理解しがたい「独自の」ドメイン名 strange system for using a domain name in INTERNET
はじめに
さくらレンタルサーバーを利用し始めたのは,Mar. 1, 2012であった。すでに2002年以来,勤務先のサーバーを使って授業用のWebサイトを運営してきたが,2020年春の退職を見据えてのことであった。退職直前のMar. 3, 2020以来,さくらレンタルサーバー内にWordPressのWebサイトを構築してきた。プラン名 「さくらのレンタルサーバ スタンダード」は当初10GBであったが,今は300GBまで大きくなっている。
費用は月500円(税込み550円)で変わらない。月々登録しているクレジットから引き落とされる。この3月には初めて,クレジットとキープしているレシートや購入サイトでの履歴などと対照した。
長女ファミリーが来訪して,中2の子供にWordPressサイトの立ち上げを勧めて,一緒にさくらレンタルサーバの登録した。その過程で,「独自ドメイン」なるものに費用が発生していることを思い出した。三年に1回12000円ほどが引き落とされているらしい。ICANN|LOOKUP(/en),当方の情報が入っている。このページでぼくのドメイン名を入力すると,ぼくの名前や,経由サーバーのSAKURA internet Inc.名が見える。
追記 Apr. 9, 2024: カード会社に連絡して利用明細を取得。Oct. 28, R04=2022年か(中国式天子年号はもう止めてくれえ)に,10521円とある。3507円/年だ。利用加盟店名は,さくらインターネット。レンタルサーバー使用料524円と同日に引き落とされている。
Dates
- Registry Expiration: 2025-12-13 04:50:31 UTC
- Updated: 2022-10-31 22:16:17 UTC
- Created: 2019-12-13 04:50:31 UTC
という情報があって,どうもDec. 13, 2019年の日本時間13:50:31に登録しているようだ。Updatedは2022.10.31, 次のアプデートは2025.12.13になっている。Updatedの際のカード明細がネット上にはなくて,昨日,クレジット会社に電話してこの日に該当する明細郵送を依頼した。引き落としをした情報がさくらレンタルサーバからメールで届いていたのかわからない。
いま,さくらのメールリストをみると,料金は2012年4月は252円だった。翌月には,500円(内税)になっている。ドメイン費用についての連絡は絶無である。
ドメイン名でインターネット利用者から高額の負担を強いるのは納得がいかない。仲間の間で使用が始まったインターネットで訳のわからないビジネスが発生している。
1. ドメイン費用の多様性
ドメイン取得会社の徹底比較 だけ見ても,かなりの差がある。お名前.com を見ると,一つ目は無料である。驚いたなあ。のちに述べるが,さくらレンタルサーバでは,年間4000円近い。長期的に(ぼくがこの世から居なくなっても)コンテンツをネット上に維持したいと考えている(子供に資金管理をしてもらう)ので,ドメイン名,の費用はバカにならない。「国内シェアNo.1※1 24時間365日安心サポートやドメインに必要な機能の充実により国内シェア1位を獲得しました」とある。
さくらレンタルサーバーのドメイン検索をすると,ぼくの独自ドメイン名は,https://secure.sakura.ad.jp/order/domain/?name=motochan に,記されている。おそらく2020年春のウェブサイトの立ち上げの際に,このリストを見て,価格の高いmotochan.infoをレンタルしたのだろう。個人利用としては,motochan.com2,790円 / 年 (税込) ,motochan.org2,493円 / 年 (税込),motochan.net3,182円 / 年 (税込) , motochan.info3,923円 / 年 (税込) ,motochan.biz4,045円 / 年 (税込),motochan.mobi5,288円 / 年 (税込),motochan.tokyo3,300円 / 年 (税込),とあって,おそらく,当時は,infoが気に入ったのであろう。現在レンタル可能な,.org に替えた場合,1430円/年,の節約になる。10年で14,300円かあ。大きいかも知れないなあ。
さくらレンタルサーバ内で,urlを変更する場合は,予備知識がないとハマってしまう!? WordPress公開URLの変更方法(シチュエーション別) が参考になるだろうが,期待したいのは,お名前.com にお引越しが可能かどうかだ。
2. 他のレンタルサーバへの引っ越しの可能性を探る
2.1 お名前.com
