電動ディスクグラインダー disk grinder for an ax blade and tree roots

はじめに  第二駐車場造成開始して二日目を終わった。この段階で,さて,現在使用中の斧が気になった。大きく刃こぼれしていて,使えない段階になっている。思った以上に,この造成は大変なことが垣間見えてきた。単に生垣を伐採し(まだこの段階),切り株を除去するというようなものでは無い。進入ルートの造成が必要だ。地面の下にはアラカシの根が蔓延っている。ツルハシで掘り進み,根茎をノコで切り取っていくだけでは厳しい。この両方の機能を果たすのが斧だ。それでディスクグラインダーの購入を考えた。 追記 Mar. 24, 2023: 次のコンテンツは役にたつかもしれない。グラインダーの研磨方法追記 ibid.: 切り株の根の伐採にも役立てる。 1 商品の選定: ボッシュ PWS620-100  【2023年】ディスクグラインダーのおすすめ人気ランキング44選 を参考にした。年に1回ぐらいしか使用しないので,安いのが優先だ。高儀EARTH MANEARTH MAN ディスクグラインダーDGR-100A アマゾン4000円,または,藤原産業SK11SK11 変速ディスクGSDG-1050VS 5700円,ボッシュディスクグラインダーPWS620-100 6000円,だ。もうこの三機種だけで比較した。 全部,斧の刃だけのものだ。同じ斧がコーナンで税抜きで1万円であるから,研磨を選択した方が社会的にもいいということだ。 1 高儀EARTH MANEARTH MAN ディスクグラインダーDGR-100A アマゾン4000円 金属用だな。斧用だから,これでいいのだが。 2 藤原産業SK11SK11 変速ディスクGSDG-1050VS アマゾン5700円  やはり,金属用。変速機能付きのディスクグラインダー【用途】金属の切断・研削・研磨作業【特徴】・変速機能付きのディスクグラインダー・作業に便利なハンドル付き・作業に合わせてスピードを設定できる・ソフトスタート機能付き・低速でも高トルクの性能 3 ボッシュディスクグラインダーPWS620-100 アマゾン6000円Bosch PWS620-100 Disc Grinder, Polishing Tool Grinder + Value Series DS-105PV Diamond Wheel 4.1 inches (105 mm) Diameter (Rim) Type (Set Purchase) 6600円。 1 of Bosch PWS620-100 Disc Grinder, green  本体は,¥5,400 1 of […]

玄関前の駐車場整備とタニハ碑後背の水溜まり対策 measures against a barrier of car entrance and a pond behind the Taniha stone monument

はじめに  あと1回で,西隣の間の谷筋の倉庫の片付けが終わる。次は新たな駐車場の設置の予定だったが,その前に,やらなければならない,と思った。玄関前の「駐車場」にバックで入ろうとするが,雪などで急斜面?でスリップしてタイヤの焼けた臭いがする。それに雪解け水がタニハ碑後背に小池を作っている。以上,二つのテーマが優先事項になった。 玄関前の「駐車場」について: 急斜面をツルハシと電動コンクリートハンマーで,緩やかにしたい。タニハの敷地には全部,礫が入っているので,その礫を池の埋立に使うことになる。 タニハ碑後背の池の排水などについて: 排水路を作る必要がある。タニハ碑を作ったために,地下水面が上がってしまって池ができる。タニハ碑の正面玄関側に水路を設けるのが適当と思う。水路が完成したら,小池の凹みに水路または「駐車場」急斜面から出た礫を使って埋めたいと思う 以上,Feb. 23, 2023記。 まあ こんなものかなあ  さて,図1のように,タニハ碑後背(右手)に池ができてしまった。雪解け水が落下して石が露出している。図2のように,タニハ碑から道路際の雨水溝に流す予定であった。しかしながら,図1の池凹地が想定以上に低く,碑の横を通って外に流すのにはかなり深く排水谷を作らなければならない。図2の凹地は下水道工事の掘り込みの跡地で,長い間に沈んでしまったものである。まあ,小池からの排水は諦めた。プラスチックの下水管を割る可能性があるから。  黒川さんの依頼で,素人何でも屋さんにももう十五年ぐらい前か,100万円で屋根の塗り直しを注文,ぼくが当時の現状のペンキを剥がして,塗る様にお願いしたのに,そのまま上に塗ったために全部剥がれて,大量のペンキ片が屋根周辺に落下した。図4など,この碑後背にも大量に溜まっている。いくら取っても再現がない。まあ,ほとんどの,見える部分について,除去しようとはした。図3のように,小池部分を掘り込んで,青ペンキの一部を除去した。  図5の比較的大きな岩は,北道路沿いに面した生垣の外斜面から運び込んだ。その後,倉庫から運び出した岩も埋めて,図6のように土をカバー。他の面から少し突出した。草の根が結構入っているので草が生えることだろう。ただ図6に見える線状のものはアカマツの枯れ葉である。  玄関前の駐車場入り口のバリアになっている肩を図7に示す。図8のようにツルハシで掘り込んで,ペンキ片が目立ったり草の根が目立つ部分は東の空き地へ運び出し,残りをタニハ碑の「小池」部分に図6のように,投げ込んだ。図9は均したあとだ。車の出入りで固まるだろう。 おわりに  昨日Feb. 25, 2023 ,八日に亘る倉庫片付け終了後,この作業を実施した。ちょっとしたことであるが,やって良かったと思う。さあ,次回からはいよいよ,新たな駐車場の建設だなあ。図10のように蕗の薹の二回目の収穫をした。ハーブの最高峰じゃないかなあ。 以上,Feb. 26, 2023記。 追加 Feb. 28, 2023: 駐車場斜面にバックで入った。やっぱり滑った。けど,ちょっと改善されたかも。図11のタイヤ跡が滑った跡だな。玄関前のアカマツで枯れている部分は外から見ても(図12),内から見ても(図13),下部だなあ。 図12と図13のアカマツの枯れている部分は,日光が直射できない所では? 以上,Feb. 28, 2023記

