Scaniverse splattingの3DデータエキスポートファイルのCloudCompare用plyへの変換 Converting Scaniverse Splatting 3D Data to standard PLY

はじめに

 NianticのScaniverseはLiDAR測量の最も優れたソフトである。しかも無料化になって久しい。いつ有料化するのかと思っていたら,もっと大きなビジネスが生まれていた。NianticSpatial.comである。僕のドローンで取得した3Dデータもこのサイトで分析が可能のようである。価格は調べていないがリーズナブルなものだろうと想像している。紐付きでないのがいい。しかし,この投稿のテーマについてはNianticのサイトでは役立つ情報はない。

 Scaniverseのsplattingモードを使って3D空間情報を得て出力する場合,二つのファイル形式がある。spzとplyである。spzを僕は知らなかったので,plyを選択してexportしてCloudCompareで開くと色なしの点群が現れる。iPhoneで見える3D空間情報とは全く違って愛想なしのものであった。

 plyファイルには2種類があるようだ。CloudCompareで扱うことのできるRGB点群またはメッシュをstandardとすると,splattingで得たplyは,3dgs(3D Gaussian Splatting)と呼ばれる。空間処理が大幅に異なるのである。後者は前者よりも新しく,より優れたものなのである。CloudCompareは3dgsには対応していない。CloudCompareの機能こそ,僕の求めるものである。3D空間の座標計算ができる。plyの3dgs converter,つまり,3dgsからstandardに変換するツールはいくつかある。それを試行錯誤の順に示す。

 ただ,このような観点で進めたのであるが,3dgsのplyからCloudCompareで操作できるstandard plyに変換しても,使える結果を得られなかった。この投稿は,plyファイルを,3dgsからstandard,に変換してCloudCompareに取り込んでも,無意味ということを示すために,敢えて,この投稿を残すことにする。

1 3dgsconverterはrequires-python >=3.8,<3.12:断念

 Windows 10で,python 3.14をインストールして,3dgsconverter(3dgs対応のplyファイルからCloudCompareで操作可能なstandard plyファイルへの変換アプリ)をインストールしようとした。

pip install https://github.com/francescofugazzi/3dgsconverter/archive/refs/heads/main.zip,を実行しますとエラーが出る。requires-python >=3.8,<3.12とある。python 3.14はそのままに,より古いバージョンのpythonをインストールする必要があった。

 commandモードでの実行には,不安を感じて,断念した。

2. NianticがWEB上で提供するply変換ツール:役立たず

 図1左の枠内に3dgsのファイル(spzまたはply)をドロップした際の表示のスクリーンショットを図1に示している。タニハ東棟窓1終り.spzファイルの情報が図1右に見える。右下の青いボタンをクリックすると一瞬で変換されて,spzを入れていたダウンロードフォルダーに格納されるのである。ファイルサイズは,spzは11.1MB,plyは124.4MB(ポリゴンファイルフォーマット)である。spzはスタンダードplyの10分の1以下である。

図1 Inspect_&_convert_splat_files

  こうして得られたplyファイルは当然,standard ply,つまりCloudCompareでRGBも読み込めるファイルだと思っていた。ところが,3dgsのplyファイルであった。このサイトはぼくにとってはなんの意味もないものだった。CloudCompareでのRGB設定などもトライしたが3dgsをCloudCompareで扱うことは不可能だと認識した。

3. SuperSplat:可能

 一度は使う方向にあったが問題があって離れていた。しかしながら,これしかないとぼくは考える。図2は,https://superspl.at/にアクセスすると表示される。これが表示されない場合,左のペーンのConvertを選択する。メーンペーンの左のInput Filesで,3dgsファイルをドロップする。右のOutputのFilenameの枠には自動でドロップしたファイル名が出るので,この変換操作をした結果ということで,ぼくはstandardという名称を追加している。そして,Convert & Downloadボタンを押すと,ドロップしたファイルと同じフォルダーに出力される。

 このパネルで次々と作業をすると次から次へと結合combineされてゆくので,一つ終わるたびに,ブラウザーの右回転↷をタップして,再読み込みすれば,結合を回避できる。

図2 https://superspl.at/

4. CloudCompareで読み込むと

 CloudCompareでstandard plyを開いて,DB Treeで選択して,PropertiesのColorsとColor Scaleで触っても結局,変換前の3dgs plyと実質,変わらないことを知るだろう。iPhoneで見える見事かつリアルな3Dの世界は全く現出しないのである。

 で,PostShotということになるようだ。アプリはWindows版のみ。

 高品質な3DGSを行う方法 powerd by デジタル・フロンティア には詳細な説明があるがぼくは理解できない。座標処理関係はみつからない。
 playcanvas では3dgsファイルをドラッグアンドドロップして,簡単にウェブ上で見ることはできるが,座標値の取得などはできない。結局iPhone内でみるのと同じだ。

以上,2026年6月5日。 

おわりに

 台風6号の影響はほぼなかったと考えていたのだが,知人から連絡がきた。ぼくが日頃使う道の陥没である,能勢町倉垣橋から河西方面に200m付近。

図3 能勢町倉垣橋から河西方面に200m付近の陥没

 ここを6月2日午後7時半頃,左から右へ走っていた。発見されたのは3日午前6時頃。利用者からの通報があったそうだ。夜ならば道路の崩落は見えないと思う。3日午後7時のNHKニュースでこの動画を見たが,作業している場所も崩落の危険性がある。右手の重機後背にも地面が露出しているがここも崩落崖がある。左手の路上の割れ目の後背でも地面が裸出している。山道ではない。

 次のmovの頭の部分を見ると,崩壊部の上流部の山林に段差があるように見える。滑っているようだ。右手方面の路上ではほぼ重機が並ぶ場所,左手方面は道路に段差が生じている場所。この間が滑り落ちている。それゆえ,崩落場所だけを修復してもまた,崩落する危険性があるように思う。

 他のルートを利用するにも,他の場所の地盤の緩みが怖くて,亀岡行きは再び,中止した。今日は出かけないと。箕面グリーンロード(有料トンネル)を使って,ICから地道に出て,これまでは右折して箕面森町方面に向かっていたが,左折して余野方面に向かうことになる。

以上,2026年6月4日記。追記:2026年6月6日。