mac記憶容量逼迫の軽減 Freeing mac’s tight storage using mac’s Time Machine

はじめに

 いよいよ,図1上段のように,MacBook Pro (Retina 15-inchi, mid 2014)の1TB フラッシュストーレージの残量が少なくなってきた。86 GB空き/999GB,である。
 この対策として,これまでだったら,新たなmacを購入していただろうが,離職して,老い先短いことと,今使っている各種ソフトが新しいOSに対応していないので,買い換える必要があるし,これまで使ってきたソフトで高額なソフトを新たに更新する意欲も生じにくい。そこで,現在のmac内のファイルを削除するなど,整理することにした。

図1 mac 15″のストレージ情報

タイムマシンを使って対策

1 現在,タイムマシンで使用しているバックアップ用ハードディスク “MBP_Apr2015bkup” も,図1下段に見えるように,残量は,86 GB空き/ 3 TB,である。この中を覗くと,Backups.backupdbというフォルダが一つだけ見える。
 ここに,新たにバックアップ用のフォルダを作って,ほぼ使用しないと考えるファイル群をここに入れて,タイムマシンのバックアップ対象ファイル群を小さくすればいいのではと,考えてもみた。この考えはタイムマシンの仕組みに対する無知に由来するものであろう。
 このバックアップ用ハードディスクのすべての領域をタイムマシン用に設定した筈で,パーティッションも区切っていないから,ここに勝手に新たなフォルダーをドラッグアンドドロップで入れることも出来ないだろうし,出来たとしても不具合が生じることだろう。

2 とすると,現状のハード環境では,mac内の絶対的に不要と思われるファイルを削除するのがベストであろう。このmacの前に使用していた17”で作成したデータファイルは,そのままこのmacに移動したこと,そして17″は壊れてはいないので,この15″(以下,mac 15″と表現する)で作成したファイルだけ残すのがベストであろう。老い先短いし,種々,思いがこもった未完成ファイル群を使って,研究成果を出す気力もないし。

3 というわけで,これから,その作業をしてみょう。この作業前の最終バックアップ完了時刻は,17:35, Aug. 14, 2021だ。

4 mac 15″のデスクトップには,かなり大量のフォルダ群が並ぶが,これを対象とせず,書類フォルダに適宜入れてきたものだけを削除の対象としてみよう。

5 書類フォルダの古いものから削除する過程では,結構つらいものがあるが,その過程で,思いあたった。タイムマシンでこのような削除したものが見えるのでは?

6 「Time Machineに入る」と,なるほど,削除したものも見える。エクセルファイルなどを直接ダブルクリックすると表示が実際のデスクトップ上でのものに比べて,プレーンに見えるが,これは表示の制限のためだろう。で,実際にあるエクセルファイルを復元してみたら,もちろん,何の問題も無く表示できた。

7 というわけで,さらに削除してみよう。現在,空き容量が,作業前の86GB空きから,110.9GBになった。とはいえ,ふと不安になった。バックアップ用ハードディスク内のファイルをSpotlightで,検索することは可能なのだろうか。困難な場合は,mac 15″から削除した場合,非常に利便性が悪くなるが。

8 ファインダを開いて,バックアップディスクを選んで,何らかのキーワードを入力して検索しても,何の結果も出てこない。これは諦めた。ただ,「Time Machineに入」らなくても,mac 15″のファインダで,図2のように,見えることが判った。

図2 ファインダでタイムマシン内が見える

 まるで,mac 15″内のファイルやフォルダのように,見ることができる。つまりは,USBで直接繋いだ外部ハードディスクの中味が見えるようなものだ。冷静に考えてみると,当然だわなあ。これまで,「Time Machineに入る」ための敷居は高かったが,これでストレス無く使えるようになった。

9 今後は,不要なファイルは,暇な時にランダムに削除してゆけばいい。系統的に考える必要性もなくなった。削除対象は,不要なものではなく,今,使わないものという発想で選べばいい。そうすると,空きスペースはかなり今後確保できるであろう。

以上,Aug. 14, 2021記。