LiDARスキャンオブジェクトの底を塞ぐ closing the bottom hole of a LiDAR scanned object
はじめに iPhone 12 ProのLiDARで3DスキャンしてPLY, OBJ, FBXファイルで出力して, メッシュファイルを使って体積を求めるべく,CloudCompareで開いて,Edit > Mesh > Measure Volumeを実行すると,計算値が出るが,必ず,”The above volume might be invalid (mesh has holes)”のメッセージが現れる。 これをぼくは作成した3Dスキャン像に隙間や穴ができているためだと考えて,実際埋める作業をしてきた。実際埋まるのであるが,相変わらずこのinvalidメッセージが出る。MeshLabでの作業を学んでいて,昨晩,やっと気付いたのである。オブジェクトの下が抜けているのである。オブジェクトが載る床や地面に「接する」底はスキャンできない。これまでの3Dスキャン像は全部,底抜けである。この底抜けのために,”The above volume might be invalid (mesh has holes)”のメッセージが現れていたのである。 次の表1のように,メッシュエンティティに対するCloudCompareの体積の計算結果は,実測値に極めて近い結果となっている。とはいえ,計算結果に付属して,invalidメッセージが出るのである。この原因が,3Dスキャン像の底抜けが原因であったのである。メッセージの理由がわかったし,正確な体積値が得られるので,まあ,これで良しとしてもいいが,底抜けが解消されたらこのメッセージが出なくなることを確かめたい。そのために,このページをこれから作成したいと思う。 1 大饗石周辺のライダー測量 次のページに大饗石について示している。A 比沼の真名井(京都府京丹後市峰山町久次)の大饗石B 元伊勢大饗石のLiDAR測量 2 「6 大饗石の体積を求める3: 点群欠損部の解消」に係わって CloudCompareでの解析のために,点群PLYファイルを使って,分析を進めてきた。現場での3Dスキャンが満足の行くものでなかったこともあって,ポリゴンの欠落などがあったので,それを解消すべく,上記Bのウェブページの「6 大饗石の体積を求める3: 点群欠損部の解消」に記した過程を実行した。体積計算値の信頼度が不確かなので,ウェブページC 身近な直方体の体積をiPhone 12 Pro+ LiDAR写真測量で求めるも新たに作成した。ここで述べる内容を含む報告を,現在,関西大学文学論集(Vol. 73, Nos. 1 & 2「合併号」, 3)に作成中で,その作成過程で,本ウェブページの「はじめに」に示した表1の結果を得ることができた。 正確な値は,点群系のPLYファイルをメッシュ化してメッシュの欠陥を埋めたエンティティーか,メッシュ系のOBJなどをMeshLabで穴埋め処理したエンティティーに,Edit > Mesh > Measure Volumeを実行することで,得ることができる。 大饗石だけのオブジェクトを抉りだした作業で得たのは点群系のPLYファイルなので,それをメッシュ化したエンティティーについての処理過程を示したいと思う。なお,メッシュ化は,Mesh\Delaunay 2.5D (XY plane) のコマンドで実行できる。このリンクはCloudCompareのマニュアルである。次にコピペする。 図1では,斜面に載る大饗石を下方方面から上方面に眺めたものである。右手の垂直壁は日陰側で,杉が接して生えていて,LiDAR測量がこの裏の日向側からすると,撮影密度も多少は小さかったかも知れない。この点が後述するメッシュファイルが生まれた原因であったことは間違いない。 […]

