神殿の掃除 clean-up of Kamtono in Taniha

はじめに

 2021年夏祭りの準備の一つとして,神殿の掃除について,このページにまとめた。

1 まずは Jul. 30, 2021実施

 神棚の掃除は最優先事項だ。過去,ぼくは触っていない。文子がこの神殿前のステップの掃除をしていた。隅田さんが使っていたソフト化学捌け?を使った。紫色はお宮用でこれで肖像写真表面の埃も落とした。図2に見える赤色のソフト刷毛では,神棚と周辺の写真額や瓦や石などの埃を落とした。

 残りは,神殿底,およびニス塗りの段,お供え机などを神棚専用のブラシを装着して掃除機で吸い,ニス塗りの段などは拭き掃除をした方がいいだろう。

図1 掃除前の神殿
図2 神殿のお宮と段組だけ掃除完了
図3 ご神体

 このご神殿中央の棚下の書類は,今回初めて,掃除のために多少移動した。最も奥には図3のようなご神体があった。三代教主昇天の後,神殿のお宮が一つ増えて,他の方は三代様ではないかとの推測も出た。父に聞いたがはっきりとした回答がなかったように思う。
 このご神体の筆跡は,確信は持てず,筆跡を比較した訳でもなく,三代教主と思っている。向かって右から,大本教主,大本皇大神,瑞御霊,産土大神であるが,三代教主の位置は右端のお宮になる。開祖,二代様,三代様,である。真の四代教主直美さまはまだお祭りしていない。


 図3のご神体は,ひょっとすると,直美さま染筆のものかも知れない。分裂の後も,父はよく直美さまのご自宅に立ち寄っていたようである。父がちょっと立ち寄って外でぼく一人で外で待っていた体験があるし,瀧澤さんも何度も経験されているようである。

2 残りは結構大変 Aug. 6, 2021実施

 神殿は,中央と左右のコーナーからなる。図2のように,中央は,大本皇大神,歴代教主,瑞御霊,小幡神社の産土大神,向かって右コーナーは祓戸四柱大神で,向かって左コーナーは木庭次守である。木庭次守の昇天の後は,神殿の左横手にお宮と神棚を設置していたが,隅田さんと山崎さんと相談し向かって左のコーナーに配置させて頂いた。このコーナーにはもともと祓戸四柱大神が祀られていて,右のコーナーは空きスペースになっていた。この右のコーナーに祓戸四柱大神を移動して頂いて,父のお宮を左のコーナーに配置したのである。向かって右手が上位であるから,祓戸四柱大神の移動は当然であった。

 図2のように,一段高い踊り場に設置されていた追加的な御供台と祝詞置き机と献玉串入れを降ろした。開祖と二代様の御真影も移動した。

図4 左コーナー掃除前
図5 右コーナー掃除前
図6 中央 掃除

聖師の御真影とその周辺は,以前掃除している。

 右コーナーから掃除した。ここには写真や神石などが固まって置いてある。

図7 若貴と千代の富士サイン
図8 千代の富士のサインの裏書き

図7と図8は,妹の嬉子のお土産で,こういうものを神棚の下に保管している。 次の図9, 10は同じ鬼瓦の破片であるが,どこから拾ったのか,説明がない。

図9 鬼瓦の正面 
図10 同鬼瓦の上面
図11 祓戸四柱大神のご神体
図12 玉石など

 図11には,幣の最上部にアカマツの枝がある。おそらく50年を経たものである。これを交換して良い物かどうかわからない。隅田さんが交換されたかも知れない。図12には,聖地から拾ってきた岩石などが積まれている。この右コーナーには『霊界物語』の口述の様子を写した写真額が何枚かあった。元々の写真が古く,引き延ばしたものであるが,それでも,ただならぬ緊張と臨場感が伝わってくる。

図13 左コーナーの外壁
図14 『オオミズナギドリと冠島』を昭和天皇に献上

  図13と図14は,左コーナーに関わる写真である。図13は左コーナーの外壁で,過去,壁が崩れて,放置しつつ,2回ほど修理をしてきた。屋根の構造上,屋根で跳ねた雨滴がこの壁を攻撃する。この左コーナー内の左手の壁には図14の額が置いてあったが,この下部がカビで劣化していた。
 この図14は,『オオミズナギドリと冠島』という本を,昭和天皇に寄付し,天皇が受け取られたという宮内庁からの事務文書である。父から聞いた話であるが,このテーマで研究されていた現地の学校の先生がおられて,父がその方に出版を勧めて,出版費を父が負担したのである。昭和天皇は,オオミズナギドリの研究をされていたという。

 図15と図16は,左コーナーの室内であるが,かつてのカビが残っている。

図15 左コーナーの全壁には黒カビが
図16 左コーナーでは床面もカビが
図17 神殿天井部には雨漏り跡が

 図17のように,神殿の中央部の天井にも雨漏りの跡が見える。壁の筋は雨滴が流れた跡のようだ。この種の雨漏りが1回だけのようで,かなりの豪雨の際のものであろう。
 元々の蛍光灯を廃棄して,より下方に新たに蛍光灯を配置した。