『愛善健康法』のKindle本化2 a kindle book of “Aizen-kenkoho” part 2

はじめに 『愛善健康法』のKindle本化1 の続きです。Jan. 18に眞さんからファイルが届いたが,LiDAR測量関係のまとめをする必要があり,このテーマに取り組めなかった。中途半端に中断すると,当時のレベルに戻れないのである。 パート1に書いているように,キンドル版の元原稿作成のためのWordアプリはWindows用を使う必要があるが,Windowsに慣れないので,その元原稿はmacでまずは作成することにしたい。これを読んで眞さんが一人でキンドル版発行までを理解頂けたらと思う。 1 原稿の構成について  眞さんのためにpart 1を作成したが,その効果は無かった。どうしても,元本の書式の影響を受ける。というか,眞さんの真面目さからきたものとも言える。 まずは,本のタイトルや目次やあとがきは,キンドル版には不要であるが,アマゾンの投稿過程で必要な情報なので,キンドル パブリッシング ガイドラインに従った実践的なページ に説明したコンテンツに利用すべく,別のファイルとする。「本文のみ」と「関連情報」に。この本の場合,関連情報とは,タイトル,著者名など,付記,編者のことば,後付,である。 この本は,本文に当たるものが,目次を挟んで,二つ(赤字)に分かれている。タイトル著者名 + 瑞月道歌 + 目次 + 目次に挙げられた瑞月道歌以外のテーマの説明 + (付記,編者のことば,後付)  ただ,目次には,この瑞月道歌から始まっている。瑞月道歌だけにサブタイトルがあり,他のタイトルにはサブタイトルが無く説明文がある。瑞月道歌と目次に続く本文とは構成が異なり,キンドル版ではどう構成するのか,難しい。 ————————————————瑞月道歌 医(くす)師(し) 病(いた)脳(づき)の身を天地(あめつち)にいのるとも夢(ゆめ)現世(うつしよ)の医師(いし)をわすれな 薬(くす)物(り) 人皆の身の病症(いたづき)ををさめむと少彦名(すくなひこな)の選(え)りし神(みく)薬(すり) 浴(ゆあ)湯(み) 大已貴(おほなむち)少彦名のあらはしし温泉(いでゆ)の験(いさ)は神のたまもの 防(ふせぎ) 霊(たま)幸(ち)はふ神に壮健(まめやか)祈るとも暑さ寒さのふせぎわすれな 棄(すつる) 身の欠(か)くる病は早く切りすてよ神はなほさら医師(くすし)たのみて 避(さくる) 伝染(すぐうつ)るわるき病の門口(かどぐち)は避けてとほれよ人と身のため 病気平癒を祈る歌 言霊の天照る国ぞ言霊の幸はふ国ぞ生くる神国 いたづきを按じ患らふことなかれ有明月の輝く世なれば 久方の高天原の神風に暴風中風逃げちりてゆく 何事も宣り直します神なればこの喘息(ぜんそく)を善(ぜん)息(そく)とせよ この胸は千木かつを木の棟にして病はらひ戸神社(かみ)の御(おん)棟(むね) この腹は高天原の腹にして生命の神のつどひます腹 腰もたち足もたつべし惟神国常立の神の助立 しめつけし冬の氷も朝日子の光にとくる葦原の国 原に坐す命の神にたてまつる此の食物(おしもの)に力と味あれ 健康な家 素盞嗚の神のまきたる桧こそ宮居をつくる材料なりけり 杉柱もちて建てたる家に住めば心清しく病は少なし 常盤木の松は棟木に用ふとそ素尊のさだめし御規則(みのり)なりけり あか松の床柱ある家居にはまねかざれども宝集まる 庭木には木斛(もくこく)木犀(もくせい)樅(もみ)多羅弥(たらや)常盤木植うれば家居栄えむ 槇(まき)の木を植ゑて生垣つくる家は死人病人絶ゆる時なし————————————————  ルビが元本のレイアウトに従っているが,個々の漢字へのルビは排除して,一つの熟語にルビをまとめて振るべきである。  「瑞月道歌」を大見出しとして,個々の小テーマについて小見出しを付けてしまうと,瑞月道歌の次の小テーマ群についても大見出しが必要となって,読者からすると煩わしいだろう。そこで,「瑞月道歌」のみを見出しとし,キンドル版の目次に反映させ,その後の小テーマについては,「瑞月道歌」と同レベルの見出しとした方が良いと考えた。瑞月道歌の「健康な家」などはここで掲載しているような形でゴチで表現するだけにした方がいいだろう。  さて,瑞月道歌内の一つの項目たとえば,「医師」をどう表示するか。キンドル版は文字色を指定できない,というか,黒色(ページ色が明るい場合)か白色(ページの色が暗い場合)である。使えるフォントは明朝とゴシックで,斜体も可能ではある。見出しは16ポ,本文は12ポ。「医師」を小見出しとしないで,頭に持ってくることにする。なお,短歌には区切りを入れた方がいいだろう。 「健康な家」はどうするか。これはソフトリターンした方がいいだろう。————————————————瑞月道歌 医(くす)師(し) 病(いた)脳(づき)の 身を天地(あめつち)に いのるとも 夢(ゆめ)現世(うつしよ)の 医師(いし)をわすれな 健康な家 素盞嗚の 神のまきたる 桧こそ 宮居をつくる 材料なりけり杉柱 もちて建てたる 家に住めば 心清しく 病は少なし常盤木の 松は棟木に用ふこそ 素尊のさだめし 御規則(みのり)なりけり———————————————— […]

第二駐車場の造成 developing the 2nd parking lot

はじめに 追記 Jul. 15, 2023: 新規まき直しになってしまった。第二駐車場の造成2へ。追記 Feb. 26, 2023: また,このテーマに戻れそうだ。1年半前に作ったポスティングの第二駐車場 には計画を記している。次のコンテンツはJan. 21, 2023に書き込んだものだったが,西隣境界の小谷の片付け に一月余り,手間取った。  北ヤードおよびその周辺の伐採などの準備が済めば,いよいよ今冬最大のイベント,第二駐車場の造成である。思ったよりも設置予定地が北に接する道路からの見通しが悪く無いように思う。予定地の造成をしながら工夫を重ねたいと思う。予定地の出入り口を生垣を除去して造成することになる。想定されるプロセスを次に示す。 1 伐採は,チェーンソーで実施する。その前に,伐採木の撤去: チェーンソー始動 を読み込んだ。とにかく,チェーンソーの整備が必要だ。特に,チェーンの目立てを実施する必要がある。 2 伐採のためのロープの結び目に基づいて,敷地内の門柱や松などを使って,伐採予定のアラカシの樹冠をロープで引っ張って置く。 3  北ヤード側から受け口(45º,径1/3)を切って,作業中の看板設置して,道路側から追口を切り込んで,北ヤード側にアラカシを倒す。 4 この段取りについては,一気に伐採するか,1本1本進めて行くかは,わからない。とにかく,1本そのもの,または2分して,東の空き地に運び出すことになる。 5 入り口西端のアカマツを伐るかどうかは,まずは決めない方がいいだろう。敷地内のアカマツやサクラの伐採も待った方が良い様に思う。 以上,Jan. 21, 2023記。 1 生垣伐採その1 Feb. 28, 2023  図1は,チェーンソーに燃料とオイル補給して,ロープでアラカシの上部をロープでまとめて,石柱に繋いだところである。さあ,チェーンソーで伐採と思ったが,全く幹部分が見えない。 これではチェーンソーが使えない。そんな基本的なことに気付かなかった。  というわけで,ノコで幹を見えるように刈り上げを始めた。そして,比較的細い立木がノコで間伐しないと行けない。こんなことを現場に立って,理解できるようになった。外から見た作業前(図2)と作業後(図3)。細い幹はノコで伐採した。チェーンソー使用できるように太い幹の周辺を整えた。  図4と図5を比較してみて,どうだ,かなりサッパリしたなあ。  図6,図7に,本日終了時点の様子を。斜面の雑草なども除去した。 次回はこの続きだなあ。たぶん,この種の作業は,次回で終わる筈だなあ。チェーンソーのステップに入ることができるかも知れない。 以上,Feb. 28, 2023記。 2 生垣伐採その2 Mar. 3, 2023  チェーンソー使用前まで実施した。間伐と門柱間に長く放置していたアカマツの遺体撤去である。図9と10を比べると,かなりサッパリした。  図11〜13には,間伐結果を示している。チェーンソーを使い易くするために,考えての,間伐である。チェーンソーの切り込み方向を一律に道路に直交させることはできず,個々に判断して,決めたいと思う。それによって,ロープを引く方向も変わる。石柱か,サクラか,マツか。  図14はマツの遺体だ。これは門柱そばの切り株として残るマツだ。青ペンキ破片がかなり深いところまで入っていて,それを除去したいと思った。アラカシの根がかなり入り込んでいた。大きなミミズはなんとか,助けることができた。  帰りの西の空を見ると,木星が金星を追い越している。これには驚いた。惑星軌道を理解していないから,こんなに驚く。天文サイトを見たくなかったが,理解できないので,東京天文台のサイトの情報 を見て,図18に引用した。軌道が直交する方向になっていたんだなあ。  どうしても黄道上に惑星が載っていると考えてしまう。木星の軌道イメージはそれに合うが,金星は黄道に斜交している。内惑星と外惑星の違いと考えて良いのか。 東京天文台サイト: 夕方の空で明るい2惑星が大接近 2月から、日の入り後の空で二つの明るい惑星が目を引いてきました。金星と木星です。日々高度を下げる木星と、逆に高度を上げてきた金星は、1カ月を通して次第に近づくように移動してきました。3月2日には、この2惑星が最も接近して見えます。  昨日,気付いたが,チェーンソーで皆伐しても,単純に切り株を取ればいいという訳じゃない。車のアプローチルートを作らないと行けない。そういう発想で,ツルハシ,ノコ,電動コンクリートハンマー,を使わないと行けない。これはほんまに時間がかかりそうやなあ。予想できなーい。 まずは明日の日曜日,チェーンソーによる皆伐を終えた後?に,iPhoneのLiDAR+Scaniverseでレーザー測量して,さらに,車の進入ルートをスケッチしなければ,と思う。こんなこと考えるのは,ニュージーランダーぐらいかもなあ。日本人ではないな,ぼくは。なお,斧も必要だ。今日,その斧の刃のグラインダーをアマゾンに注文した。 以上,Mar. 4, 2023記。 3 生垣伐採その3 Mar. 5, 2023  できれば日曜日にチェーンソーを使うということで,Sunday, Mar. 5,に実施したが,チェーンソーが切れず,進まなかった。次回はチェーンソーの目立てをした後に,再開しよう。 伐採木の撤去: チェーンソー始動 の8 […]

