大石凝翁全集に関わって about the collected works of the revered old Mr. Oishigori
はじめに
昨日,メールを通じて,出口三平氏から,出口王仁三郎の『天祥地瑞』が大石凝眞素美全集と繋がりがあることをお聞きした。王仁三郎の言霊学が大石凝眞素美のそれと関連するとは仄聞していたが,『天祥地瑞』が大石凝眞素美と繋がりがあるという情報はぼくにとって,衝撃的な部分もある。
三平氏から,大石凝眞素美全集の一部を国会図書館デジタルコレクションで見ることができるという情報を得て,本日,覗いてみた。三平氏の情報を契機にして,『天祥地瑞』と大石凝眞素美全集との関連を確認する必要があると考えるようになった。そこで,本日確認したことを出発点として,確認作業を進めたいと思う。
1 『大石凝翁全集』
水野文助が、大正12年(1923)から14年(1925)にかけて刊行。
第一巻 天地茁廴貫きの巻
第二巻 三種神器の御謂礼 仏説観弥勒下生経(上)
第三巻 仏説観弥勒下生経(下) 弥勒出現成就経
第四巻 大日本言霊
第五巻~第八巻 天造神算木運用秘書
第九巻~第一二巻 真訓古事記 大石凝真素美先生伝
ネット上には,これ以上の詳細な情報がみつからない。八幡書店から大石凝霊学全集 全3巻 単行本 – 2005/4/28の形で再版され,アマゾンで販売されている。39,600円である。研究書として高価とは思わないが,ケチな部分もあるが,手許に置くのはちょっと辛いところがある。八幡書店による紹介文を次のようにアマゾンからコピペさせて頂いた。
八幡書店による紹介文 引用開始————————————————
大石凝真素美の言語論、宇宙論、進化論をふくむ壮大な霊学体系と、その神秘的な学説は、本田親徳の鎮魂帰神学とならび、古神道復興と神道霊学成立の二大源流に位置づけられる。 王仁三郎は大石凝と直接的な交流があったし、天行居の友清歓真、神政龍神会の矢野祐太郎、生長の家の谷口雅春、日月神示の岡本天明、世界救世教の岡田茂吉、真光文明教団の岡田光玉などの多くの神道系宗教家や、合気道の植芝盛平の教説のうちに、その影響を確認することができる。 大石凝の霊著は、大正年間に大本機関誌『神霊界』に一部が発表、水野満年によって私家版の全集も刊行されたが、稀書中の稀書として容易に得難く、昭和56年にようやく当社より復刻。しかし、これまた品切れとなりすでに20年を経過、各方面より再刊の要望が寄せられてきた。そこで今回は、旧全集収録の著述に加え、これまで未公開の著述をも収録し、すべて新たに組み直し、もって学術的にも永久に残る資料として完璧を期することにした。 【第1巻】 天地はえ貫の極典 題名の示す如く宇宙創造の秘奥を伝える書であり、以下に収録する著述の総論的部分にも相当する。また神道系諸教団に影響を与えた の思想が展開されていることも注目される。 三種神器の御謂礼 冷泉家、三條家等に伝わる古今集の御伝授以前に、その淵源となった万葉集の御伝授があったこと、その秘解による三種の神器の意義、大和三山との密接な関係を開示する。 仏説観弥勒下生経 弥勒とは至真の大度衡を以て億兆を測量して、その極点を勒し持て品行する大神人であるとし、本書をもってその下生の過程を明示せる現代の予言書となす。 弥勒出現成就経 弥勒として喝仰される救世の大神人出現を古事記、仏典等を広く渉猟し独自の霊学的解釈を打ち出した玄妙の書。以上二書は日本のミロク思想の系譜上最も注目される書である。 天津璽の瑞の御宝図 幅装軸の記、瑞組木倭文字神鏡図 幅装軸の記、近江国甲賀望月の由緒、近江国地名実字考、比叡山黄金樋の事、大神宮炎上前兆予定、真仮名法華経之序書、三種神器の由来、日本国の古事記真解説、蓬莱山五千人智識器量測量表、至真大道大度衡発見表、履歴大略予御届書、他 【第2巻】 天津神算木之極典 書名の通り天津金木の運用の秘法を公開する。天津金木とは形体無きものを象徴的に顕示し、その顕相の証徴するところを瞑想することによって宇宙創造の秘機を悟り、更には天地を動かすばかりの神秘力を得ると伝えられるもので、この書においては真訓を施した古事記に則って天津金木を置き足らわし、実に眼に物みせてくれるのである。 大日本言霊 言霊の象を至大天球の御樋代として六角切り子の玉、十八稜図の形をもって顕わす。本書の研究により森羅万象の彦霊紋理の玄理を究め、神真の大造化に関与しうるとする。 【第3巻】 真訓古事記 上巻/中巻/下巻 古事記は種々の観点から研究しうるとし、その研究分野を大別して八通りに分類【(1)歴史学(2)天文学(3)地文学(4)暦術学(5)人類成立の極元学(6)日本語学(7)天造之神算木の極典学(8)世界之大通義】し、独特の奇想天外から来るともいうべき解釈を縦横無尽に展開する雄篇。また、太古より伝来したとされる言霊図表「真素美之鏡」の玄義がここに初めて明らかにされる。
