玉串の準備 prep of branches of Pinus densiflora

はじめに

 おほもとでは,古来の神道のサカキに替えて,アカマツの枝が玉串になる。タニハは山を切り崩した岩片で埋め立てられたために,日照が十分な南庭では,まずはススキ原,そして,赤松林となった。その後,その赤松林を伐採して後,荒れ狂い,今もその状況が続く。
 北の庭では,現在,3本のアカマツがある。このうち,1〜2本は駐車場建設のために伐採しなければならない。玄関のアカマツはできれば残って欲しい。ここから,今回も玉串を採取した。

左右の眞栄木と玉串準備 Aug. 10, 2021実施

 コロナ下にあり,急遽,大阪在住の家族だけで実施することにした。4名のみである。眞栄木は,大神様,祖霊様,祓戸様のそれぞれに2本必要で,お松は計6本になる。さらに,祓戸様の大きな神籬の前の大きな花瓶に入れる大眞栄木1本が必要となる。玉串は,斎主,参列者全員が,大神さま,祖霊さまにそれぞれ1本の玉串が必要なので,計8本を用意すればよい。それゆえ,大1本,中6本,小8本となる。

図1 玄関のアカマツ
図2 調整済みのものと廃棄分

 図1には,採取対象の玄関脇のアカマツを示している。図2に見えるように,伐採したものから,青バケツには調整したもの,籠には廃棄分に分けた。

図3 洗い終わった
図4 玉串用に保存

 玄関脇の手水で洗って,図3のように青バットに入れた。眞栄木を生けた後,玉串用はバケツに水を入れて,保管した。

おわりに

 ここで使用した用語などは不確かであるが,お松の準備過程を簡単に示した。この作業過程では一貫して,軍手を使用した。軍手を使うことで,厄介な松ヤニの手への付着を予防することができる。

以上,Aug. 12, 2021記。

追加 Sep. 16, 2021記,実施

 お祭りが,コロナや異常な停滞前線などで遅れた。Sep. 20に夏祭り実施予定で,本日,再度,お松の準備をした。台風14号の影響で,涼しかったので,蚊にかなり咬まれた。水は20mホースを使った。手水を使うより凄く楽ちん。手水には鳩や雀の水飲み場になっているので,かなり早く無くなる。ジェットで洗って,水を一杯にした。

以上。