西隣境界の小谷の片付け clearance at the rill between Taniha and the western neighbor

はじめに  この冬,北ヤード周辺の生垣の剪定を実施してきた。第二駐車場を作る前の,作業と考えている。明日から数日は寒波が来るので,今日Jan. 19, 2023,タニハに行って来た。西隣境界の小谷の片付け,に着手した。隣家のご主人も喜んで下さっているようだ。やっとかあ,という思いだろう。 タニハは全域水路に囲まれている。北は舗装道路沿いの小規模のトレンチである。放置してきたので,笹やドクダミHouttuynia cordata などがびっしり蔓延している。東西はもともとは薬研堀であったが,森氏が水田域を売買するための工事で東側を垂直の深いトレンチにした。当該西側は亀岡の俊栄土地が住宅開発をして,もともと薬研堀であったものを片方だけ垂直のコンクリート壁面を設置して埋め立てて住宅として販売した。この工事の際に俊栄土地の社員がぼくに,埋め立てたら広く使えると提案したが,「そんなことをしたら雨水の排水はどうなるのか,農業用水路を勝手に廃棄はできない」と反論した。彼は白けて離れていった。タニハの南の水田は地主の森さんから土建会社が購入した。この時も,森さんがやってきて水路を埋め立てたら便利かなにかと言ったが,石垣を埋めてしまうと水はけが悪くなり,石垣自体が崩れる危険があると注意した。 3年ほど前か,小さな台風で,土建屋の敷地内の排水溝が詰まって,西の隣家の敷地では床下浸水となった。排水路のdischarge potentialが小さいためである。亀岡市は農業用水路の廃棄による水害リスクの増大を無知なのか,開発業者寄りかで,行政の責任を放棄している。  まあ,そういう事情で,元々の薬研堀は西隣境界の小谷に半分が残る結果となっている。この場は主にアラカシが生垣からの種子で自生していて,隣家の方からすると,鬱陶しいもののようである。ここだけ樹木を除去してもすぐ下流側がボトルネックとなっているので,今後も隣家については床下浸水の可能性がある。  まあ,とにかく,主にアラカシを伐採して,オープンスペースを確保した方が良いだろう。この下流側には父が谷底から杭そして倉庫を作ったので,前述の台風の折の洪水で保管していた材木は全部腐ってしまった。まあ,この腐った木材もすべて撤去した方が良いだろう。その廃棄場所は例の東隣の空き地になる。  以下,この小谷の片付けの進み具合をこのページに記述したいと思う。 1 アラカシなどの伐採撤去 Jan. 19, 2023  伐採作業前の様子を図1〜3に示す。電信柱は関西電力のものでタニハが土地を貸した形になっている  図4〜6には,本日の作業結果を示している。  次回で倉庫まで辿りつけるかどうか,だろう。この谷にはコンクリートブロックやプラスチックゴミなどが結構あった。 以上,Jan. 19, 2023記。 2 アラカシなどの伐採撤去2 Jan. 22, 2023  明日Jan. 23から四日ほど,この冬一番の寒波がくるので,タニハへ。図7,8は,中間的な侵攻プロセス例を示す。これまでだと皆伐は避けるような性癖であったが,切り株の撤去が必要な場合は見える形で地上30cmほどに幹を残し,皆伐しても切り株が残らない場合は地下まで削りとった。上方は頭が当たらないように,枝を刈った。雑草防止のためにルーフが欲しいが,もうそういう気持ちでは進めなくなった。  撤去対象の切り株は,一輪車の移動の邪魔になる場である。  図11, 12は一輪車移動のルートでの幹高の縮減である。  一輪車での地下倉庫からの材木や不要品の搬出ルート完成は,次回になる。図13は本日終了時点での景観。 台風の洪水で腐った材木は,東の空き地に運び出すことになる。一輪車で運べるサイズに切ることができるか? 東の空き地に捨てることができないものは,プラスチックゴミや金属製品だ。これは北ヤード東端付近に整理して積み上げることになる。クリーンセンターに運ぶ準備が必要だ。スズメバチの巣も一緒に,運び出すつもりである。 以上,Sun., Jan. 22, 2023記。 3 アラカシなどの伐採撤去3 Jan. 29, 2023  今日は何とか無事に帰れた。タニハへの往路で道路上を雪解け水が流れていたり,湿っている所などを把握していた。帰路ではその場所を慎重に走った。見るからに乾いている道路はいいが,湿って見える部分も多い。タニハ出発を早めにと思ったが午後5時33分ぐらいになった。1℃,0℃,が続く。東ときわ台では2℃になった。第二名神インターそばの「流通センター」から陸橋が2本,それから箕面グリーンロード(トンネル)入り口までの高架ルートもかなり危険だ。0℃。アイスバーン寸前のような印象だった。今日は風が無いせいか,トンネル内は14℃,萱野に出ると徐々に下がって 9℃。トンネルに入る前は0℃だったから,箕面山地の南北で,かなりの温度差がある。  午後2時過ぎに,タニハに到着した。玄関前の駐車場にスリップして入れないので,友愛園の駐車場をお借りした。  三日目でやっと,西の谷筋のアラカシを主として伐採は終わった。図22のノコに注目。この倉庫にあった扉が消えていたが,その残骸が地面の下に埋もれていた。台風の洪水の結果であろう。 以上,Jan. 29, 2023記。 4 倉庫のゴミ撤去1 Feb. 1, 2023  幸い,高い気温に恵まれた。風で運ばれたような小雨が何回か降り,段ボール箱が濡れた。写真撮影を忘れて経過の写真が無かった。カローラのシートを広げてその上に解体した大きな段ボール箱を敷いて,水道スタンドなど大型ゴミを載せた。金属としては屋根のトタンの端切れ,大量の樋の固定金具,など,火鉢4個があり灰を掻きだした。残りの炭(すみ)も多かった。これは隣地に。プラスチックゴミとしては樋の部品が多かった。倉庫入り口の扉が台風の洪水で解体して一種の石綿のような紙のようなものが多く,大きな段ボール箱に詰め込んだ。倉庫入り口付近の敷居などや柱はシロアリにやられてボロボロだった。これも隣地に。釘が刺さった材から除去もした。  図24のカローラへの積み込みについては,燃えないゴミなどを手前に配置する段取りではあるがほとんどそういうものだ。燃えるゴミは奥にポリ袋に。前回,捨て忘れた姉の本が入った段ボール箱も入れた。蓋付きバケツに収納していたスズメバチの巣をもう一枚のポリ袋で包んで車に入れた。怖い。  図25は入り口付近であるが,この部分から今回,運び出した。図23と比較するとよくわかる。図26にはかなり重くて長い材も見られる。材はすべて隣地に廃棄するつもりだ。  昨日,クリーンセンターに予約した。明日の12:30 to 13:00だ。シーリングファンライトも明日運び出すつもりだ。  今日が倉庫処理の第1日目であるが,あと三日必要なのでは無いか? 五日? 以上,Feb. 1, 2023記。 […]

