伐採木の撤去: チェーンソー始動 removal of cut trees using a chain saw

はじめに

 タニハの南庭は数年放置したこともあって,密林と化した。タニハのジャングルと呼ぼう。退職後すぐの春の連休2020年5月3〜5日,林野庁の野田君が来てくれてサクラの大木を伐ってくれた。伐り取った個々の幹長の運搬には余りに長く,寸断してくれるように頼んだが,それでも,かなり大きかった。その時もまだ長いと思ったけど,どうにもそれ以上お願いできない。転がしておけば草も生えないと彼は言ったけど,その後ツル性植物やシュロなども生えて密林はさらに増殖していった。

 密林の入り口にあるので,気持ちも何となく落ち込んで,密林に一切触れなくなった。タニハ東の当方の空き地に,隣接地のつみびとが沢山の巨礫をまき散らした空き地に投げるべく,作業を始めた。運搬でも腰をやられるし,放擲力が無いために,コロコロと隣地との間の深い排水溝に落下するしで,刈払機や斧や大きなノコを使って,運搬が難しい幹長の伐採木を裁断しようとしたが結構大変で,チェーンソーを使わなければならないという強迫観念が極に達した。そして遂に昨日エンジンチェーンソーの構造を調べて始動しまずは1本の伐木の一つを裁断して二分することができた。

図1 主に刈払機で何とか切り離した
図2 チェーンソーで何とか切り離した

 まだ,不安が残るし,チェーンの刃の目立てなどもメンテが必要で,ここに使用法を整理して示すことにした。なお,このサイトではエンジンチェーンソーについてまずは下記のような一つのブログを書いている。

1 エンジンチェーンソー 田中工業製パワーメイト PMS-290

図3 各部の名称

 チェンバーにチェーンが巻きつけてある。チェンバー chamberじゃなくて,チェーンバー chain-barなんだろうなあ。現在の用語では,ガイドバーが主流か。
 エンジンをかける際には,図3の背面(図5)にある「サイドケース」を装着して,エンジン始動プロセスを実行するようにという注意が頭に書いてある。サイドケースを装着しなくても,図16-3のように,ボルトの固定ができてしまうので,要注意だ。

 この機種のハンドガード(図3)には,チェーンの回転止め機能はない。スロットルレバーのプッシュピンはこの図3の背面にあり,図8に示している。

図4 左のチェーンソーを前とすると左面 図3と同じ
図5 右面。図3の背面。

 まずは,ぼくの使用のための情報を列記する。

1 使用燃料は混合燃料(ガソリン25+2サイクル専用オイル1),2 チェーンオイル(潤滑油)はチェーンソー用オイルか,市販のモーターオイルSAE#30(寒冷地はSAE#10)

図6 チェーンの潤滑油が二日間で少しだけ垂れている
図7 チェーンソー用の手袋

 図7の手袋は,振動防止ではなく,チェーンソーでの歯による怪我の防止用のもの?コーナンプロ今宮で858円税抜き。

3 注意! エンジンチェーンソーは,1回の操作で燃料を使い切る必要がある。しかし,昨日初めて使ったが雨が降ってきたこと,疲れてリスクを感じたことで,中止した。倉庫に戻してチェーンソーオイルを受けるべく,段ボール箱を設置した。図6のように,ほとんど落ちていないので,燃料と潤滑油の液位を確かめる必要性は無いようだ。ただ,何らかの原因で潤滑油がより多く流れ出るかも知れないので一応の確認はすること

4 ゴーグルと長靴を使用のこと。刈払機であってもサングラスをしてはいるが時々破片が飛び込む。

5 場所移動の際は,エンジンを切ること。
6 チェーンソーの左側に立ち,チェーンがチェーンバー(新しい機種をみると,ガイドバーと表現されている)から外れた時でも身体に当たらない位置で操作すること。かならず両手でしっかり持って使用すること。
7 キックバック防止: チェーンバー先端で木材を伐る時に反動で跳ね上がること。先端を使わないように
https://www.oregonchain.jp/webpromotion/column/use/safety.php
8 運転時間について: 連続運転は10分まで。一日の作業時間は2時間まで。
9 チェーンソーの調整や修理は,燃料を抜いてから実施すること。

