本箱に着色ニスを塗る how to vanish a wooden bookcase

はじめに

 古い父の本箱は現在,道具箱になっている。その化粧直しのために,着色ニスを塗ってみた。その結果,惨憺たるものになった。その経験をまずは示して,化粧直しを実現したい。この作業自体,ぼくにとっては,大仕事なので,この新しいページを作成することにした。

以上,Oct. 17, 2022記。

1 大失敗 Oct. 15, 2022

 ひさしぶりに弟と会った。姉が亡くなって後,初めてのことだろう。スタバで,父の資料作りについて話して,彼は和歌山に帰った。そしてペンキ塗りだ。iPhone用のBeats Fit Proが見つからない。iPhoneから直接,音楽を聴きながら,ペイント作業。自宅に戻って気付き,Search appを使うことを思いついて実行したら,なんとその京都亀岡スターバックスにあると出た。すぐに午後9時半頃電話したら,坐っていた席にあったという。午後3時前に出たから6時間余りその席にあったということだ。明日Oct. 19には行って受け取りたいと思っている。

 ペンキ塗りは難しい。水平面に塗っている時には全く気付かなかったが,垂直面に塗るのが難しい。この経験を通じて,はじめて,わかった? 大失敗の結果を次に示す。図1は,すでにウォールナットを前回塗りおえたトップ面を示している。さらに,ダークオークで他の面も含めて塗り重ねようという思いで,0.7Lの着色ニスを追加購入した。図2と図3は塗りおえた筈?の様子である。

図1 ダークオークニスを塗る前
図2 トップ面の塗り
図3 塗りおえた

 ところが,帰ろうと見ると,ひどいことになっていた。ダラダラと不格好にニスが垂れている。慌ててさし当たり,キムワイプで拭き取った。図4〜6は左右側面の状態である。暗い環境でのペンキ塗りは良くない。

図4 左側面が厚ーい
図5 キムワイプで水平方向に拭く
図6 右側面 ひどひど

 簡単にまとめると,厚塗りしすぎた,垂直塗りは難しい,塗料の原液を使ったのが良くなかった。じゃあ次は,どうするか。

 ネットで調べても,垂直面の時の注意点というのはない。ユーチューブの詳細な実演は,平面で作業している。ネット検索して何となく見えてきた。それを次に。明日はこの方法で再度,挑戦だだだ。

2 大反省の上で

 ぼくのレベルでは,参考になったかどうかわからないが一応,次を。
塗料における1液型と2液型の違いとメリット、デメリット 
塗装用具の使い方 塗る―ハケの種類と使い方― 
【ニス塗装初心者】ニス塗装の準備から塗装・洗浄・保管までの流れを詳しく解説! これはちょっと詳しいが塗り方が詳細で大変参考になる。
ウレタン塗装の仕上げ方 このページは簡便だがこれで十分か。ここで,強調しているのは,
 1 刷毛の抜け毛を前もって取っておく。(他のサイト)もし引っ付いた時には,乾いた後にサンドペーバーで取る。
 2 重ね塗りをするが,一回塗ったあと,丸一日,乾燥させる。
 3 塗る際には,およそ一筆で。薄く塗る。ペイント薄め液を使って2割程度,薄める。

図7 アサヒペンのうすめ液

 図7のうすめ液が,本日届いた。アサヒペン お徳用ペイントうすめ液S 400ML,551円。

 前回,完全に失敗しているので,電動サンダー#40かそれより細かいサンディングペーパーを使って,塗料を削り落とす。正面の棧は電動サンダーよりも手でのサンディングが適当かも知れない。

 1 刷毛の抜け毛を十分に取り去ること。
 2 着色ニスを原液で使わないこと。原液は使用前に全液を適当なプラスチック容器に,必要と考えられる容量を移し替えて,うすめ液をその2割程度加える。
 刷毛は直接,原液が入った缶には入れない。刷毛の1/3〜2/3分浸けて使用すること。
 3 刷毛に希釈ニス液に浸けて刮(こそ)ぐ。はじめは希釈度が大きくと考えるが,仕上げはより薄い方がいようだ。刷毛は両面の減りが同じになるような使い方をするらしい。塗る方向は一致させる。難しいなあ。
 4 一回塗り終えると,丸一日は触らない。
 5 重ね塗りの前に,#240以上(eg. #400)で,(液体に反応して生じた)木材の毛羽立ちを削って,つるつるにする。
 6 その上で,また塗り重ねる。
 7 2回で終わる場合は,丸一日以上乾かして,サンドペーバーで仕上げをすること。
 