伐採のためのロープの結び目 knots for tree trimming

はじめに  今冬,タニハの生垣の伐採を進めている。ロープを幹に結んで,必ず敷地側に倒す必要がある。これまで航海用のノットについて数学的な関心があって本なども持っていたが結局,日常の必要性もなく,全く身につかなかった。それとぼくは3Dの想像力がどうも低いようで,その問題もあった。お箸が小さい時から正しく使えないのもそういう才能の故だろう。それでネットで調べて,自ら机上ながら練習して,やっと理解できた。ネット上のコンテンツを見てもすぐにはぼくには理解できないので,既存コンテンツを引用するが,あくまでもこのポスティングで完結する形で記述する。 一つは,「舫(もや)い結び」,もう一つは,適宜締め付けが可能な結びである。以下。 1 舫(もや)い結び,そして,より簡潔なGnat hitch  まずは,舫い結びを記述する。これは,知っておくと便利!ロープ・ひもの結び方おすすめ6選,から得た画像を使って,より解りやすく追加したものである。図1の赤塗りは二つのロープの重なりの手前(上方)を指示している。  図1は四枚の画像からなるが,ステップ1〜5がある。ここでは横棒だが,樹木の幹であれば垂直方向だ。何れでも同じことである。ステップ1 ロープの束の先端を左側に配置して棒に渡す。この左手のロープ部分を,左ロープとし,右手の方を右ロープと呼ぶ。ステップ2 左ロープを左手に持って,左の親指に一巻きする。「小さな輪っか」ができる。(輪っかを作る場合,ぼくは,人差し指から小指の4本をまとめて一巻きするのだが)ステップ3 この左手の小さな輪っかに,右ロープを下から潜り込ませて,上に出して,ステップ4 さらに左ロープの先端側で下から潜り込ませて,上に出して,ステップ5 左ロープの輪っか(先ほどの右ロープが通っているので領域は2分割されているがいずれでも問題ない)に上から突っ込んで,下から上に伸ばす。  これで右ロープを手前に引っ張って行けば良い。この結びを外すには右ロープを抜けば良い構造になっているが長いので,左の固い結び目を外すことになる。この方法は,長いロープの二つの先端を操作することになるので,ロープの収納の点から問題が多い。  で,Animated NotchというサイトのGnat hitchを見つけた。これはこのサイトによれば最近発見されたもので,これまで説明した舫い結びの欠点を止揚している。 自ら試行して,左右の手の動きを観察して,図2のようにまとめた。注目される一つのノットを白線の楕円で示した。ステップ6の赤線は図2と同様の働きをしている。黄色の線は軸綱になっているロープ部分を示しており,力学的な軸線となっている。  新しいGnat hitchの存在こそは,ぼくの作業を可能にする。手持ちのロープは長く,切りたくない。このノットで,伐採予定の生垣の幹,そして,ヤード内の松または石柱に繋ぐことが出来る。 2 中間者結び Alpine butterfly knot: 使えない  まずは長いロープを切らずに使うのに,縮め結び sheepshank があるが,これは上記 Animated Notchでは,The Sheepshank Knot should be avoided! とある。日本語のサイトでも強い引きには耐えられないというような記述がある。”The Alpine Butterfly Loop is the best replacement for a Sheepshank. It’s a knot used to take up the slack on a line or isolate a worn section of a rope. This […]

生垣剪定 pruning of Quercus glauca roadside hedge

はじめに  この冬に実施する新たな駐車場造成のページである。まずは艮の岩柱そばで実験だ。この実験は以前から考えていたが,のびのびになっていた。今日Dec. 10, 2022は,この季節としては暖かい日で,騒音が許される土日にあたるので,実験をやった。そして,今後の展開をここに記して行く。ぼくのこのサイトで,「駐車場」で検索すると,第二駐車場 がヒットするが,2021年6月に作成している。何故,2021年度の冬に実行しなかったのか,それは屋外トイレの基礎撤去を中心にやっていたからのようだ。いよいよ,2022年度のこの冬に,第二駐車場を作ることになる。 追記 Jan. 19, 2023: このページは,「アラカシ生垣の除去 partial removal of Quercus glauca roadside hedge」としていたが,このページでは第2駐車場設置には至らないので,標記のように変更した。 1 生垣除去の実験成功 Dec. 10, 15, 2022  さて,本日Dec. 10, 2022にスタートした。Nov. 26に弟を乗せて亀岡のイオンから戻って来て,玄関前の駐車場にバックして入れようとして,本日切ったアラカシの幹にぶつけて,バック右下を少し凹ませてしまった(厨房と周辺の片付け 図138)。暗くて見えにくいのにだろう運転をした結果である。この車というか心の痛みが,本日の実験開始の契機になったと言えるだろう。 図1は刈る前である。もともと岩柱のそばには木本は無く,寂しい感じがしたので,敢えて,自然に生えてきた木本を切らなかった。ぼくは路上駐車の際にこれが邪魔で葉を刈り揃えてきた。さらに,路上駐車は友愛園の方が迷惑だというので,ぼくは隅田さん同様に,玄関前のスペースに駐車するようになった。これが第1駐車場である。ずっとバックで駐車する際には障害になってきた。図2は,オノが滑って作業台にしていた瓶を割ってしまった時の様子である。ここには,オノ,バール,ツルハシ,手押し一輪車,電動コンクリートハンマー購入: 屋外トイレの基礎を破壊するなどのために で示したツールと延長コードのリールが見える。本日の作業ではバール以外は役に立った。 処置過程として,図3〜図9を次に示している。電動ハンマーは意外と役に立たなかったが,これが無いと難しいと感じている。今回は平たがねを使用したが,トイレ破壊の際にかなり使ったので刃がへたっている。ブルハンマーの方が根や茎を裂くことができるのでいいかも知れない。まだ使っていないが,前掲のページに示したスケーリングチゼルを購入しているので,次回はこれも使ってみよう。オノの刃は丸くなっているので研いでみるのもいいかもしれない。 図9が本日の最後の様子である。まだ,道沿いの部分も残っているし,すでに退治した部分もまだ根っこが残っているので,一応,次回で完成と思っている。  この作業のあと,北東部屋関連の作業を実施した。 以上,Dec. 10, 2022記。  このサイト,第2回目で完了した。電動コンクリートハンマー購入: 屋外トイレの基礎を破壊するなどのために の図8の京セラ純正のスケーリングチゼルを使った。これは,「はつり」などのためのツールであるが,木の根っこの打撃には最適であった(図11)。極めて狭い範囲ではあったが,前回よりも時間がかかったかもしれない。2時間ほどである。  実験は成功だ。次は第2駐車場に取りかかることになる。なお,切り株の除去過程を考えると,一気に予定域のアラカシを刈り取った方がいいだろう。その前に,伐採したアラカシの地上部の廃棄場所を確保する必要がある。隣地の藪を全面的に刈り取る必要がある。まずは,これが先だ。 以上,Dec. 16, 2022記。 2 隣地のアラカシ廃棄場所の確保  帰りのアイスバーンの危惧があったが,午後6時タニハ出発時は2℃で,途中は主に1〜0 ℃であった。箕面森町物流センターの二つの橋は斑に濡れている感じであったが,キラキラ光るようなものではなかった。箕面グリーンロードに入っても1℃のままで残り3.5kmほど,つまり中間地点から2℃になって,トンネルを出て,自宅まで2℃は変わらなかった。6.5km長のトンネル内が暖かいだろうという予想は完全に外れた。  短いノコ(図15の緑の握りがついたもの)だけで実施した。夏の間,この地のほとんどをカバーしたカラスウリのネットはやせ細っていた。最も厄介だったのはフジであった。夏の間,このカラスウリのネットで広くカバーされていたので,他の雑草が蔓延できなかった。負け惜しみの部分もあるが,カラスウリさまさま,である。 藪の伐採がほぼ完了したのは午後5時過ぎ(日の入りは16:48頃か,もう冬至だ)で,以下6枚の写真は午後5時15分前後である。かなり暗かったが夜間モードで撮影し,Photoshopで処理したのが次の図14〜18である。図19は室内の撮影で,引っ付き虫が取れないので廃棄したタオルである。頭に被っていた。  とにかく,これで第2駐車場建設のために伐採したアラカシを捨てる場所は確保できた。この場所は性格の悪い方が我がものにするために当方の敷地に大きな円礫や樹脂製の管をばらまいている。当方もゴミ捨て場として割り切っている??? 以上,Dec. 19, 2022記。 3 第2駐車場の場の片付け1 Dec. 21, 2022  まずは屋外トイレの基礎破壊で出たセメント製ブロック破片を段ボール箱に入れて,一輪車で隣地の図15の段差部分に埋め立てをしたい,と思っている。なお,この段差の原因は,大きな円礫が廃棄されていて,中に入れないようなバリアになっていたのでそれを超えるべく,道路側に土などを埋めてスロープを作った結果である。 早速第2駐車場建設を考えたが,その前に,他の生垣などの背丈を低くしたり,独立樹などを矯めたりした方がいいだろう。捨てるところは確保できたのだから。捨てるルートも敷地内から艮の円柱そばを通って,隣地に直接投げ込むのがいいかも知れない。やってみよう。生垣の頭を揃えるために白いロープを使おう。  年内にゴミ出しをした方が良いと考えた。通常タイヤなので,雪が降れば箕面クリーンセンターの坂も登れない可能性がある。21日はかなり高温だった。帰りのタニハでは8℃だったし,何故かトンネル内は21℃もあった。今日は屋外トイレのブロックだけを半分ほど運んだ。あとはお松の調達をした。  夏草と,の図305, 306に見える花の跡である。草刈の際にこのシンテッポウユリを残すように刈ったことが功を奏した。あれSep. 8から,もう3ヶ月以上も経っていた。 タネが周囲に拡散した筈で,来年の夏が楽しみだ。  午後3時過ぎから4時半ぐらいまで,この瓦礫運びをした。残った瓦礫の半分ぐらいを運んだか? 図22のように段ボール箱を手押し竿の方に置くと,沢山運ぶことができるようだ。  図23,24が本日のラストシーンである。小崖には最後には完形に近いブロックを揃えて階段を作ろう。  図25が伐る前,図26が伐ったあと。図26の最上部を見て欲しい。中軸を伐ってきた結果がこのように中軸がクランク状になっている。現在のところ,屋根に掛からないようにという発想で伐ってきた。図27が収穫物である。松ヤニが手に付かないように,祭壇に上げるまで,軍手を使っている。収穫物のほとんどは廃棄だ。 […]

