斧刃の固定 fixing of an ax blade
はじめに
薪割斧はたぶん僕が購入したのだろう。真新しい。以前,立木伐採のために購入したが全く役に立たなかった。野田君がザーと低木を刈ってくれた跡の切り株に躓いたり,一輪車の移動を不可能にする小さな切り株が各所にあって,この斧で切り株を垂直に裁断することで撤去が楽になることを最近知った。
振り下ろす時に刃が抜けそうになって,柄を垂直に石の上でトントンとすると戻るのであったが,今は数回振り下ろすと,抜けてしまう。そこで,クサビを打ち込まざるを得ないと,ネット検索してみた。その結果を示したい。
次の三枚の写真で説明を。株立ちしていた南天の切り株を斧で縦に裁断(図1),それをノコで切り落とす(図2),お茶の木の株立ちの切り株を裁断しようと数回斧を下ろすと図3のように刃が抜け落ちる。
野田君がこのお茶を伐採したのは痛かった。タニハの草木は鳥など自然界が運んできたもので,まあ唯一の有用樹であった。彼は山仕事に長けているので,松,スギヒノキ,雑木,という観点しかほぼ無い。裸地にせず伐採したものは寝かして置けば良い,というので,そうしたが,ここでフジなどのツル性植物が巣を作って異様な雰囲気になっている。それを今,撤去しつつ,根茎を伐り進めている。撤去しないと,草木を日常的に伐採することができない。刈払機も使えない。
1 刃の抜けを防ぐ
クサビの打ち方(入れ方)を参考にする。ぼくの斧は全く風化していないので,薄いヒラクサビ2枚と細いトンガリクサビ1本あれば良いようだ。コーナンで見てこよう。
以上,14:50, Feb. 5, 2022記。
で,近所のコーナンプロに電話したら,農業用だろうから,無いと言われた。で,ネット検索したらアマゾンなどにあって,コーナンのネットを見たら,リストされていて,同じ近所のコーナンプロに再び電話して,在庫があるということで,今日,自転車で運動がてら出かける。(図4はコーナンで買った特大商品の裏にあった。)サイズについては梱包サイズしか無くてややこしい。多分,この特大が対応しているだろう。上記のサイトと違って,図5では柄上端の中心に打ち込むとある。凄くリーズナブルと思われる。開封前に,実際に斧で合わせてみよう。「特大」はアマゾンでは「土牛産業 DIYクサビ 徳大」とあり,「特大」で検索してもヒットしない。商品の情報も間違っている。ネット上で特大の製品の画像が見つからないので,今コーナンで買ってきたものに差し替えた。
以上,Feb. 5, 2022記。
2 実際に装着して切り株を裂く
図7では,前方に隙間を見た。そして,図8のように,その隙間にクサビを打ち込む。金属製の金槌でないとこの作業はできない。そして図9のように,ほぼ打ち込み終わった。
一株の小さな茶木であったが,かなり広範に根が張っていた。図10の奥に見える一輪車の荷台に載る根や幹は全部,この茶木から出たものである。この作業でも,全くクサビは動かず,斧にしっかりと力が伝わる。図11では次の株に挑戦している。クサビに問題なし。
おわりに
結局,クサビは柄頭には打ち込まず,隙間に入れた形である。プラスチックハンマーを始め使ったが全く用をなさなかった。このクサビの材質はハンマーよりも柔らかい金属で構成されていて,安全性が高いと考えられる。
以上,Feb. 8, 2022記。