八幡書店による紹介文 引用終了————————————————
2 国会図書館デジタルコレクションから
三平さんから教えて頂いた国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/
で,「大石凝翁全集」で検索した結果が次のようである。
1 大石凝翁全集. 第三輯 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1924)
2 大石凝翁全集. 11 (真訓古事記 上巻之3) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
3 大石凝翁全集. 4 (大日本言霊) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1924)
4 大石凝翁全集. 10 (真訓古事記 上巻之2) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
5 大石凝翁全集. 12 (真訓古事記 上巻之3) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
全部,印刷/PDF出力して,プリントアウトした経験を踏まえて,次に示したいが,まずは書誌から。最初の1については詳細を示す。なお,PDFでダウンロードする際,1回当たり50枚が限度なので,これより多い場合,分割する必要がある。
プリンターで印刷する際には,デフォールトでも問題無い場合もあるが,基本的には精細かつ白黒2値で印刷しないと薄くて読めないので,テスト印刷して,どのような品質で印刷するのが妥当か,検討する必要がある。
1 大石凝翁全集. 第3輯 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1924)
タイトルよみ:オオイシゴリ オウ ゼンシュウ
巻次、部編番号: 第3輯
内容: 仏説観弥勒下生経 下巻, 41p.; 弥勒出顕成就経, pp. 1-95.
著者:大石凝真素美 著
著者標目よみ: オオイシゴリ, マスミ
出版地:名古屋,
出版者:国華教育社
出版者よみ:コッカ キョウイクシャ
出版年月日:大正13, 1924
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/925432
NDL請求記号 (callNumber):特273-180
注意: ダウンロードしてそのまま印刷すると読めないほど薄いので,印刷時に注意する必要が’ある。
2 大石凝翁全集. 11 (真訓古事記 上巻之三) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
ページ範囲: pp. 201-300.
注意: そのまま印刷しても読める濃度である。
3 大石凝翁全集. 4 (大日本言霊) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1924)
ページ範囲: 図面にはページが附されていない。全92p.
注意: そのまま印刷しても読める濃度である。
4 大石凝翁全集. 10 (真訓古事記 上巻之二) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
ページ範囲: pp. 101-200.
注意: ダウンロードしてそのまま印刷すると読めないほど薄いので,印刷時に注意する必要が’ある。
5 大石凝翁全集. 12 (真訓古事記 上巻之三) 図書 大石凝真素美 著 (国華教育社, 1925)
ページ範囲: pp. 301-356.