元伊勢大饗石のLiDAR測量 LiDAR measurement of Oo-Ae-ishi, a big table rock for a banquet, near the former Grand Shrine of Ise

はじめに  このpostingでは,このテーマに限定する。iPhone 12 Proによって大饗石のLiDAR測量結果は得ている。さらに,幾つかの手順で外観だけでなく,数値データも整理する必要がある。そのアプリとして最も利用されているのが,CloudCompareである。Windows版のオープンソースであり,ドーネーションが期待されている。ここではインストールされていることを前提とする。メニューの一部が日本語化されているバージョンもあるが翻訳が不完全で,日本語化されているものはお勧めできない。 ぼくはmouseのWindows 10とmac内のWindows 10 on Parallels Desktopにインストール (2022年3月実施)している。このウェブページでのコンテンツ利用には,mac内が便利ではあるが,多々支障はある。なお,mac版も提供されているが以前使って問題があって,ぼくのmacからは削除している。以下を実行する上で,次のページを読み込む必要性がある。  iPhone 12 Pro撮影の3Dスキャン画像の座標を捉える 裸岩露頭のiPhone 12 Proを使った点群撮影 二つの3Dスキャンマップを繋ぐ 1  iPhone 12 ProからCloudCompareにファイル転送する  iPhone 12 Proからファイル出力の際には,USDZ以外,Metascan Proの契約をしていないとできない。唯一有効なPC処理アプリCloudcompareは,残念ながら,USDZに対応していない。大饗石のLiDAR撮影結果は,すでにMeshファイルとしてはFBX(121.5MB),Point CloudファイルとしてはPLY(81.8MB)とXYZ(zip 89.9MB)を出力し,macに取り込んでいる。XYZ出力はzipファイルとして出力されているので,解凍する必要がある。この順でCloudCompareに取り込んだ結果が次の図1である。 左端のツールのうち,虫眼鏡直下のSet top viewが図1のコンソールに現れている。このコンソールの右下隅には,3D軸が見え,これは右手座標系でZ軸は手前方向に延びている。  図1の中央の赤線で囲んだ範囲が大饗石で,この上に何か白いキノコのようなものが見える。図2ではこの図1を少し回転したもので,赤丸で囲んだこの白いキノコのようなものは大饗石よりも高い位置にあることがわかる。スキャンニングの際に,大饗石よりも高い位置の「障害物」が捉えられているのである。大饗石だけを残す形で切り取ることになる。 以上,Dec. 31, 2022記。 2 必要な部分を切り抜く  このLiDAR測量の際の意図をはっきりとは,もう覚えていない! 大饗石のみを詳細にスキャンしたつもりではあるが,大饗石周辺もかなり捉えられている。大饗石のみを切り出そうと考えていたが,まずはより広い範囲をまずは抜き出したいと思う。そこで,topビューで大饗石とその周辺を切り出すのではなくて,地上の木本以外の地形を切り出すべく,z軸に直交する平面で切り取りたいと思う。 CloudCompareで不要なポイント群または面群の削除 にはその手法を整理しているので,参照して欲しい。この参照を前提に,以下,記述する。 1 まずはこの例では,set lift sideして,ツール左端の‖をクリックして,Segmentation [PAUSED] にして,フロートや邪魔になりそうなスギの頭などがsegmentしやすいように回転などして,ツール左端のトグルスウィッチ‖をクリックして,segmentationを実行してゆく(図3→図4)。segmentationを実行すると,Segmentation [PAUSED]にもどるので,位置決めをして,また,トグルスウィッチ‖をクリックして,segmentationを実行してゆく。  一応,終了しよう。ツールの✅️(confirm segmentation Enter)した。その直後が図5で,remainingとsegmentedがともに表示されている。前者の✓を外したのが図6であり,作業結果が見える。set right side view,表示である。ほぼ側面図にあたる。中央のトップが水平に近い岩塊が凝灰岩(fall)からなる大饗石で,左手の岩塊はデイサイトの大岩塊である。いずれも前期中新世の溶岩または凝灰岩層から,崩落したものである。 保存作業であるが,remainingファイルはこれを右クリックで選んでdeleteした。  作業結果のクラウドを保存するには,segmented Fileを選んで,保存することになるが。File > saveの形で,ファイル名に_segmentedを追加して,元ファイルのフォルダに保存すべく実行して,確認のために,このtxtファイルを読み込んで表示したのが図7であるが,残念ながらRGB表示ができない。 図8のように,保存する際に下段にファイル名とファイルの種類を指定する必要性がある。デフォールトでは元々のファイル名がそのまま使用され,ファイルの種類もtxtファイルになってしまう。図7はファイル名には_segmentedを追加したがtxtファイルで保存してしまった。図8ではファイルの種類をbinつまり,ClouCompare entities,にして保存したのである。binとは,binary拡張子で,バイナリー形式のデータであることを表している。txtファイル形式ではCloudCompareの機能を発揮できないのである。  それゆえ,処理のそれぞれの画期で,ファイル名に作業を付加したbinファイルを保存してゆく必要がある。図6の形で完成とも考えることができる。大饗石だけよりも,立地がよく理解できる。とはいえ,大饗石の3D情報を得たいと考えての調査であったので,この大饗石だけを刳り抜いて見たい。図9は大饗石のズームインである。 3 大饗石だけの刳り貫き 大饗石3Dクラウドを確保したい。図10はset top viewにして表示したもので,この形でsegmentedしたが不明瞭な部分が多く,図11〜13のようにパースで見て,segmentedしていった。図14は新たにbinファイルとして保存したものである。binファイル名は,metascan_20221121-1440大饗石周辺のロックフォール_onlyOoaeishi.binというように名付けることができるが,この下位のクラウドの名称は自動的に,metascan_20221121-1440大饗石周辺のロックフォール […]