以上,Oct. 19, 2022記。

3 新規第1回 Oct. 19, 2022

 期待の新規第1回を実施。どろどろのペイントをまずはサンダーで削った。手持ちの最も粗粒の#40で始めたが深い傷が付いて,最も細粒の#240に替えたが,効果が薄く,この一つ粗い#180を使用してうまく行った。ただ,深掘りできず,板のデコボコに応じた着色ニスの溜まりの部分に肉薄出来なかった。まあ,これは後の祭りの反省点ではある。
 プラスチック弁当のフタを容器にして,まずは原液を適量入れて,うすめ液を2割程度かちょっと超えるぐらい,滴下して使用した。あらたな刷毛を指でゴシゴシしたが,落ちた毛を目撃できなかった。ダイソー凄い。

 図8は大型冷蔵庫撤去後の跡。タニハに到着してすぐに回収業者に電話した。その10分後ぐらいに業者が一人で来て,ぼくが相棒になった。結構重かった。6000円。前回,弟が来てWi-Fiでの作業が必要で,はじめて,保津川下りの出発点そば,というか,サッカースタジアムそばの京都亀岡スターバックスに行った。Timesが導入されていて1時間無料。使いにくい。座席に落としたBeats Fit Proをタニハでのペイント作業のあと,午後8時半過ぎに受け取った。駐車料1時間無料の紙片を幸い提供してくれた。いま考えると弟はパソコン持参ではなかったので,タニハで作業ができた。まあ,ランチもしたので良かったかな。

図8 大型冷蔵庫撤去の直後

図9のスタバの写真はネット上のものを拝借してAdobeで触った。

図9 京都亀岡スタバ
図10 机上に戻ってきたBeats Fit Pro

 まずはトップ面のサンディングを開始した。図11の始めた部分は着色ニスが黒く溜まっていて#40で始めたが,ガリガリと傷がついて中止。#240による実行後が図12,#180による作業の結果が図13である。図12の方が良い感じに見えるが時系列から見て,写真の取り違えはない。

図11 トップ面の#40サンディング
図12 同 #240で
図13 同 #180で

 次に,右側面だ。玄関に面する方だ。まあ,汚いことだなあ。何で,図16で止めるの?

図14 右側面 さわる前
図15 右側面 #180で
図16 右側面 完了?

 続いて,左側面だ。この本箱は水屋にほぼ接するよう配置するので,見えない面になるが。

図17 左側面 触る前
図18 新たな#180を準備
図19 右側面よりいいな

 気になっていた前面の棧である。思った通りというか,図10のように比較的塗りむらがなかったが,縁の部分に集積する傾向があった。図11は#400でサンディング後の結果である。仕切りだなはサンディングしていない。図12は塗り終えた際のもので,仕切り棚の前面もサンドペーバーはかけていないが塗ることができた。

図10 前面 水屋に寄せかけて見易くなった
図11 #400で磨いた
図12 塗り終えた

 図13は左側面の最上部だけ塗ったところ。トップ面を塗って,トップ面から流れ落ちてきた部分を整えた。その後,図14のように左側面は完了。図15には右側面の完了を示す。この右側面の途中でニスがなくなった。あらたに原液にうすめ液を追加して,その分量で塗り終えることができた。

図13 左側面の塗り始め
図14 左側面の塗り完了
図15 右側面の塗り完了

 原液は前回かなり使用して少なくなったけど,おそらくあと2回分ぐらい塗ることは可能だと思う。図16と図17に液使用の様子を示す。空の段ボール箱を台にして,関連のものを載せている。混合液を利用する容器は弁当のフタだ。軽くて捨てることができるからいい。また準備しないとなあ。図18には昨晩アマゾンで注文した#400のサンドペーパー(KAKURI 紙ヤスリセット #400 12枚入)である。もう本日Oct. 20に届いたらしい。玄関置にしてるけど,また来ずにフルタイムロッカーに入れたようだ。436円。アマゾンは安くて便利だ。コーナンに行かなくてもいい。

