歳時記:旧暦の雛祭り Girls’ Festival of the old calendar 

 ぼくの誕生日は今日,4月3日。旧暦の雛祭りを新暦で祝う日とされた。昨日は,タニハの西通路を掃除しようと思ったが,サクラのツルが気になって進まなかった。

 サクラの花を探したが,全く見当たらない。葉だけだ。切り取り過ぎた結果か。北ヤードのサクラはまだ見ていない。サクラにわずかに取り残したツルを触って,結局,図1のように,根元のフジの地下茎細根退治になった。図2のように地下茎が交差している。1本のサクラ付近だけで新たに図3のように山盛りになった。

図1 サクラそばのフジ細根
図2 フジ地下茎の交差 
図3 フジ刈り

 南庭のサクラをみる。

図4 トイレ前のサクラは葉だけ
図5 ツゲの中から突っ立つサクラも葉だけ
図6 西のサクラも葉が少し 
図7 小さな枝がある部分だけ残した 葉も無い

 盛んに吹き出すタンポポを撮影(図8)した。フトン小屋と母屋の間の隙間に,風で転がってきたアラカシの実から生まれた10年来の苗木(図9)が成長しないのに,他の西日が射す場では高さ10mを超える木に成長している。同じ実なのに,環境でこれだけの違いができる。茶の木に他の木が追い被さり,枯れてしまったが,その下の地面には,図10のように,茶の小さな幼木が隠れていた。

図8 タンポポ 
図9 アラカシの幼木 
図10 茶の木の幼木

 図9の場所からトイレ前の木本が自生しない場所に移植した。ただ,斧で割って,その隙間にアラカシの苗を入れただけである。主根も半分ほどに切ってしまった。水もやらない。肥料もやらない。駄目だろうと思いつつ,今日Apr. 3には雨が降った筈だ。震度3の地震も続く。

図11 アラカシ幼木の移植
図12 アラカシの移植 
図13 移植の際に出たツルなど

 移植は,後に,もう少しまじめにするつもりだ。タニハの幼木も使うが,池田市細河の農業組合から買ってくるつもりである。海棠,紅白の梅,杏など,実のなるものが欲しい。併せて,腐葉土もさしあたり10袋を購入したい。

以上,Apr. 3, 2022記。ぼくの誕生日。

追記 Apr. 6, 2022: 

 昨日Apr. 5, 2022,北ヤードのサクラも見た。南庭同様,図14,15のようにちっちゃな葉が多少付いているだけだった。

図14 北ヤードのサクラ Apr. 5, 2022
図15 北ヤードのサクラ 同日

Daphne laureola ?,落葉樹,は図16のように花が咲いている。当初,葉芽と考えていた。このすぐそばのウツギ(図17)も葉が付いている。

図16 Daphne laureola ? Apr. 5, 2022
図17 ウツギだな

 西通路も鬼門的な雰囲気がある。母屋とフトン小屋の間に作られた場で,フトン小屋は作るべきでは無かった。昨日Apr. 5,2022やっと終わった。この狭い場所に,始めてから3日がかりである。図18,19は本格的作業の前で,図20は一応の完成だ。
 この場には砂利を敷いたようで,この中に大屋根から剥がれた大量の青ペンキ膜片が入っていて,一輪車3杯分を隣地の廃棄場所に捨てた。以前,黒川さんから頼まれて何でも屋さんに大屋根のペンキ塗りをお願いしたが,塗る前に前のペンキを剥がすように言ったけど全く無視していて,塗ったその年から大量に剥がれ出して,どんどんと周辺の土上に堆積してきた。際限なく,土中に含まれている。知人の知人ではどうしようもない。
 フジ地下茎がここにも侵入していた。ほぼ取り除いたつもりであるが。

図18 フトン小屋前1
図19 同2
図20 完了
図21 飛行機雲 

 図21は南庭をのぞむ廊下で休憩の際に見た飛行機雲である。下部の右から左に横切る風で拡がったものは観察すると,右から左に比較的早く流れている。飛行機が引く気流が飛行機の航路に沿って流れているのだ。そしてこの直ぐ上の細い右上から左下に進む飛行機雲はかなり高くて,飛行機が今,この場で作っている飛行機雲だ。徐々に前に進んでいる。写真撮影の際には気付かなかったが,他の雲も飛行機雲由来のようにも見えている。やっとジャングルも一応の完了である。ジャングルという名称も棚上げだ。正式に,南庭としよう。