続タニハの鬼門に取り組み attacking the demon gate in Tania 2

はじめに  タニハの鬼門に取り組み開始 の継続版である。昨年2021の春から始めて夏草が茂り始めてそれに対処すべく,途中で離脱していた。そして,この続続タニハの鬼門に取り組み になだれ込んだのは,本箱に着色ニスを塗る の作業からの展開である。厨房から白い水屋を通用口のホールに移動したのであるが,この白い水屋が空いたために,これに懸案の姉のものを収納できることになったのである。 姉が残したものは多くはない。この鬼門の二部屋には姉とその子供が短期間であるが父の昇天の後に暮らした。余りに不便のために二人はこのタニハから辛くも脱出したのではあるが,いわば実家に放置するような形で,姉は子供時代のものや娘時代のお茶やお花に係わるもの,美術館での催しもののパンフなどを残していった。 ぼくは姉の思いもわかるのでどうしても捨てきれなかった。そして短くても10年近く,全く手つかずの状態で放置された。遠因は30年に亘ってと言えるかも知れない。ぼくもいつまで動けるかわからないので,一時的にしろ遺すことは言わばぼくもこの作業から自然的に離脱することにもなるのであるが,とにかく,今は捨てきれないものを,この空いた白い水屋に収納することができるようになったのである。それでまずは,本日,姉の荷物に手を付けることになったのである。 今後,この鬼門の二部屋を綺麗さっぱりとしたいと思うが,どの程度できるか,わからない。タニハだけども,気になることが多々あるので,この二部屋の処置を続けることができるか,わからない。 1 まずは姉の荷物を Dec. 1, 2022  前回掃除した,おうす関係の収納箱に,楽焼き茶碗を中心に戻した(図1)。母の風化した桐の箪笥(図2)にはまだ着物などが残っている。他の箪笥は姉が捨てて,これだけが残った。取っ手が壊れていて,今日アマゾンで検索して,アンティーク調 レトロ 取っ手 を注文した。取っ手用の孔の距離は60mmほどだった。注文したのは65mmだがまあ大丈夫だろう? 前回のこの鬼門ポスティングでもこの桐の箪笥について書いているが,#400と#1000程度の紙ヤスリを使えば綺麗になるのではと思うが。これも結構の作業にはなるだろう。  昨年の初夏以来の虫たちの死骸である。以前に比べると少なくなった。天井に人が軽く入ることができるように切り取って,そのままになっている。外界から壁の隙間などを経て,天井裏に,そして,明るい鬼門の南東部屋から出ようとしたが出れずにここで寂滅為楽になっている。外の孔に網を張らないといけないとは思いつつ,できないでいる。なお,完全?に整理ができれば,業者さんを呼んで,畳や障子や襖を張り替えて貰おうとは思っているが。いつになるか。  図9はほぼ本日の開始前で,図10は本棚とその周辺のものをゴミと捨てきれないものに分けて,ゴミは倉庫に,捨てきれないものは図9の白い水屋に。姉だけのものだと思ったが,ぼくの通知表やぼくが責任編集した小学校6年の文集が出てきたりした。自宅の引越は横町時代から2回あって,いずれもぼくが大学や大学院に行っている時代で,ぼくの子供時代からのものについては,全く気にしてなかったのである。  次回はこの続きだが,さて。まだまだ,何から進めて行くか,見えてこない。 以上,0:51,Dec. 2, 2022記。 2 続姉の荷物を Dec. 8, 2022  埼玉県上尾市の娘宅で子供達とその子供達のすべてと早めのクリスマス会で集まった。12月4日のことである。ぼくはその会の後,長男ファミリーと一緒に出て,ぼくは町田市のこの二月に亡くなった知人のお弔いに行った。活気のある女性の方で96歳で亡くなった。以前お邪魔した時にその女性の方と同様の形で,お二人の娘さんにご歓待いただいた。車エビの天ぷら八本だったか。これを平らげるのは厳しく今回は1本だけを頂いた。寿司やケーキも出たのであるが。帰りにはロマンスカーの指定席を頂いて,初めてロマンスカー(小田急で新宿まで)に乗って快適ではあったが,上尾(事実上,桶川駅)との往復はかなり疲れた。行きにはグーグルマップでのガイド付きであったが,これが禍してiPhone 12 Proのバッテリー切れを恐れた。娘宅の近所のホテルに戻れなくなる。何とか,Google mapで娘宅を検索して,地図を見ながら徒歩で帰り着くことができた。  ホテルでは,散散だった。一晩目(12月4日)の就寝中,左足の甲が痒くて右足の踵でゴシゴシやった。自宅に帰り着くまで痛がゆくて,長男に図13の画像を送ったら,トコジラミ(南京虫)の可能性が高いとのこと(12月6日)。今(0:06,Dec. 9),見てみたら少し瘡蓋などもできている。液体のムヒを塗っている。お風呂も一晩目も二晩目も,排水が洗面所の床に逆流して,タオルを使い切ってしまった。排水孔が少々詰まっているらしい。これはチェックアウトの際にスタッフに伝えた。トコジラミの件は帰宅後に認識したのでホテルに電話したが通じない。このホテルはこういうことが良くある。このホテルチェーン全体のサイトで調べても個別のメールの入り口がなく,当該ホテルに認識してもらうべく実名でGoogleの口コミに書き込んだ。現在のところトップ記事になっている。 以上,0:16,Dec. 9, 2022記。  さて,図14〜17に掃除の前後を示している。たとえば図17に見える二弦琴(八雲琴)2本は開封して神棚の中に入れよう。大型の図17に見える押し入れの段ボール箱には春の節句のための雛人形が入っている。これは加納ならば所有者の娘に返したい。拒否したら前の特養の方に一応,聞いてみて,引き取り手がなかったら,廃棄だ。箏(おこと)も高校時代から姉が続けてきたものであるが,これは明確には覚えていないが早くにぼくがゴミ出しをしたのではないかと思う。  図18のスティール棚の姉のものが一番目立っていて,何を捨てて何を残すか,と思い,手が付けられなかった。妹と娘に何度か頼んだが,何も持ち帰るものは無いと言われた。特に故人となった人のものに手を付けるのは厳しい。白い水屋が空いたので,これに残すことができるという救いがあって,初めて,手を付けることができるようになった。空になったスティール棚は錆びが出ていて,これを何とかしないといけない。最下段は前後逆に組み立てられている。サビの部分はサンドペーパーで削って,その上に厚紙を置いて使うことにしよう。図19の右奥の廊下にシロアリ禍があるので,その上に設置することにしよう。図19の右に見える段ボール箱はぼくの実験室から持って来たもので,これを捨てるものと残すものに分別して,その残すものをこの棚に載せることにしよう。  図20〜22の間に脈絡はないが,図20はスノコで大型のものはスギ,小型のものは押し入れにいれるフトン類の下敷きである。父昇天ののち,沢山の本が入った段ボール箱の湿気防止でこれまでコーナンで沢山購入してきた。研究室撤退時にも購入したので,もう新たに購入することは無いだろう。図21には前述のおひな様で棚などは別にこの下の押し入れに入っている。図22はもの干しで,汚くガムテープで片付けられていた。グラグラであるが,衣類や雑巾などを干すのに便利かもしれない。ガムテープはダイソーの万能洗剤で磨けば取ることができるだろう。(娘によれば姉のものだった Dec. 11)  図23は姉が使っていた家具である。東之間に持って来た。今後,塗りなどの修理をしなければならない。まずは,雑巾がけか。小引き出しは母の父畑谷一郎のものである。これが二個あってこのように中央に低い机があった。この机はそれでは無いように思える。作りが現代風で貧弱なので。とはいえ,何れも桐が主体となっている。そういう意識が姉にあって,揃えたのかもしれない。  朝日山上,もう,満月14.64だ。傘が掛かって,月のそばに火星,左上にはカペラ。ほぼ毎晩,天空を見ていると,木星がどんどん西の空に移動していることがわかる。中国では,歳星さいせいと言われる。火星は,熒惑ほのをぼし,これもわかるなあ。  次回は,濡れ雑巾で拭くものは拭いて,その後,この鬼門北東部屋の掃除機による掃除と,濡れ雑巾で拭くことになるだろう。次は南東部屋の掃除だな。  以上,Dec. 9, 2022記。 3 スティール本棚など Dec. 10, 2022  艮の岩柱そばのアラカシなどの除去作業をまずは実施して,次にこの作業に。 スティール棚のサビが結構あって,ダイソーの万能洗剤を付けて樹脂のタワシでサンディングしたが,取り切ることはできなかった(図25,26)。これが乾わいた後,厚紙を敷いてぼくの資料を載せることになる。額のガラスやプラスチック板を濡れタオルなどで拭いた。その一例を図27に示す。  風呂のそばであることもあり,シロアリにやられている。何とかこの付近を掃除して,切ったスノコを置いて,その上に,図26のスティール棚を配置しよう。このスティール棚の最下段は合っているようだ。中間のパーティションの棚の向きを変えれば,問題が無い。 この棚に配置するのは,この図19の棚の右手に見える段ボール箱の資料である。分別すればさらに他の資料も配置出来るかも知れない。  図29の奥に見えるのは,人感センサーのLED電球をセットしたスタンドだ。長男が学生時代,東南アジアで担いできたものだ。飽きて,タニハに放置していたので,それを使ってみた。スタンド付近から玄関付近の二つの人感センサー付きのシーリングライトとの間の距離があって,神棚付近のシーリングライトを消すと,一時,真っ暗になっていた。 それで,このスタンドに人感センサーLED電球をセットすると,ちょうど,この問題が解消されることになった。この人感センサー(アイリスオーヤマ製だったか)は不完全で,我が自宅では不都合のものだったが,このスタンドの上方の穴に顔や手を近づけると,点灯してくれる。今晩,試しに使ってみて,成功した。  次回は,スティール本棚の三枚の引っ掛け棚を外して,外で電動サンダーを使ってサビ取りを実施する。最下段も少し錆びているので,枠全体を外に出して,やはり電動サンダーで。そしてさび止めであるが,KUREの説明 通り,551を噴霧して,キムワイプで拭き取る。これで完了だ。551はかなり臭いが残るので,帰宅前まで,外に置いた方が良いだろう。姉のもの干しのガムテープも万能洗剤で取った方がいいだろう。 図28のシロアリ禍の部分と壁面などを,電動サンダーも使って,綺麗に掃除して,KUREのシリコンスプレーをかけること。防水になる。拭き掃除はせず,掃除機などで削ったり吸ったりするだけがいいだろう。スティール棚は床に直接置く方がいいと思った。そして,近辺のぼくの段ボール箱の中の資料で,廃棄するものと残すものに分ける必要がある。 で,さらに時間があれば,北東部屋の壁面などの掃除をすることになる。 以上,23:29,Sat., Dec. 10, 2022記。 4 続スティール本棚など Dec. 15, 2022  図31〜33はスティール本棚のサビ取り過程である。Kure […]