図16 原液とうすめ液で使用ニス液完成
図17 ニス液使用完了
図18 KAKURI 紙ヤスリセット #400 12枚入

 次回も楽しみだ。塗る対象は,道具用本箱,厨房に残した唯一の水屋の棚(まだ終わっていない)。
0 自宅から#400サンドペーバー持参,プラスチックの弁当フタ準備
1 #400のサンディング
2 固く絞った雑巾で粉を拭き取る
3 刷毛の抜け毛だし
4 原液とうすめ液を混合
5 新規2回目の塗り

以上,Oct. 20, 2022記。

4 新規第2回 Oct. 22, 2022

図19 南庭の中之間前の新しい土の山が

 遅くタニハに到着。塗りだけ。図19のように,新たな土盛りが出来ていた。動物の仕業ではあるが,すぐ下は礫層になっているので,諦めたのだろう。うさぎ穴でもできればいいんだけど,無理だな。
 昼食を摂っていて,このテーブルも塗ろうと考えた。結局,塗りの対象は,道具入れ用の本箱,水屋の棚,そして,図20のテーブルだ。

 この小机をぼくは,はっきり,覚えていない。タニハの片付けを開始した退職時には,神饌用の炊事場のそばで役に立たない物置テーブルになっていた。父が墨をこぼした跡がある(図20)。昔のものだから,一枚板だ。かなり深く削っていかないと,凹みの部分までサンディングできない。諦めて(図21),サンディングペーパー #240, #400で仕上げした(図22)。縁の部分も擦った。

図20 小机
図21 電動サンダー #180で削った
図22 #240, #400で手作業

 本棚の新規第二回目の塗りを不完全ながら終了した(図23〜25)。#400のサンディングペーパーで手作業した。図24, 25には小机も撮影している。ニスが残ったので,小机の足を片方2本だけ塗ってみた。

図23 第2回目の塗り終了
図24 同
図25 同

 水屋のガラス戸レールの向かって中央〜右手の黒カビ禍の部分を指で触ると盛り上がっている。図26のように,電動サンダー#180で削ってほぼ平らにした。この粉末を食器がかぶったので,この作業が終了したら,このガラス戸の中の全食器については全部,洗った方がいいな。図28のように,黒カビ禍の縁が何故か白っぽく残った。新規第2回目の塗りで隠れるかどうかだなあ。

図26 電動サンダーで黒カビ部分を
図27 #400ペーバーで
図28 新規第1回の塗り

 手持ちの中サイズの万能刷毛は無くなったから追加購入だなあ。この刷毛を使う前に指で搾ったが1本も抜けなかった。ダイソー恐るべし。
 本箱の第3回目の塗りでは塗料の溜まりができてしまったので,#400で十分に削り落とさないといけない。トップの塗りをはじめにして,その際,養生テープを付ける方がいいだろう。そしてトップの塗りが終わったら,そのテープを外すことになる。溜まりを何とか出ないようにしないといけない。ニスは薄い方がいいのだろう。

以上,Oct. 23, 2022記。

5 新規第3回 Oct. 31, 2022

 検査入院していたために,間が空いた。退院時の注意点では自転車などに乗らないこと,車も長い時間運転しないことなどがあり,次の予約日まで待とうと思ったが,運動不足で,頭も働かないので,土曜日退院して一日空けて,タニハに向かった。
 ニス塗りだけ実施した。前回は自宅にあったキーウィだったかのプラスチックケースをトレイに使って問題なかったが,その蓋を使って,大失敗だった。そのフタが図29で,赤〇の部分に通気用の穴が開けてあった。メガネをかけていないので,見えなかった。それで洗って用意していた弁当箱の蓋を使ったが,それには穴はなかったが,ニスと希釈液によってスタンプ部分が劣化してすぐに洩れ始めた。それも図29に掲載しており,この像では一番下に見える丸いプラスチックケースだ。図30は別の弁当箱であるが,赤で囲ったようにトレードマークや日付などのスタンプが押されており,ここから洩れることになる。つまり,プラスチックの弁当箱はペンキのトレイには使えないということだ。図31は塗り終わった刷毛を,希釈液を入れたポリ袋に閉じ込めてみた。次回,この刷毛が使えるかどうか,実験だ。刷毛は図31に跡が残っているように紙にニスを塗り込んだのである。二度に亘る洩れでかなり着色ニスを消耗した。

