屋根裏への小動物と昆虫の侵入口を塞ぐ Sealing the entry points to the attic for small animals like minks and bees
0. 工事関係の方へのご連絡
試行錯誤しつつ,書き込んでいます。到底,順次に読む気がしないと作成者本人も思います。この「工事関係の方へのご連絡」だけ,お読みください。大工現担当者名を亀岡さんとしています。当初の大工さんを豊中さんとしています。
0.1 全体的なお願いというか感想
亀岡さんのご指摘でイタチとハチの天井裏侵入の経路を知ることができました。これまでは全く見えなかったものが見える?ようになりました。天井裏侵入口は基本的に直角三角形を呈するようですが,その部分の対処法は,ステンレス網を使うか,コーキングを使うことになるか,と思っています。
破風の二つの丸い穴は竹か木の格子になっていますが,これではハチの侵入を防ぐことができず,実際,ミツバチの大きな巣がつくられてきました。母屋ではハチ駆除の業者さんが母屋の北面の破風の二つの丸い穴におそらく樹脂製の網戸の網をガムテープで外から貼られたあと,ミツバチ害は母屋では眼に見える形では無くなりました。ただ,この応急手当てを外から見ていて,今更ながら,なんとも小汚いという印象があります。
豊中さんは母屋西の破風の二つの丸い穴をステンレス製?のルーバー(ガラリ)で塞ぐということでしたが,通風機能は捨てたくありません。ルーバーでは通風機能はかなり失われると思います。ステンレス網をステープルで貼るのが適当と考えます。
動物侵入に関わる業者さんたちのウェブサイトには,イタチやハチの床下侵入口として,床下通気口が挙げられています。ぼくが調べますとタニハ館には,19箇所ありました。この対策工事はぼくでもできますのでお願いする必要性は無いのですが,対策としては昆虫の侵入も防ぐためには10メッシュのステンレス製網を使うことになります。これを設置することで,通気性は落ちるのは確実です。通気性を優先すべきと考えますが,ご意見いただければ幸いです。
以上の観点で次に工事のお願いをまとめます。
0.2 具体的な工事のお願い
a. 天井裏へのイタチとハチの侵入路を断つ:ステンレス製網の設置
「9. 3D scanningで」(リンクをクリックすると下方に跳びます。ここに戻るためには,跳んだページに見える右下の上矢印をクリックしてください),示したように,北面開口部と東面開口部は,SUS304ステンレス製網(10メッシュ, 一辺長0.254 cm正方形開口)とステープル(さらに接着剤)でお願いします。使用面積は,50cmx10cmまたは25cmx20cm程度でしょうか。
母屋東面破風の二つの円形開口部の半径は15cmぐらいでしょうか。面積としては,40cmx40cmx2ぐらいでしょうか。
b. 天井裏へのイタチとハチの侵入路を断つ:コーキングのみ
この場所は種々の隙間がありますので全体は見通せません。ただ,次の2箇所は確実です。
・亀岡さんが屋根に登られて発見された「1. 主にイタチ穴の分布を Nov. 30, 2024」(リンクをクリックすると下方に跳びます。ここに戻るためには,跳んだページに見える右下の上矢印をクリックしてください)の図4の穴。
・「5. 天井裏への侵入路を梯子を使って接近 2024年12月20日 」(リンクをクリックすると下方に跳びます。ここに戻るためには,跳んだページに見える右下の上矢印をクリックしてください)の「図5-3 西面の空隙」。この場所は壁面が迫り出していて,隙間があればコーキングで埋めていただくということになるかと思います。
c. 天井裏 のイタチの巣などの確認
以前,亀岡さんに申し上げましたが,トイレ前の廊下のすぐ上の天井裏にはイタチの糞が石化して溜まっています。どういう状況なのか,ご確認いただければと存じます。
以上,2024年12月22日。
はじめに
Nov. 30, 2024には,懸案の標記のテーマで,コンサルタントさんと大工さんにきてもらった。このテーマではすでに見積もりがあったが,大工さんが脱落。
長く開けたままの天井の下に脚立を配置した。前回の大工さんが来られたあとで掃除したが,またまた蜂などの死骸が落ちている。頭を天井裏に突っ込むと図2のように壁土が下がって板の間に8mm厚程度の隙間が空いている。
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大工さんはもっと大きな穴が空いてことを発見。道路からみると,材の繋ぎ目あたりに直角三角形の空隙がみえる。手を広げたぐらいの穴か。この穴ならば,イタチなんかの出入りすることができるという。
追記 2024年12月21日: 昨日も撮影した。モニタリングのため,箒で掃いておいた。
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図はじめに4,5の蜂の巣は,スズメバチの初期の巣らしい。何らかの問題があって,中途で営巣を中止している。
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現状の隙間の状態では,スズメバチも営巣するということで,どこの隙間から侵入しているのかわからないが,何らかの処置をする必要がある。天井の穴は,蓋式にして閉じる必要があるだろう。これぐらいはぼくもできる。
1. 主にイタチ穴の分布を Nov. 30, 2024
図1の脚立を伸ばして,大工さんが屋根に上がった。
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さて,大工さんからエアドロップで写真を頂く。図4のように材と壁土の間に三角形の隙間が見える。これだとイタチは無理かなあ。撮影位置の関係上,イタチが入る穴は画像としてはなかった。図5のような写真は複数頂いた。図5の情報に見える屋根は倉庫の屋根でここからジャンプして大屋根に上がっているのか。倉庫の屋根に上がるルートを,今後,確認する必要がある。
