について、下取りの手順を記載したEメールを後ほどお送りいたします。配送業者による集荷の前に、必ずデバイスを下取りに出す準備をしていただくようお願いいたします。Appleのパートナー会社がデバイスを検査して、状態を確認いたします。すべての確認が済んだら、手続きは完了です。手続きが滞りなく完了するよう、本人確認に必要な追加情報がありましたらご提供をお願いいたします。
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 クレジットカードの支払いが何故かうまくいかず,注文4時間ぐらいの後に,その連絡があり,別のカードで支払い完了した。送付日時は変わらず,May 22。

 サンゴ礁のグルーブに落とした際,7 Plusが黒く,かなり見にくかったので,4色のうち,水中でおそらく最も見易いゴールドにした。カバーも本体の色が見えるようにクリアケースにした。アップルのケースは衝撃に強く,iPhoneをコンクリート上などにも何度も落としたが,これまで問題が無かったので,信頼している。

 本日20:50,には,配送準備中の連絡あり。

 4. iPhone 12 Pro 用ガラスフィルム購入

 iPhone12の液晶画面は,「どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈なCeramic Shield」で保護されているようであるが,touch, iphone 4S, 7Plusなどを使ってきて,フィルムをカバーすると指の滑りが良くなるし,本体を傷をつけることなく,いわば汚れなどを気にせずに使えるので,これまで通り,フィルムを付けることになる。アップルはこの点に触れていない。アップルストアでiPhone 4sを購入した時にはフィルムを一緒に買うと,装着してくれたが,ソフトバンクで7plusを買った時にはそういうサービスはしないと言った。

 現在は,PET素材などからなる保護フィルムは人気がなく,強化ガラスからなるガラスフィルムが人気で,液晶保護能力も向上した。mybest「iPhone用ガラスフィルムおすすめ情報サービス」 https://my-best.com/987 には種々の観点から,実験をしつつ,人気25種について評価している。このトップに評価された製品であっても口コミを見ると種々の問題があることを知り,かなり混乱した。ブルーライトカット,アンチグレア,ケース併用,手触り,指紋が付きにくいなどの観点から探した。比較的高価なものは製品に自身があって高をくくっているのか,装着に関わる付属品が無く,そういった部分での説明がない。どうも中国製らしいのは製品の質の高さの説明だけでなく,2枚が用意されていて,装着に関わる付属品も揃い,装着法の説明もある。

 こういった意味で,中国企業の強かさを感じた次第である。ぼくはヨドバシカメラが気に入っているが,アマゾンの情報量からすると見劣りがした。アマゾンで検索して,購入品を決定し,注文しようとすると,送料410円を求められた。1500円ほどのものに送料410円を払う気持ちになれない。そこで,楽天を検索したら同様の商品があり,しかも送料が無料であったので,次の商品を注文した。メーカー名などは見えない。「Lively life」というのは販売店のようだ。

ガイド枠付き iPhone 12 Pro ガラスフィルム 全面吸着 ブルーライトカット2枚セット 送料無料

 5. 到着

 Mar. 22, 2021到着。図1のようにiPhone12ProのGold色はステンレスフレームの色で,裏は沈んだ色であった。アップル純正のクリアケースは本体の美観を全く損なっていない。大変気にいった。クリアケースも本体も生手で触るとかなり汚れが目立つ。洗いざらしの軍手でケースに装着するのがいいかと思う。洗いざらしのタオルを使って本体そしてケースを磨いて装着した。

 SIMカードの交換が必要であり,何度かケースから本体を出す羽目となった。SIMカードの装着場所は,12Proの場合,表から見て左側面の下部,7Plusの場合,右側面の上部にある。SIMカードを交換する場合,いずれのiPhoneも電源をOFFにした。図2のようにSIMカードは7Plusでは,Y!mobileの文字がある方(一連の数字は消している)が上面となるが,12Proの場合は,裏面が上面となる。カードの切れ目から判断した。