比沼の真名井(京都府京丹後市峰山町久次)の大饗石(おおあえいし) a big table rock for a banquet at Hinunomanai, the former Grand Shrine of Ise

はじめに この図1は,久次岳・(東西)権現山を久地より周回 YAMAPの情報から拝借した。  出口三平さんからこの大饗石 a banquet rock table,参拝のお誘いがあり,所在地などを調べてみた。ネット上でおおよその位置が示されており,まずはネット情報に頼って位置を机上で整理することにした。現地に行っても,山中のことで,必ずしもGPSの記録は信用できないので,3D scannerの一つMetascanでルートを測量してきたいと思っている。  この大饗石全体の測量も3D-scannnerで実施したいと思う。岩石を割ることはできないので,苔の隙間から想定できる可能性がある。岩の測量だけでなく,この周辺の立地から,運搬?されてきたルートなども観察したいとは思う。根付きでないことはまあ,間違い無いだろう。このような観察結果も,ここに示したいと思う。 追記 Dec. 6, 2022: 大饗石を,おおあえいし,と読むか,おおみあえいし,と読むか,を,大饗石に関心を持つようになって以来,放置してきたが,ここで決着を付けたいと思う。先に結論を言えば,おおあえいし,である。大饗石を,おおみあえいし,とは誰も読めない。 精選版 日本国語大辞典「大饗」の解説,によると,だいきょう,たいきょう,おおあえ,おほあへ,である。おおみあえ,とは読めない。それで,おおあえいし,としたい。 古事記全文検索,でみると,大饗,大御饗,いずれも存在するが,現在の漢字表現を優先するのである。 1 想定される位置  まずは,綾部から比沼の真名井神社までのGoogle mapでのルートを示す。ぼくは大阪なので,まずは綾部まで行く必要があるが。比沼の真名井が,大陸からの侵入ルートになっている天橋立と,かつての豊岡の内海との間に立地するところは興味深い。  京丹後市峰山町久次から大饗石までのルートを知る上で参考になるのは,2件がある。一つは,YAMAPの「もと」さんの2021.7.1のトレッキングであるが,GPSを主とする記述なので,次のyoutanさんの方を使いたい。 悠但訪: 大饗石 ルートマップが提示されている。ブルーのメモは当方のものである。東端に近い久次(ひさつぎ)公民館(〒627-0054京都府京丹後市峰山町久次)は地図情報としては現在臨時休業となっているが,Youtanさんは駐車場に利用している。現在の地名は,ひさつぎであるが,おそらく,くし,ではないか。奇魂の「くし」である。 図2のマップは国土地理院の25000分の1地形図がベースになっている。地形図凡例によると,細い黒線は1〜3m幅の軽車道である。地形図では,図2のyoutanさんによって塗られたマゼンダ色のルートは,a地点で途切れている。さらにこのマゼンタ色に塗られた道路の南そばには,赤色のルートが追加されている。これらのルートについて詳細な説明があるが,この道はおそらくyoutanさん作である。ルートの復元方法はyoutanさんのサイトには記述されていない。なお,地図上のスケールは,地形図のスケールと比べると500m長のようだ。 youtanさんの記述では,a地点より西方も林道が続くが,(おそらく台風による)倒木が邪魔するようだ。youtanさんのトレッキング日は2021年5月23日になっているので,現在でもほぼ同様だろう。iPhoneアプリGeographicaで大饗石のポイントをマーキングした。その際の経緯度表示は,35°35’42.49″N, 135°00’49.31″E, で,海抜高度は250.0mである。GPSは山中では信頼しにくいが,跳びなどを削除して,このルートマップが作られたことであろう。 Metascanによる測量が意味をなすには,国土地理院のランドマークが必要である。この測量にはかなりの時間が必要なので,できるだけ距離を少なくしたい。とすると,157mの独立標高点(図2のd地点)ということになるだろう。独立標高点には,標石のあるもの(標高値が0.1m単位)と標石のないもの(1m単位)があるので,この157mのものには標石がないので,地形で大雑把に判断することになる。まあ,この157m独立標高点を使おう。図2の「157m峰」として▲が示されているところである。地形図では図3のように「・157」とされている「・」に対応している。 以上,Nov. 9〜11, 2022記。 2 ルート決定  悠但訪: 大饗石を参考に以下にまとめたい。 1 図2の久次公民館の駐車場を使用する。休館中なので何らかの状況判断をする必要があるかも。2 図2の林道c地点は,この付近の最も高い屈曲点である。3 図3のc地点から,d地点,つまり独立標高点・157に向かう。4 c地点からSSE方向に50mつまり,31複歩(1複歩=1.6m)ほどの最も高い部分がこの独立標高点でにあたるのであろう。 5 このd地点(・157独立標高点)から,林道のc地点に戻り,b地点(四叉路)で最も広い林道を選び,a地点を経て,「太い管が埋設」,「丸太橋」,「小池」を経て「尾根の背」に達する。ここで赤い道と合流する。「尾根跨ぎ」から谷筋に戻り,大饗石に辿り着くことになる。 youtanさんの写真入りメモをプリントアウトして持参した方がいいだろう。 3 地質図では大饗石を地山としているようだ  本日Nov. 20, 2022,午後5時前に峰山町のホテルKissuien 到着。日曜日は夕食なしだそう。近所の食堂に,午後8時頃に行こうかと思っている。このホテルの周辺散策を見ると,峰山町は野村克也の出身地らしい。氏ゆかりのお店として「かさい食堂」がある。スナックも多いけど全く興味なし。今電話でフロントに聞いたら休日は営業していないのが半分ぐらいか。午後9時閉店だから7時半ぐらいにはホテルを出た方がいいな。 結局,峰山駅に接した菊乃家に行った。刺身定食と生ちゅう。50歳ほどの若夫婦の奥さんの話ではかつては敷地が3倍ほどの駅前旅館だったらしい。