図29 トレイからじゃじゃ洩れ
図30 弁当箱の洩れる場所
図31 刷毛を希釈液に

 タニハに到着後,いつものように中之間の南廊下に椅子に座ってミカンを食べた。いつもと違う方の椅子に座って南庭を見ると白い花が見えた。茶の花である(図32)。林底に群落をなす幼木には花房がなっている。これまでなぜか,この花房を見る機会がなかった。ヤブコウジである(図33)。

図32 お茶の花
図33 ヤブコウジ

 図34, 35は,本箱の処置前,図36, 37は紙ヤスリがけのあとである。ニスの溜まりがあってこれを削るには#400ではだめで,残っていた#240と#180を使って削り込んだ。

図34 処理前の本箱
図35 同
図36 #400紙ヤスリがけ済
図37 同

 作業前の小机を図38〜40に示す。図41,42は紙ヤスリがけしたあと。

図38 処置前の小机
図39 前回塗った方の足
図40 塗ってない方
図41 紙ヤスリの後 #180→#400
図42 同

 図43〜45は塗ったあと。

図43 塗ったあとの本箱
図44 同
図45 塗ったあとの小机

 図46は水屋の紙ヤスリがけの後と,図47は塗ったあとである。図47の赤枠は白っぽい部分が見える。これはもう隠すのは難しいようだ。次回で終わりだな。

図46 #400紙ヤスリがけのあと
図47 ニスを塗ったあと
図48 玄関側の塗りの様子

 繰り返しても,ぼくの技倆では改善は難しい。図48に見える面は玄関側で一番目に付くところである。これは水平にして塗らないと改善されないであろう。トップ面や左側面は目に付かないのでもう今回で止める。ということは,次回はこの右側面だけ,最後のヤスリがけと塗りを実施しよう。
 小机は机面をもう一度,#400紙ヤスリがけと塗りを実施しよう。次々回は,机面以外を1回だけ塗ろう。
 水屋の棚ももう一回だけ塗ろう。

 次々回用に,最初に使った100mLか,今使っている700mLか,を用意する必要があるだろう。刷毛は4本追加で買ったので問題ない。紙ヤスリ#400もある。樹脂のヤスリもある。
 トレイを百円ショップで購入するのが面倒だと,悩んでいて,いまだ捨てきれずにある沢山の皿を使えばいいと考えた。使い終わったら,希釈液(なかったらガソリンや混合油)を足して,ティッシュで拭き取ればいいことだ。

以上,Nov. 1, 2022記。

6 新規第4回 Nov. 2, 2022

 なかなか,難しい。今回も課題が残った。本箱の右側面など,小机,水屋の棚,のサンディングと塗りを実施した。かなり時間が余ったので,懸案のガラス戸を洗い流した。4ペアである。着色ニスの限界を感じて,水性塗料についても調べた。

 図49〜53は前回のできばえ,である。図50のトップ,図51の左側面,図49の小机テーブル面,については,もうぼくとしては限界だろう。ただ,図49小机の古い汚れが消えない。右側面(図53)と正面(図52)もよくない。

図49 小机の前回のできばえ
図50 トップの前回のできばえ
図51 左側面の前回のできばえ
図52 正面の前回のできばえ?
図53 右側面の前回のできばえ

 図54のように,右側面を上に向けた。右側面の斑(まだら)がひどくて#240ペーパーサンディングをしたが役に立たない。そこでキープしていたスポンジ研磨シート#240を使った。摩擦が強くかなりの効果があった。その結果が図55である。図56の小机は#400ペーパーサンディングだけを実施した。机縁辺の風化が見られた。

図54 右側面を水平に
図55 右側面の#240 スポンジサンディング
図56 小机の#400ペーバーサンディング

 前回,弁当箱などは穴があったりスタンプ部分が溶けたりして,陶器の皿を使うつもりであったが,さすがに使い難く,本箱棚用のビスが入っていたプラスチックケース(図57)を使うことにした。使用感はこれまでで一番よかった。塗りを終了して,図58のように,刷毛とトレーを前回使用したポリ袋に入れた。次回も使えるかどうか?