 昨日,箕面のわが集合住宅を出る時に発見したことを。

図22 ユキヤナギの向こうに八重桜
図23 ユキヤナギのマクロ写真

図23のちっちゃな花はまるでサクラのようだ。

図24 八重桜のつぼみmacro
図25 同

 図24,25の八重桜の蕾み一つに,花が4個入っている。毎年咲く花なのに気付かなかった。

以上,Apr. 6, 2022記。

追記 Apr. 7, 2022:

図26 八重桜のつぼみmacro 3花
図27 八重桜のつぼみmacro 5花

 図26と27は,Apr. 7, 2022撮影した。一つの蕾のなかに,3花,5花もある。

以上,Apr. 7, 2022記。

追記 Apr. 9, 2022: 

図28 八重桜 Apr. 9, 2022
図29 コバノミツバツツジ 於タニハ Apr. 9, 2022

 図28のように,八重桜開く。図29はタニハの絶品。

以上,Apr. 9, 2022記。

追記 Apr. 13, 2022:

 昨日Apr. 12, 2022,タニハに行く前に,八重桜を撮影した。図30のようにちょうど良いぐらいに咲いてきた。後背の五藤池からの水路沿いのものだ。図31はマクロ写真で,中央においしそうな若葉の冠ができる。こんなことを今まで知らなかった。マクロ撮影をしようとした副産物である。二カ所の階段を降りて,駐車場から見上げると,わが家の居間の窓部分とその後には花びらが散ってしまったソメイヨシノも見える。今の季節,この集合住宅を選んで良かったと感じる。

図30
図31 macro
図32 わが家のサクラ 

 タニハに辿り着くと,コバノミツバツツジが満開だ。そして,ウツギもよく見ると黄色い花が咲いている。

図33 コバノミツバツツジ 
図34 macro
図35 macro
図36 Daphne laureola ? 落葉樹
図37 macro もう葉がついている

 ウツギではない。ローレルジンチョウゲ(学名:Daphne laureola)らしい。しかし,これは,落葉樹だ。Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ローレルジンチョウゲの意味・解説 の一部を次に。

グレートブリテン島イギリス領)を原産とし、双方ともアルカリ性土壌に対して強い適応性があるため、石灰岩地質の場所でよく見られるが、ローレルジンチョウゲについては粘土質土壌でも生育する[2]。しかしながら、セイヨウオニシバリと異なり、ローレルジンチョウゲは常緑植物であり、黄緑色の花を早春の頃に咲かせ、晩夏の頃に黒い実を付ける。これらの花と実は、アオカワラヒワなどのには無毒である一方で、人間に対して強い毒性を持つ[3]。花・果実のみならず、全草にわたって猛毒を持つ。毒の主な成分はダフネトキシンメゼレインであり、樹液が皮膚に触れると深刻な発疹の原因となる。そして、内服すると腎臓循環器系中枢神経系に甚大な損傷を与える。

 艮石もツタが這うようになった。

図38 艮石にもツタ
図39 近接
図40 macro

以上,Apr. 13, 2022記。

追記 Apr. 16, 2022:

 今日も,箕面グリーンロードを通って,東ときわ台のオアシスで,弁当,りんご,饅頭,緑茶2本,ドリップコーヒーを買いに寄ったが,そこに maps.apple.com の撮影車両があった。トラブル中で,おじいさんスタッフの印象は悪かったが,若い方は感じ良かった。

図41 機器一杯積み込んで
図42 appleの新しい戦略

挿入追記 Apr. 24, 2022:

 Apr. 23のNHKのワールドニュース。G20の会合でロシアのウクライナ侵略についての,ロシアの嘘を並べる演説途中に英米などが退出したというようなニュースであったが,その会合の取材に,東ときわ台オアシスで見たものと同種スバル車のapple mapsが走っていた。