旦那は養子さんだな。おばさんのお父さんが今も親分で調理している。ぼくの母の里も山代温泉の旅館をやってたなんて話して,それなりに,お話ができたのである。雨が結構降っていて,ホテルからこの食堂まで辿り着くのも疲れてしまった。で今ホテルで,この節を書いているのである。 大饗石を何故か,花崗岩と思っていた。それで,何となく大陸から運搬されてきたのではと思ったりしたのである。無知そのもの,丹後半島がほとんど花崗岩からなるということを完全に失念していたのである。 図4の左図は 地理院地図 から,右図は 20万分の1日本シームレス地質図 から得たものである。スケールをほぼ一致させている。よーく見ないとわからないが,両図に,久次岳の頂上そばに赤い△を示している。底辺の左端は久次岳山頂,右端は行政区画の久次の代表点である。地形図の方は検索した場合に青いフラッグが付加される。そしてこの底辺を成す△頂点の残りの北の頂点は,図2からおよそ大饗石の位置にあたる。ぼくが確かめた訳ではない。図4の右図をよーく見ないとわからないが,実はこの大饗石付近は,ちっちゃく花崗岩域になっているのである。デイサイトがここでは広く分布しているが,点的に,花崗岩が見えるのである。花崗岩は古第三紀で,デイサイトが新第三紀だから,深成岩である花崗岩がほぼ大気に近い場所まで上昇して後にデイサイト質熔岩が流れて形成されたということになるが,この大饗石付近はもともと地形的に高い位置にあって,現在,かつてのデイサイト質熔岩を吐き出した火山が侵食されて,深成岩が露出しているというようなことになる。地質図を書いた人はそう考えたのであろう。 もしこの点的な花崗岩域が大饗石にあたるとすると,地質図を書いた方は,人工的な構造物を地山と過ったのである。あろう,ではない。まあ,この誤解からも,大饗石が花崗岩からなることは間違い無いと思われるのである。 ただ,明日,大饗石に行って,石と地山の境界部での地質の違いを確認したいとは思う。タワシを持参したので,目立たないところで,両方の地質を確認したい。まあ,地山を削って,このような構造物を作ることもありうるとは思うが,花崗岩域を探し当てて,この部分に応じた構造物を作るというのはかなり困難な仕事だ。まずは,大饗石が花崗岩かどうか,そして花崗岩の場合に,地山との関係を明らかにする必要がある。 以上,Nov. 20, 2022記。 4 第1回: metascanによる独立標高点・157から大饗石までの測量の筈が  Go-to-travelを初めて体験。宿に到着してコロナワクチン三回接種証明をみせて成立。ホテル代金3割引ぐらいで,旅行クーポンというのか,さらに6000円を貰った。意味わかんなーい。このKissuien Hotelのレストランは日曜日は営業していないので,雨のなか,JR峰山駅に面する菊乃家(図5)に行った。刺身定食と生中で2000円。奥さんによれば,かつては駅前旅館で敷地も現在と比べるとかなり広かったらしい。当方の母の両親なども石川県の山代温泉の旅館をかつては経営していたが破綻したことなどをお話した。言わなくて良いのに。地方都市の零落が感じられた次第である。 図6,7はホテル前の風情だが,調査当日の朝で,朝食を頂きながら目の前の石垣の岩質が気になった。花崗閃緑岩のようだ。大饗石の岩質が気になっていたので,まあ,啓示を受けたような印象であった。  久次公民館への途中のコンビニでランチになるものを購入しようと考えていたが,結局,公民館まで一つも店が無かった。昨晩,菊乃家に行く途中に見たスーパー西垣と逆方向だったことが禍した。ホテル前を通過してこのスーバーで買い物を下。昔みた菓子類があった。店内は何か寂れているが図8のように駐車場は買い物客の車で一杯だ。往復40分ほどだったかで公民館に戻った。図9の中央に我が愛車のノーズが見える。比沼麻奈為神社の案内板が左手に見えるが,この看板はカーナビで進むと正面に見える。カーナビでは峰山町久次の主要部でしか検索できなかった。この駐車場をお借りできたのはありがたかった。フロントガラスのそばに久次岳を登りに行くというメッセージ(日付付き)を書いた名刺を置いて,久次岳の中腹の大饗石に向けて出発した。  ちっちゃな集落である。石垣の構成岩石をみたりした。安山岩や花崗閃緑岩,さらにはデーサイトがみえる。狭い用水路の側堆はマサ的な砂で構成されている。  さて,図12は登る前,図13は下山時の午後5時前のゲート。厳重にロックされていて,動物というより人間の遮断柵である。登山者やハイキング客?への配慮は全くない。柵は一面に張られていて,抜け穴がない。イノシシ除けが中心か。碍子付きの電線も張られている箇所も多々あり,サル除けにもなっているのか。  図14〜16はゲートのそばの人的崖である。図15のように簡単に棚を造成できるので,その上に植林されている。この形は,後に示す昭和初期以来の植林地でも採用されている。  図17の砂防記念碑では道の分岐はないと考えて良い。道なりに進む。「お不動さん」の道標は2箇所あり,最初のものが図18である。この日,21日は,右手の道を取った。yotanの案内では,最初の「お不動さん」のところで,「『お不動さん』の石標に従って,左の道を進んでいきます。」,とあり,次のコマでは,二つ目の「お不動さん」の石標が出てくる。「林道は正面へ続いていますが,『お不動さん』に立ち寄るべく,左前方の道を進んでいきます。」,とあって,ぼくは,yotanさんは「お不動さん」参拝の意図があって,このルートを取ったと誤解した。それで,図18の最初の「お不動さん」の石標で,右手の道を選んだのである。図18の右手の白い塔は,昭和初期以来の林道であることが示されている。図2のyotanさんが独自に描いた赤線を避けて,地形図に元々描かれている道,つまりマゼンタ色の道をぼくが選択したと考えた。 以上,Nov. 23, 2022記。  さて,図20の橋までは間違い無く,林道であるが,その後,続かない。人工的な棚上の植林地はフラットで,林道に見えてしまうが,途中で消失する。図21や図22のように林道に見えるが,これらは植林用の棚に由来するものである。 […]