 

2 始動

0 チェーンカバーでチェーンバーを包む。このチェーンソーを購入した西田さんが紛失して段ボール紙で作っていたが廃棄した。
 使用前にボルトナットが緩んでいないか,破損箇所がないかチェックする。


1 燃料と潤滑油を満タンにして,ストップスウィッチONに。

2 プライミングポンプ priming pump(呼び水)を何度か押して,燃料が見えるリターンパイプFUEL-RETURN PIPEから燃料が通過するのを確認する。
3 チョークボタンchoke〔キャブレターへ送る空気の量を減らし、ガソリンの混合割合を高める装置〕を引いて,カーブレーターcarburetor(空気と炭化水素の混合気化器)へのガソリン流入量を増やす。

図8 プッシュピンとその周辺

4 左手で,セフティーレバーをハンドルと共に握り,スロットルレバー throttle leverを引いて,右手人差し指で,プッシュピンpushpin(押しピン)を押す。→ スロットルレバーがロックされる(→エンジン始動の準備)。
 図8の右手にチェーンバーがある。図8は,チェーンソーの右側面が表示されている。図5の写真は見にくいが,トップハンドルの右面に黒っぽいボタンが見える。

5 チェーンソー本体をフロントハンドルで押さえ,リコイルスターター recoil starterを斜め上に力強く引く。
6 エンジンの初爆音がしたら,チョークボタンを戻して(外気を全開で入れて),再度,リコイルスターターを引く。スターターのハンドルは急に離さず,静かに戻すこと。
7 エンジンが始動したらエンジンが爆音を立てる。スロットレバーを少し引き離すと,プッシュピンが外れ,スロットルレバーは低速の位置に戻る。

8 チェーンオイルが正常に排出されているか,確認すること。スロットルレバーを操作して切削速度まで2〜3秒ほどエンジンの回転を上げて,オイルがチェーンの先から出ていることをと確認する。
9 2〜3分ほど暖機運転をする。

図9 チェーンとチェーンバーとの距離

10 ストップスウィッチをStopにしてエンジンを止めて,チェーンが正しく張っているか確認する。正しい張りとは,バーの下端でチェーンの弛みがないか,チェーンバーの中央付近で確認する。案内歯の先とチェーンバーの縁の隙間が0.5〜1 mmぐらい。図9参照

 図9のようにマイナスドライバーでチェーンの張りを調整する場合,ガイドバー取付ボルトを緩めておく必要性がある。完了したら,ガイドバーの先を上げて,2本の取付ボルトを締めること。

 なお,チェーンは上面の歯が前側に回転して,下面では後側に動く。通常,下面の歯を使うので,伐採木の方に引っ張られる形になる。

チェーンは張りすぎるとチェーンもチェーンバーも早く傷む。緩すぎるとチェーンが外れて危険である。なお,チェーンは手で滑らかに動かなければならない。木を伐る場合,必ず,フルスロットルにする。

追加 Nov. 16, 2021:  初めて,サイドカバーを外した。チェーンも外して洗浄スプレーで洗ってまた装着した。その際の経験から書き込む。図9ではマイナスドライバーでガイドバーの位置の微調整をしているが,実際は手作業でのガイドバーの押し込み具合で決まる。ちょっとした微調整が図9の操作で多少可能であるが,手での押し込みが重要で,ガイドバーの六角ナットを二回ほど外して,調整した。

11 再起動するが,エンジンが暖まっているので,チョークを使わずにそのまま始動できる。始動しない場合は,チョークを使うことになる。

12 停止する場合は,スロットルレバーを戻して回転が低速になってから,Stopスウィッチを押す。

Hitachi Koki日立エンジンチェーンソーの取扱説明書から3と4を作成した。
https://www.hikoki-powertools.jp/manual_view_domestic/pdf/E99001901_CS29ET_810.pdf