図1 iPhone 12 Pro Gold
図2 SIMカードとケース

図2左は12Pro,右は7Plus,中央はSIMカード。

図3 SIMカードを12Proへ

図3左は12PoにSIMカードを装着したところ。7Plusと表裏が逆になる。

 7plusから12proへのコンテンツ転送については,次のページに作成中である。

クイックスタートで,コンテンツ転送

次には,iPhone7plusの,下取りの準備をすることになる。
https ://support.apple.com/ja-jp/guide/icloud/mmfc0eeddd/icloud

iPhone、iPad、iPod touch を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
https://support.apple.com/ja-jp/HT201351

2 iPhone 12 pro: LiDARスキャナ

 アップルiPhone 12 Proの概要 https://www.apple.com/jp/iphone-12-pro/

 LiDARスキャナを利用するアプリはアップルでは用意されていない。iPhoneの二つのフリーアプリが知られている。

3d Scanner App™
https://apps.apple.com/jp/app/3d-scanner-app/id1419913995?ign-mpt=uo%3D4

 3D Scannerで作成された3D情報は,よく利用されるファイル形式で出力できる。

この簡易的な使用例が次の二つのページに公開されている。

 Easily share your 3d scans in iMessage & AR Quicklook using the USDZ format.
 Additionally export your scans in popular formats: OBJ, GLTF, GLB, DAE, and STL.
 Also export your model as a raw point cloud in formats: PTS, PCD, PLY, and XYZ.

 【iPhone 12 Pro】LiDARスキャナーで家を3Dスキャンしてみた【3D Scanner App】

 【iPhone12】LiDARスキャナの使い方!簡単に3D画像の作成が可能

Canvas: Pocket 3D Room Scanner
https://apps.apple.com/jp/app/canvas-pocket-3d-room-scanner/id1514382369?ign-mpt=uo%3D4

 これには,次のCANVAS CADデータ変換の廉価有料サービスが用意されている。

 What is Scan To CAD? https://support.canvas.io/article/12-what-is-scan-to-cad

Our Scan To CAD service takes your 3D model one step further: for a small fee per model, you can convert your scans into editable, professional-grade CAD files and jump right into design, quoting, or other planning in a variety of industry-standard programs. It’s the easy button for creating as-built 3D models and 2D drawings.

Scan To CAD can output SketchUp, Revit, Chief Architect, 2020 Design Live 3D CAD files as well as 2D floor plans in PDF and AutoCAD formats. From there, you can make structural changes, change materials and decoration, and even create high-quality 3D renders.

3 PCでの利用: フリーSketchUp

 https://www.sketchup.com/ja

3D モデリングに最適な無料の製品
https://www.sketchup.com/ja/plans-and-pricing/sketchup-free
SketchUp の中心である 3D モデラーは Web ブラウザですぐ動く。
10GB の Trimble Connect クラウド ストレージで、プロジェクトをチームと共有してコラボレーションできる。
SketchUp Viewer アプリを使用して、モバイル デバイスで 3D モデルを表示できる。
相互運用性: SKP、JPG、PNG ファイル タイプをインポートし、SKP、PNG、STL ファイル タイプをエクスポートできる。

4 iPhone12_lidar by Elliot Hartley

 プログラマが素朴にiPhone 12 ProのLiDAR機能を触った結果を示している。

iPhone 12 Pro: A tool for 3D geospatial / GIS ?
By Elliot Hartley -November 2, 2020
https://www.geoplanit.co.uk/?p=5604

iPhone12 Pro LiDAR Apps for Scanning Buildings and Sites
By Elliot Hartley -November 10, 2020
https://www.geoplanit.co.uk/?p=5638

LiDAR & the iPhone 12 Pro. Useful and geospatial.
By Elliot Hartley -December 4, 2020
https://www.geoplanit.co.uk/?p=5666

LiDAR & the iPhone 12 Pro – Part 1: Quick scanning tips, tricks, and software
By Elliot Hartley -December 22, 2020
https://www.geoplanit.co.uk/?p=5720

LiDAR & the iPhone 12 Pro – Part 2: 3D Object Scans software and publishing
By Elliot Hartley -March 10, 2021
https://www.geoplanit.co.uk/?p=5746

以上,Mar. 20, 2021

おわりに

 iPhone 7plusから12Proへの移行や,LiDARスキャナについては,別ページに示したいと思う。

以上,Mar. 22, 2021