木庭次守編『聞き書き出口すみ子伝』 A life of Deguchi Sumiko dictated by Koba Tsugimori
はじめに
出口和明編『考証出口なお伝』で述べたように,父が残したタニハの資料のなかに,和明さんの原稿があり,4月12日に愛善苑にお渡しした。その際,愛善苑の事務所で雑談していて,ぼくが開祖,聖師,二代様のうちでは,二代様に最も愛着があり,大地の母,ようだ,って伝えると,和明さんの『大地の母』は当初,二代様を指し,書き込む中で,開祖中心になったようだ。『大地の母』が開祖と繋がることに無意識的に違和感があったので,得心できたことでした。
和明さんの原稿が入った段ボールに隣接して,父の『二代苑主伝』があった。以前,横町時代に使っていた小さな水屋の引き出しに最初の資料があった。この引き出しには他の書類とともに未整理の形で突っ込んであった。二代様が昇天される前年に聞き書きしたものである。そして,今回は別の資料に出会ったのである。今回の方はかなり大部なものとなっている。
和明さんの原稿が入った段ボール箱の隣の段ボール箱から,これと『霊界物語』(抄四の一冊だけ)も,入っていた。このことからすると,この父の二代様からの聞き書きは,和明さんに提供されたのではないか,と想像する。父が二代様のおそばに居たことを和明さんもご承知で,父に頼ったのであろう。この資料は,『考証 出口なお伝』や『大地の母』にも生かされていることであろう。以前このWebサイトに記述したように,ノートの第一册が抜けていたので,すでに出版済みの『幼ながたり』に生かされたのではないか。まとめられたのは,表紙の作者の出口虎雄さんではないか,と想像している。
1. 2021年春発見
古い水屋の引き出しに (1): 二代様の時代 に示した資料。
2. 2024年春発見
図3〜7には,冊子と原稿を撮影した。
おわりに
読み込んで,Microsoft Word原稿をまずは作成したいと考えている。二代苑主というのは,第2次大本事件の無罪を勝ち取った後に発足した愛善苑の二代目の長という謂であろう,初代苑主は聖師ということになる。出口すみ子は,二代様と呼ばれていたので,二代様の口述記録ということになるが,一般的には,『聞き書き出口すみ子伝』になろう。
以上,0:20,2024/04/14。