3 伐採作業 

図10 伐採作業

4 玉切り,枝払い

図11 玉切りと枝払い1
図12 玉切りと枝払い2

5 サイドケースを外して掃除(日常的)

 チェーンの目立て以前で,道具の使用者として,最低限なことが,これであろう。鋸屑が大量に残って,油まみれになっている(筈)だ。その順序を考えたい。ぼくは一度もサイドケースを開けたことはない。この記述を踏まえて,実施した後に修正したいと思っている。マニュアルでは本機到着後の「ガイドバーとチェーンの装着法」がでているので,逆に説明する。

図13 ガイドバー取り付けボルトに六角ナットを

 図13は,サイドケースを取り付けて,ガイドバーの取り付けボルトに順ネジ六角ナットを締め付けている様子であるが,まずは,このネジを付属のレンチで緩めて外す。

図14 サイドカバーをマフラー側のシリンダーカバーに引っ掛けている

 図14は,サイドカバーのマフラー側をシリンダーカバーに引っ掛けてから,締め付けボルトにサイドケースを嵌めるという作業を示している。

これを逆にすれば,サイドカバーを外せることになる。このカバーに,鋸屑が入っているのでブラシや雑巾で掃除することになる。

図15 スプロケット,ガイドバー+チェーンの全貌

 図15はサイドカバーを外したチェーンとその周辺の全貌が見える。チェーンを付けたまま,ガイドバーを外して,ガイドバーのチェーン用の溝を清掃する。さらに,チェーンは下に示す溶剤で洗うことになる。チェーンの清掃というのはそういうことであろう。

図16 ガイドバー+チェーンの装着前

 図16はサイドカバーとガイドバー+チェーンの装着前である。次のコマで,この付近の掃除について,示す。

図16-1 サイドカバーを外したところ
図16-2 掃除完了
図16-3 チェーンセット

 これら写真はNov. 16, 2021に実施した際のもの。鋸屑はダイソーの柄付きタワシで取った。スプレー洗浄液も使った。排気部分は全く汚れていない。スプロケット周辺が一番汚れていた。ガイドバー,チェーンを外して,これらも洗った。図16-3はミスで,サイドカバーを着けてから,六角ナットで止めることになる。

6 チェーンオイル孔,ガイドバー,エアクリーナーの清掃

図17 チェーンオイル孔の掃除

 図17,18はマニュアルの「2 点検整備」からのものである。この図中の図ー15に見えるチェンオイル孔は潤滑油の給油孔で,図ー16のガイドバー中の孔からチェーンに潤滑油が供給されるので,この孔もチェーン用の孔も,百円ショップで売っているようなドライバーで掃除できる。

 チェーンオイル孔は全然と言って良いほど,汚れていなかった。ガイドバーの溝の掃除は,ダイソーで買ったブラシで十分に取れる。

図18 前方部のエアクリーナー

 図18は,マシーン前面のエアクリーナーを示している。中央のネジを10円コインで外して,カバーを外し,クリーナーエレメントを洗浄する必要がある。これは,スプレー洗浄剤で洗って,乾燥させるが,直ぐに乾燥する。

 クリーナーカバーの装着は,カバー上部の凸部をエンジンケース側の内側にはめこんでから,取り付けるとあるが,填め込み部が見えないので,この通りすれば良い。下の写真は,Nov. 16に実施した際のもの。フィルターは全然汚れていないようだ。

 

図18-1 マシン前面のエアクリーナー部
図18-2 外したところ
図18-3 カバーとフィルターを洗った

7 その他

 いろいろある。スパークプラグ(NGK BM-6A,チャンピオン CJ8)の電極の検討,自動給油はオイルポンプアジャスター,気化器調整,燃料フィルター,オイルフィルターの掃除などなど。

毎日の点検: 使用前に各部のボルト,ナットなどの緩み,破損箇所がないか,チェック。

毎月の点検: スパークプラグ(どこに?)の掃除,シリンダーの排気口とマフラーの掃除(どう?),エアークリーナーの掃除,シリンダーフィン部(どこ?)やリコイルスターター部に付着した草やゴミの除去。