なお,別途付録として,大石凝眞素美先生傳として,32p.がある。
注意: ダウンロードしてそのまま印刷すると読めないほど薄いので,印刷時に注意する必要が’ある。
八幡書店のサイト に,全3巻の内容が掲載されていた。
八幡書店サイト 大石凝霊学全集全3巻 引用開始————————————————
大石凝真素美の言語論、宇宙論、進化論をふくむ壮大な霊学体系と、その神秘的な学説は、本田親徳の鎮魂帰神学とならび、古神道復興と神道霊学成立の二大源流に位置づけられる。
王仁三郎は大石凝と直接的な交流があったし、天行居の友清歓真、神政龍神会の矢野祐太郎、生長の家の谷口雅春、日月神示の岡本天明、世界救世教の岡田茂吉、真光文明教団の岡田光玉などの多くの神道系宗教家や、合気道の植芝盛平の教説のうちに、その影響を確認することができる。
大石凝の霊著は、大正年間に大本機関誌『神霊界』に一部が発表、水野満年によって私家版の全集も刊行されたが、稀書中の稀書として容易に得難く、昭和56年にようやく当社より復刻。しかし、これまた品切れとなりすでに20年を経過、各方面より再刊の要望が寄せられてきた。そこで今回は、旧全集収録の著述に加え、これまで未公開の著述をも収録し、すべて新たに組み直し、もって学術的にも永久に残る資料として完璧を期することにした。
【第1巻】
天地茁廴貫の極典
題名の示す如く宇宙創造の秘奥を伝える書であり、以下に収録する著述の総論的部分にも相当する。また神道系諸教団に影響を与えた の思想が展開されていることも注目される。
三種神器の御謂礼
冷泉家、三條家等に伝わる古今集の御伝授以前に、その淵源となった万葉集の御伝授があったこと、その秘解による三種の神器の意義、大和三山との密接な関係を開示する。
仏説観弥勒下生経
弥勒とは至真の大度衡を以て億兆を測量して、その極点を勒し持て品行する大神人であるとし、本書をもってその下生の過程を明示せる現代の予言書となす。
弥勒出現成就経
弥勒として喝仰される救世の大神人出現を古事記、仏典等を広く渉猟し独自の霊学的解釈を打ち出した玄妙の書。以上二書は日本のミロク思想の系譜上最も注目される書である。
天津璽の瑞の御宝図 幅装軸の記、瑞組木倭文字神鏡図 幅装軸の記、近江国甲賀望月の由緒、近江国地名実字考、比叡山黄金樋の事、大神宮炎上前兆予定、真仮名法華経之序書、三種神器の由来、日本国の古事記真解説、蓬莱山五千人智識器量測量表、至真大道大度衡発見表、履歴大略予御届書、他(※)
【第2巻】
天津神算木之極典
書名の通り天津金木の運用の秘法を公開する。天津金木とは形体無きものを象徴的に顕示し、その顕相の証徴するところを瞑想することによって宇宙創造の秘機を悟り、更には天地を動かすばかりの神秘力を得ると伝えられるもので、この書においては真訓を施した古事記に則って天津金木を置き足らわし、実に眼に物みせてくれるのである。
大日本言霊
言霊の象を至大天球の御樋代として六角切り子の玉、十八稜図の形をもって顕わす。本書の研究により森羅万象の彦霊紋理の玄理を究め、神真の大造化に関与しうるとする。
【第3巻】
真訓古事記 上巻/中巻/下巻
古事記は種々の観点から研究しうるとし、その研究分野を大別して八通りに分類
【(1)歴史学(2)天文学(3)地文学(4)暦術学(5)人類成立の極元学(6)日本語学(7)天造之神算木の極典学(8)世界之大通義】し、独特の奇想天外から来るともいうべき解釈を縦横無尽に展開する雄篇。また、太古より伝来したとされる言霊図表「真素美之鏡」の玄義がここに初めて明らかにされる。
八幡書店サイト 大石凝霊学全集全3巻 引用終了————————————————
三平さんによれば,天地茁廴貫の極典,について,
73巻4章「主の神声」では、天地はえぬきの巻の冒頭、81巻冒頭の「総説」では、天地はえぬきの巻
の巻末にある「天地開闢極元之神秘」がほど全部使われています,だそうである。
3 大本文献での大石凝眞素美氏
飯塚弘明氏の王仁DBで,大石凝で検索すると,60件がヒットする。三鏡には2件,全集第5巻には1件,大本史料集成3には3件,神霊界には,35件,新月の光には9件,大本七十年史上巻には7件,下巻には1件,東京朝日新聞昭和10年12月8日号外,聖師伝には1件,である。
4 神霊界掲載のタイトル
神霊界掲載分については,飯塚弘明さんの検索結果を次にコピペさせて頂いた。
番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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7 | 神霊界 | 大正7年3月1日号(第57号) | 大石凝真素美先生遺稿(原文の儘)三種神器の由来 | 1918刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 7 | ||