図57 あらたなプラスチックトレーで
図58 刷毛とトレーをポリ袋に

 図59,60は水屋の棚。図60のように,黒カビ縁辺の白い筋は消えない。これでこの水屋は完了にしたい。次回は,カローラのジャッキを使って,ガラス戸を収納する。

図59 さらに#400ペーパーサンディング
図60 さらに塗った

 図61〜63は左側面の塗った結果を示している。図61に見える手前の垂直面はトップに対応する。ここに右側面に塗った際の垂れがあって,それに対応すべく薄く塗ってしまった。右側面のサンディングの削り粉末が付着していた可能性が高いがなんら拭き取ることなく,上塗りしてしまった。図63はこの写真では上方向に垂れが見える。正面の棧を塗るために背後の白い水屋に立てかけたために,ニスが重力で垂れてしまったのである。

図61 塗り終わった右側面とトップ面
図62 右側面
図63 この図で上方に垂れている

 図64,65は小机を塗った結果である。刷毛の動きが机面の縁に沿って動かしたために,その後が残る。ただ,ぼくの技倆の限界なので,もう机面を塗るのはこれで終了する。次回は,一応,机面状の汚れを確認して,問題なければ,机面を下にして,脚を塗ることになる。

図64 小机の塗り終了
図65 斜めにみて

 塗り作業が早く終わったので,懸案のガラス戸(本箱以外)をダイソーの万能洗剤で洗った(図66)。マイペットを浸した濡れ雑巾で取れないゴミを取ることができた。ガラス戸を本箱,厨房の水屋,通用玄関ホールの水屋にできるだけ早く填め込めたらと思う。図67はタニハを離れる際の上弦の月と木星だ。

図66 ガラス戸4対洗った
 図67 上弦の月と木星

以上,Nov. 4, 2022記。

7 新規第5回 Nov. 5, 2022

 ぼくは,だめだな。どうも執拗な性格で,諦めないから,ますます,ひどくなる。一度塗って,乾きかけているのに,ゴミ袋に捨てた刷毛で触ってしまう。向いていない。図68は水屋だけど,今日はもう触らずに完成と思ったけど,触ってみると,すこしざらついている場所があって,まずはキムワイプで,ついには#400サンドペーパーで擦り倒してしまった。で,また塗ったのだ。もう,地獄だな。次回はどんなことがあってももう触らない。ジャッキアップしてプラスチックレールを敷いて,ガラス戸を装着する(筈)だ。次の手順を参照のこと。

 厨房と周辺の片付けの図74付近を参照のこと:1. 掃除機をかける。2. ビニールレール(ブラウン)を溝に入れる。3. 中央より右手にジャッキを設定してジャッキアップし,左手のガラス戸を入れる(レールの奥か手前のいずれかをガラス戸の構造から判断)。4. ジャッキを外す。5. 右手のガラス戸を入れる。
 ガラス引き戸用レール,を更新するかどうか。コーナンに行って店員に聞いたがわからない。ネット検索したら,GIYA-MANのガラス引き戸用レール にあった。コーナンやアマゾンでは販売されていない。1551円に送料が入っていないから,交換する意味があるかどうかだなあ。

図67-68 ガラス引き戸用の上下レールの詳細寸法

 図67-68を見ると,結局ビニールタイプは赤枠で示したものに対応し,3mm厚タイプになる。当方のレールを計測していないので確定はできないが,まあ,これだろう。GM520BR 幅15mm 長さ910mm 税込1551円

 図69は,小机塗りの途中段階というか,完成した筈だが,光の反射を見ると,なにか泡のようなものが見える。三回目かの刷毛が何かおかしくて,これで塗ったために,泡のようなものが見える。そこで,ほぼ乾き初めていたが,ゴミ袋から出した刷毛でべたべたと触ってしまったのであーる。これは次回,またサンディングして,新たな刷毛を使って塗り直しだなあ。