8 チェーンの目立て

追記 Mar. 6, 2023: タニグチ商会 チェーンソーの目立て方法を詳しく解説します! は,わかりやすい。

 チェーンバー=ガイドバーの回りにチェーンが巻かれている。ガイドバーの周囲には溝が掘ってあって,それをレールにしてチェーンを設置する。エンジンの回転が伝わるスプロケットsprocket = chain wheelにチェーンを載せることで,スプロケットの回転がチェーンソーの回転に変換されるようである。

図19 チェーンを真上から

図20 チェーンを横から
図21 目立て角度(上面から,側面から)

 図19〜21から,およそソーチェーンの構造が解ってきた。カッターの刃と同じだ。上刃は進行方向を前方とすると,前方に向かって上刃が左側と右側に付いている。図21の上段の左手の上刃が右側を,右手の上刃が左側を削る。上刃はチェーンの外周の前方に飛び出している。鋸屑は上刃の下側から抜けて行く。図21下段の85゜の意味は,上刃の前方部分が多少前方に向くようになっている。

 目立て,によって,この上刃の形を継続してゆくことになる。いわば元の上刃を前面については,水平方向,垂直方向とも同じ形になるようにピールしてゆくことを目立てと言っているのである。

  通常のノコギリさえ,目立てができないのに,と億劫になって,ツールに頼らざるを得ない。アマゾンだな。Nov. 13, 2021注文する,これから。それにしても,チェーンソー本体の価格と比べて,この種のメンテ費用は大きいなあ。古いチェーンソーは捨てるのが賢明だなあ。それにしても日本のメーカーの用語はおかしいなあ。で次のサイトを見た。
https://bettertoolz.com/what-are-the-primary-parts-of-a-chainsaw-blade/

図22 チェーンソー本体の構造

 この図22中の赤い枠にあるように,三種類のcutter toothがある。それぞれにcutterとdepth gauge(後述のように控え柱rakerが良いと思う)が付いている。これらをtie strapで繋いでa chainsaw bladeができている。図22には,blade directionが示されており,このチェーン全体をブレードと言っている。このブレードの内側を構成するバーは a guide barと呼ばれる。a cutter teeth = a cutter + a depth gauge。depth gaugeの高さがcutterに比べて,低くなるほど,材により深く入り込み, コントロールを失って,kickbackを生み出すので,cutter高 – depth_gauge高 = depth = 0.025 inches = 0.025 x 25.4 mm = 0.635 mm,は重要である。
Each cutter should be approximately 0.025 of an inch higher than the depth gauge. If your depth gauge is higher than the cutter, you will find that your chain will vibrate and cut unevenly, even if the cutters are sharp.
https://www.multi-sharp.com/chainsaw-depth-gauges/

 日本のメーカーは,欧米のサルマネだな。さて,マニュアルの意味もわかったので,目立ての手順を以下に。

1 溶剤でチェーンとガイドバーを洗浄して,自然乾燥させる。
2 すべての上刃cutterのチェーン沿いの長さ(eg. 図21の刃の長さ)を測って,最も短い上刃(一番消耗している刃ということ)の目立てを実施する(次の段階はこの最も短い刃にすべてを揃えることになる)。
3 電動目立てツールN-817(丸ヤスリ径 5/32 inches = 4mm)を,この上刃の長さにセットして,全上刃の目立てを実施する。もちろん,上刃目立て角は30゜,横刃目立て角は85゜。
4 高儀デプス調整セット(深さを 0.025″ → 0.64mm)で,depth gaugeを擦り落とす。上刃目立て2〜3回に1回程度。depth gaugeの前側(図22の”depth gauge”の名称が記されているsqure grindの右手で丸みがよく見える)は,削る前同様,平ヤスリで丸みを付けること。
5 目立てが終わったら,オイルの中に浸して,ヤスリ粉を洗い落とすこと。チェーンソーにチェーンを付けたままで実施した場合は,材を伐る前に,チェーンオイルを十分に給油して,スローでチェーンを回して,ヤスリ粉を洗い流す。これをしないと,ソーチェーンやガイドバーを傷めて早く消耗する。