8 | 神霊界 | 大正7年4月1日号(第59号) | 大石凝真素美先生遺稿(原文の儘) | 1918刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 8 | ||
9 | 神霊界 | 大正7年8月15日号(第68号)【大八洲号】 | 皇典釈義 | 出口王仁三郎 | 1918刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …載の記事は言霊学者中村孝道氏の所説と、故大石凝翁著天地はえ貫の巻を参酌し、且つ王仁が永… | 9 |
10 | 神霊界 | 大正8年4月15日号(第84号) | 弥勒出現成就経 | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 10 | |
11 | 神霊界 | 大正8年5月1日号(第85号) | 弥勒出現成就経(二) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 11 | |
12 | 神霊界 | 大正8年5月15日号(第86号) | 弥勒出現成就経(三) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 12 | |
13 | 神霊界 | 大正8年6月15日号(第88号) | 弥勒出現成就経(四) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 13 | |
14 | 神霊界 | 大正8年7月1日号(第89号) | 弥勒出現成就経(五) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 14 | |
15 | 神霊界 | 大正8年7月15日号(第90号) | 弥勒出現成就経(六) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 15 | |
16 | 神霊界 | 大正8年8月1日号(第91号) | 弥勒出現成就経(七) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 16 | |
17 | 神霊界 | 大正8年8月15日号(第92号) | 弥勒出現成就経(八) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 17 | |
18 | 神霊界 | 大正8年9月1日号(第93号)【道の大原号】 | 弥勒出現成就経(九) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 18 | |
19 | 神霊界 | 大正8年9月15日号(第94号)【おほもと号】 | 大本言霊解 | 王仁 | 1919刊 | DB RMN | 全 5 件/大石凝=5 | …門弟に長沢氏あり。之も水に言霊上縁あり。大石凝先生の名亦た、遂に凝固して物を成す也に意……の種に為て居るが、巻頭にも出して在る通り大石凝翁の著した天地萌抜の巻から抜粋したり、又……。左すれば譬え神典釈義から出しても、矢張大石凝翁の著作を、○○氏が借用したものである。……無いのである。大本の神諭の上から見れば、大石凝翁も矢張り艮の金神の仕組で、世の立替の前……ります。大本の言霊閣に安置する天津金木は大石凝翁一派の運用法とは、余程変つた点がありま… | 19 |
20 | 神霊界 | 大正8年9月15日号(第94号)【おほもと号】 | 弥勒出現成就経(十) | 大石凝真素美 | 1919刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 20 | |
21 | 神霊界 | 大正9年2月21日号(第106号) | 大石凝翁の遺書(原文の儘) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 21 | ||
22 | 神霊界 | 大正9年3月1日号(第107号) | 大石凝翁の遺書(二) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 22 | ||
23 | 神霊界 | 大正9年3月21日号(第109号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(三) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 23 | ||
24 | 神霊界 | 大正9年4月1日号(第110号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(四) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 24 | ||
25 | 神霊界 | 大正9年4月11日号(第111号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(五) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 25 | ||
