Windows10とmac sierraの間のファイル共有 sharing of files btw Windows10 and mac sierra

はじめに

 5年前に買ってソフトだけインストールして放置していたWindows10のmouse PCと,2014年以来ずっと使ってきたSierraが入ったmac,この両者でのファイルの行き来が必要になった。macの1TB-SSDが限界に近づいて,GrassGISは,mouse PCだけで実施することにした。本Webサイトをこれに関して作成しているが,ここ二三日,メール添付でファイル交換をしてきた。時代遅れだし,面倒だしで,ファイル共有の設定を本日,完了した。Windowsからもmacからも,両方のPCの中味が丸見えになった。ネット上では,workgroup というフォルダーを作ってそれを共有する流れになっていて,その方向で進めたが,全くそういう限定的のものではないことがわかった。

 ただ,ぼくの環境では無限定な共有環境が実現したが,パソコンが古いなど,何らかの形で対応できないことを考慮して,ここではworkgroupフォルダーの共有ということで進める。なお,Windows内でのログイン指示はもちろん,macを立ち上げる際のユーザー名とパスワードで,マック内でのログイン指示は,ウィンドウズを立ち上げる際のユーザー名とパスワードが求められる。

追加 Apr. 18, 2022: なぜか,5GWi-Fi接続中のWindowsからmacを検知できない。それで,mac側を2G接続したら,認知された。理由不明。

1 Windows10側の共有設定

 種々のサイトで共有の設定が書かれているが,ぼくのWindows10とは合致していない。同じ10でも変遷があったのであろう。10は,使用環境の優れたXPからの過渡的なバージョンと言えるのであろう。

1.1 Windows10での共有フォルダの作成

 workgroupフォルダーが元々用意されているものかどうか,File Explorerで調べた。File ExplorerはWindowsロゴキー❖ + Eキー,で立ち上がる。そして,C:ドライブを検索したが無かった。次のサイトがまずは参考になった。
https://boxil.jp/beyond/a6790/

a Windowsロゴキー❖ + Rキー で,「ファイル名を指定して実行」を立ち上げる。
b 名前欄に「control」と入力し、「コントロールパネル」を立ち上げる。
c 「ネットワークとインターネット」をクリック。
d 「ネットワークと共有センター」クリック。
e 画面左部にある「共有の詳細設定の変更」をクリック。
f 共有の詳細設定の変更が立ち上がったら、「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」を有効にする。変更の保存。
g ドキュメントフォルダ内に,WORKGROUPフォルダを作成する。
つまり,File Explorerで,
PC > Windows (C:) > ユーザー > moto > ドキュメント を開く。ここには,現在,
FeedbackHub,GIS DataBase,grassdata, Officeのカスタムテンプレート,が見える。ここにworkgroupフォルダと,moto_documentsを作成する。
 共有フォルダだけでなく,今後,自ら作成するファイルは,moto_documents,に保存することにする。

1.2 共有フォルダーの設定

a Windowsロゴキー❖ + Eキーで,「ファイルエクスプローラー」を起動。
b 共有ファイルに設定したいフォルダー上で右クリックして,これを,workgroupにする。
c 「アクセスを許可する」→「特定のユーザー」の順にクリック。
d ファイルの共有画面が開くので、「追加」の右部にある▼マークをクリックし、「Everyone」を選択して「追加」をクリック。これで,共有フォルダーの設定の完了である。

2 mac sierra 側の共有設定

2.1 共有設定

a 「システム環境設定」をクリック。
b 「共有」を選択。
c 「ファイル共有」にチェックを入れ、「オプション」をクリック。
d 「SMB(Windows)を使用してファイルやフォルダを共有」,下部にあるアクセスしたいカウントにチェック。メモ:;チェックする場所がない。
e「完了」をクリック。

2.2 ワークグループ名の設定

a 「システム環境設定」をクリック。
b 「ネットワーク」をクリック。
c 画面右下の「詳細」をクリック。
d 上部タブから「WINS」を選択。
e 「ワークグループ」欄に「workgroup」を選ぶ。小文字もあって,これを選択した。

3 共有環境の確認

3.1 Windows10で

a Windows10で,Windowsロゴキー❖ を押すと,スタートメニューが出る。この検索入力欄に,「コンピューター」と入力すると,リストが出てくるので,ネットワークのコンピューターとデバイスの表示を選ぶと,図1が見える。

図1 ネットワークのコンピューターとデバイスの表示

図1の上段右に「ネットワークと共有センター」アイコンがある。

3.2 ネットワークと共有センター

 これをクリックし,ぼくのmacに対応する,SYNCHRO5を選ぶと,Windows セキュリティが出て,ネットワーク資格情報の入力,画面が出る。
 SYNCHO5についてである。macのログインの際の,「ユーザー名とパスワード」を入力する必要がある。
 図2のように,Macintosh HDなど一杯見える。ネットワーク > SYNCHORO5 > 木庭元晴のパブリックフォルダ > Drop Boxなども見える。macのファイルが見えて,mouse PCに不通に,コピペできる。凄い。

図2 Windowsからmacが見えて,触れる

3.3 mac sierraで

 Finderメニューから,移動>サーバへ接続,を選ぶと,サーバーアドレスが空欄となっているので,ここに,Windows10マシーン名「mycomputer」を入力すると,繋がる。その後,同じメニューで見ると,自動的に,smb://mycomputer,と変わっていた。

図3 移動 > サーバーへ接続

 で,不通にファインダーを開くと,図4のように表示されている。左のペーンには,「共有」とあって,mycomputerが見えている。これをクリックすると,Windows10のフォルダーやファイル群を見て,コピペもできる。特に,図4のようにworkgroupフォルダーだけではない。

図4 Windows10のmycomputerすべてが共有されている。

3.4 共有の一例:Windows10のスクリーンショットをmac sierraにコピー

 この僕のWebサイトのコンテンツを作成するためには,使い慣れたmac上でのWordPress編集がぼくには必要である。それで,Windows10での作業のスクリーンショットをまずはドキュメントフォルダー内のworkgroupフォルダーに移動すべきと考えた際の作業を示す。ネット情報では,スクリーンショットファイルは,ピクチャーフォルダーに収納されているとのことであったが,空っぽだった。で,探したら何と,ビデオ > キャプチャフォルダーにあったのである。それをドラッグアンドペーストで,workgroupフォルダーに移動した際のFile Explorerの表示画面が,図5なのである。

図5 Windowsの ドキュメント > workgroupにファイルを移動

 で,このファイル群を,やはりコピペで,macに移動した際のファインダー表示が図6である。

図6 macのファインダーカラム表示

図6には,見事にmac内のファイル群が見えている。どのフォルダ内のファイルも移動は自由自在だ。Unix系のファイル操作は難しい可能性があるが,自分で作成した書類はすべて移動が可能である。

おわりに

 今後,このテーマで,気になることがあれば,書き足す可能性がある。

以上,Jan. 27, ’22記。