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手のサイズぐらいの穴であれば,板を貼らなくてもパテだけでいけるということらしい。どこのどのサイズの穴を埋めるか,ぼくが決断する必要がある。穴を埋める際に,屋根裏に動物が閉じ込められないか,確認する必要があるねえ。
以上,2024年12月1日。
2. ふりかえって
害虫や害獣についての情報はイカガワシイ業者のウェブサイトに溢れている。途方にくれる生活者からすると,とにかく,なんとかしたいと思わされるからである。
タニハでは,ミツバチに悩まされてきた。本梅町農協に依頼して,業者を紹介してもらった。壁に大量の蜜が流れ出てくることから始まる。一箇所目は大屋根のある母屋であった。ここでは数人の業者さんが入ってミツバチの巣を処理して天窓の二箇所に網戸の網を張ることで解決している。再発していない。
もう一つは,脇書院で,大きな二簾のミツバチの巣を撤去したのであるが,蜂類などの昆虫が侵入するので,天井の一部を空けているのだが,この明るい光ゆえに部屋に入って外のガラス戸から脱出しようとするが障子に多数の昆虫がぶつかって抹茶色になるほどの痕跡ができて多数の死体が畳の上に転がる。他の業者に来てもらったが全く効果がなかった。
業者の方から大工さんでないと難しいと言われて,今回,大工さんに入ってもらったが,一人目の方は全然だめだった。二人目の方には種々,教えていただいて,その上で,この投稿を書くことになったのである。二人目の大工さん(今後,亀岡さんと仮称)が,前述のように,屋根に上がって写真を撮ってぼくは頂戴して,急にぼくなりに展望ができるようになった。この亀岡さんには東之間の床下工事をDec. 13-15, 2024に実施して頂いた。
3. イタチの天井裏への侵入路
亀岡さんと建物の周辺を歩いて,図6の東倉庫そばの灌木から倉庫屋根,そして母屋の屋根への侵入ルートが最有力になった。この観点で行けば,倉庫そばの灌木を伐採すれば良いということになる。
イタチはトイレそばの廊下の天井から乾いた糞が小石になって時々多量に落下していることから確実と思われる。以前,よくタニハに通ってこられた方と夜語っていて大きな動物が天井を走っている音を聴いているので,イタチが住んでいたことは間違いない。そして,昨年の夏だったかにトタン屋根を塗り替えていて,亀岡さんはそのトタン屋根上に大量のイタチの足跡を目撃しているので,現在もイタチが生息している可能性は高いのである。
とにかく,イタチの母屋の屋根へのアクセスルートを遮断する必要がある。
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追記 12月21日(土): 2024年12月20日,倉庫屋根侵入経路を断つべく,図6の手前の木々を伐採し始めた。まだまだだ。
カシ類紫カビ病のアラカシは皆伐した。
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4. 天井裏への侵入路を地上からズームイン
亀岡さんの案内で得た進入路を確認したい。
以上,2024年12月18日。
北ヤードに面した台形穴: 図7と,5の「図5-1 北面の空隙」,とは同じものであるが,かなり印象が違う。この図7は誤解を生みだす。
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東面の三角穴: 図9は誤解を生みだす。5の「図5–5 movファイルから作成」がいい。
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西面の三角穴:図11ではわからない。5の「図5–3 西面の空隙」が適当だ。
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図4のような壁土の埋め残しはペーストで埋めることはできるが,この三箇所はペーストで埋めるべきではないと思う。タニハを建築した小西八之輔さんが通気用に残した穴だと思われる。下に嵌め込むネットを考えている。通気は日本建築では重要と思われる。湿気が溜まるとろくなことはない。
5. 天井裏への侵入路を梯子を使って接近 2024年12月20日
施工内容をフォーカスするために,ライダー測量をするべく,思い切って,脚立を梯子にして,トライした。老人なので決死であった。
北面の空隙: 図5-1のように,トタンで一部塞がっているが,工事はしにくい。大きな三角穴の右手にも穴がある。トタンを叩いて木枠に接しさせて,コーキングをするのがいいように思われるが。
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西面の空隙: 図4′-3のように,空隙は直角三角形になっている。壁土がこの空隙に迫っていて,コーキングだけで足りるようである。
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東面の空隙:図5-5から見ると,直角三角形の空隙になっている。
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梯子をかけて,亀岡さんのご指摘の空隙にアプローチした。このアプローチでは合計3箇所と思われる。老人一人で実施するのは命取りなので,大工さんにお願いすることになる。
北面の空隙は,トタンを叩いて,隙間にコーキング,西面の空隙は,土壁が迫っていて,これもコーキングで可能ではないか。
東面の空隙は完全に直角三角形の空隙になっていて,SUS304ステンレス網をステープル釘で貼って木部にコーキングか。
ライダー測量をしたので,サイズはわかるはずではある。のちに掲載したいと思う。
要追加 ライダー測量結果。
6. 床下通気口
全部で19箇所か。