26 | 神霊界 | 大正9年4月21日号(第112号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(六)〔蓬莱山五千万人智識器量真検問題収録〕 | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 26 | ||
27 | 神霊界 | 大正9年5月1日号(第113号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(七) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 27 | ||
28 | 神霊界 | 大正9年5月11日号(第114号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(八) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 28 | ||
29 | 神霊界 | 大正9年6月1日号(第116号) | 大石凝翁遺書(原文の儘)(九)真訓古事記(一) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 29 | ||
30 | 神霊界 | 大正9年6月21日号(第118号) | 大石凝真素美先生遺稿(十)真訓古事記(二) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 30 | ||
31 | 神霊界 | 大正9年7月1日号(第119号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記(三) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 31 | ||
32 | 神霊界 | 大正9年7月21日号(第121号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記(四) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 32 | ||
33 | 神霊界 | 大正9年8月11日号(第123号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(五) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 33 | ||
34 | 神霊界 | 大正9年9月11日号(第126号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(六) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 34 | ||
35 | 神霊界 | 大正9年10月11日号(第129号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(七) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 35 | ||
36 | 神霊界 | 大正9年10月21日号(第130号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(八) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 36 | ||
37 | 神霊界 | 大正9年11月11日号(第131号) | 大石凝真素美先生著真仮名付法華経之序書(上) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 37 | ||
38 | 神霊界 | 大正9年12月1日号(第132号) | 大石凝真素美先生著真仮名付法華経之序書(上) | 1920刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 38 | ||
39 | 神霊界 | 大正10年2月1日号(第134号)【出口王仁三郎執筆】 | 大石凝真素美先生著真仮名付法華経之序書(上) | 1921刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 39 | ||
40 | 神霊界 | 大正10年5月1日号(第137号) | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(九) | 1921刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 40 | ||