レンタルサーバー ご利用ガイド 基本設定 WordPress かんたんお引越し機能を使って他社で作成したWordPressサイトを移行する,というリンクがある。▼かんたんお引越し機能を使う前の確認事項 ,というのが前提として用意されている。読み込んだ印象では,さくらレンタルサーバでのWordPress使用については問題無いように思われる。移行する場合,さくらレンタルサーバ,の契約はそのままにして,お名前.comで,無料のドメイン名を取得して後に,移行することになるのであろう。
現行のmotochan.infoについては,2025年12月13日13:50:31まですでに支払い済みであるから,今後,1年8ヶ月有効であるから,まだ移行手続きをする必要はないのではあるが,ドメイン名の変更は早い方がいいので,できるだけ早く,移行所作を開始した方がいいだろう。
お名前.comのレンタルサーバの費用などを調べる必要がある。https://www.onamae.com/server/rs/price/ に見えるが,オプション料金の部分で,ドメイン名は無料であっても,マルウェア自動検知と駆除サービス エコノミー 880円(税込)/月,レギュラー 1595円(税込)/月,など,ホームページビルダー スターター 990円(税込)/月,Pro 1595円/(税込)月,など,となっていて,こんなユーザーとしては疑問の生じる,似非オプションはさくらレンタルサーバには無い。
どうも怪しくなってきた。とにかく,月1000円ほどらしい。これなら,一つのドメイン名が無料でも,さくらレンタルサーバよりも500円/月,つまり,6000円ほど高くて,さくらレンタルサーバのドメイン名の年額4000円を上回ってしまう。つまりは,お名前.comのレンタルサーバの費用は,さくらレンタルサーバよりも高いということだ。
お名前.comレンタルサーバーは評判が悪い?メリットやデメリット・料金を徹底解説 2023.7 どうも,この手のコンテンツは業者から「支援金」などを稼いでいるのではないだろうか。内容があやしい。
2.2 エックスサーバ
上記近傍の同ウェブページに,エックスサーバとするリンクが紹介されている。同リンクは,IIJという企業らしい。株式会社インターネットイニシアティブ及びグループ各社(以下「IIJ」)とあり,5000円/月ほどでレンタル容量は10GBなどと極めて低い。企業用と考えて良い。メンテなどを依存できるサービスなんだろう?
で,上記近傍の参照してきたページの他のエックスサーバのリンクがあって,これがどうも本当のエックスサーバのようだ。速さを強調しているが,現行のさくらレンタルサーバでも WordPressサイトが速い国内最速級レンタルサーバー と銘打っているが,かなり遅く感じる。エックスサーバにも期待はできないだろう。
で,エックスサーバの関連費用を確認したい。5月1日まで900円/月が693円/月,とある。200円引きだけど,この額が持続するとは思えない。怪しい。人気の定番ドメインが2つ永久無料に! 全プラン対象独自ドメイン永久無料特典 とある。まだ実態がわからない。.com, .net, .org, .info, .blog, .site,などなど。
Xserverドメインの評判とレビュー はすごく役にたった。ドメイン名の移転ができそうである。そして,永年無料も実現できそうだ。レンタルサーバ代金も高くはない。以下,後々のために,覚書を示す。
1 エックスサーバーと12ヶ月以上の期間で契約すると、永久無料ドメインを取得できる。
2 レンタルサーバシェアは一位。トップスリーが下記。https://ja.hostadvice.com/marketshare/jp/から。
①エックスサーバー | 14.77% |
②ロリポップ | 14.10% |
③さくらのレンタルサーバ | 13.38% |
3 メールだけでなく電話でもサポートあり。
4 ドメインの移管ができる(んだねえ)。エックスサーバは,下記。
info | 1,791円 |
とにかく,ドメイン名が移管できることを知った。すでに2025年12月13日分まで,支払っているのだが,どうしたものか。さくらのメールも廃棄したいが,macなどでも登録しているので,銀行など,全部調べて,変更する必要がある。個人への連絡も必要だ。もうメールは,元勤務先のもの,gmail,そして,iCloudにするか。メーラーはiCloudだけにする方向で随時,変更してゆこう。完成したら,さくらレンタルサーバから離脱することにしよう。
3. レンタルサーバの引っ越し
エックスサーバーのキャンペーン「無料ドメイン」のデメリット によれば,「独自ドメイン永久無料は、「キャンペーン」という形で、見かけ上は期間限定で実施しているレンタルサーバーがほとんどです。とはいえ、今ドキの人気レンタルサーバーでは、独自ドメイン永久無料を実施していないサーバーの方が少なくなってきました。つまり、独自ドメイン永久無料をやめてしまうと、他社に流れてしまう恐れがあるため、基本的にはほぼ常時実施されているキャンペーンだと思ってもらって大丈夫です」とあるので,今,エックスサーバがキャンペーンを実施しているからと言って,エックスサーバを観測しておく必要があるようだ。
