FileMakerファイルをFM Goに copying files of FileMaker to FM Go in iPhone

はじめに

 ファイルメーカーの使用は,macを使い始めた1990年頃に遡るから,もう30年である。住所録管理と年賀状の印刷,文献カードの作成,備忘録としてパスワードなどの管理,である。FMには高度のデータベース機能があるが,使い切れなかった。

 iPhoneでのFMデータの携帯についてはずっと気になっていたが,忘れるなどしてしまう恐れがあると,差し控えていた。備忘録をiPhoneに携帯するのはやっぱりまずいと思っているが,住所録と文献カードは,退職後の今更であるが,iPhoneに入れることにした。

 両方向の同期も可能ではあろうが,macで作成したファイルをiPhoneにコピーする形で使うことにした。iPhoneで情報を更新できるが,これをすると混乱してしまうので,あくまでもmacで今後も更新してゆく。ファイル情報が使いにくいほど更新してしまう前に,またmacからiPhoneにコピーして使うという形を取りたいと思っている。ファイルメーカーの次のコンテンツを参照した。iOSへの簡単な展開
http://fmdl.filemaker.com/kk/ios/docs/fmi_guide_fmgo_deployment_jp.pdf

 この説明は誤解を生むものであり,当方が新規にここでまとめている。

オプション 1 – iOS デバイスに転送する

 オプションは三つあるが,最初のオプション1だけ採用している。「FileMaker データベースファイルを iOS デバイスに転送することによって、そのローカル上のファイルにアクセスできるようになります。 ファイルは iOS デバイス上に保存されるので、ネットワークを介して、ホストされているファイルに接続する必要はありません。」

 iTunes を用いて転送する: こ䛾方法䛿転送するファイルサイズとして、8 GB まで䛾ファイルが推奨されます。

  1. iTunes を開き、iPhoneをmacの USB ポートに接続する。
  2. iTuneで,iPhoneを選択すると,左のペーンの「設定」の概要以下のリストの最後に,「ファイル共有」を選び,[App]パネルで表示されている[FileMaker Go]をクリックする。
  3. [FileMaker Go の書類]パネルの下部にある[追加…]ボタンをクリックする。
  4. moto/書類/File Maker Data/の,文献と住所録を選ぶ。
    [FileMaker Go の書類]パネルには,
    文献 3.1MB 2021/02/11 19:01
    住所録 3.3MB 2021/03/07 0:06
    と表示されている。
  5. ファイルは自動的にアップロードされる,とある。
  6. または, FileMaker ファイルを、コンピュータから[FileMaker Go の書類]パネルにドラッグすることもできます。その場合も、ファイル䛿自動的にデバイスにアップロードされます,とある。確かに,iPhoneのFM Goの画面にはファイルが見えている。
  7. アップロードが完了すると、指定したファイルは, FileMaker Go の[デバイス上のファイル]のリストに表示されます,とある。
  8. が,「ファイルは自動的にアップロードされる」とは思えない。最下段に,同期ボタンと完了ボタンがあり,同期,を開始すると,6ステップの進行具合が,iTuneの最上部に示される。すぐに完了する訳では無い。
  9. 同期が完了したら,「完了」ボタンを押して,終了する。
図1 iTuneのiPhone内のFileMaker Goのコピーファイル情報

 コピー後,iTune上のiPhone情報には,日付がこの図1に見えているので,次にコピーする時期を考えることができる。

おわりに

 もっと早くこの作業をすれば良かったと思う。

以上,Mar. 29, 2021記