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以上。倉庫内には通気口が3個ある。通気性は倉庫そのものに通気性があるので問題ないのだろう。
7. その他の隙間など
これは全部で19箇所あった。床下への動物の侵入をシロアリ禍以外は知らないので,放置しても良いのかもしれない。一応,その分布を示したいと思う。
北面中央部分から上からみて時計回りに示す。
1 茶室待合空間は外的要素が強く,ここから母屋内部には一応空間的に遮断されている。ここで営巣することも可能であるが,ぼくによって,早期に目撃されてしまうので,問題がないとは言える。通気性こそ大事な部分と考えられるのである。
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2 母屋東面の破風の通気口は必要なもので塞ぐことはできない。網を張るのがベストだと思う。内側からはかなり高いので外側からが妥当だろうと思う?。丸い通気口に一辺5mm未満?の正方形からなるメッシュの網を設置すれば良いだろう。
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3 風呂換気口だが一部欠けている。ここからも蜂だったら入る。
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そういえば台所の換気扇の開口部もあるはずだなあ。
8. 勝手に思ったイタチとハチの両方の侵入を防ぎ通気性も確保する
8.1 ステンレスメッシュ
標記のタイトルが求められるところである。メッシュサイズ(開口正方形辺長)は,ハチに対しては2mmか,イタチに対しては2cm(3cmなら侵入されるようだ)か。
この開口サイズだけの論理では,2mmメッシュで足りるのだが,金属メッシュであっても破られるのではと思う。ネットで見ててもわからないので,コーナンプロに行ってこよう。
行ってみた。それでよく理解できた。ハチに対してのステンレスメッシュはかなり丈夫だ。イタチが頭を押し込んでも破れることは考えられない。ということで,イタチ用を考える必要性はなくなった。
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図33では,メッシュ10でいい。正方形開口部一辺長は2.54cm/10=2.54mmだ。
アマゾン情報: Bilaida 産業用金網 (10メッシュ) 幅1000x巻1000mm ステンレス平織金網 メッシュ 濾過網 耐高温 防鼠 防虫 10メッシュ 線径0.3mm 網目2.3mm 幅1000x巻1000mm 1枚 3000円。
コーナンプロの4倍の面積で3000円。コーナンプロの2000円✖️4=8000円。かなりアマゾンが安い。アマゾンで買うことになるな。防虫用ともあるので10メッシュが適当だろう。
以上,2024年12月19日。
8.2 万能ボンド,ステープル staple,ルーバー louver,枠材,LED照明
多用途ボンドとステープル:
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ルーバーLouver: フード付きガラリと表現されている。フードは不要だろう。ステンレス網が入っているので虫除けになって通気性もあるので適当かと思われる。図30の破風の通気孔に対応したもの。
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枠木とLED照明: 図37の細木でフレームを作ってステンレス網を張ろうと思っていた。東面の図4′-5の空隙用か。図38は空隙部分が暗いのでライダー測量の際に使用したいと考えていたが不要になった。
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以上,2024年12月21日。
9. 3D scanningで
9.1 概観
北面,西面,東面,の順でCloudCompareで作業したことを次に。
北面:splattingとLiDARの間で比較
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図40の緑の部分はLiDAR測量結果であるが,空隙の認識が難しくLiDAR測量結果は役に立たないことがわかる。Splattingしか使えないので,もうLiDAR測量結果には言及しない。
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極めて限られたスキャニングだったので歪んでいるのは致し方ない。図41には,Picking list結果を示している。このあと,csv出力をした。

西面:サイズ測定のためのPicking listは作成していない。

情報が得られなかった部分は空隙になっているが,壁面との間で光が入っている部分(赤色で囲む)では連続性があり,おそらく壁面と木枠の間の隙間はほぼ無いように思われるので,コーキングで済むように思われた。それゆえ,空隙サイズを求めなかった。
東面:

この東面だけ,完全に抜けている。

9.2 北面と東面の空隙計算
point list pickingの出力csvファイルを使ってMicrosoft Excelで3D距離を計算した結果を図45に示す。前掲の3D画像とは少し異なるのは,ポインティングの位置がわかりやすいように,CloudCompareでアングルを変えて表現したためである。
北面では屋根のトタンが入り込んでいて木枠の直角三角形をかなり変形させており,単純ではない。しかし,このサイズを知ることで,用意するステンレスネットの大雑把なサイズを想定できる。
東面では,トタン屋根による木枠による直角三角形の変形はないので,用意するステンレス枠は現場で切断などの手間はほぼ不要と考えられる。
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以上,2024年12月22日。