ドメインを提供する企業は「レジストラ」と呼ばれており、一部の限られた、信頼性の高い企業でしか提供ができない。エックスサーバー株式会社もレジストラ。
上記ウェブページの内容を続ける。
ドメイン永久無料 & 初期費用0円,については,過去の実施期間を参考に、次の実施タイミングを予測してみるのもアリですね。
(古いけど参考になるだろう)期間:2021年1月21日(木)18:00 ~ 2021年4月1日(木)18:00まで
2021年4月15日(木)~2021年5月6日(木)18時まで
2021年6月3日(木)18:00 ~ 2021年6月17日(木)18:00まで(初期費用半額)
2021年9月9日(木)18:00 ~ 2021年9月30日(木)18:00まで
2021年12月9日(木)18:00 ~ 2021年12月16日(木)18:00まで
内容【もれなく永久無料の独自ドメインを1つプレゼント】: .com .net .org .info .biz .blog の中からお好きな独自ドメインを1つプレゼント サーバー契約が続く限り更新費用が永久無料! 独自ドメインの新規取得、独自ドメインの移管いずれにも適用可能。
独自ドメインの移管いずれにも適用可能,とあるので,このキャンペーン中に移管したいと思う。移管後に,さくらレンタルサーバから離脱すれば良い。
さて,エックスサーバでのレンタルサーバ使用料を確認したい。
初期費用無料と月額費用20%OFF,のキャンペーンを見ると,
【1】12ヶ月以上の契約で「初期費用無料」
3,300円 → 0円
【2】月額利用料金が通常より「20%OFF」
12ヶ月以上の契約で利用料金が20%OFF!
例えば、スタンダードの12ヶ月契約なら月額880円(税込)!
36ヶ月契約なら月額792円(税込)で利用可能!
月額料金が実質半額になるキャッシュバックキャンペーン,を見ると,
12ヶ月契約・・・6,600円 キャッシュバックで【実質550円/月】
24ヶ月契約・・・12,540円 キャッシュバックで【実質522円/月】
36ヶ月契約・・・17,820円 キャッシュバックで【実質495円/月】
などとなる。
他社レンタルサーバーからWordPressブログを移行するのも簡単です。こちらはエックスサーバー登録後に「WordPress簡単移行」と呼ばれる機能を使うことで、数項目を入力するだけで引っ越しが完了します。
さらに楽をしたい!という場合には、オプションサービスの「設定代行サービス」を使うことで、エックスサーバーの専門スタッフが引っ越し作業を代行してくれるサービスも実施しています。
■「設定代行サービス」の詳細を公式ページで確認する
⇒https://www.xserver.ne.jp/
などとある。
4. 改めてエックスサーバとさくらレンタルサーバの比較
エックスサーバーとさくらを比較【おすすめはどっち?】をみてみよう。次のように,価格コストパーフォーマンスなら,さくらレンタルサーバになっている。何故か。この参考ページの説得性は高い。エックスサーバーのキャンペーンは別にして,レンタルサーバの月経費は900円ほど。さくらは550円。4200円/年で差があるので,さくらのドメイン使用料4000円に匹敵する。結局,同額になる。そして,アクセス速度はエックスサーバの方が早い。さくらのままに日和るか,それとも,エックスサーバーに挑戦するかどうかですなあ。
■エックスサーバーはこんな人におすすめ
- 価格よりもサーバースペック重視・安定性重視の人
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- 少しでもWebサイトの表示速度が早い方が良い人
- 目安10万PV以上の中規模以上のWebサイトを作るつもりの人
■さくらのレンタルサーバはこんな人におすすめ
- 価格・コストパフォーマンス重視の人
- 店舗ホームページタイプのサイト・地道にブログを始めたい人
- 不便でない範囲であればサイトの表示速度やスペックを追求しない人
- 小規模なWebサイトを作るつもりの人
おわりに
結局,費用としては,エックスサーバもさくらレンタルサーバも,変わらないということになった。速度を改善するという観点で言えば,乗り換えだなあ。まだドメイン名の更新日まで時間があるので,考えることだろう。
追記: WordPressバックアップと復元 をみて,さくらレンタルサーバのスタッフの不親切を思い出した。エックスサーバに移行した方がいいような気がする。
いま,みたら,移転代行が,今,無料だ。そして,月費用,30%引きだああ。
以上,Apr. 3, 2024記。