図41’ USAのG20会合の取材に
図42′ Apple Mapsと

 Daphne laureolaの確認すべく,マクロ写真を撮影した。葉と花がほぼよく写っている。のちに同定したいと思う。Apolloに追われた妖精Daphneが月桂樹laureolaになるという何ともヨーロッパ文明の走りの神話そのものの花の名である。ネット上のものは葉が深い緑色で厚く,密度も高い。さて,どう考えるか。どうも,落葉樹だなあ。八重桜同様,花の上に若葉のリングがある。

図43 Daphne laureola macro写真
図44 Daphne laureola macro写真

 タニハの最優占種アラカシの花が咲いている。無視してたけど(図45,46)。

図45 アラカシの花
図46 アラカシの若葉

 卯の花はまだ咲いていない(図47, 48)。ビワは花が咲かないし,実もならない(図49)。

図47 卯の花の幹
図48 卯の花は未だ咲かず
図49 花も実もならないビワ

以上,Apr. 16, 2022記。

追記 Apr. 20, 2022:

図50 クロモジの花と若葉
図51 クロモジの幹
図52 クロモジの幹2

 昨日Apr. 19,グーグルカメラでやっとDaphne laureola ?を同定できた。クロモジ wikipedia であった。次に引用する。

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クロモジ(黒文字、Lindera umbellata)は、クスノキ科落葉低木を高級楊枝の材料とし、楊枝自体も黒文字と呼ばれる。枝はに加工される場合もあるほか、抗ウイルス作用が知られ、を含めて茶外茶(クロモジ茶)にも使われる[1]。また香料の黒文字油がとれる。

開花期は早春の3 – 4月、[葉の展開と同時に小枝の節に淡い黄緑色の花を咲かせる。花は葉腋から出た散形花序をつけ、小さな6弁花を多数開く。雄株の雄花には9個の雄しべ、雌株の雌花には9個の仮雄しべと雌しべ1個(子房)がある。果実は液果で、光沢がある球形をしており、直径5 – 6 mm、2 cmほどの果柄がつき、9 – 10月頃に黒熟する。果実の中に種子が1個入る[6]。種子は偏球形から球形で、長さは5 mm前後、灰褐色で光沢はない。
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 雌雄がつかず,次回,ルーペで確認したい。マクロ撮影では,図43,44が限界で,これでは見えない。花にめしべがあるかどうかである。思えば,父が嬉しそうに,この場所にクロモジが自生しているとぼくに教えたことがあった。その時には関心がなかった。それからもう30年近いのだろうけど,現在,樹高3mほどで幹も細い。樹高についてはぼくが伐った可能性もある。最大で6mほどらしい。

以上,Apr. 20, 2022記。

追記 Apr. 24, 2022:

 図53では,クロモジの花がまだ持続している。この後背に,アカマツPinus densifloraの元気な新芽が見える。これをしっかり観察してこなかったが,科学博物館の次の記事を次回は確認したいと思う。

「アカマツには、葉をつける短枝と、体を支えるふつうの枝である長枝の2つの枝がある。マツのなかまはみなこのような枝をもっている。春4月、枝の先から、10cmくらいの新芽が急にのび、その根もとにたくさんの雄花、新芽の先に2~3個の雌花がつく。雄花は、茶色でイモムシのようで、長さ1cmくらい、雌花は卵形で赤く、長さ1cmくらい。雌花は次の年の秋に松かさとなって、なかから長さ4~5mmで、長い翼をもった種子が出てくる。」

 図54と55には,馬の足形 ウマノアシガタ「根生葉の形をみたてたと想像されるが似ていない」 Ranunculus japonicus 別名 キンポウゲ,を示す。図54の中央部に三裂の根生葉が見える。写真を撮る際に,周辺の他の葉は除けた方がいいだろうなあ。

図53 クロモジとアカマツ
図54 ウマノアシガタ群落
図55 同macro

 カラスノエンドウも繁茂し始めた。Vicia angustifolia

図56 カラスノエンドウ
図57 カラスノエンドウ2

追記 Apr. 28, 2022:

 Apr. 27には上階谷筋側のベランダから,ソメイヨシノの枯れ枝を発見した。図58である。伐採の失敗であろう。タニハでもこのような誤った伐採をした。図59は我が集合住宅の八重桜である。花びらは散り,リング状の葉が茂り,その下方には雌しべが残る。

図58 ソメイヨシノの枯れ枝
図59 八重桜の葉の下の雌しべ

以上。