図23 目立ての誤りの例
図23-1 チェーンをスプレークリーナーで洗浄した 簡単だ。

図23-2では,ガイドバーがマシン本体の右手にあるが,これはまずい。左手に置く習慣が大切だ。

図23-1のようにチェーンを置くだけでも,絡まる。面的に考えて,結び目を回転し,二つの結び目を合体するという発想で解決した。

図23-2 刃用手袋,ブラシ,カッター磨き

 

目立てる前にクリーンングしないと:  AZ(エーゼット) CBP-001 High Power ブレーキ&パーツクリーナー 840ml[AW808]×4本 SE174
セール特価: ¥1,892 無料翌日配達

手作業だけで目立てを成し遂げるのは,ぼくには不可能なので,電動目立てツール: ニシガキ工業 チェンソー目立機 N-817
価格: ¥4,850

図24 ニシガキN817

注文翌々日のNov. 15, 2021午前中に,クリーナー4本とともに届いた。簡便な構造だ。予備のダイヤモンドビットはない。小さなスパナが附属しているが,ビットのチャック部の袋ナット(順ネジ)の取付取り外しのためだ。図24のほぼ中央の銀色の小さなボタンが回転ロックボタンで,これを押して附属のスパナで袋ナットを緩めてビットを取り替えることができる。
 モーターのカーボンブラシも2個附属しているが,図24枠外下方には,本体の電源コード側に2個の穴が用意されている。
 ダイヤモンドビットとモーターのカーボンブラシは,どうもかなりの消耗度があって,消耗品という位置づけである。

同梱のダイアモンドはすぐに消耗してしまうらしいので,N-817用超硬ビットを ニシガキ 超硬ビット 1本入 4.0mm N-821-53
¥1,420

図24a 刃の構造の名称でのraker控え柱

追記 Jan. 21, 2023: Educated Climber.com のHow Saw Chain Works に救いの図(図24a)があった。一般には,図22のように,図22aのRakerされている部分は,depth gaugeを呼ばれている。depth gaugeの適切な使い方は図28のように,tooth topとraker topの差,言い換えると,図24aの二本の破線距離を測るメジャーを指すとした方が良いと思う。次の文章では,このRakerという呼称が使われていないので,混乱が生じている。Raker に対応する日本語はないが,建築用語の控え柱(控え突起)でいいのではと思う。

 デプス調整に安くてこれがいいようだ: 高儀 EARTH MAN チェーンソー用 デプス調整セット 1121円。
 次の書き込みがすごく参考になった: 
「デプスゲージ(デプス調整金具のことらしい)を当てて、ヤスリを掛けるとデプスゲージ(デプス調整金具のことらしい)が減ってしまうと書き込みを見ますが。デプスゲージ(デプス調整金具のことらしい)はヤスリガイドではなく、あくまでもゲージなので、ゲージ(デプス調整金具のことらしい)で(デプスゲージの)出を見てゲージ(デプス調整金具のことらしい)を外して削るのが正しいと思います。こうすれば、ずっと使えます。
 なお,アマゾンの販売写真のうちの利用説明書では,ゲージ(デプス調整金具のことらしい)をセットしたまま,平ヤスリで削ると思ってしまう,というかこちらが正しいようだ。USAのユーチューブではデプス調整金具を設置したまま,削っている。How to use a chainsaw depth gauge どうもこのサイトでも”depth gauge”をdepth gaugeの高さを測ってヤスリを使う目安のツールとされている。次の説明もある。
A depth gauge is an instrument for measuring depth below a reference surface. They include depth gauges for underwater diving and similar applications, and engineering instruments used to measure the depth of holes and indentations from a reference surface.