図68 水屋の棚をまたまた
図69 小机をまたまた

以上,Nov. 5, 2022記。

 本箱の右側面だ。前回に出来上がったのが図70だ。そして,前述のように垂れがあったので,その場などを#400でサンディングして,また塗ったのが図71だ。図71の左端とこの図の奥の部分に満足できず,ゴミ袋から出した刷毛で,ゴシゴシと触った。図72のようになーんか,傷がついている。
 次回は,この左側面については,手でスポンジ研磨シート#240で駄目の場合,電動サンダーで#180ぐらいで削ることになるだろう。そして,水性ペンキで塗ることになるんだなあ。

図70 本箱右側面の処理前
図71 また塗った
図72 だめだめ

 小机もだめだめだな。図73から図75へ。図75では,乾いた小机を乾いた刷毛で拭き倒してる。

図73 小机の処理前
図74 塗ったあと
図75 だめだめ
図76 月齢11日の月と木星だ

 水屋の棚は触らない。小机はまたサンディングと塗りだ。そして,本箱の右側面は,サンディングのあと,すでに用意しているアサヒペンの水性ペンキで塗り直しだ。

 以上,Nov. 6, 2022記。

8 新規第6回 Nov. 8, 2022

 昨日,前立腺がんでないことがわかったのだけど,何か,今日はタニハ行きに気合いが入らない。全く知らなかったけど,今夕,月蝕が左下から始まったのだけど,全然知らず,雲がかかっているように見えたのだけど,余りにクリアに切れている。午後5時半過ぎかにそれをみて,タニハから帰る時にも切れが大きくなっていて,月蝕と気付いた。月齢は14日にもかかわらずである。図77は帰る時の写真だけど左下が隠れていたが写真では見えない。図78は箕面トンネルに入る前でもう皆既月食の様相だ。左上だけが少し明るい。図79は駐車場からのもので良く撮れている。右手に木星が見える。図77の木星よりもかなり近くなった。45分ほどの差なのだけど。図81では21:42撮影のもので,右上だけが欠けている。つまり,左下から欠け始めて右上の欠けで終わったということだな。今22:24にベランダに出たら地球の影は消えていた。
 がんで無かったことはNov. 1の報告で明らかになっていたが,ぼくに知らされたのは昨日だけど,この皆既月食はぼくと繋がっている。

図77 月蝕で左下が切れている
図78 箕面トンネルに入る前にはほぼ皆既月食
図79 ロイヤルヒルズの駐車場から
図80 図79と同時刻
図81 右上だけが欠けている

 水屋の棚はもう触らないと宣言したけど,指で触るとざらざら感があって,やはり,容認できない。もう,塗っても改善されないので,とにかく,擦ることにした。まずはタオルで,次にキムワイプで,そして,#400サンドペーパーで。指で触っても成果は不明で,ぬれタオルで拭いて,確かめた。何とかなりそうだ。曇ってはいるが,ざらざらよりはまし,と受け容れた,筈であった。

図82 タオルで磨く
図83 キムワイプで磨く
図84 #400サンドペーパーで

 さてと,ビニールレールを溝にセットして,図85のようにジャッキアップしたガラス戸を入れたら,図86と87のように,黒カビが滅茶苦茶目立って,ばり汚ーい。

図85 ジャッキアップ
図86 黒カビが目立つ
図87 ズームイン

 小机は睨んで,図88のように元の場所に置いてみたが,あまりに汚い。そこで,電動サンダー#40で磨き倒して,白木を出した。何度も塗って染料が木部の弱いところに深く染み込んでいてかなり汚かった。サンダーでの作業でその汚い部分をほぼ取り除くことができた。濡れタオルで拭き取ったあと,着色ニスを一通り塗った。併せて,脚部分やテーブル背面なども適当にささっと塗ってしまった。#240などで手でのサンディングをすべきであったが,忘れてしまった可能性がある。実行したかどうか覚えていない。次回,テーブルに触れて木部がざらざらだったら,#400でのサンディングをする必要があるかも知れない。もう終わりたいのだが。塗りを繰り返すほど,弱い部分の材が汚くなる。

図88 小机を元の場所に置いてみた
図89 綺麗になった

 図90〜92は本箱の右側面である。予定では電動サンダーで磨いて水性ペンキで塗る予定であった。樹脂#240でサンディングするとそれなりに質感がいい。濡れ雑巾で拭いて乾いた様子をみると,塗ったままよりも斑が目立たなくなった。これで由とする。