41 | 神霊界 | 大正10年6月1日号(第138号)【終刊号】 | 大石凝真素美先生遺稿真訓古事記上巻(十) | 1921刊 | DB RMN | 全 0 件/大石凝=0 | 41 |
この神霊界の文献のうち,『天祥地瑞』との関連があると思われるものを,考えてみた。プレビューが空欄になっている部分は未だテキスト化がされていないということである。「文献名3」の欄が報告のテーマであるが,『天祥地瑞』と関わり得ると思われるのは,神霊界では,「9皇典釈義」ぐらいかと思われる。
p5 皇典釈義
■第一節 全大宇宙
■第二節 天御中主神 ⦿の声 言霊学
ただ,この神霊界での本文は掲載されていない。
5 新月のかけ
ここでは,新月のかけ,に対して,検索語「大石凝」でヒットした内容を確認する。
42 | 新月の光 | 上申書被告人出口王仁三郎 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | … 大正七年七月一日号三頁1 引例1 隆1 学王学1 大石凝師唱導1 山本秀道師1 言霊説並1 本田親徳師1 … | 42 | |
43 | 新月の光 | 大石凝翁 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …大石凝1 真素美1 石凝姥神1 昭和十八年十月中旬1 … | 43 | |
44 | 新月の光 | 水茎文字は神代文字 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | … 証拠1 一1 造1 綾部大本神苑内1 大変1 後1 側1 大石凝先生1 王仁1 竜宮1 人1 使命1 神界1 中日1 彼岸1… | 44 | |
45 | 新月の光 | 大本の筆先と水茎文字 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …水茎文字2 大自然1 同1 天地創造1 神1 書1 証明大石凝先生1 知1 見当1 現1 差1 昭和十八年1 … | 45 | |
46 | 新月の光 | 人類の発生 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …書2 神様1 石1 割1 生1 大石凝先生1 言1 王仁1 本当1 天祥地瑞1 通1 昭和十八… | 46 | |
47 | 新月の光 | 王仁と言霊学 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 2 件/大石凝=2 | …中村孝道3 言霊学2 祖母2 時2 大石凝先生2 家1 母1 伏見1 行1 叔父1 上田1 有栖川1 … | 47 | |
48 | 新月の光 | 大石凝先生との初対面 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 2 件/大石凝=2 | …皆神山4 事2 先生2 王仁2 本名1 自分1 石凝姥神大石凝1 ……大石凝先生1 望月幸智1 聞1 天照大神1 御墓1 戸隠山1 … | 48 | |
49 | 新月の光 | 杉庵思軒と中村孝道 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …1 実用1 適1 採1 来1 大本1 安置1 当1 天津金木1 大石凝翁一派1 運用法1 余程変1 人間1 根底1 立1 教理… | 49 | |
50 | 新月の光 | 吉野山 | 木庭次守・編 | 1988刊 | DB RMN | 全 1 件/大石凝=1 | …男1 浅野1 千代1 育1 神人1 鶴1 八千代1 亀1 賎1 大石凝先生1 誠心1 大正六年四月二十四日1 参照1 昭… | 50 |
すべて確認したが,この『天祥地瑞』に関わる点だけに注目して,幾つか,引用したい。
43 大石凝翁: 大石凝(眞素美)は石凝姥神である。
46 人類の発生: 神様が石が割れて生まれたと大石凝先生は言っているがそんなものではない。王仁もそんなふうに書いておいたが,本当は『天祥地瑞』に書いてある通りである。(昭和十八年)
47 王仁と言霊学: うのさん(上田うの。聖師の祖母)のお父さんが中村孝道である。王仁は十三歳の時から言霊学をお祖母さんからならっている。大石凝先生に会ったのは明治三十五年で,その言霊学を習ったが基礎があったから判ったのである。大石凝先生は中村孝道の弟子である。(自伝自画には明治三十二年四月とあり)。中村孝道は有栖川宮家の侍医であった。それで母が伏見に行っていた時,叔父さんの家に有栖川(熾仁親王)宮様がお寄りになったのである。(昭和十八年)
補(木庭元晴): 「大石凝先生は中村孝道の弟子である」について。「48 大石凝先生との初対面」の補(木庭元晴)に示したように,「(大石凝先生の)祖父に幸智氏あり,中村孝道氏に仕へて言霊学の蘊奥を究め,之を諸国に宣傳せらる」とある。