 つまりは,デプス調整金具,がすり減るのをさけるために,わざわざ外すのはどうかと思う。

以上,Nov. 13, 2021記入。メンテ商品について,Nov. 15追記。

図25 マシン左手にチェーンをセット
図26 リベットに墨でマークしたけど

 電動目立てツールを使った。リベットに墨でマークしたが見えなくなった。太いマジックインクでマークする必要がある。次回,行って,上刃の新鮮な断面の分布をルーペで観察する必要がある。研磨忘れがあればいいが,ダブって削ったのではないかと思う。玄関内で,懐中電灯とルーペでチェックした方が良いだろう。次はdepth gaugeの削り込みだが。

以上,Nov. 16, 2021追記。


図27 ひっくり返した壷上でチェーンをチェック

 Nov. 20にカッターの磨き残しが無いか,ルーペでチェック。図27のようにすべて磨きがかかっている。どうもダブって磨いたようだ。
 「高儀 EARTH MAN チェーンソー用 デプス調整セット」によるdepth gaugeの高さのチェックを忘れた。まあ,いいか。
 チェーン装着での磨きのために,チェーンソーを低速で動かして,潤滑油で削り滓を流してから使う必要がある。

追記: Nov. 21, 2021

図28 デプス調整セットでチェック
図29 depth gaugeを平ヤスリで磨いた

 図28はdepth gaugeのツノの高さをチェック。ちょっとだけ出ているようだ。そこで,10回ほど擦ったが,説明書によれば3〜4回の往復でいいみたいだ。図29では,ツノが光っているので,磨かれたことがわかる。マジックインクで印しを付けたが,見えにくい。メガネを架けて,しっかりと観察すれば問題無いだろう。これで準備はできた。低速で空回しをして潤滑油で削り滓を取ってから,チェーンソーを使うことができる。

追加 Nov. 23, 2021記。

追記 May 5, 2023: 第二駐車場造成のために,エンジンチェーンソーは必須だ。傾けただけでエンジンが止まる傾向があり,メンテを実施して,幸い,西端の切り株をバッコンできた。しかし,力は十分でなく,チェーソー刃だけ磨きツノ高を下げるプロセスを怠ったことが原因かも知れない。アラカシも固い。

 1回目は良かったが,2回目では,またエンジンがかからなくなった。エンジンがかかってもアクセルをさわった瞬間,エンジンが止まる。田中工業のパワーメイトPMS-290の説明書をタニハから自宅に持参して今,見ている。
p. 15-16 の故障点検法を見ている。

 一応,次にpp. 10-16を掲載する。

図30 点検準備
図31 点検準備のつづき
図32 手入れと保管,故障点検法 1. エンジンがかからない
図33 2. すぐ停まるなど

 エンジンが,かかりにくい。かかってもすぐ停まる,というような現象で,共通の,気化器の調整不良がある。(p. 12) 気化器は工場からの出荷時に調整されているので,基本的にはさわらなくて良いようだ。図4(本ページの写真)の,プライミングポンプとチョークボタンの右下にあるダイアルによって調整するらしい。刷毛で掃除中に動いた可能性があるので,p. 12の方法で一応,動かしてみよう。

 実行したことがないので,p. 13にあるように,燃料フィルターとオイルフィルターをガソリンで洗ってみよう。プラグはヨドバシに今注文中で,今日か明日には郵便局から届くので,一応,交換しておこう。

以上

追記 Mar. 9, 2023: 図34のように,ヨドバシから届いたスパークプラグを交換した。元のものも問題無いとは思う。全然端子が濡れていない。図35のように気化器のネジは深い場所にあって,掃除で動いたとは思えない。図35のように,切り込めない。切り込み部分が,油汚れと摩擦で黒く変色している。
 どうも,チェーンの向きを逆にしているようだ。ツノも刃も研磨したが,向きが逆であったような。
 大型の電動チェーンソーも平松台の方に譲った。

図34 スパークプラグ交換
図35 気化器の調整ねじ部分?
図35 チェーンソーと切れ無い根茎

以上。

追記 0:19,May 11, 2023: 昨日,ソーチェーンを確認したが,図36のように,方向は正しかった。もう素人からすると,目立てはできないので,ソーチェーンのサイズを測って,新規に購入しよう。

図36 ソーチェーンの向きは正しかった。

以上。