図18 お供え台をサンダーで削った
図19 神殿のお供え棚もサンダーで削る

 図18に見える電動のサンダーで,お供え台,お供え棚表面の墨や零れた蝋を削った。最も粗いヤスリを使ったので,ざらざらしている。手許のより細かいヤスリを使って仕上げをすべきであるが,今回は荒削りをしてしまった。まじめにやれば,凄く綺麗になるのですけどね。

図20 左コーナー完成
図21 右コーナー完成
図22 正面完成

図22の左隅の白いテーブルには,父と姉の写真を置いている。

 図20は父のコーナーで,その前に二代様の御真影,図21は祓戸四柱大神のコーナーで,開祖の御真影を置いている。図6には聖師の御真影を配置している。

 以上,一応の完成を見た。

以上,Aug. 8, 2021記。

3 久しぶりの神殿のお掃除 Aug. 13, 2023実施

 二年ぶりに綺麗にした。年祭の準備だ。台風7号が関西を通過するというので,影響の出る前日に出かけた。大阪38℃だった。午後10時過ぎまでかかってしまった。断水なので拭き掃除などはできない。

図23, 24: Wild Side: The long-bodied cellar spider, Probably the easiest arthropod to find in midwinter. The long-bodied cellar spider, Pholcus phalangioides。ヨーロッパ地中海原産らしい。次の説明はぼくの想像通りであった。蜘蛛の巣は掃除したがこの蜘蛛そのものは生かした。また近所に巣を張ることだろう。図23のように,蜘蛛の巣の下の床面には食べかすが溜まっている。
All in all, I guess I can understand how people find cellar spiders off-putting. But the worst you can fairly accuse these arthropods of is the construction of untidy webs that accumulate in corners over time. They pose no risk to you or to your pets, and if anything, their overall effect is beneficial, as they deftly prey on other invertebrates that have made their way into your home. Leave them alone, or better yet, make the effort to get better acquainted.

 なお,図23の棚(図1,18)は神殿の前に置かれていて,お供えも減ったので,邪魔ばかりで,思い出したのであるが,元の収納場所に戻した。最初は,隅田さんが出しては仕舞っていたが,いつしか放置されるようになった,ことを思い出した。

図23 イエユーレイグモ
図24 ズームイン

図25, 26: もともと図26のようであったが,通行に邪魔なので引き戸と柱の間をぼくが通した。その結果,図25のように危険な状態になった。この延長コードは廃棄して他のものと交換して図26のように元のルートに戻した。

図25 ケーブルカバーが剥げている
図26 引き戸と柱の間から外した

図27, 28: これを認めた頃は順調であった。この額はぼくたちが育った横町の神棚のそばに掛けてあったもので,聖師直筆で,至誠一貫,とあった。第二次大本事件の裁判活動での聖師の評価であった。この書は姉が売り払った可能性がある。その書がみつからない。姉が代わりにこの父の歌を入れたものだろうと思う。

図27 父の供え台の上の額を交換した
図28 父の歌

図29, 30: 暗くなる前にと図29のマツから,年祭用のマツを刈り取った。断水中のために,ダニ掃除はいまだしていない。

図29 お供えのマツを採取した
図30 お供えのマツ
図31 イワタニの3L水タンク

 図31は,「岩谷マテリアル 水タンク ウォッシャブルウォーターバッグ 3L オリーブグリーン WWB-3OL 注ぎやすいコック付き キャンプ レジャー 防災 約33×29×14cm」である。断水中なので,持参した。コックを触っていないと水が出ないので,手洗いや顔などが洗えない。5Lだと回転レバー式なのでこの欠点が無いようだ。5Lはしかし重い。

以上,Aug. 14, 2023記。

4 2023年タニハ祭と三十年祭 Aug. 17, 2023実施

 父昇天の日からもう30年。隅田さんが父が十五年後に再来するとお祭りを続けて今は隅田さんも昇天。タニハに足繁く通った皆さんの多くが昇天。父の子供4名のうち,姉も昇天。残りの最長年のぼくも怪しくなってきた。やりたいことは一杯ある。このまま,タニハの掃除なんかしていていいんだろうか。遅々として進まず。父の業績を残す,ぼくの研究を続ける,こういうことの方が大事なんだけどなあ。物は人生を壊す。

図32, 33, 34: タニハ祭,三十年祭を終了。今回は,お供えを縮小したが,でも神饌ものだけで,2万円余の出費。鯛も鏡餅も省略だ。以前は隅田さんとしている頃は,大きな鯛や鏡餅などは含まない神饌ものだけで1万7千円ぐらいだったから,物価が上昇しているということだ。お下がりの送り先も激減。今年初めて,小豆と昆布に限定し,送付法もレターパックライト370にする。これまでは夜間に冷蔵で送付するコンビニ探しも大変だった。

図32 米,塩,酒,水のセットの待機形
図33 装備完了
図34 洗って干して

以上,Aug. 18, 2023記。