48 大石凝先生との初対面: 大石凝先生には長沢先生の家の帰り道,汽車の中で会ったので,王仁の事を話したら不思議な事だと言って一度来いと言われて,先生と信州の皆神山へ行ったのである。そうして先生は皆神山に陛下がおいでになると言われたので,王仁は神様に綾部と聞いていると言ったら,一番は皆神山だと言われた。
自分には,石凝姥神がかかっているから大石凝だ,と言われていた。本名は望月幸智である。皆神山には天照大神の御墓もあり,戸隠山も何もあって,古事記とは違っている。(昭和十八年)
補(木庭元晴): 大石凝眞素美先生傳(大石凝翁全集十二, 大正十四年(1925)32p.)のpp. 1-2を次に引用する。著者の署名はないが,この全集を出版した「著作兼発行人」である水野文助氏と考えられる。大石凝氏の著述活動をサポートした水野萬年氏ではない。というのは,p. 29には,「病を得て帰郷」と題する文の始めに,「(大石凝)先生は水野萬年氏方に寄寓して,時々郷里に往復せられて,當に壮健たりしが」,云々などとあるので。水野文助氏と水野萬年氏は,この文章の雰囲気からすると親子関係では無いように感じられるがわからない。
引用開始————————————————
出生: 先生の出生せられしは伊賀国上野の中央にして,天保三壬辰年十一月なり。父は望月登,母は川村文といふ。
父祖の家業: 父登氏は醫を以て家業となし,傍ら多賀神社の神札を諸国に配付するの任に當られしと傳ふ。祖父に幸智氏あり,中村孝道氏に仕へて言霊学の蘊奥を究め,之を諸国に宣傳せらる。蓋し先生の言霊学は其の源を茲に發するなり。
青少年時代: 先生幼名を望月春雄といひ,後元服して大輔廣矛と改む。父及び伯父叔父に就きて醫を学ぶ。業大に進む。されど自ら醫を以て生涯を終ふるの意なし。
引用終了————————————————
49 杉庵思軒と中村孝道: 杉庵思軒と中村孝道は一しょに書いてあるが違うと思う。杉庵思軒は信州の皆神山から方々を廻って、比沼真奈井の神宮司になった人である。 (昭和十八年)
(参照)『神霊界』大正八年九月十五日号 おほもと号「大本言霊解」三十頁
杉庵思軒の水穂伝に現はれた言霊学は、火水の体を説き、中村孝道の真寸美鏡は、火水の用を説いたもので在りますから、水穂伝の所説は大本言霊学と称し、真寸美鏡の所説を日本言霊学と称して、私は体用両面に区別しました。併し私が永年研究の結果、双方共実地に就て応用するに当り、余程不備の点を感じましたから、二十余年間、学理の如何に関せず、実用に適する説を採つて来たのであります。大本の言霊閣に安置する天津金木は、大石凝翁一派の運用法とは、余程変つた点があります。如何となれば、人間の説を根底として立てた教理と神界直授の真理とは、凡ての点に於て、深遠浅近の区別があるからであります。
50 吉野山: 大石凝先生は吉野山に金がある。厚さ三寸、巾三里、長さ十三里のがあると言われていた。宮内省に行って宮様以上はみろくの世になれば、金の柱の家に住まれると言って申し出たら狂者あつかいされた。王仁もついて行ったが馬鹿らしくなったので帰ってきた。
王仁は「大正六年四月二十四日、大勢つれて吉野山に見に行った。金峯山や八幡山にはあるが、これは嘘やと言って帰った。確かにある。金のあるところには、黄金草が生えているから判る。シダのようなものである。 (昭和十八年)
(参照)『瑞能神歌』「いろは歌」(その一)(大正六年十一月三日)
むかしより花に名高き吉野山、八幡の山の奥深く、ミロクの世まで隠されし、音姫どのゝ御宝の、在所尋ねて千代八千代、動かぬ御代の大本の、千歳の松の神の子が、鶴殿君に従ひて、未だ散り終へぬ八重桜、日本心の大丈夫が、高天原を立出て、折も吉野の上市に、一夜を明かし妹背山、吉野の川に隔つれど、誠心の隔てなき、浅野、豊本、牧、村野、梅田、秋岡、出口王仁、星田、多慶子や金谷の、清き身魂は吉野川、流れに添ひて上り行、十里の道も山吹の、一重の花に引かされて、神の教へのかしこくも、早柏原に着きにけり。雲井の空の神人と、ひなに育ちし賎の男が、深山の奥に手を曳きて、峻しき山を辿りつゝ、御国の為に赤心を、尽すも神の引き合せ、黄金の山の奥深き、神の経綸は白雲の、花の吉野の水清く、治まる御代の礎を、踏み固めたる千代の鶴、八千代の亀の末長く、開け行く世を楽しみに、松まの長き真鶴の首。
以上の引用から,聖師と大石凝翁との人間関係や,言霊学の違いを知ることができる。研鑽と神授から聖師が獲得された言霊学が『天祥地瑞』に用意されているのに,大石凝翁の言霊学に立ち戻る必要性も無いと考える。ただ,完結編を漫然と眺めても凡夫が理解するのは難しく,大石凝翁の言霊学の学びを通じて,聖師の言霊学をより深く理解できる可能性も無きにしも非ずではある。
以上,Jun. 28, 2021記。
5 「大日本言霊」の至大天球誕生 他の件で時間が取れず。
『天祥地瑞』神系表の説明書「二 天之峯火夫の神」に示された大宇宙誕生と,大石凝翁のそれとの違いを確認すべく,大石凝翁全集四「大日本言霊 全」を次に示す。
大日本言霊引用開始————————————————