図90 前回塗った状態
図91 #240樹脂と#400ペーパーで磨く
図92 濡れ雑巾で拭いて乾いたあと

 図93のように,水屋の棚のレール沿いの黒カビに侵されたゾーンだけに着色ニスを塗った。これだと,ざらざら感が残ったとしても,狭いゾーンなので気にならないし,汚い印象も無くなる。
 図94の着色ニスの缶に直接,希釈液を入れ,新しい刷毛で小机と水屋の黒カビ部分を塗った。右手の前回使用したニスケースと今回の刷毛は廃棄した。缶内の着色ニスは問題が無く今後も使えるだろう。残り少ないが結構残った印象である。

図93 黒カビゾーンだけ塗った
図94 着色ニスをキープして

 次回は,
1 小机のテーブルを触ってみて,ざらざら感に問題なければいいが,もしざらざらが過ぎたら,#400でのサンディングを実施して薄く着色ニスを塗ることになる。元の場所に移動した方がいいだろう。
2 水屋はもう問題がないので,ジャッキでガラス戸を収納して,掃除などして,完了する。
3 本箱もおそらく問題がないので,所定の位置の掃除などをして,配置することになる。
4 白い一体型の水屋を掃除してガラス戸を填める。アルバムなどを少しは収納しよう。
5 本箱には道具を整理して入れることになる。

以上,Nov. 8, 2022記。

9 新規第7回 Nov. 10, 2022

 本箱がしっかり塗れているのかが気になった。だめなら,小机の塗りの際に追加的に塗ることになると考えた。まずは本箱からだ。この設置場所は通用玄関に接近しているので,右側面が重要であった。で,この設置場所はずっと頭痛の種の場所である。姉が放置していた書籍が詰まった段ボール箱を移動したらその床の設置面にシロアリ禍。でぼくはずっと姉の所為だと思っていたが,今日の観察から推定すると,シロアリが土から柱に沿って上ってきて,そこに書籍満杯の段ボール箱があったので食することになった。だから,必ずしも姉の所為とは言いがたいようだ。今日はこの場にほぼかかりっきりであった。

 図96のように,シロアリ禍の柱をノコで切り取ろうとした。とはいえ,縦にバリバリと割れたので,ドライバーとハンマーを使って裂き,電動サンダーで擦り取りもした。図97と98でさらによく見えるだろう。シロアリ禍の場所はまさに書籍が一杯の湿った段ボール箱が置いてあったところではある。

図95 シロアリ禍
図96 グサグサだ
図97 部分によってシロアリ禍が異なる
図98 バリバリ

 図98の隙間は余りに不細工でここを何とかしなければならない。退職時に沢山の書物をタニハに運んだ。廊下にスノコを敷いて段ボールを積み上げた。押し入れのフトンを入れるためのスノコは桐製で,過って踏んで簡単に割れた。これを探し出して,その桐板を使うことにした。
 図99の赤い□がシロアリ禍を破壊した部分である。この隙間に桐板を押し込むのだが,留めることはできず,本箱に一つの板を打ち付けることで,固定することにした。3枚の桐板さらにこの支持材をも突き抜ける釘として,フローリング釘を使うことにした。図100の赤〇のようにこのフローリング釘が本箱の右側面を突き抜けてしまった。これを抜いて,フローリング釘の代わりに木ねじを使って桐板を本箱に固定した。図101の4つの赤〇のうち,図100にさらに追加した二つの赤〇はフローリング釘の頭で,この釘は一応,本箱まで届いてはいる。この部分を右したの□部分に突っ込むと,シロアリ禍は隠れることになる。

図99 桐板で
図100 フローリング釘が抜け出た
図101 釘で工夫した

 前回塗った小机のテーブル部分ではニスが染み込んで,乾いた印象である。ニスが塗られたというようには見えにくい。触るとかなりざらざらしている。恐らく電動サンダー#40しかしていないようだ。脚の部分も塗ったが,テーブル板の側面が不均等になっている。

図102 前回塗った小机
図103 前回塗った脚の部分
図104 他方の脚の部分
図105 #400でサンディングした後,濡れタオルで拭いた
図106 塗り完了

 前回の不手際をクリアすべく,#400でサンディングして,またまた,塗った。性格故に,また刷毛で何回も塗り重ねた。もうこれで止めだなあ。

 図106〜108は本箱だ。シロアリ禍をうまく隠している。釘穴も塗った。

図106 フローリング釘が抜けた部分が
図107 釘穴を塗る
図108 本箱がうまく収まっている

 10回ぐらい塗ったのかなあ。もう触らないと前回決めたのに,図109のようによく見ると,黒カビ部分がいかにも汚い。そこで図110,111のようにまた塗ったのだが,あまり効果が見えない。水性塗料を購入しているので,他の塗りの際についでに,この棚全部,塗り直しだなあ。縦枠も汚れたので,ここも養生テープを貼って,塗ることにしよう。

図109 前回の塗りの結果
図110 またまた塗る
図111 養生用のテープを外す

次回は,
1 小机の出來を一応確認するが,もう触らないでおこう。
2 本箱の釘穴付近を塗ったが,この部分を横方向に#400でサンディングして目立たないようにしよう。
3 本箱に道具類を片付けよう。
4 白い水屋を掃除機で吸って,濡れタオルで拭こう。そして,姉や父の書類やカメラなどを収納しよう。

以上,Nov. 10, 2022記。

10 新規第8回 Nov. 15, 2022

 前回の予定を見ると,まずは小机は触らないということであったが,また触った。図112では良い感じであるが,図113のようにかなり汚い。着色ニスが板目の年輪に深く食い込んでいるし,塗りも不均一である。この小机も何回も塗ったり削ったりしてきたが,結局,塗ることそのものが不適切と言わざるを得ない。着色ニスは木地の粗密に応じて粗の部分に深く入ってしまう。どんどん汚くなる。削り取るしか方法はない。

図112 小机を元の位置に
図113 やっぱり汚ーい

 図114のようにまずは#400ペーパーで擦ったが汚いままだ。図115のようにスポンジサンダー#240で擦り取って行くのだが,深い部分は黒いままだ。結局,電動サンダーでまずは#180で実施,さらに#60で,そして図116のように#40を用意した。最も粗いサンディングマットを使わないと削り取れないんだ。図116より後に,#40でサンディングした。

図114 #400でスムーズにしたつもりが
図115 電動サンダーでやるしか
図116 サンダーでどんどん

 前回,釘が突き抜けた場所に着色ニスを塗ったあとが図117である。で,これを#400サンディングしたが図118のように釘孔を隠すことができない。このあと,濡れタオルで拭いて乾いた様子を撮影しなかった。

図117 前回塗った場所
図118 #400でサンディング

 白い水屋の木屑などを掃除機で吸って後に,濡れタオルで拭き取り,ガラス戸を填めた。水屋が前方に傾く傾向があり,下敷きを工夫した。以前利用されていた図119のベニアは釘うちされていたようで錆びて簡単に落下した。図120のように,錆び釘の部分をノコで切り取って利用しようとしたが薄すぎる。台所とこの廊下では環境が異なるということだ。固紙を折って使おうとしたがうまく行かない。一人でこの思い水屋の下に挟むのはなかなか難しい。図121のように,ふと思い立ってスポンジ研磨シートを切り取って下敷きとした。バッチグー。黄色の丸で囲んだ部分に一部が見える。

図119 以前から使われていたベニア
図120 釘部分をカットした
図121 スポンジ研磨シートを敷いた

 白い水屋の側面は図122に,正面は図123に。引き出しの取っ手がアカで汚れていたので万能洗剤で擦った。塗れてしまったので,次回に入れることにする。

図122 白い水屋の上下ぴったり
図123 ガラス戸も填めて
図124 小机完成

 小机のサンディングを実施し,濡れタオルで拭き取って,乾いた。まだ,着色ニスが年輪の粗い部分に残っているが,まあ,よしとしよう。手触りはざらつくが,これが#400サンディングの限界だな。#1200程度で磨き上げればいいのかも知れない。汚れが目立ってきたら,再度電動サンダー#40で年輪内の汚れをとって,細粒のサンディングペーパーで磨きたいと思う。数年後?

 小机,本箱,白い水屋,は一応完成した。道具類などを本箱と白い水屋に収納しよう。そして,次の段階に行く前に,通用口ホールと台所の床を掃除しよう。

以上,0:44, Nov. 16, 2022。